SAT 真の患者利益のため予防歯科を中心にした歯科医療へ

歯科界の常識を超えるためのパブリック・コメント

歯科界の常識を超えるための
パブリック・コメント



NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」~ぶれない志、革命の歯科医療が放映されました 「カンブリア宮殿」に熊谷崇が出演しました 日吉歯科診療所 あしたのコミュニケーションラボ

歯科医療機器メーカーとしてできること

2016年6月
株式会社ナカニシ
代表取締役社長 中西 英一


株式会社ナカニシは、今年創業86年を迎え、現在国内に1,000名、海外に300名の社員を擁しています。歯科用回転機器では、全世界のユーザーやディーラーの皆様のご愛顧により、お陰さまで世界シェアNo.1になっております。


当社は虫歯を削るタービンなどの回転機器をメインで製造してきましたが、1998年の時に、歯科医療で将来よりいっそう重要で必要なものは予防歯科(メインテナンス)だと思い、メインテナンスに必須な超音波スケーラーの開発を開始し、2000年に「バリオス」という製品を世に出しました。その開発途中、当時から予防歯科では第一人者であった熊谷先生に、どういう超音波スケーラーが必要かと教えを請いに酒田に行きました。それ以来、熊谷先生とは懇意にさせて頂き、様々なご指導を頂いてきています。


その中で、そういう歯科医療機器製造を生業としている会社として、社員の歯の大切さに対する意識がどうかと考えた時、その低さに愕然とし、会社のトップとして責任を強く感じました。事実、会社として、社員に対して、しっかりと歯の大切さを啓蒙してきませんでした。そのため、当社の社員の歯の健康状態は世間一般並みか、下手をすると悪い状態になっていました。また、喫煙率も高い状態でした。


熊谷先生が酒田市で30年以上続けてきているメインテナンスを中心にした歯科医療の結果、酒田市民の歯の健康状態のレベルは、国内ではダントツトップを誇っています。その事実を知り、また、熊谷先生から歯科医療のあるべき姿をいろいろとご教授頂き、歯科医療界に携わるメーカーの責務として、まずは社員の歯の健康状態を良くすること、できれば、世界一にしたいという気持ちになりました。我々の活動が、社員だけに留まらず、今本社のある鹿沼市の市民全体、そして栃木県全体へと広がっていくと思いました。一人の社員の裏には、家族が平均4名、近い親族で仮に6名、計10名いると想定すると、社員が1,000名として10,000名へ波及できる可能性があるわけです。会社が動くことの力がここにあると思います。


同時に、社員の歯の健康は間違いなく体の健康に直結します。そして社員の健康は、会社の業績に大きく関係します。社員の体調が悪いと、業務の効率が下がりますし、下手をすると業務がストップしてしまいます。当然ですが、不健康であれば、気分も晴れず、精神も集中できませんから、クリエイティブな仕事はできませし、革新を起こそうとする気力が出ません。また、人との質の高いコミュニケーションは期待できません。昨今、各企業が「健康経営」を大きく唱え始めていますが、当然の流れだと思います。なぜならグローバル競争に勝ち残るには、革新(Innovation)、効率(Efficiency)そしてコミュニケーション(Communication)がキーワードだからです。


上記の背景を元に、当社も「健康経営」を掲げ、下記のアクションと施策を2015年9月から開始しました。


1. 健康増進室の新設 

2. 全社員対象にした歯の健診の実施

3. 全社員へのメインテナンス費用の負担援助(一人当たり年間15,000円)

4. 東京大学大学院医学系研究科 公衆衛生学教室との共同研究(社員の口腔の健康と全身健康の長期的な相関関係を解明)


これからも、当社ナカニシは、人類の歯の健康、そして全身の健康を促進し、健康寿命を少しでも延長できるように、歯科医療機器メーカーとしてできることをブレずに長期的視点を持って、やっていきたいと思っています。