SAT 真の患者利益のため予防歯科を中心にした歯科医療へ

活動報告


オーラルフィジシャン・チームミーティング2013

開催内容


2013オーラルフィジシャン・チームミーティングは4つのパートから構成されています。 職種を問わず、参加した各医院のスタッフができるだけ多くの学びを得られることを目的としてプログラムは作成されました。


■日程表

日程表

◆Current and Future of Prosthodontics/ How can we survive?
タフツ大学歯学部教授 平山 洋先生


タフツ大学歯学部教授 平山 洋先生1つ目のパートはタフツ大学歯学部(米国)教授の平山洋先生によるご講演です。平山先生は25年前に渡米され現在タフツ大学歯学部のPost Graduate Prosthodontics Programのディレクターを務められています。米国でもトップクラスの教育者であり臨床家でもある平山先生に日本と米国の歯科医療の教育、制度の違いをベースに、日本の歯科医療の未来への提言をおこなっていただきます。


◆講師略歴

1977年、九州歯科大学卒業。勤務医、開業を経て、1987年渡米。その後、タフツ大学歯学部で教鞭を執り、1994年よりDirector of Graduate and Postgraduate Prosthodonticsを務め、2002年にタフツ大学歯学部教授に就任。現在に至る。米国歯科補綴学会ボード認定医。


◆講演抄録

世界経済の沈滞は多くの歯科医師の人生を難しくしている。歯科の未来はどうなるのであろうか? 私たちは未来に向かいどのように準備をすればいいのであろうか? 果たして専門医教育とは何なのだろうか?
“Digital Dentistry”とは何なのであろうか? デジタル化は私たちにどのような影響を及ぼすのであろうか? 審美的な口腔内はどのように患者の生活に影響するのであろうか?
私たちは日常生活において毎日多くの質問を抱えている。しかし、困難な時期だからこそ、未来へ向かい違いを作る事ができるのである。

このプレゼンテーションを通して参加者は以下のことを学ぶことができる。


1. アメリカのGPと専門医
2. タフツ大学の補綴専門医教育
3. アメリカの補綴専門医の現況と補綴治療の未来
 ①審美性と機能性の調和
  このパートでは審美性と機能性の適切な関係性を解説する。

  これにより問題発生の予防と良好な治療結果を得ることができる。
 ②ケルン国際デンタルショー
 ③デジタル補綴治療:

  〜私たちはどこまで進んでいくのか?

   デジタル化が歯科技工にどのようにインパクトをもたらしたのか?〜
  このパートでは現在のCAD/CAM技術とデジタル口腔内スキャンについて解説する。

  さらに未来のデジタル補綴治療の流れも解説する。


◆Orofacial pain - What you need to know as a practicing dental team.
マルメ大学歯学部教授 Thomas List先生


マルメ大学歯学部教授 Thomas List先生2つ目のパートはマルメ大学歯学部(スウェーデン)教授のThomas List先生によるOrofacial Pain(口腔顔面痛)、TMDに関する講演です。Thomas List教授はスウェーデン、マルメ大学の顎口腔系生理学講座のチェアマンであり、生涯・卒後教育プログラムのディレクターです。彼の研究業績はTMDを患う成人・青年患者の疫学研究、TMDと口腔顔面痛の診断とメカニズムに関する臨床研究、そして口腔顔面痛の疼痛緩和に必要な薬物療法、理学療法、行動療法を評価する介入研究と多岐に渡っています。Thomas List教授は90を越える論文と書籍の著者であり、国内外の学会と政府機関であるスウェーデン医療技術評価協議会で専門家としての役割を務めています。
 本会では、ともすれば根拠があいまいになりがちな口腔顔面領域の痛みのマネジメントについて、最新の科学的根拠をベースにご講演いただきます。患者さんの長く変化に富むライフサイクルに寄り添う歯科衛生士、歯科助手にとっても、齲蝕や歯周病と共に基本的知識を整理しておかなくてはならない分野です。


◆講演抄録

口腔顔面痛の罹患率は人口のおよそ10-15%と報告されており、全ての年齢グループにおいて女性の罹患が多く報告されている。その中でも顎関節症(TMD)が最も頻繁に報告される痛みの病態であり、次いで非定型顔面痛、口腔灼熱症候群が頻繁に報告されている。 このようなケースで、患者は日常生活に支障をきたし、精神的苦痛を被るレベルの難治性、反復性の痛みを訴える。本講義では歯科医療従事者がTMDを診断するために必要な信頼性があり有効でかつルーティーンに使用できる臨床診査プロトコルが解説される。また、病態の評価方法、診断、メカニズムそして口腔顔面痛の治療が症例を通し解説される。本講義の目的は口腔顔面痛領域の知識のアップデートとこれらの病態のマネジメントに必要な、エビデンスに基づいたアプローチを解説することである。


◆Evidenceに基づいたGP診療室における歯科医療


3つ目のパートは「Evidenceに基づいたGP診療室における歯科医療」と題し、歯科医師およびオーラルフィジシャン診療室で勤務するスタッフ(歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手)を対象とし、日常臨床において必要な知識を最新の科学的な根拠をベースに獲得することを目的としています。本年は3つのテーマについて、オーラルフィジシャン診療室に勤務する専門医、GPがプレゼンテーションをおこないます。


◆地域を変える診療室の一員として働くことの誇りと喜びとは


4つ目のパートは、「“途上国から世界に通用するブランドをつくる”。その信念のもとで、現地の素材を生かし、現地の人々と一緒にバッグを作ってきた」山口絵理子さんに御講演を頂き、我々の仕事の価値、働くことの楽しさについて皆で考えます。女性の働き方や世界を舞台にする事を学び、日本の歯科医療の現状と日吉歯科の取り組みから今後の歯科医療の在り方を考え、オーラルフィジシャン診療室の一員として、医院の全てのスタッフが本当の患者利益を実現するための歯科医療を提供するために働くことの誇りと喜びを再確認することを目的としています。


株式会社マザーハウスWebサイト


■写真(写真をクリックすると写真が拡大されます)


■受付・開会
オーラルフィジシャン・チームミーティング2013
■Current and Future of Prosthodontics/ How can we survive?
オーラルフィジシャン・チームミーティング2013 オーラルフィジシャン・チームミーティング2013 オーラルフィジシャン・チームミーティング2013 オーラルフィジシャン・チームミーティング2013
■Orofacial pain - What you need to know as a practicing dental team.
オーラルフィジシャン・チームミーティング2013オーラルフィジシャン・チームミーティング2013オーラルフィジシャン・チームミーティング2013
■100年計画診療室におけるチーム医療
オーラルフィジシャン・チームミーティング2013
■オーラルフィジシャン診療室の取りくみ
オーラルフィジシャン・チームミーティング2013
■2014年マルメ研修告知
オーラルフィジシャン・チームミーティング2013
■Evidenceに基づいたGP診療室における歯科医療
オーラルフィジシャン・チームミーティング2013オーラルフィジシャン・チームミーティング2013 オーラルフィジシャン・チームミーティング2013 オーラルフィジシャン・チームミーティング2013
■地域を変える診療室の一員として働くことの誇りと喜びとは
オーラルフィジシャン・チームミーティング2013 オーラルフィジシャン・チームミーティング2013オーラルフィジシャン・チームミーティング2013 オーラルフィジシャン・チームミーティング2013 オーラルフィジシャン・チームミーティング2013
■閉会
オーラルフィジシャン・チームミーティング2013
■閉会
オーラルフィジシャン・チームミーティング2013 オーラルフィジシャン・チームミーティング2013

◆感想


Dr

  • 昨年医院の増改築を行い「小児・矯正ゾーン」を独立させた。カリエスフリーの子供達を増やし、その子達の口腔の健康を生涯に渡り守っていきたい。しかし、まだまだ課題が山積みで毎日がんばっています。専門医との連携についても、矯正専門医、インプラント専門医と行っているが地方都市(浜松)ではENDOやPrioの専門医はおらず、かといって子供もいません。日本の歯科医療については毎日なやむことばかりですが、少しでも変えていかなければ、将来がありません。100年先まで考えられている熊谷先生には「まだまだもっとしっかり考えて歯科医療に取り組みなさい!」との励ましを頂きました。DH達には徳本さんの話が大いに刺激になったみたいです。
  • 午前のセッションではEBDに基づくワールドスタンダードな診療の重要性について再確認できた。日本の保険制度の中、どの様にしたら良いのか悩む事も多いが、保険のせいにするのではなく、もっと本質を追求していきたい。山口さんの笑顔、素敵でした。大変な苦労をされて今日に至っているのに、夢や目標がはっきりしていて、それを感じさせない人でした。恵まれた日本で生活し、仕事をしている。私は歯科医療をもっともっと誇れる仕事にしていきたい。そして、スタッフにも誇りと喜び、やりがいを与えられる医院にしていきたい。がんばります!
  • 平山先生の専門治療の話をうかがいました。私達が日ごろ行っている診療とは全く違う。今、歯科界では、いろいろなセミナーがあり、勉強会・グループがあるが、はたしてそれが本物かどうかはわからない。システマチックに診断、治療方針などできているというのは、うらやましいという思いもある。徳本さんのレクチャーには、いつも元気をいただきます。オーラルフィジシャン型の診療室をたちあげて6年ほどたちます。徳本さんのレクチャーをきいて、果たして当院は、ナーンチャッテ○○○では、ないのか」と心配になりました。今一度、初心に戻って見直していきたいと思いまし。
  • エビデンスに基づいた診療の具体例を見せてもらえました。文献をベースに治療を行うという習慣がないのが現状です。英語という高い壁がありますが、院内勉強会では、やってみようと思います。若い歯科医師には、是非これからの日本の歯科医療の質を上げていただきたい。エールをおくります。
  • 私は卒後3年目のDr.です。平山先生の補綴の未来、今後についてのお話、Thomas先生の「痛み」についてのお話はとてもわかり易くとても勉強になりました。1日目のお話の中で、1番印象に残ったのは、同じ3年目の幡野先生の話です。やはり私の周りでも「自費診療をどれだけやっているか」「働いている医院をやめた」「違う職業に変更したい」等の声が聞こえてきています。3年目になると診療の中で患者さんに対して「もっとこうすれば良い治療ができたのに」という事が増えてきました。そうすると自分の中で「患者さんに申し訳ない、自分はDr.に向いていないのでは?」と考えることがありました。今回の講演の中で熊谷先生の「私達は免許を預かっているのであって、勉強すること(学ぶこと)をやめる時は免許を返す」という言葉を聞いて、熊谷先生が一生勉強が必要だと言っているのだから、自分は後悔よりももっと患者さんのために勉強しなければ!と心の中が晴れた気がしました。これからの自分のあり方について自信を持って診療できるよう、頑張りたいと思います。
  • 午前中の講演はエンド、カリオロジー、ぺリオの基礎的なお話が聞けて明日の診療から早速使える事ばかりで、とても楽しく聞けました。Hidden Cariesは私もたまに出会う症例で、一見したら齲蝕と分からないので、デンタルを見て驚くことがありました。原因はいまだに分からないと聞いて、定期的に診ていく、検診の大切さを感じました。山口絵理子さんのビデオの中で、小学生たちに鶴を折らせている場面がありましたが、「最初の一番いい鶴を同じクオリティーで100個作るというのはとても大変」と言っていましたが、歯科でも毎回違う患者さんに、その人にあった一番ベストな状態を考え治療するのは、技術、知識、意欲の全てがそろわないとできないことで、やはり大変さを感じました。どの職業でも、土台となっているのは、働く人の意志、意欲だと思います。私はどんな人にでも誇られるよう、ぶれない目標をしっかりと持って頑張りたいと思います。
  • DrとしてCAD/CAMによる今後の治療形態の変化に興味を持ちました。
    2部のトーマス先生のOrotacilPainTMDの発表もとてもわかりやすいと思いました。反面、平山先生トーマス先生両講演ともに、DHには難しいのかほぼ半数には理解できないのではなかったでしょうか? 夕方からの両名の講演は当院の新人Dr、DHにも理解しやすく心にしみこんだと思います。
    マザーハウスの山口さんには正直感銘を受けました。久しぶりにすごい人に会いました。
    口先ばかりが目立って実際には何もできていない自分に対して、できない理由を口にするのではなく、行動して障害にぶつかり乗り越え続けることに勇気をもらいました。またがんばります。
  • 日吉歯科が以前から提言していた「専門医との連携」。このことがより必要と今回強く感じました。役割分担、連携の難しさはありそうですが、患者さんの口腔の健康を考えた時に必要不可欠であり、オーラルフィジシャンとして中心に立って、患者利益を提供していきたいと思いました。
    根管治療から補綴治療まで、実際の論文の使い方、EBDに基づいた歯科治療の実践をわかりやすく、提示していただき、大変勉強になりました。
    山口さんは決して器用に生きているとは言えないと思う。日本において周囲からみると、「何やってんだろう、もっと楽に生活できるはず」と思われるかもしれない。でも生きる意味を探し続け、これだと思ったら走り続ける。
    かっこいいです。ちょっとやそっとじゃ、めげてはいけないなと思いました。
  • 平山先生の講義は若い歯科医師のためのオーラルフィジシャン育成セミナーで熊谷直大先生より米国専門医の教育に対してのレクチャーを受けたことはありましたが、米国で専門医になるためには厳しい訓練、修業を達成しなくてはならず、それだけ専門性の高い良質な治療が求められているということをあらためて認識できました。中でも、補綴治療に対するリスクアセスメント治療マネージメントが行えるシステムがあり、GPと専門医との連携がスムーズにおこなわれているように感じました。どんな小さな処置に対しても自分がどこまでできる力量なのかを把握すること、また研鑽を重ね、学び続ける姿勢を持ち、思ったり、考えたりしているだけではなく行動していくことの大切さを痛感しました。リスト先生の講義は慢性疼痛は患者さんも経過が長く、すぐに解決できないことが多いので、ずいぶんと苦労されている方が多いのだと思う。何十年単位でメインテナンスを行い、通院する患者さんにチームでアプローチして寄り添っていくことの大切さを再認識できました。講義はとてもわかりやすく、スクリーニングで使える2つの質問の仕方、GPが対応できる範囲、やるべきことをお教えいただいたと思います。大学教育で10%の時間を割いて教育が行われているということでしたが、日本ではどのくらいでしょうか、あまりとりあげられることも少ないように思います。国家試験対策におわれている大学教育のあり方が問われます。dentistryはtryじゃない、科学的根拠に基づいて実践をしていかなければ。頭で考えて、行動に移していくことの大切さを教えていただきました。山口さんのご講演で、現地の方が人として認められ、自分が作り手だという誇りを持って仕事をしているというお話で、それは各々の診療室に当てはまると思います。幡野先生、徳本さんの講演は日々の診療で実践されていること、そこから感じられたことをお話いただいたので、共感させていただいた。院長が真の患者利益を追求して歯科医療の価値を変えたい、変えようとして取り組まれてきたこと、そして、結果が出てきていること、さらに発展していこうという心構えをお示しいただいた。徳本さんがお示しくださったMTM失敗例のポイントはとてもわかりやすかったです。とくに再評価2が欠けてしまうということについて自分の力量を測れるところがこのタイミングだということも再認識できました。一つ気になったのがサリバテストです。現行のリスクアセスメントできちんと使えるものという意味でカリオグラムと一緒に患者さんの教育ツールとして活用することは良いと思うのですが・・・Dentcult SMは刺激唾液によって舌背に浮遊(落下)したミュータンス菌をひろっているので実際の口腔内の「傾向」を示すとみたほうが誤解しないのかと思いました。と申しますのも、同一被験者の唾液試料で検出できないがプラーク試料をMS選択培地に同じ条件で播種し、培養すると、唾液試料で検出できないがプラークでは検出できたものが複数ありました。もちろん、DentcultSMは口腔内細菌数と唾液中の細菌数に相関があること、臨床現場で応用しやすいことが長年使用されている理由なのだと思います。う蝕リスクとミュータンス菌は切れない関係にありますので、学位の仕事を早く終わらせてMS選択培地によるリスクアセスメントキット作製を行いたいと思っています。貴重なお話をたくさん聞かせていただきありがとうございました。
  • すべての医療において患者さんの背景、術前の診査診断、自分ができる技量を把握し、自分ができない事は専門医と連携すると当たり前の事を行う必要性を再認識できた。平山先生の治療計画の立案やEBDをベースにする治療、当たり前の事を当たり前にできない今の保険診療の枠を乗り越えた治療を多くの患者に提供できるようがんばりたいと思えた。
    山口さんのご講演を聞かせていただいて、非常に感動させられました。人は壁に当たったとき乗り越えるのは大変だが、乗り越えないと選択もあり、これほど楽な逃げ道はないけれど、それでは自分の成長は無いと思います。これから自分にはたくさんの試練や壁があると思うが自分も一つ一つがんばり乗り越えようと思います。2日間大変有意義なセミナーで今回スタッフと来ることにより、明日からの診療の糧となるすばらしい内容で来年も成長した自分やスタッフと参加できるようにがんばります。
  • 一日目:熊谷先生、直大先生から見せていただいたり、教えてもらっていたことの再確認ができて本当にすばらしい時間をすごすことができました。TMDの考え方の整理ができて非常に良かったです。GPとしてできる仕事、より専門性の高い仕事の整理ができました。まずは自分にできる仕事をしっかりして、必要に応じて技術を高め、より専門性の高い仕事もできるように、常に向上心を持って学び続けたいと思います。
    二日目:午前中の講義もすばらしかったですが、Mather houseの山口さんの話は心に響きました。できないことの言い訳ではなく、いかに実現できるかつねに考えて前に進みたいと思います。本当に感動して山口さん本人から話が聞けてよかったです。Krのために本当に必要なことのために進み続け、問題が起こらないようにすることではなく、失敗から学べるようにしていきたいと思います。
  • 1日目:どの講演もとても興味深いものでした。とくにリスト先生のTMDのお話は、楽しみにしていた講演だった1つでした。1日目の講演者の方々のお話で共通して出て来た「チーム医療」というキーワードから感じたことを書こうと思います。
    私は日吉歯科において、GP、各専門医、DH、DT、受付による医院内でのチーム医療を、現在は 矯正歯科の診療室において、専門医と他の医院のGPや他の専門医との連携、協力を学んでいます。以前研修を始めた頃、U20の専門医であるふじ子先生と矯正専門医である伊藤先生から「お互いそれぞれの専門分野があるDr同志が協力して患者さんに対応していく場合には相手の専門分野についても知る必要がある。
    共通認識、知識がないとディスカッションできないし、協力することはできない」というお話を聞きました。なのでふじ子先生も伊藤先生も互いの専門分野を超え相手の専門分野についても勉強し、認識、知識を共有し、今こうやってチームとなり、多くの患者さんに対応しているということを知りました。私の研修の意識もここにあると思います。私の目標は「1人でも多くの健康な口腔をもった子供たちを育てる」U20の専門医になること、そういう診療室を作ることです。全員が、口外、ホテツ、歯周、矯正などの専門医が必要な訳ではありませんが、子供たちの成長を見守っていく中で、そのような専門医の協力が必要な患者さんに対し、適切な時期に適切な対応が行えるように、チーム医療が行える技術と知識・環境を整え、常にアップデートし続けていかなければならないと思います。また、チーム医療で難しいのは「ただの紹介」ではないということです。同じ目標や価値観を共有しているDrやスタッフとでないと真の協力が行えないということです。
    「長く患者さんと付き合っていく医療」を私は選択しました。その責任は重大だと思います。今は、U20のふじ子先生、矯正の伊藤先生、そしてホテツの直大先生が、患者さんについて話をされている場面を見ます。それぞれの分野のスペシャリストが同じ理念でタッグを組んでいる風景です。自分にも患者さんを、より健康にするための医療が行えるように研修をがんばっていかなくてはとその風景を思い出しながらあらためて感じました。
    山口さんの講演を聞き、涙が出ました。
    全く違う職業の」ちょっと遠い世界にいる方のように思っている所が実はあったのですが、プレゼンテーションの中に出てくるいくつもの言葉や山口さんの体験がとても心に響くものでした。と同時に、恥ずかしくなるところもありました。U20専門医を目指す修行中の自分に響いたのは、壁にぶちあたったときには、なんのためにやっているのか? なんでここにいるのか? と考えるということです。将来スタッフを引っ張っていく立場になる自分に響いたのは、バングラデシュのスタッフの誇りにみちたえがおです。自分も含め一緒に働く仲間が一緒の夢を抱き目標をもち、1人1人の患者さんに真剣に向き合っていく誇りを持った職場づくりをしたいなとも思いました。
  • 9:00からの平山先生の講演では、補綴についてのたくさんのチェックポイントを教えていただきました。先生の症例を見せていただき、私ももっと精度の高い補綴ができるように勉強していきます。」
    午後の講演では、幡野先生の100年計画診療室における日吉での取りくみを教えていただき、勉強する環境がそろっていることが必要であること、仕事上の価値観が統一されていること、また、院長が機会あるごとに考え方、目指す方向を示すことで院長を理解し、医院としてやりたい方向性を指し示すことができるんだと解りました。
    現在、継続して徳本さんのセミナーを受けている当医院としてとても考えさせられました。自分で考えて自分で仕事することの大切さを再確認しました。
    山口絵里子さんのお話を伺って感動して涙がでました。あんなに危険な国に単身で行き、言葉も違う人と一緒に仕事をしていることに驚きました。鶴を子供に折らせて、仕事をすることの楽しさを子供たちに教えているやり方にも沢山のヒントがありました。段々と子供たちが自分の意志で考えてステキな鶴を作れるようになっていくことが、とてもうれしかったです。
    私は中2の息子がいるのですが、現在いじめにあっています。色々と家族で話し合いながら、解決法をみつけようとしています。山口さんのお話を聞いて、息子も私達ももっと強くなって1つ1つの事に向き合わなくてはいけないと思います。

DH

  • 日本と海外の違いに驚かされることばかりでした。まず驚いたのが、審美的要望の高さです。そんなに気にならない症例なのに、矯正をし、補綴を入れ替えて機能と審美を取り戻した際には、やった甲斐があっただろうなと思いました。そして日本との最大の違いが歯科に対する価値観です。海外では矯正や予防は当たり前のこととして捉えられていて、就職にも響くことには、大きな衝撃を受けました。日本の歯科医療は国民からまだ重要視されていないので、まず医院のある地域から少しずつ広めていかなくてはという使命感にとらわれました。
    幡野先生のプレゼンは私たちのレベルに合わせてわかりやすく説明して下さり、今後の課題が明確になりました。徳本さんのプレゼンもDHとしてまだまだ足りないことを教えられました。患者利益を考えていたつもりが、自分の利益に走りそうになっていたので、自分を戒め、論文を参考にスパイラルアップしていかなくてはと思いました。
    1日目に引き続き、2日目も幡野先生のお話は分かりやすく、かつ論理的で素晴らしかったです。日野浦先生の講演は初めて聴かせていただきましたが、ユーモアのある先生で楽しく聴かせていただきました。感染象牙質の切削は今後のメインテナンスの成功を握っていると言っても過言ではありません。DHは直接術技できませんが、こういった知識はきちんと身につけておくべきだと思いました。築山先生のお話を聴いていると、やはり専門医もなくてはならない存在だとあらためて考えさせられました。DHにはSRPの限界があり、GPにも治療の限界があります。そこを可能にしてくれる専門医もスタンダードになる時が楽しみです。加藤先生のプレゼンはいつもの熱のこもったもので山口さんの紹介も良かったです。
    山口さんのお話は涙なしには聴けない話で感動しました。若い女性が一人でバングラディッシュに行き、会社を作るまでの話を初めて聴きました。たくさんの苦労をして何度も挫けそうになったと思います。でもそんななか、やり遂げた山口さんのバイタリティーには驚きと同時に感動を与えられました。山口さんに比べると私の悩みは小さく簡単に解決してしまうことばかりで悩んでいる自分が恥ずかしくなりました。
    今年で5回目の参加になりましたが、毎回の質の高いプレゼンを聴かせていただき勉強になるのと同時に初心にかえることができます。
    患者の利益を考えなくてはいけないのに、歩合となるとどうしても自分の利益を考えずにはいられなくなります。しかし、今回の講演を聴いてあらためてそれではダメだと思いました。患者の利益を考え純粋にMTMを行うと自ずとそれに成果がついてくるのだと信じ、明日からの診療に励みたいです。
    今回も素晴らしいチームミーティングの準備、運営をありがとうございました。来年のチームミーティングも楽しみにしております。
  • 2回目のチームミーティング参加、とても楽しみでした。当医院も日吉歯科で行われているMTMを実践し、それをベースに患者利益のある質の高い医療を提供しようと毎日頑張っております。DH歴5年目の私は、経験や症例数、患者との信頼を得るということの大変さを、最近は更に実感しています。まずは私自身が学ぶという事、普段の臨床での記録をとり、データを集めることが、DH人生10年、20年、30年先を大きく成長させる基本だと思いました。人の健康を守るということに携わる素敵な仕事、絶対に一生続けて、こういったシステムの歯科医院が増える日本に変えていきたいと思いました。
    治療をするという当たり前の医療の中で、エビデンスに基づく治療や診断が、日本の歯科医院はまだまだ未熟と感じました。日々の治療で考え、学び、実践、評価をするということを続けていきたいと思います。山口さんの話を、歯科医院の経営、スタッフ教育、重なることがあるなと思いました。お店、ぜひ行ってみようと思います。DH見学セミナーの復活をお願いしたいです。ぜひ参加させて頂き、日々の診療に生かしたいと考えております。よろしくお願いします。
    自分やお金のために立ち上げた会社じゃないからこそ社員の方からも尊敬され、信頼され楽しく誇りを持って一人一人が働けるのだろうと感じました。最後のみなさんの写真、とても感動しました。ぜひバングラディッシュの工場いってみたいです。
  • 内容はとてもシンプルで分かりやすいものでした。演者の方からは患者利益に対する思い、歯科医療に対する熱い思いを感じました。何よりプロ意識の高さにとても刺激をうけました。本来、齲蝕や歯周病は稀な疾患であるのにも関わらず、日本の現状が数十年変わっていない、国民の歯科に対する価値の低さは、我々歯科医療従事者のつくり出したものでもあると再認識できました。勤務して半年が経ち、自分に与えていただいている環境はとても恵まれていると感じます。半年間行ってきた医療に間違いはなかったですし、講演を聞き、今すべきことが明確になり、そのために必要なことも見つかりました。真の患者利益のために、1つ1つできることを増やし、加藤先生の元でこの歯科医療を体現していこうとおもいます。
    「選択と決断」「目に見えるところではなく見えないところに大切なものがある」セミナーを聴講してこの言葉を思い出しました。これは日吉歯科診療所の先生からいただいた言葉でした。昨年までの自分は仕事に対しての違和感やもやもやしたものが心に残り、自分のやりたい医療と目指す医療のギャップに悩む日々でした。選択と決断をして、今は自分が心から納得できる医療ができる環境にいられることに感謝しています。日本の保険制度と実際の臨床とのギャップもありますが、少しずつ栃木の地に口腔の健康に対する意識が感じられるようになってきました。様々な壁にぶち当たることは沢山ありますが、考えることができる様になり、壁を越える度に私は成長できると信じ、頑張れる自分に変わってきました。以前の私は日本の歯科医療を変えると言われてもピンときませんでしたが、今ならできる気がします。忘れかけていたものを思い出させてくれた2日間でした。涙腺がゆるみっぱなしでしたが、患者利益の追求のために臨床データを蓄積し、またフィードバックを行うことはもちろんですが、明日から同じビジョンを持ち、スタッフ一丸となり頑張っていきたいと思います。
  • 平山先生のお話の中で「歯科の仕事は減らない」と聞いて興味をもった。データーの中でもスウェーデンではう蝕予防により残存歯数が多いがDMF、特にF歯が増加していると聞いて驚いた。歯が存在する以上、仕事は減るどころか長期に残せるように勉強したり色々な治療の技術が必要なことに気づけた。口腔顔面痛についても、自分も思いあたる部分があることを思い出した。患者さんにも気づけない、または誰に相談したらいいのかわからない人がいるかもしれないので、自分から聞いてあげられるようになりたいと思った。性差、思春期などの年齢差などDC/TMDのレビューを読んで知識を深めておきます。
    チームミーティングでは歯科以外の話を聞けることが楽しみの一つでもあります。確かにEBDからの知識や技術も大切ですが、他の業種や仕事に対する考え方などが聞けて勉強になります。仕事を楽しむという姿勢を忘れていた気がします。山口さんは自分を信じ、他人も信じて、それぞれの役割を常に考えることができる人なんだろうと感じた。私は・・・自分の役割は? そこを考えることを避けています。仕事や人生を楽しめるようにちゃんと考え直さなければいけないと感じました。この気持ちがいつまで続くかわかりませんが・・・
  • 今の院長先生にお世話になり5年になりますが、私自身、出産、子育てもありまして山形にはなかなか来ることができず、今回が初めての訪問になります。私以外の若いスタッフは毎年のように日吉のセミナーに通い学んだことを即医院に持ち帰り、行った事のない私や他のスタッフに的確に伝え、日々MTMに取り組んでおります。開業当初、院長から渡された熊谷先生の「クリニカルカリオロジー」の、ぶ厚い本は始めは何の事かさっぱりでしたが、今ではいろんな事がリンクして何か行き詰るとそれを呼んで参考にしています。
    今日の感想は、とにかく自分の目で見れてよかったなあ、の一言です。院長や若いスタッフにも感謝したいです。
  • 今回私は初めてチームミーティングに参加させていただきました。ひかり歯科に入社し1年半が経過し、MTMに対する今現在の問題点改善点がはっきりしました。特に日吉歯科衛生士 徳本美佐子さんの講演は大変勉強になりました。最初は流れを覚えたり確立するよりまず実行!といった感じで今ひとつ患者さんのためというよりかは、1人1人終わらせることで精一杯でした。頭ではわかっていても、実際にきちんとできているか? 再評価②をきちんとしないとそこまでの過程や予後まで変わってしまうということ、やって終わりでは意味のないことになってしまいますので患者さん1人1人を考えて、MTMの流れに沿ってもう1度あらためて整理しなおそうと思いました。講演⑦ぺリオ「科学的根拠に基づいたプラークコントロールの意義、SRPの限界」築山先生の講演は大変印象に残りました。歯石があるだけでなく、きちんとした歯周ポケットの診断、過去と現在を加味し診断をし、未来を考えて予後を考える。口腔内だけでなく、患者さんの生活背景を知ることは大変重要なこととは思っています。歯科衛生士とは、患者さんの口腔内の健康を一生涯共に管理し、予防、歯肉の改善が見られれば一緒に喜べる職業だと思っています。時には人生相談のような時間にもなります。信頼してもらい、患者さんの立場になって協力しあいながら進めていけたらと思います。ますは、あらためて先輩DHにプロービングを見てもらい勉強しなおしたいと思います。定期的に試験を行っていることもおどろきました。院長をはじめ、Drや受付まで一緒にうけていたことは、当院ではないことなので相談しながら取り入れていけたらと思います。
  • 平山先生の話では、アメリカと日本の考え方の違いにこんなに格差があるんだと思いました。アメリカの人達は借金をしてでも歯を治療しにくりと聞いてびっくりしました。日本人は歯の大切さの位置づけがまだまだ低いなと感じました。オーラルフィジシャンの診療所として、私たちが患者さんに伝えていかないといけないんだとあらためて思いました。トーマス・リスト先生の話された口腔顔面痛についてではそういう患者さんが来院された時の進み方や診断の仕方など初めて聞くことが多く勉強になりました。診断をするには、誰がどこでやっても同じ結果が出るDCITMDという検査のやり方があるんだと知りました。徳本さんには去年のオーラルフィジシャン育成セミナー受講中から8月までお世話になりとても勉強になりました。まだまだMTMがシステムとして確立はしていませんが、基本的なことがら教わることができあらためてお礼をしたいと思います。今日お話を聞いたことで頑張らなければと思いましたエンドの話では、失活歯は歯牙破折しやすいということ、私は自分自身で経験してしまったので、インレーよりよりクラウンのほうが良いと気づきました。それプラス、スプリントも必要なんだなと思い、失活歯が多い患者さんで必要性があればすすめていかないといけないなと思いました。日野浦先生の話は私たちには直接的には関係がないですが、話が楽しくわかりやすかったです。う窩になってしまったら先生に治療してもらわなければいけないけど、私たちは初期の段階で見つけ、再石灰化をうながすようなことをしなければいけないんだと思いました。山口さんのお話は淡々と話されていましたが、内容がすごすぎて「絶句」という感じでした。私と同じ年でこんなに力強い生き方をされていて、我をふりかえり自分はなんてのほほんと生きてきたんだろうと思いました。オーラルフィジシャンを通して私も山口さんのような芯のある女性として働いていきたいと思います。
  • 柴田歯科医院自体がチームミーティングに参加させていただくのは今回で8回目ですが、私にとっては人生で2回目のチームミーティングでした。まだまだ新人の私ですが、前回の1回目とは全然違った気持ち、心構えで今回参加させていただきました。DHとして柴田歯科医院に勤めて2年目、毎日の診療でしばらしい先輩方の背中を追って何とか追いつこうとがむしゃらにつっぱしってきたつもりでしたが、どこかで本来のDHの仕事って何だろうと疑問を抱えていました。何で自分はDHをやっているのだろうと。しかし、1日目のチームミーティングでそれが新たに鮮明になりました。日吉歯科医院の幡野先生のお話を聞いて、職種は違えど学校で先生方が話していること、同期の友人で話をしても予防という言葉を無視ではないけど後回しにされる悲しさ、何となく共通する部分もあり、より身近に話を聞くことができたような気がしました。その中で私たち歯科医療従事者たちの本来の目的である「全ての患者が生涯自分の歯で食べ物を食べられること」というのは、原点に戻れたように感じます。患者さんたちに「ありがとう」と言ってもらえるうれしさ、やりがい、感動というのはとてもすばらしいものであり、その職業にたずさわれるDHになったこと本当に誇りに思いました。自分の追い続けるものが何かを見つめ直し、更に勉学、臨床に励みたいと心から感じるこができました。山口絵理子さんのお話を聞いて、自分が挫折しようとしたことがとてもちっぽけに感じました。熊谷先生もおっしゃっていた「人生は選択で決まる」という言葉はまさしく山口さんをさしているのだなと感じました。実際に自分が選択した人生まで成功する人が100%ではないと思うのが、その選択をなしたということがものすごい価値であり自分を成長させることができると感じた。話を聞く前と後でバックを見る目が変化した。それはかわいそうなんかではなく、とてもかわいらしく見えました。話を聞き最後に流れた映像を見て思わず泣いてしまいました。それは山口さんの情熱がとても心にひびいたからです。乗り越えた壁があるからその分強くなれるのだと実感しました。一歩踏み出す勇気と成功と失敗が生み出す定義から自分らしさを見つけ出すことそれをテーマに私もDHとしての仕事をまっとうできるようにしたいです。山口さんの言葉が私の心を動かしてくれたように私も「歯科」という立場から多くの患者さんを通して心を動かせるようになりたいと思います。2日間のチームミーティングを通して、また新たな気持ちが自分の中で生まれたように感じます。しかし感じで終わりではなくそれを臨床や人生に生かしていくことを目標にまた明日から診療に努めたいと思いました。
  • 抄録を読み、以前から気になっていた顎関節症、口腔顔面痛について、疼痛の種類、患者さんの心はどうなのか? という所がとても印象に残りました。やはり、担当患者さんの中に、顎関節の痛み、頬から、頭にかけて痛みをいわれる方もおられ、痛みについてのみ、問診していることが多かったので、患者さんとのコミュニケーションをとり、心はどんな状態なのか知ることの重要性を学ぶことができました。1日目、後半の幡野先生と徳本美佐子さんの講演も現在も当たり前の様に行っているMTMの診療の真の考え方や、治療体制について見直すことができ、とても刺激を受けすぐにでも歯科医院に帰って診療をしたい気持ちになりました。1日目で患者さんの健康を守り育てることの大切さを確認でき、日頃行っていることは間違っていないと自信が持てました。午前中の3名の先生の講演聞き内容がとても濃くあっという間に時間が過ぎました。本来なら、歯科医師が治療を中心として行うエンド、カリエス、ペリオの歯科衛生士が専門学校でまとめて学ぶ部門をわかりやすく講演されて明日からの診療に役立つ内容でした。私自身この3部門については正直患者さんが納得してもらえる説明ができる力量はまだないので今後、知識の向上に勤めたいと思いました。
  • 私の中で、咬耗は治療が終了し、メインテナンスに入ってから、咬耗が起きてから対応するものだと思っていました。というか起きないとみつけられませんでした。私の診療所では初診時にアングルの分類ではみるのですが、ただ見ただけでうまく生かせていなかったような気がします。アングルが理解できていてもそれを生かす方法もわかってない、私の知識のつめが甘かったです。上顎の骨吸収が内側から起こってくること、右上76左上76分岐部病変のみかたがか変わりました。患者さまの情報を頭に入れて考えながら診療をおこなおうと思いました。口腔顔面痛のお話を聞いて、まず担当の患者さまの顔が出てきました。テレビで無痛分娩の話を聞いたことがあります。妊娠中に精神療法をうけてセロトニン効果をねらうらしいです。脳のしくみをうまくつかっていくと、こんなこともできるんだなと思いました。患者さんの話を聞くことや、日常くいしばらないようにアドバイスだけでなく、神経内科に紹介した方がいいか、など知識を増やさないといけないなと思いました。日本でメインテナンスに行っている人は2%とかなり少なく、この状態を作っているのは医療にたずさわる私たちがしてしまっているだと感じました。自分の中でカリオロジー、ペリオドントロジーを分かっている気持ちでやっていてもあらためて患者さんに伝えるのが下手くそだったり、まして知識がなかったりというのが言われているような気がしてしまいました。ライセンスを預かっている身として、英語の文献を読んでみたり本を買って今の知識をもっと確実なものにしていく習慣をつけようと思います。いつもあたりまえのように診療している内容が文献を引く事によって1つ1つの術式を確実なものにしていくことができる。すばらしいことだと思いましが、日常の診療をしながら勉強するにはしんどいなと感じました。でも壁を突破しないと自分の仕事に自信を持てないし悩む日々が続いていくんだと思うとやっぱりやらなければいけない、今までやってこなかった自分に反省しました。具体的に何の勉強からしたらいいかわからないので、熊谷先生の論文を和訳しながら読もうと思います。Drに質問して答えてもらうのではなく、「この論文では・・・」「私はこう思う」ってかっこいい相談をもちかけられたらなと思います。1時間ちょうどの講演だったので山口さんの一部しかわかりませんでしたが、ほんとうに自分の人生をチャンスにかえて活躍していく力がすごいなと思いました。ちょっとした先を考えずやっていく、ひっぱっていく行動力はうらやましいなと思いました。私は石橋をたたいて渡るような性格なのでちょっと考えをかえてみようかと思いました。昨日のセミナーは、私にとって内容が濃すぎました。酒田に行く前も公演中もホテルで泊まるときも寝れませんでした。ずっと興奮すると同時に反省させられる会になりました。
  • 補綴治療となるとDrの役割が中心になり、DHとできることはあまりないと感じていたが、その治療自体を成功させるためにはチームワークで取り組むことが大切だとわかった。治療に入る方の資料収集でリスクの把握、補綴後のメインテナンスにDHが十分関わることができるので、DHの専門性を高める必要がある。口腔顔面痛は検査方法がまちまちでそのため診断がバラバラになっている現状があり、統一した診断法、チームでのアプローチが必要。今回、2つの質問のスクリーニング、また治療法を選択する上で問診の大切さ、エビデンスを基準にすることを確認できた。オーラルフィジシャンのDHとしてMTMを実施していても、何かうまくいかない、結果が出せない現状に悩んでいたが、徳本DHのお話を聞いてDHとしてやるべきこと、考えるべきことをあらためて見つめ直そうと思った。仕事→患者利益になるように明日から動いていきたい。エビデンスに基づく診療を行うことは大切であるということは知っていたが、実際どのようにエビデンスを活かしていけばよいのか? と感じていた。正しい知識を持つことは、診療を確実に効果的に行う上で欠かせない。自分の持っている知識が正しいのかを常に確認すること、日々行っている診療の過程の1つ1つが理にかなっているのか考えることがまずはエビデンスを活用するのに求められる姿勢だと感じた。また必要なエビデンスを数多くある論文の中から的確に選び出す能力も必要。
  • •学ぶ気力を失ったときライセンスを返す
     学び続ける
     学ばないことは罪
     あらためて痛感しました。
    •夢を持つこと
    一歩前に出ることで可能性が広がる
    いつもできない理由を探していたし人のせいにしていました。
    今年6年目に人生で初めての挫折を味わいました。歯科衛生士を本気でやめようかと思っていましたが、今日でまた1つ考えを見直して一歩踏み出そうと思いました。来年6月に行われる日吉歯科でのDHセミナーに必ず参加します。まずは診療がスタートする日に向け、自分なりに考えをまとめ気持ちを新たにしたいです。
  • 本日の講演はアメリカやスウェーデンの歯科先進国の専門医の講演を聴くことができ、大変貴重な経験となりました。
    そして、日本の歯科がどれだけ遅れているかを感じました。国民だけではなく、歯科従事者までもが、歯科医療に対する意識レベルが低いということを痛感しました。
    日頃、ワールドスタンダードの視点から患者さんに医療を提供できることにDHとしてのやりがいと責任を強く感じました。また、徳本さんの講演では、私たちが行っているMTMの重要性を再確認できました。「難しいケースばかりやりがいを感じる」や「患者さんの口腔にばかり目を向ける」などDDSよりのDHのお話の時はドキッっとする事もありました。オーラルフィジシャン診療所で働くDHとして、自分の意識はもちろん、患者さんの意識を変えられるよう、また明日から努めたいと思います。
    日頃の臨床でおこなっている治療について、エビデンスに基づいての知識を学ぶことができました。チームミーティーングでよく使われる「EBD」について、その重要性を再認識できました。
    特にぺリオの分野においては、明日から臨床での判断基準として、本日の講演の内容をいかしていきたいです。
    山口さんのご講演では大変感動しました。「壁にぶつかった時に、できない理由を並べて一歩が踏み出せない」という言葉はとても耳が痛かったです。
    山口さんの講演を聴いたあとの「一歩踏み出さないことが失敗」という言葉は心を打たれたのと同時に、言葉の深さ、重みを感じました。臨床はもちろん、プライベートでも壁にぶつかったときは、今日の講演を思い出したいです。
  • 30年以上の長期メインテナンスの症例を見て、歯科衛生士という職業は本当にやりがいのある仕事だとあらためて実感しました。担当患者をもち始め約5年になりますが、これからも患者教育を日々おこない、健康を一緒に守っていくパートナーとして、すえ長く共に歩んでいきたいと思います。高校生、大学生で中断してしまう患者さんはやはり多く存在しており、メインテナンスよりも優先される物が出てしまっているのが現状です。それは私の患者教育が足りなかった事が原因です。どこに問題があり、改善するためには何が必要なのかをしっかり考え、今後に生かしていきたいです。ライセンスに恥じないよう、学び続けたいと思います。山口絵理子さんの講演にとても感銘を受けました。夢や目標を実現するためにはたくさんの困難があり、それをできないで終わらせずに、フィードバックをおこない新たな可能性を生み出していく志しの強さに尊敬しました。物作りでも医療でも同じ目標を持ち、信頼関係がなければ成功は難しいです。チーム全員が強い信念を持ち続けていれば、スタッフがスタッフを育て、スタッフが患者さんを育て、患者さんが患者さんを育て、必ず日本の歯科医療を変えれる時がくるのだろうと思います。
  • 幡野紘樹Drの「100年計画診療室におけるチーム医療」のなかで、歯のメインテナンス約¥5050より、ネイル月4万などの美容代にお金を使用する人が多い…という内容がありました。あらためて考えてみると、自分自身も日々の生活の中で“大切” “やりたい”と思う事にはお金をかけたり休日の時間を多く使ってでも苦にはならず充実感をもちながら行っているなと思いました。講演して頂いたどの先生方からも“デンタルチーム” “専門医”という重要なワードがでてきましたが、しっかりその事が患者さんに伝えることができたら正しくMTMにそったオーラルフィジシャン診療室として取り組むことができるのだなと感じました。ありがとうございました。Evidence Based Dentistryの重要さが分かりました。治療をする患者さんに説明するというときに、やっぱりしっかりした科学的根拠に基づいた知識がないと自信をもって患者さんに伝えられないですし本当に大切なことも理解していただけないと思いました。知識→実施する方法→実施(ワールドスタンダード、世界のルールで)はDrもDHもその他の全スタッフが意識をしながら仕事をおこなっていきたいと感じました。また、EBDに基づいた治療結果の蓄積をおこない、PDCAサイクルを繰り返すことで質の高い歯科医療を患者さんに受けて頂かないといけないんだと思いました。山口絵理子さんの講演も大変考えさせられることが多かったです。世界に目を向けて道を切り開いていくパワーは素晴らしいと思いました。人間として女性として魅力的でした。
  • 1番印象に残ったのは、幡野先生の100年計画診療室におけるチーム医療でした。最初の、女性がお金をつぎこむエステ、ネイル、美容室にかけるお金とクリーニングに出す金額、というより、そこに価値を見出しているか、ということにハッとさせられました。お口の健康を守ることは審美の面もありますし、それ以上に自分への有益な投資になるのに患者さんにまだそのことが伝わりきっていないんだなあと痛感しました。まずは自分たちの意識改革から始めたいとあらためて思いました。そして、徳本さんのお話もとても参考になりました。MTMを取り組みつつありますが、スムーズに行っている訳ではないので、とても参考になりました。特にMTMができないDHの意見とDrの意見は興味深かったです。再評価2の大切さについて気づかせていただきました。オリジナリティーに走りすぎる例えに、赤ちゃん(人間の)がゴリラの赤ちゃんになる例えはおもしろくてとても印象に残りました。私達も熊谷先生や徳本さんから教えていただいたことをむだにせず、患者さんが自分の歯に自信を持ってすごせるおてつだいをしていきたいと思います。1番最初のエンドの急患対応では、我々が有している知識は本当に正しいのか常に問いただすべきであること、きちんと自分で調べて確認することという、しかも論文を読んだりするというとてもレベルの高いことが言われていたが私達DHも相当頑張らないと日本の患者さんの歯への意識も高まらないんだなと反省しました。日野浦先生のお話はとっても楽しく、でも大切なことを教えてもらえました。DHにできることとして、初期う蝕をしっかりと見逃さずに治療する(再石灰化を促すことでいいんですよね?)ことが大切であることが印象に残りました。山口さんのお話を興味深かったです。どんな仕事も目先のことではなく、誰かのために行えること、役立つことはなにかということを第一にしていかないと上手くいかないこと、また、相手の人の話や立場を考えて仕事をしていくことの大切さを教えられました。自分が思ったように物事が進まない時はコントロールできないことではなく、コントロールできることを1つだけ見つけること、身動きがとれなくなったら、なぜそうなったかを考えること、スタッフが笑顔で仕事ができるようにすることなど、大切なことをたくさん教えていただきました。自分の毎日の仕事への取り組み方の参考にしたいと思います。
  • アメリカでは就職の際に歯並びが悪かったり、歯牙がないと自己管理できない人物だとみなされ、良い印象をあたえないと聞いて、それほど世の中に矯正が広がっているんだとびっくりしました。日本と比べると歯に対する意識が高いんだと感じました。(質の高い治療を必要としている)これからの時代は治療中心の歯科医療ではなく、予防とより質の高い歯科医療であるという話を聞いて、メインテナンスの大切さを今まで異常に意識できました。院長やスタッフたちと日々協力し合ってより良い医院を目指していこうと思います。山口絵理子さんのお話を聞いて、同じ日本人の女性としてほんとに尊敬します。20代でまだ若い時に一人きりで海外へ行き、治安も悪い場所で1からすべてをスタートするのは並大抵のことではないと思います。途上国の可能性を見つけ、自分がやってみよう、と思ったことはものおじしないですぐに行動にうつし、常に夢を持ちながら輝き続ける彼女の姿は日本の女性の誇りだと感じました。やりたいこと、やらなければならいことは失敗を恐れずに一歩踏み出してみる勇気を持つことが大切。
  • 専門や方法が違っても、患者さんのため、精一杯つくす先生方の姿を見ることができて、また日々の診療で自分自身の立場でできる事を見つめ直せました。トーマスリスト先生の講演では、症状だけでなく、それにともなっておきる生活への障害にもふれていました。病気がどれほど精神面にも負担になるか、また、そこからもサポートしていく事が治療において大切であるのは、私の役割とも共通するところだと思いました。幡野先生の100年先の話、私たちの仕事というのは、それだけ価値があり、また責任をもっていくことを強く感じました。現在親子三代で担当している家庭もあったり、MTMを実践していくと自然と健康な人が健康な人をつくるよう動いてくれて、患者教育が正しくできると、どんどん良い事は広がって行く事は実感しているところです。100年先をみて頑張っていきたいです。徳本さんの講演では、少し前の当院での事を思い出していました。院長の覚悟やDHのやる気、にごった水。今は徳本さんの大きな力をお借りして私達は澄んだ水にくみかえてスタートできたと思います。今日もお話をうかがえてよかったです。ありがとうございました。
  • 日常の中で常に意識していくこと、EBDという考えを心に深くきざむ事ができました。難しいことにぶちあたると、先輩や他のスタッフの意見や知恵をかりる事が多くなってしまいがちですが、自分の手で自分の目でエビデンスを基に診療にあたること、歯科衛生士のとって大変重要なことを忘れず、明日からまたコツコツ学んでいきたいと思います。難しい問題も進んで「止まることが失敗だ」という山口さんの言葉も昨日と午前のレベルを高く感じていた私を、あと押ししてくれました。山口さんの事は数年前の「情熱大陸」で存在を知っていましたが、ここでまさか講演をきくことができ感激しています。スタートは価値観の違う国の人と仕事をするのは、初診で全く価値観の違う患者さんに私達の価値観を伝えたり教育することや、その先に待つものを理解できれば、その人達が変わったり、自分に返ってくるもの、共通するところを感じました。業界は違っても「質」というものを追求して、それに関わっていく人が全て幸せになったり、それぞれの立場での自分の価値を見いだせていけるのは(患者さんにそれを気づかせたり)今の環境なら私にもできるので自分の恵まれた今を感謝して、明日から努力していきたいと思いました、最後に働くかっこいい、そして魅力的な山口さんのお話を聞けてよかったです。
  • 専門的な分野について取り上げてもらい、大変勉強になりました。平山先生の講演では、アメリカのチーム医療と国民の口腔内に対してのIQレベルの高さをあらためて感じさせられました。日本の歯科、国民の口腔内に対する意識の低さを考えると、とても歯がゆいというか、こんなに日本は遅れているんだという事を知ってもらいたい!と強く感じ、それを知らせるのが私達の役割であると思います。トーマス先生の口腔顔面痛、疼痛についての講演では正直あまりよく知らない所であったので口腔顔面痛、顎関節について勉強するいい機会になりました。診断するのはDrであり、どこかDrまかせにしている所もあるので、オーラルフィジシャンDHとして、広く知識をもち、より患者さんから信頼を得るDHにならなけばと思いました。
    熊谷先生の山口絵里子さんに対するプレゼンを聞いて、さらにモチベーションが上がりました。本当に日本の保険制度がうまく回っているのかどうかについてみんなが疑問をもって政府に訴えかけなければいけないのではないかと強く感じました。その後での山口さんのお話はそれを後押しするとても貴重なお話でした。私よりも年下で、過酷な経験をされてきたとの事ですが、その中にゆるぎない信念と、行動力、そして、話し終わった後に会場の人達に流れた涙。これこそが思いが伝わり、実現している事なんだ!と、とてもとてもとても感動しました。今回のチームミーティング参加できて本当に良かったです。ありがとうございました。
  • 平山先生の講演に関しては、補綴の質の素晴らしさえを感じましたが、オーラルフィジシャンの考え方とは少し違った方向性を感じました。難しい内容も多くありましたが、補綴の奥深さを感じました。トーマスリスト先生のお話では日頃気になってはいても、対応が難しかった疼痛に対する様々な方法やアセスメント等たくさんの疑問を解決できた講義で、とてもためになりました。先生の優しい雰囲気やすてきな笑顔も印象的でした。幡野先生の講演では、日頃から芯としている部分を再確認したと共に、毎年これだけの医院が酒田に集まる中で、日本の歯科の現状は少しでも変わっているのだろうかと思いまいした。私たちは日吉の背中を追いかけて、日々患者利益を頭に診療をしていますが、いつか、日本全体が日吉のような考え方の医療を提供できるように、また、月曜日から頑張って行きたいと思いました。私とって大師匠である徳本さんのお話はいつ聞いても心の底に染みて感動します。徳本さんや熊谷先生に太鼓判を頂けるようなオーラルフィジシャン診療室のなれるよう精進していきます。午前中の講演を聞いて、いかにエビデンスが要になっているか、大切さを痛感しました。今まで一生懸命患者さんと向き合っていたつもりでしたが、いかに無責任だったかを感じました。築山先生は、あの短期間でここまでMTMを確立され、自分の医院と何が違うのか、ずっと考えていました。少しずつ日吉に近づいていたつもりでも、全く違うものの様に感じました。World Standardの意味がやっと少し分かってきた気がしています。私たちに直結した、分かりやすい講演をありがとうございまいた。山口さんのお話では、職種は違えど、「仕事」ということに対する考え方や意識は、熊谷先生やオーラルフィジシャン診療所のスタッフと共通する所もたくさんありました。できないことだと思って諦めていることばかりに、自然となってしまう自分自身をすごくはずかしく思いました。今まで山口さんは様々な苦労をされてきたお話を聞いて、そんな事が想像つかない程素敵な笑顔の山口さんを心から尊敬します。チームミーティングを通してこんなお話が聞けるとは思っていませんでした。ありがとうございました。
  • 日本では、エステ、ネイル、フィットネスクラブ、サプリメントにお金をかける人が多いのに対し、歯にかける費用が少ないということを聞いて、もっと歯の健康の大切さを患者さんに伝えていかなければならないと感じました。私自身、2か月に1度美容室で、5000円程度費用がかかります。それが当たり前だと思っていたので、特に高いと感じたことはありませんでした。スウェーデンやアメリカに比べると、日本のメインテナンスにかかる費用ははるかに安いのに、メインテナンスに通う患者さんは少ないのが現状です。メインテナンスに通えば口腔内の健康を守ることができる、口腔の健康はとても価値があるということを患者さんに理解してもらうために、日々衛生士として誠実に患者さんと向き合っていきたいと思いました。午前の部では、エンド、カリオロジー、ぺリオの3つのテーマからエビデンスに基づいた歯科医療について学びました。科学的根拠を得ることで、患者さんに対して、より客観的に情報提供することができるということがわかりました。歯科医師だけでなく患者さんと接する機会の多い歯科衛生士も様々な知識を身につけなければならないと感じました。そして、ただ知識として終わらせず、患者さんに必要な情報をいつでも引き出しから出せるように臨床に生かしていきたいと思います。午後の部では、山口絵理子さんの話を通じて、壁にぶつかった時、できない理由を探すのではなく、突破口を見つけることが大切だと思いました。
  • 今回4回目となる参加でしたが、1回目の時は自分がDH、1年目という事もあり、内容が難しく初めて聞く言葉も出てきて覚える事に必死でしたが、DH歴も5年目になり今回の講義を、毎日自分が日々行なっている診療が正しいのかとか、再確認しながら、参加させて頂きました。DH徳本先生のMTMの成功の鍵は、とてもわかりやすい講演でモチベーションがあがりました。MTMとは、不必要な治療から患者さんを守る素晴らしいシステムだとあらためて思いました。とても内容が濃く勉強になりました。EPPをする時に、誰がやっても同じポケットのミリ数になるように、みんな同じ教育をやっていかなければならないと思いました。歯科衛生士になり素晴らしい仕事ができている事が毎日楽しいです。これからも患者さんの口腔の健康を守り、生涯自分の歯でお食事ができることのお手伝いをさせて頂き、ずっとDHを続けていきたいと思います。
  • 研修1日目は海外からいらした先生のお話(口腔顔面痛、顎関節痛に関する話)など本当に貴重なお話をたくさん聞くことができました。チーム医療を確立させていくには、各専門職種の人々が自分の職種の役割を理解し責任をもち連携をとる他の職種の人々の職種が何たるかを理解しておくことも大切だと思いました。個々の特徴を最大限に生かすためにチーム医療が必要だと感じました。私たちの医院でもMTMの流れにもとづいて予防歯科医療をしていますが、どうしても日吉歯科のMTMの流れで行えているわけではないので、当医院でのMTMの流れで欠けている再評価の2回目(唾液検査の2回目)を取り入れて患者の努力の結果や術者のアプローチの仕方の修正、患者の残っているリスクの把握をしっかりと行い本当の意味での予防プログラムを患者にあたえられるようになっていくことを目標にしていきたいと思います。研修2日目は日々の診療に近いような内容を聞くことができました。普段の診療で触れられるような器材や処置の内容などの中にいかに科学的根拠(エビデンス)に基づいて診療を行うかによって患者に対して利益をあたえられること、そしてそれを知識として知っているかいないかでも患者にあたえられるものがちがうことが分かりました。最後に山口さんのお話がとても刺激になりました。人の原動力は「思う力」だと思いました。誰かのために、何かのためにできることを探して行動すること、あきらめないことはとても大変なことだと思いますが自分の仕事に誇りを持つことが本当に素敵なことにつながると感じられました。
  • 毎日の診療において発症前治療、リスクマネージメントが予防の軸であるにもかかわらず、ともすればその意識がなくなってしまう事が自分なりに気になっていました。今回私は維持することでなく常に進化することが大切とあらためて痛感しました。
    自分たちが日々行っている診療が患者利益になっているそう信じて仕事をしていましたが、今日の講演を聞いて見て全てがまだまだだと痛感しました。スタッフ間の共通理解、教育患者への処置、1つ1つの裏付け.・・・明日からガラッと変えることは不可能でも毎日毎日の積み重ねが必要だと思いました。またそれを支え続けるにはゆるぎない信念が根底にあるのだと感じました。
  • 私自身DHということもあり最後の「オーラルフィジシャン診療所の取り組みが」印象的で聞きいってしまいました。私の勤めている診療所には一通り、むし歯や歯周病についての媒体が揃っています。しかし私はそれを上手く活用できていないとあらためて実感しました。いくらデータを収集していてもそれを上手にできていないとあらためて実感しました。
    説明をいかに分かりやすく説明するか、心に響くか自分が100%理解していないと説明できないと強く感じました。まだまだ勉強不足です。自分のものにしていけたらと思った。
    どの講演もわかりやすく歯科衛生士としてのメインテナンスの大切さを実感しました。
    崇先生が20歳までのメインテナンスが大事だという言葉がとても印象に残りました。私自身今年23歳になりますがカリエスになったことがありません。それは小さい頃からの定期メインテナンス、母自身がカリエスで苦労し子供にもそんな経験をさせたくないということかでした。スライドも同じような内容があったので自分のことのように聞きいってしまいました。この2日間本当にために講演ばかりで1つでも多く日々の臨床に役立てたいと思いました。貴重な講演ありがとうございました。
  • 1日目:印象に残ったものとしては、Thomas List先生の顎関節症、口腔顔面痛についてのお話です。日々、診療をしている中で顎関節の痛みを訴えられる患者さんが多くいます。今回のお話では明日にでも臨床に使えるようなお話が聞けたので症状を訴えてくる患者さんには先生がおっしゃっていたあの2つの質問から問診していきたいと思います。また特に印象に残ったものとして最後にお話された徳本さんのお話です。MTMの取り組みについては何度もお話を聞いてMTMの本来の目的、目指す目標が南アの可を再確認することができました。また医院に帰ってからじぶんがやっているMTMを振り返って目指す場所を明確にしていきたいと思いました。
    この二日間貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。今日の講演ではエビデンスというワードがたくさん出てきたことが印象に残っています。患者さんにはよく質問をされたり説明したりしていますが、本当にこれであっているのかと疑問に思うこともあります。今回のお話を聞いて、これからはしっかりとしたエビデンスを持って質問に答えていけるようになあること、またDrと同じ考えを持った上で自分の役割がどこまで必要で何ができるのか、しっかり考えて患者さんと接して信頼を持ってもらえるDHを目指したいと思いました。また山口さんの講演を聞いてとても貴重な体験と山口さんが持っている考えを聞けて、とてもいい経験ができました。バングラディッシュにいったときはまだ若いにもかかわらず飛び込んでいく行動力と希望に感動しました。わからないにもかかわらず、飛び込んでいく行動力tお希望に感動しました。やはり自分の考えへのこだわりと妥協をしない強い気持ちをもつことで本当の本物がみえてくるのだと思いました。
  • 平山先生の講義では世界の歯科医療と日本の歯科医療の違いがあまりにもあり、本当の歯科衛生とはどの様なことをしなくてはいけないのかを徳本先生の話しで更に衝撃をうけました。自分自身ライセンスを持った歯科衛生士として今の現状を理解し本気で取り組み、この職業を一生の仕事としていきたいとおもいました。ありがとうございました。
    予防すれば限界があり、質の高い治療が求められる中で、歯科衛生士としてEBDの大切さを感じました。山口絵里子さんのお話は、自分自身に目標があり、自分だけではなく誰かのためにも含め生きる意味を見つけ、夢を達成された事はすばらしいと思います。山口さんの信念を強く感じました。職業は違くても社会の問題を解決していく思いとこれから目指す物があり感激しました。ありがとうございました。
  • 口腔顔面痛がなぜ起こるのか、治療法は多くの患者に非常にシンプルな対応で行えるが、ただ処方するだけでなくその痛みについて知ることやカウンセリングで十分に患者教育をすることが大切だというお話から、患者本人が自分の疾病について理解することの重要さを知りました。MTMについての講演を受けられる機会が今までに何度かありました。仕組みや重要性についても理解できていたつもりでしたが、前回徳本さんに医院にきていただいて初めて自分がサリバテストと予防プログラムに直接触れてみたとき大事な所が何も身についていないことに気づかされました。ステファンカーブについても説明できず、患者さんにMTMを理解してもらおうとする前に、自分の努力も知識も足りていない状況です。
    今回、またこのチームミーティングで努力と覚悟という言葉を重く受け止めました。これから長く歯科衛生士として働くためにも、今の状況から抜け出したいと思います。素晴らしいご講演ありがとうございました。
    カリオロジー、ペリオについてはこれからもっと学ばなければならないので、今日講演をきいてわからなかったことをまとめて調べようと思いました。技術より正確な知識が重要だと言うのは本当にそうだと思いました。EBDについては、学生時代に講義の中で熱心にお話してくださった先生がいたのを思い出し、その頃はあまりピンとこなかったのですが今はその大切さが感じられます。患者さんの主訴とその人に合った治療を選択することが必要だと実感しました。
    山口恵理子さんの講演はとても感動しました。頑張ったら頑張っただけ結果がついてくるんだと信じて、自分のやれるべきことを全力でこなした山口さんは凄いと思います。
    私自身、やらなければいけないことに追われるのが嫌で、どうしてこんなにやることが沢山あるんだろう、なんでやらなければならないんだろうと思うことがあります。だけどこれから先、知識も増えてできることも増えていけば患者さんのために「この人のために自分がやらないと」と思えるような気がしています。
    自分の仕事にいつかきちんと誇りが持てるように明日からまた努力していきます。素晴らしいご後援ありがとうございました。2日間参加できて本当に良かったです。
  • 100年計画診療室におけるチ-ム医療、オ-ラルフィジシャン診療室の取り組み、DHとしてプロとしての役割をはたしたい!! 自分がDHとして患者さんのために何ができるのか、何をしなければいけないのかを、あらためて考えることができました。そして、MTMシステムを成り立たせたいと思いました。それが患者利益や自分の評価につながるのではないかと思いました。院長の覚悟がと言う言葉が何回か出てきましたが、院長が覚悟を決められるよう、DHとしての知識と技量を上げられるように頑張りたいと思います。ただ、自分だけで考えず、スッタフ全員が同じ目標に向かって行動しなければならないので、みんなが今回のチ-ムミーテイングをうけてどのようなことを思ったのか話し合いたいです。
    山口さんの講演を聞いて、職種は違っても考え方は同じなんだなと思いました。また、他医院の先生方のお話も大変興味深い内容でしたが、職種の違う方のお話を聞けてとても刺激を受けました。目標を持つこと、人の話を聞く、誇りを持つ、どうしたら? どう? と考える、価値を見出す、人が人をつくる。それをフィードバックする。同じことをするにも意識がないとできないことですし、見た目は同じでも質が違うと全く違うものになるんだと思いました。なかなか、他の職種の方の話を聞く機会がないので、また、このチームミーティングでお話を聞く機会があればなぁと思いました。
  • 今回、チームミーティングに初めて参加させていただきました。一人一人の先生方のお話を聞いていてあらためて、日本は世界と比べて歯科に対する意識が低く、歯科のスタッフ自身も自分の仕事に誇りを持っている人が少ないんだなと痛感しました。しかし、それは逆に言えばオーラルフィジシャンを取得しMTMを行っている私たちが患者さんに対してもっとメインテナンスの重要性を広めて、今よりももっと活躍することができるんだと感じました。
    平山先生のお話はMTMをベースとしたその先の専門医との連携ということでしたが、確かに日々のメインテナンスを通して患者さんとDHには信頼関係ができていると実感しています。そんな中、治療が必要となってしまった時、患者さんにとって一番適した治療を必要なことを行っていけるのはDH自身も安心でき、日本でももっと専門医が医科のように広まればと思いました。
    また、トーマス先生はスウェーデンの先生ということでエビデンスに関するブラキシズムのお話をしていただきましたが、その中でも患者教育の大切さ、情報を提供していくということがエビデンスを含め大切であるし、エビデンスには結果があるけど、患者自身は日々変化していて、個々に合わせ患者を知る、理解するということが重要なんだなと思いました。幡野先生のお話は、100年先を見据えた歯科ということで、どんどんお話が進むにつれ、自分自身がすごく引き込まれて聞きいっていました。患者利益は日々進化している、それがチーム医療に繋がる、楽しくワクワクするのが本当の患者利益になるのか? これらの言葉が本当に胸にグサグサと刺さりました。そして幡野先生の医療従事者としての誇りを持っている姿にとても感動しました。徳本さんのお話では、私が目標とする徳本さんを始めとする日吉歯科のDHさん方のお話や、MTMを行うDHに必要な患者教育であったり、教育者として色々な引き出しを持つことがどれだけ重要か、本来私が目標としていたDHの姿について実際にお聞きすることができ、更にやる気と夢ができました。徳本さんのお話を聞いていて涙が出ました。DHは患者さんの人生を変えることができる素敵な仕事であり、これからも頑張りたいです。
    一日目に引き続き、幡野先生のお話では、エビデンスと診療の関係性についてより詳しく学ぶことができました。私自身、DHになったばかりなので、まだ技術面には自信がありません。しかし、知識がある事で患者教育をすることができるということを実感するようになりました。エビデンスというのは、これらの知識を保証し、証明するものであり、私たち医療従事者と患者さんを結びつけ信頼関係を作る大切なものであり、私たちが診療を行う中で本当に必要なものなんだと思いました。また、最近では患者さんのデンタルIQが高くなっていたり、マスコミ等でも歯科に関することがよく取り上げられるようになっているので、日々新しいエビデンスに目を向けて情報を提供していく必要があるなと思いました。そして、日本独自のルールが当たり前になってる今、世界と比較すると保険診療の体制であったり、国民の意識がまだまだ低いと思います。お話の中で、Jリーグの話がありましたが、Jリーグがなかったら今、世界で活躍している選手はいないという言葉がとても響きました。日野浦先生のお話の感染象牙質に関しても、日々の診療でDrによりチェックに差があり悩むとこでもありましたが、今日学んだことをエビデンスを元に、Drと連携をとり、アプローチしていきたいと思います。そして、う蝕治療の概念「非切削処置」を忘れずに日々の生活で常に脱灰し、再石灰化していることを意識し診療していきたいと思いました。そして最後の山口さんには、とても感謝したいです。初めてお目にかかりましたが、山口さん自身の強さや、勇気を感じました。「一歩踏み出さないことが失敗なんじゃないか」数々の壁を乗り越えてきた方の言葉はすごく背中を押していただけました。私自身、DHとしての誇りを持ち、こんなに素敵な職業で毎日過ごせることに感謝したいです。
    私自身、2011年の4月に歯科衛生士となり、二か月後の6月にDH見学セミナーに参加刺せていただき、歯科衛生士のあるべき姿を目の当たりにしました。幡野先生もおっしゃっていましたが、歯科衛生士は本当に素敵な職業だと思うとともに、自分が歯科衛生士になれて幸せです。当医院でもMTMや予防を広めていつまでも自分の歯でいられる人が増えるようにと日々診療をしています。今回、徳本さんのお話を聞いていて、あらためてMTMの大切さ、チーム医療とは何かということに気づき、再確認しました。学ぶ事を当たり前とし、患者さんのためにもっと成長していきたいと思います。
  • 日本と海外の違いに驚かされることばかりでした。まず驚いたのが、審美的要望の高さです。そんなに気にならない症例なのに、矯正をし、補綴を入れ替えて機能と審美を取り戻した際には、やった甲斐があっただろうなと思いました。そして日本との最大の違いが歯科に対する価値観です。海外では矯正や予防は当たり前のこととして捉えられていて、就職にも響くことには、大きな衝撃を受けました。日本の歯科医療は国民からまだ重要視されていないので、まず医院のある地域から少しずつ広めていかなくてはという使命感にとらわれました。
    幡野先生のプレゼンは私たちのレベルに合わせてわかりやすく説明して下さり、今後の課題が明確になりました。徳本さんのプレゼンもDHとしてまだまだ足りないことを教えられました。患者利益を考えていたつもりが、自分の利益に走りそうになっていたので、自分を戒め、論文を参考にスパイラルアップしていかなくてはと思いました。
    1日目に引き続き、2日目も幡野先生のお話は分かりやすく、かつ論理的で素晴らしかったです。日野浦先生の講演は初めて聴かせていただきましたが、ユーモアのある先生で楽しく聴かせていただきました。感染象牙質の切削は今後のメインテナンスの成功を握っていると言っても過言ではありません。DHは直接術技できませんが、こういった知識はきちんと身につけておくべきだと思いました。築山先生のお話を聴いていると、やはり専門医もなくてはならない存在だとあらためて考えさせられました。DHにはSRPの限界があり、GPにも治療の限界があります。そこを可能にしてくれる専門医もスタンダードになる時が楽しみです。加藤先生のプレゼンはいつもの熱のこもったもので山口さんの紹介も良かったです。
    山口さんのお話は涙なしには聴けない話で感動しました。若い女性が一人でバングラディッシュに行き、会社を作るまでの話を初めて聴きました。たくさんの苦労をして何度も挫けそうになったと思います。でもそんななか、やり遂げた山口さんのバイタリティーには驚きと同時に感動を与えられました。山口さんに比べると私の悩みは小さく簡単に解決してしまうことばかりで悩んでいる自分が恥ずかしくなりました。
    今年で5回目の参加になりましたが、毎回の質の高いプレゼンを聴かせていただき勉強になるのと同時に初心にかえることができます。
    患者の利益を考えなくてはいけないのに、歩合となるとどうしても自分の利益を考えずにはいられなくなります。しかし、今回の講演を聴いてあらためてそれではダメだと思いました。患者の利益を考え純粋にMTMを行うと自ずとそれに成果がついてくるのだと信じ、明日からの診療に励みたいです。

その他

  • 平山先生とトーマス先生がお二人とも仰っていた「テクニックだけではなく、診断(トリートメント)が必要。しかも個性にあった治療計画、マネジメントでなければならない」患者さんのお話をよく聞いて期待を上回る対応が必要だと感じました。
    また、アメリカとスウェーデンは、あらためて歯科医療に関する意識が高いと思いました。日本人の意識の低さが恥ずかしいとさえ感じました。
    私は前からアニメ「ワンピース」のようなチームが仕事をする上で理想だと思っていたので、平山先生や日吉歯科の先生がチーム医療を熱く語っておられたのが嬉しかったです。
    その分、「自分の分野はプロとしてこなす」ということも、責任感が出てより意識が高くなり、尊重させることで自信につながると思いました。
    熊谷先生の「世代を超えて歯を守る。100年先を見据えて行動しなければならない。」という言葉も響きました。お母さんの患者さんの娘さん、お孫さん・・・。患者さんの笑顔が見えました。とても素晴らしいと思いました。「衛生士=教育者」本当にそうだ!と納得しました。私は今、受付ですが、衛生士を目指そうと思います。
    患者さんに伝えたり、接する前にまず自分が勉強して知識をもたなければならないと痛感しました。誰よりも学ぶ。自分に厳しくなり、わからないことをそのままにしておかないこと。
    私は受付でまだ勤めて半年なのですが、本当にもっと勉強して学ばなければならないと思いました。強制的ではなく自発的に楽しくやれる!と本日の皆様の講演を聴いて感じました。先生方のプレゼン力にも圧倒されました。日々努力されているバックグラウンドがあるからだと思っています。
    山口絵里子さんのお話はとても衝撃的でした。「マザーテレサが好きだから」とブランド名の由来で言われていましたが、「お金をもうけよう」とか、そんな動機ではなく、貧しいスラムの国の人達を笑顔にしたい、幸せにしたいという熱い思いがすごく伝わってきました。行動力が、とにかくすごいです。反対や批判にも負けず、お店や工場を作ってこられた姿を見て、スタッフの方々の笑顔を見てすごく感動しました。涙が出ました。それなのにすごく謙虚でいらっしゃって。まだまだ先の目標を立て、新しいことに挑戦されていてすごいと思いました。
    私も小さいことでくよくよしている場合ではないと背中を押していただきました。このような機会を頂いて心から感謝しています。
  • 健康な歯に皆がなった時、歯科医師の仕事がなくなるのでは? に対し、これからは審美性の高い治療、咬合等を見ていくことが必要となってくるというのが、とても分かりやすかったです。予防に当たっては1、2歳からフッ素、フロスをすると、10年経った時にカリエスフリーが多いと聞き、勉強になりました。また、日米と歯科の比較をしたときに、アメリカでは10歳になったら矯正をし、小さい頃から審美性を気にかけていることから、日本とは意識が違うなとあらためて考えさせられました。日本は海外に比べて、治療費も安いのに、メインテナンスに通う患者が少ないのが現状で、いかに歯に対しての意識が低いかというのが分かりました。そして診療するにあたって、チーム医療の大切さもよく分かりました。たかが歯科助手としてではなく、全ての医療従事者がプロとしての役割を果たすという言葉がとても印象に残り、気持ちを新たに診療に取り組みたいと思いました。
    カリオロジーでの、う蝕は検知液で染まるところ全部とるというところで、薄いピンクはとらなくても良いというのに驚きました。築山先生がおっしゃったように、今回学んだこと、勉強したことをそのままにしておくのでなく、明日からの診療に実践していかなければならないと思いました。そしてこの2日間でメインテナンスの重要性がいかに大事かよく分かりました。アメリカでは大人で年2回、子供で年3回メインテナンスに行くのに対し、日本はメインテナンス率が4%という事実に驚きました。自分自身も自院でしっかりとメインテナンスを受けて、80歳になっても20本残せるようにしていきたいと強くあらためて思いました。山口さんの「一歩踏み出せない事が失敗」という言葉がとても印象に残りました。今ある環境の中で満足するのではなく、自分自身の能力を高めるためにも、これからの診療に取り組みたいと強く思いました。
  • 日吉歯科診療所の徳本さんのMTM成功の鍵を聞き、感動しました。
    私たちの医院では日吉歯科診療所を私たちの未来だと思い追いかけています。
    ですがまだまだ力不足なところが沢山あり、にわか予防で患者さんに伝えられることも伝えられていない状況です。徳本さんがおっしゃっていたように、まさに唾液検査のお話も「唾液が少なければ、じゃあガムをかんでもらおう」など引出しが少なく、あとは唾液検査をやり、ただ結果を話すだけで、そこから「何でこのような結果になったのだろう」などと考えることがなく、ただやることが目的になりがちです。「検査をすることが目的じゃない」と毎日のように話し合いをするのですが、どうしたら衛生士、もちろん受付も含め、目的をしっかりと本気で意識できるのだろうと感じました。まずは今度、日吉歯科さんのMTMを徹底的にパクろうと思います。また、徳本さんは関東に家族がいるのにもかかわらず、それを言い訳にしないことが本当にプロだと思いました。そして、最後にやめる時はライセンスを返すつもりでいるということに、本当に日本の歯科界を、患者さんの歯をプロの衛生士として背負っているという意識に感動しました。
    山口絵理子さんのバングラディッシュでの体験のお話に感動しました。最初に言ってらっしゃった「支援や助けるとかではなく自分自身が自立できないのか」という発想が本当に素晴らしく、こういった考えをお持ちだからこそ、今、成功しているのだと思います。
    私自身、ボランティアや人を助けるということがとても好きですが、そんな簡単なことじゃないと、助けることがすべてじゃないと感じました。お金がなく、スラムに住んでいる方たちは、もともとお金がないからしょうがない、支援してあげるのが当たり前と考えていました。でも山口さんがいうように一人の人間として見ればみんな私たちと一緒でただ環境が違っただけ。バングラディッシュにはそういった働く場所がなかっただけ。バングラディッシュにはそういった働く場所がなかっただけ。そのような環境を提供することで、彼ら、彼女ら自身だけでなくその方たちの家族も国も救ったんだろうなと思いました。
  • 私は小児を担当しているスタッフです。有資格者ではないため、少し難しさを感じましたが、1番心に残ったお話は、第3部と4部のお話でした。まず、「チーム医療による総合力」について、全てのスタッフが自分の持ち場をプロとして認識するという言葉に感銘を受けました。自分には何ができるのか、とあらためて考え直すきっかけを頂けたと思います。患者さんの口腔管理は実際には私はできませんが、DAとして予防を理解し、地域の皆さんに予防が伝わるように、またDH、Drのアシスタントのプロでいることをおこたらない、と強く心に思いました。また徳本さんのお話でも、「医療者は学ぶことと引きかえにライセンスを預かっている」とあり、私にライセンスはありませんが、医療をサポートする者として、誇りを持ち、日々の診療に励みたいとあらためて思いました。山口絵理子さんの講演、とても感動しました。こんなに目の前にあることに全力をそそげる人っているのか、とおどろきました。初めてこんなに前向きな人に出会いました。そして初めてこんなに人を信じている人に出会いました。「自分の目でみたものは最後まで信じる」強い信念を持って生きる、自分らしく生きることって大切だとあらためて気づかせて頂きました。ひとつのバッグの背景にこれだけの物語があるとはお話をきかなければやはり知らないままだったと思いますが、今目の前にあるものには何か絶対ストーリーがあってここにあるのだろうって思える人間になろうと思いました。また、バッグを愛用しているお客さんの声をフィードバックすることを大切にしていらっしゃって、これは私たちオーラルフィジシャンの人たちが大切にしていることと同じだなと思いました。どんな仕事、どんな人においても、共通する大切なことを今日また学ぶことができました。
  • 正直前半のお話は難しい内容が多くてわからないことばかりだった。幡野先生、DH徳本さんのお話を聞いていて日吉歯科医院の各スタッフみんなの方向性の一致、その考えの根本が垣間見えてとても刺激を受けた。私はまだまだ勉強することがたくさんあって、足りないことばかりだが。それでもこのチームミーティングでご講演下さった先生、参加しているしかいいの様々なスタッフさん方に少しでも近づけるように、と強く再確認できた。具体的にどんな風に何を行えばいいか、までご指南いただいたからには医院のみんな全員で意見を言い合い、より良い職場・環境づくり、診療づくりに力を入れていきたいと思った。胸をはって自分の医院はMTMを行い予防を行っている、と言えるようになりたい。幡野先生、日野浦先生、築山先生の3人がご講演下さって、中でも築山先生のぺリオについての話が印象に残った。しかしやっぱり1番心に残ったのは山口絵理子さんのお話で自分で目的意識を持って働くことがこれほど素晴らしいな、と心から思わされた。これまで生きてきた中で1番強く思った。誰にでもあ「あきらめよう」と思う瞬間はあると思うが、そのたび「なんでやるのか」ということを考えて取り組む姿には驚かされ、心を打たれた。職種はちがえど、取り組み方、姿勢は見習う所しかないなと感じた。できない理由なんて沢山あったと思うが曲げないで力強くいつまでもあきらめない姿は本当に勇気づけられた。やるべきことも、どんな風にやればいいのか、こんな環境も整った状態で、何もできないことはないな、と思った。話を聞きながらずっと涙が止まらなくて、本当に今日来てよかった。
  • 正直前半のお話は難しい内容が多くてわからないことばかりだった。幡野先生、DH徳本さんのお話を聞いていて日吉歯科医院の各スタッフみんなの方向性の一致、その考えの根本が垣間見えてとても刺激を受けた。私はまだまだ勉強することがたくさんあって、足りないことばかりだが。それでもこのチームミーティングでご講演下さった先生、参加しているしかいいの様々なスタッフさん方に少しでも近づけるように、と強く再確認できた。具体的にどんな風に何を行えばいいか、までご指南いただいたからには医院のみんな全員で意見を言い合い、より良い職場・環境づくり、診療づくりに力を入れていきたいと思った。胸をはって自分の医院はMTMを行い予防を行っている、と言えるようになりたい。幡野先生、日野浦先生、築山先生の3人がご講演下さって、中でも築山先生のぺリオについての話が印象に残った。しかしやっぱり1番心に残ったのは山口絵理子さんのお話で自分で目的意識を持って働くことがこれほど素晴らしいな、と心から思わされた。これまで生きてきた中で1番強く思った。誰にでもあ「あきらめよう」と思う瞬間はあると思うが、そのたび「なんでやるのか」ということを考えて取り組む姿には驚かされ、心を打たれた。職種はちがえど、取り組み方、姿勢は見習う所しかないなと感じた。できない理由なんて沢山あったと思うが曲げないで力強くいつまでもあきらめない姿は本当に勇気づけられた。やるべきことも、どんな風にやればいいのか、こんな環境も整った状態で、何もできないことはないな、と思った。話を聞きながらずっと涙が止まらなくて、本当に今日来てよかった。
  • 日本と海外では歯科に対する患者さんの価値観が異なるため、歯科メインテナンスに対する取り組みよりも健康や美容に対する価値観が高いという点では、歯科医療従事者がプロ意識を持って自分自身ができることを把握し、患者さんの話を良く聞き予防治療から予測治療へシフトすることでより最善の治療を提供できると気づきました。そのためには、質の高い治療が大切であり延いては患者さんの人生を変えることができる医療を提供できると思いました。
    世界で活躍する女性は素敵だと感じました。途上国から世界に通用するブランドを立ち上げ、支援するのではなく自分たちの力で生きる「自立」できる環境をビジネスとして提供することはすばらしいと思いました。ジュードに付加価値を付けバッグを作ることで働く事の喜びや仕事に対するプライドが生まれるものだと感じました。多くの壁にぶつかりながらも逃げずあきらめない心があったからこそ成功できたのだと感じました。日本には女性の経営者が少ない中、山口さんのような女性起業家が増えることにより日本経済や社会が活気づくと思いました。今後もチームミーティングで多くのことを学びたいと思います。
  • 1番印象に残ったのはThomas List先生の口腔顔面痛、顎関節痛の話でした。痛みを抱えている患者さんのほとんどの方が、治療を希望しているという状況を知りその患者さん一人一人に向き合っていくことがいかに大切か実感しました。関節炎の場合は、放置すると(そのままにしていても)2年位でおさまるようですが、痛みに悩んでいる人がわざわざ来院しているのに、我々医療に携わる立場として「そのまま放置しておくと治りますよ」などとは決して言えません。たとえそうだとしても、今目の前にいる患者さんと向き合い、耳を傾け、その人に寄り添うことの大切さを知りました。自分の話を聞いてもらえるということだけでもその人が抱えている不安をやわらげるのならば、もっともっと親身になって患者さんと向き合っていく必要があると思います。これは、普段の臨床にも置き換えられることなので早速実践していきたいと思います。2日目はエンド、カリオロジー、ぺリオなど様々な角度から見た講話を聞くことができて考えさせられることがたくさんありました。私は、まだまだ歯科の知識が貧しいですが、これからたくさんの論文、本、記事を読んで自分のものになるように吸収していきたいです。常に学び続け臨床に活かしていけるように日々努力していきたいです。今回特に心に響いた言葉は「一生自分の歯で食事し、おしゃべりし、微笑むことができる人生のために」という熊谷先生の言葉です。虫歯になるには必ず原因があり、その原因をつきとめ改善していく努力をしていくことがいかに大切かを痛感しました。それを患者さんに伝え教育していくこと、そして患者さんがそれを行動にうつしてくれることで初めて成り立つことだと思いました。失って初めて、自分の歯の大切さを知るのではなく、失う前に、カリエスになる前に自分の歯・口腔内と向き合ってもらえるお手伝いをしていきたいです。
  • 私は歯科大学の2年生で今回チームミーティングに初めて参加させていただきました。歯科医師としての専門的な知識もまだまだ足りないうちから、このチームミーティングという歯科医師の中でも非常にレベルの高いお話を聞くことができたことは、とても貴重な経験だったと思います。特に印象的だったのは、平山先生の講演での、「審美的かつ機能的な補綴の治療」のためには、歯科医院のスタッフ全員が一丸となって患者さんのためのプランをチェアサイドではなく、チームミーティングで考えることが重要とういう内容のお話や、Thomas List先生の講演での、口腔顔面痛の慢性疼痛を見極める2つの質問(①週1回以上で、側頭部、顎関節、顔面などに痛みが起こるか。②大き口を開けた時や咀嚼の時に週1回以上痛みが起こるか。)のお話などです。難しい内容ではありましたが、この講演を聞いて「患者さんのための歯科医師」を目指す志が強くなりました。2日目の講演も、非常に魅力的な内容のお話ばかりでした。まず午前中の「Evidenceに基づいたGP診療室での歯科医療」という題目で行われた、①エンド②カリオロジー③ペリオという3つの講演では、それぞれの専門的な内容での印象的なお話もあったのですが、どの治療においてもEBDを元にした歯科医療は客観的で確実性も高く、患者さんからの信頼も得られやすいということがよく分かりました。また午後の山口絵理子さんの講演では、山口さんのこれまでの人生経験から挑戦することに対する勇気を持つことの大切さを痛感することができました。他にも山口さんのお言葉で、「何かに挑戦して、失敗をしてしまったとしても、それは失敗ではなく、自分らしい生き方としては成功であって、失敗を恐れて挑戦しないことが失敗である。」というのがとても心に残りました。これから残りの学生生活や歯科医師になってからの生活でこのこの言葉を信念に色々な挑戦をしていこうと思います。
  • 私は歯科助手として働いていますが正直今まで”私は医院のために、医院の役に立てているだろうか”と何度も考えたことがありました。Dr.やDHのように資格があるわけではないのでどうしても引き目がありました。でも、今日の講演を聞いて、オーラルフィジシャンMTMは医院、スタッフ全員が自分の仕事、役割に誇りを持って一丸となってやらないと達成できないということがあらためて理解できて、そして、感動しました。自分のできることを精一杯して、さらに上の目標を立てて、そこに向かってまい進していけば医院としても成長していけるんだなと思いました。最近顎が痛く、口が開かないという患者さんが多くいらっしゃいます。今まではDr.に全て任せてしまっていましたが、症状をできるだけ詳しく聞くということが大事だとわかったので、時間をかけて話を聞くということは私も(できる範囲内で)積極的にしていきたいと思います。エンドの話で、抜髄してから築造までに時間を空けないということが今回初めてわかりました。なかなかアポイント的に一気にやるのは難しいと思いますが、とても参考になりました。山口さんのことは存じあげていましたが、2本の番組を見たのは初めてでした。子供たちへのアプローチに本当に感動しました。私がもし、子供の頃にあの体験ができていたらば、今の生き方とは違かったかなと思います。働くことの喜びってなかなか見出せません。生活のため、お金のため目的なくなんとなく働いているのが現状です。できない理由を探して、現状のまま、不満を言いながら働いている自分はバングラディシュの工場で笑顔で働く人たちをみてとても恥ずかしかったです。”頑張ったら頑張った分だけ評価される”すごく当たり前のことだけど、まずは自分が評価してもらうに値するように頑張らないといけないと思いました。
  • 自分に何ができて、何ができないのかを把握するのかが大事だとおっしゃっていた。歯科の世界にまだ足をふみ入れたばかりの自分にとってはどれも難しい内容だった。その中でも今の自分に「何ができて、何ができないのか」を歯科に関してだけでなく多くのことで考え直し、見つめ直していきたいと思います。
    また、講演の中で英語が多用されていて、あらためて英語の大切さと、日本にとどまっているのではなく、世界に出て、世界を見て自分の理想を見つけ、患者のために、患者に信頼されるような歯科医師を目指したいとあらためて思った。
    同じ作業をするうえで、あきることなく続ける、同じクオリティのものを10個100個といかに大変かというのを歯科以外の場所で気づかされた。歯科医師になるうえで、同じクオリティの治療をいかに多くの患者に提供できるかが大事なのだと思うようになった。
    歯科医師が誇りをもってやるべき仕事だということにも気づかされたので、今後の学生生活を今までよりも充実させることができるようにしたい。
    そして、機会があれば、タフツ大学やマルメ大学に行くことができればと思うような講演内容でした。
  • 「人生を変えるような治療ができる、だから患者さんに感謝され、尊敬される」という平山先生の言葉が印象的でした。「一人ができる力は限られている」ことを良く理解し、DH、RP、専門医が連携を取り合いチーム医療で患者を診ていくアメリカと「一人のDrがなんでもする」日本、アメリカと日本の歯科医療の教育と制度の違いがよく分かりました。また平山先生が行っている診断は、直大先生がまさに日吉歯科で実践している事と同じであり、日吉歯科の専門医診療室はアメリカと何一つ間違わないことを実感しました。
    トーマス・リスト先生の「痛み」に関する講演も興味深いものでした。「痛み」の治療は、心の状態が良くないと受け入れてもらえないことや、患者さんの話はよく聞くこと、自信を与えること、どんなことが起きているのか知って頂くことが大切であることがよく分かりました。「痛み」が改善されることで、社会復帰が可能になるなど、生活が変わるため、トーマス先生の治療も、平山先生と同じく患者からとても感謝されるとのことでした。日本での歯科医療は「歯を抜かれた」等、患者に被害者意識が強いですが、医療とは本来、患者利益のために純粋に取り組めば平山先生やトーマス先生のように感謝されるべきものだとあらためて考えさせられました。
    山口絵里子さんのお話に胸を打たれました。どんな困難にあっても、前に進んでいく山口さん、あの華奢な体のどこからパワーが湧き出てくるのでしょうか、終始その存在感の大きさに圧倒されお話に引き込まれました。マザーハウスのスタッフが明るく活気に満ちている秘密は何なのか、その答えは「誇り」を持って働いているからと、私は理解しました。スタッフが「誇り」を持ち始めるとミスが減ったというエピソードがあり、とても腑に落ちました。「人を尊重する」人間としての大切なことが、山口さんのお話全体から伝わってきました。
    午前中の幡野先生、日野浦先生、築山先生の発表からは、「エビデンス」に基づいた診療を行うことがいかに大切であるかが分かりました。特に築山先生の医院全体でぺリオに関する共通理解を図っている取り組みが素晴らしいと感じました。日吉歯科には2人の専門医がいます、補綴、歯周、どちらの専門医もいる恩恵を患者が受けられるように、DH、RPとの共通理解を深め今後、連携がよりスムーズに行えるよう努力していきたいと思います。
  • 一日目は、平山先生とトーマスリスト先生から専門的なお話を聞かせてもらい、平山先生のお話が直大先生が私たちに教えて下さっている事と同じで、酒田で米国の話が聞けることのすごさを実感しました。
    リスト先生のお話では、神経の伝達回路に問題があって起こる顔面神経痛があることなどを知ることができました。
    一日目、二日目ともに有意義でしたが、何と言っても二日目午後の山口さんの講演は本当に感動しました。著作も素晴らしく感動したのですが、本人に会って話を聞くことがこんなに感動するものなのかと、直に会うことの素晴らしさも体験させていただきました。作り手の想いが伝わってきて、マトリゴール工場の人達の笑顔の写真を見ただけでも涙が溢れそうになりました。
    また、失敗とは何か。失敗の定義とは一歩踏み出さないことなのではないか、という力強いメッセージは多くの人の共感を呼んだのではないかと思います。躓いても踏み出し、乗り越えた一つずつの成功体験、また、どん底と思える環境の中で、無理に立ち上がるのではなく、泣くだけ泣くと自分の中から「お腹すいたな」とか「外に出てみようかな」と思えて、次の一歩に繋がっていくという、人の本来持っている回復力のお話も興味深く、勇気をもらいました。そして、ビジョンだけでもダメで、一緒に作る人達とそのビジョンを共有しながら、時に同じ目線で話を聞くことの大切さを学ばせて頂きました。
    35年歩んできた院長のステージ、起業8年の山口さんのステージと、ステージごとに歩み方は違っても、近道はないこと。リーダーは仲間と共に歩みながらも、10年先20年先を常に考え、進むべき方向に舵取りをし続けなければいけないこと。また、バックボーンにある支えてくれる家族や仲間の話など、全てにおいて感動をもらいました。
    この二日間を通し、チーム医療の大切さ、同じエビデンスに基づいた診断基準をチーム全員が共有することで、最大限に患者利益を提供できることも学ばせて頂きました。
    リーダーがブレない目標、真の社会貢献の理念を持ち続け、20年先100年先を見据えて、短・中・長期の目標を提示し、結果をフィードバックすることで、その現実に一歩ずつ歩んでいて、その大きな目標の中で私たちスタッフはその専門の持ち場を任されている責任がある事を再確認し、山口さんに話を聞いている中で、夢は実現するためにあるもので、一緒に夢を描いていくのが私たちスタッフであることを感じ、作り手の誇りや壮大なプロジェクトに共に歩ませてもらえていることに本当に感動しました。
    直大先生が帰ってきて、「エビデンス」と初めて聞いた時、なんだろうと思いましたが、繰り返し教えていただけたことで、エビデンスベースがいかに重要なことかも今回のチームミーティングで前よりも理解できている自分に気がつきました。これもまた、マザーハウスで入ったばかりで仕事が遅い女子従業員に、何度も根気強く教えてくれる山口さんと同じで、何度も根気強く伝えてくれる先生のおかげだと思います。今後、専門医療との連携や健康な患者が増えることによる高い審美的欲求とそれを実現している発表を目の当たりにして、自分のスキルの乏しさに冷や汗が出ました。世の中にすごい人はたくさんいて、困難を乗り越え歩んできた院長や山口さんの話を聞いて、できない理由を探すのではなく、一歩、また一歩とできることを増やしていきたいと、熱い感動と息吹きをもらえた二日間でした。
  • 平山先生とトーマス先生がお二人とも仰っていた「テクニックだけではなく、診断(トリートメント)が必要。しかも個性にあった治療計画、マネジメントでなければならない」患者さんのお話をよく聞いて期待を上回る対応が必要だと感じました。
    また、アメリカとスウェーデンは、あらためて歯科医療に関する意識が高いと思いました。日本人の意識の低さが恥ずかしいとさえ感じました。
    私は前からアニメ「ワンピース」のようなチームが仕事をする上で理想だと思っていたので、平山先生や日吉歯科の先生がチーム医療を熱く語っておられたのが嬉しかったです。
    その分、「自分の分野はプロとしてこなす」ということも、責任感が出てより意識が高くなり、尊重させることで自信につながると思いました。
    熊谷先生の「世代を超えて歯を守る。100年先を見据えて行動しなければならない。」という言葉も響きました。お母さんの患者さんの娘さん、お孫さん・・・。患者さんの笑顔が見えました。とても素晴らしいと思いました。「衛生士=教育者」本当にそうだ!と納得しました。私は今、受付ですが、衛生士を目指そうと思います。
    患者さんに伝えたり、接する前にまず自分が勉強して知識をもたなければならないと痛感しました。誰よりも学ぶ。自分に厳しくなり、わからないことをそのままにしておかないこと。
    私は受付でまだ勤めて半年なのですが、本当にもっと勉強して学ばなければならないと思いました。強制的ではなく自発的に楽しくやれる!と本日の皆様の講演を聴いて感じました。先生方のプレゼン力にも圧倒されました。日々努力されているバックグラウンドがあるからだと思っています。
    山口絵里子さんのお話はとても衝撃的でした。「マザーテレサが好きだから」とブランド名の由来で言われていましたが、「お金をもうけよう」とか、そんな動機ではなく、貧しいスラムの国の人達を笑顔にしたい、幸せにしたいという熱い思いがすごく伝わってきました。行動力が、とにかくすごいです。反対や批判にも負けず、お店や工場を作ってこられた姿を見て、スタッフの方々の笑顔を見てすごく感動しました。涙が出ました。それなのにすごく謙虚でいらっしゃって。まだまだ先の目標を立て、新しいことに挑戦されていてすごいと思いました。
    私も小さいことでくよくよしている場合ではないと背中を押していただきました。このような機会を頂いて心から感謝しています。
  • 健康な歯に皆がなった時、歯科医師の仕事がなくなるのでは? に対し、これからは審美性の高い治療、咬合等を見ていくことが必要となってくるというのが、とても分かりやすかったです。予防に当たっては1、2歳からフッ素、フロスをすると、10年経った時にカリエスフリーが多いと聞き、勉強になりました。また、日米と歯科の比較をしたときに、アメリカでは10歳になったら矯正をし、小さい頃から審美性を気にかけていることから、日本とは意識が違うなとあらためて考えさせられました。日本は海外に比べて、治療費も安いのに、メインテナンスに通う患者が少ないのが現状で、いかに歯に対しての意識が低いかというのが分かりました。そして診療するにあたって、チーム医療の大切さもよく分かりました。たかが歯科助手としてではなく、全ての医療従事者がプロとしての役割を果たすという言葉がとても印象に残り、気持ちを新たに診療に取り組みたいと思いました。
    カリオロジーでの、う蝕は検知液で染まるところ全部とるというところで、薄いピンクはとらなくても良いというのに驚きました。築山先生がおっしゃったように、今回学んだこと、勉強したことをそのままにしておくのでなく、明日からの診療に実践していかなければならないと思いました。そしてこの2日間でメインテナンスの重要性がいかに大事かよく分かりました。アメリカでは大人で年2回、子供で年3回メインテナンスに行くのに対し、日本はメインテナンス率が4%という事実に驚きました。自分自身も自院でしっかりとメインテナンスを受けて、80歳になっても20本残せるようにしていきたいと強くあらためて思いました。山口さんの「一歩踏み出せない事が失敗」という言葉がとても印象に残りました。今ある環境の中で満足するのではなく、自分自身の能力を高めるためにも、これからの診療に取り組みたいと強く思いました。

◆新聞掲載記事

オーラルフィジシャン・チームミーティング2013 オーラルフィジシャン・チームミーティング2013