SAT 真の患者利益のため予防歯科を中心にした歯科医療へ

歯科界の常識を超えるためのパブリック・コメント

活動報告



NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」~ぶれない志、革命の歯科医療が放映されました 「カンブリア宮殿」に熊谷崇が出演しました 「未来世紀ジパング」に熊谷直大が出演しました 日吉歯科診療所 あしたのコミュニケーションラボ

歯科関係者感想

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つきやま歯科医院

歯科医師 築山 鉄平

取材期間が4ヶ月くらいだと知っていたのでそれをこのスッキリした量にまとめられたのはかなりのご苦労あったのではないかと実感しました。専門家である我々もそうですが知識があるとつい全部をしゃべりたくなってしまう。それをぐっとこらえて本質的に伝えたい事に絞って伝える、そういう意味では今回の放送は非常に上手くいったのではないかと思います。最初のダンエリクソンの出演と音楽は鳥肌が立ちました。

一般の方→予防/メインテナンスの重要性が理解できたのでは。
一般の歯科医療従事者の方→表面的な『定期通院/メインテナンス』ではなく、本当の予防中心の歯科医療を行う難しさを理解したのでは。
オーラルフィジシャンの方→深く知っているが故に物足りない。今後は専門医療との連携、U-20(健康な小児の口腔育成)、EBDのありかたなどを継続して少しずつでも発信を行って頂けたらと思いました。

患者さんと、信念を貫く歯科医師との最初の葛藤も良く表現されていたし、『逃げない、ブレない』がよく伝わったと思います。3年前にメディカルトリートメントモデルをつきやま歯科医院が導入したときと、同じ葛藤をもってスタートした訳ですが、その記憶がフラッシュバックして来ました。今では唾液検査を含めたMTMは完全に定着して、苦もなくやれていますが気がつけば3年が経過して、導入当時に熊谷崇先生が『つきやま歯科の規模だったら3年かな』とお声かけしてくださった事が思い出されます。
一般的に最初は唾液検査が本当にいいのかどうか、規格写真が本当に必要かどうか分からないので、多くの受講者は今までの自分の主観性を重んじて色んな理由でそれらの検査を行わない傾向にあります。しかし熊谷先生はその葛藤を全て乗り越え、様々な手法を試して、結果を検証した上で『3年かな』『唾液検査なしではカリオロジーを教えられない』『地域社会を変える事が出来るのは地域の開業医だ』というコメントが生み出されているわけですよね。

今回の取材で患者さんは『それではどこの歯科医院を受診したらいいのだろう』と疑問を持った事と思います。取材を受けた、岡先生のところに電話が殺到したようでテレビの影響を強く感じたとおっしゃっていました。自分のところだけでは対応しきれないので福岡市でMTMを行っている医院を教えてもらいたいという相談がありました。個人的には何かMTMなりオーラルフィジシャンというキーワードがあってもいいのかなと思いました。しかしこれは番組のフォーカスをぼかしてしまうので、ジレンマ。。ですね。

今回の目的が熊谷崇の『逃げない、ブレない』プロフェッショナリズムと予防/メインテナンスの意義を伝えるという事に絞っては大成功だったと思います。次回はまた違う主旨で多方向から歯科医療の本質というものを特集して頂けたらと思います。

11月から日吉歯科医院でも行っている患者教育セミナーを築山雄次理事長が行っていく予定です。つきやま歯科は日吉歯科の完全コピーに近い物がありますが、質や実情を伴うという意味ではこれから再検証が必要なので、その上で地域性に合うような歯科医療を提供していきたいと考えています。番組のディレクターさんが『なぜ都市部で田舎でしか通用しないと言われて来たMTMが成功しているのかどうか知りたい』とおっしゃっていましたが、健康になりたいと思う国民の気持ちは地域差がないと思っています。それを貫く信念、覚悟、それからその地域にフィットした創造力が必要なのでしょう。中国の格言に『病を治すは下医、人を治すは中医、世を治すは上医』と言う言葉がありますが、我々はまだ中医だと思います。いずれは熊谷先生のような世を治す、社会に本当の歯科医療、本当の口腔健康に気づいてもらえるような役割を果たす事ができればと思います。

奇しくもこの番組の後に『医療、ビッグデータ』の特集予告が放送されていたように、より一歩進んだ健康や疾病への介入という時代が訪れる事を示唆されていましたが、その観点からもこの熊谷崇特集はフィットしていたのではないでしょうか。考え過ぎでしょうか(笑)
今後とも我々オーラルフィジシャンの活動にご注目頂けると幸いです。またの機会を楽しみにしております。