人生100年時代の歯科医療を築く

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2024/04/02:募集を終了しました。

スケジュール

75期

  • 第1回:
    2024年6月1〜2日(土・日)
    アップルデンタルセンター
    早稲田大学東伏見キャンパス
  • 第2回
    2024年9月15日(日)
    アップルデンタルセンター
    早稲田大学東伏見キャンパス
  • 第3回:
    2025年3月29〜30日(土・日)
    日吉歯科診療所

会場

アップルデンタルセンター

日吉歯科診療所

講師

講師(JOF理事長)

畑 慎太郎
(はた しんたろう)

  • 1999年:
    東京医科歯科大学歯学部 卒業
  • 2006年:
    アップル歯科クリニック 開設
  • 2012年:
    オーラルフィジシャン育成セミナー(29期)受講

アップルデンタルセンター 
院長・歯科医師

〒202-0021
東京都西東京市東伏見3-4-1
東伏見STEP22

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イントロダクション

Oral physician(以下OP)とは、これまでの歯科医師が「壊れた口腔を修理する大工さん」だったのに対し、患者の一生を考えた計画をもとに口腔環境を俯瞰的に診る設計士のような存在です。2004年に熊谷崇によって提唱されました。

歯を失う主な原因であるう蝕と歯周病は予防可能であり、そのためには疾患の発症前にリスクを把握し、ジャストインタイムの介入を提供することが重要です。時代の変化や医療環境の変化に対応するため、歯科医師には新しいスキルと知識が求められます。

本セミナーは、歯科プロフェッショナルの育成を目指し、メディカルトリートメントモデル(MTM)を基にした診療システム来院されるすべての患者さんに提供すべく歯科医療の哲学、理念から学びます。

従来の大型OP歯科医院のステレオタイプから脱却し、中型・小型OP歯科医院や専門医OP歯科医院がそれぞれのコミュニティに最適化したネットワークを構築し、予防型歯科医院を社会に普及させることが求められます。

本セミナーでは歯科医師が全ての診療プロセスを学ぶことを目指しています。これは患者に対する柔軟でプロフェッショナルな対応を意味し、信頼性のある歯科医師を育てることを目的としています。

このような歯科医師の姿勢は歯科衛生士や受付にも伝わり、共に信頼されることが最大の広告となります。診療所の存在理由を明確にし、患者やスタッフに共感される診療所を築くことを最大の目的とします。

講師(JOF理事)

宮城 和彦
(みやぎ かずひこ)

  • 2008年:
    東京医科歯科大学歯学部卒業
  • 2017年:
    みやぎ歯科室 開設
  • 2019年:
    オーラルフィジシャン育成セミナー(63期)受講
  • 東京医科歯科大学う蝕制御学分野

みやぎ歯科室 
院長・歯科医師

〒434-0046 
静岡県浜松市浜北区染地台4-23-1

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う蝕の病因論

う蝕は一般臨床医であれば毎日のように扱う疾患です。

しかし、きれいに削ってきれいに詰めてを繰り返しても根本的な解決にはなりません。そもそもなぜう蝕が発生したのか、治療後はう蝕が発生しない環境を作れているかということが大切です。

う蝕という疾患のコントロールは歯科医師だけが行うものではなく、歯科衛生士、患者がそれぞれの役割を果たし、チームでアプローチをする必要があります。

そのために欠かせないう蝕の病因論について、古典的な基礎から最新の知見までを紐解きながら解説していきます。

講師(JOF理事)

木村 雅之
(きむら まさゆき)

  • 2010年:
    九州歯科大学歯学部卒業
  • 2016年:
    菰野きむら歯科 開設
  • 2017年:
    オーラルフィジシャン育成セミナー(53期)受講

菰野きむら歯科 
院長・歯科医師

〒510-1232 
三重県三重郡菰野町大字宿野100-1

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歯周病の病因論

「世界で最も蔓延している病気は歯周病である(ギネスブック2001)」とまで表現されるほどに、罹患率は高い病気です。

バイオフィルムが歯周病の原因であり、免疫力との均衡の破壊により歯周組織の破壊が起こるという病因論は広く知られています。
そして臨床現場では歯周基本治療や確定的治療、SPTなどが頻繁に行われているにも関わらず、進行を止めることが困難です。

しかしKEEP28の為には避けては通れません。
感染症としての歯周病を理解し、歯周治療の理論的根拠を考察します。

講師(JOF理事)

田中 利典
(たなか としのり)

  • 2001年:
    東北大学 歯学部 卒業
  • 2010年:
    川勝歯科医院 副院長
  • 2016年:
    オーラルフィジシャン育成セミナー(49期)受講
  • 東北大学大学院歯学研究科歯科保存学分野
  • 所属学会:日本歯内療法学会専門医・指導医(診療ガイドライン委員、学術委員会委員)、日本歯科保存学会専門医、米国歯内療法学会(アクティブメンバー)、国際外傷歯学会

川勝歯科医院 
副院長・歯科医師

〒167-0051 
東京都杉並区荻窪5-18-17

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エンドの病因論

う蝕の続発性疾患である歯髄炎と根尖性歯周炎について、その発症メカニズムを整理し、理解を深めます。

また、根管治療および再根管治療が難しいとされる理由を考察し、予防歯科の意義を再確認するとともに、プロフェッショナルケアのもとでも対応が必要となりうる歯の外傷と歯根の内部吸収・外部吸収について考察します。

参考文献集、情報の集め方、勉強の仕方

各講演で取り上げた内容より参考文献をまとめ、総振り返りをします。

保存系分野において聖書とされるテキストとともに、情報の検索や収集の方法をご紹介し、科学的に根拠のある情報に基づく学びの姿勢を学習します。

講師(JOF理事)

佐藤 長幸
(さとう ながゆき)

  • 1988年:
    岩手医科大学卒
  • 2008年:
    オーラルフィジシャン育成セミナー(16期)受講
  • 2011年:
    グリーンヒルズデンタルクリニック移転開設

グリーンヒルズデンタルクリニック 
院長・歯科医師

〒987-0601 
宮城県登米市中田町石森加賀野2丁目28−5

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OPになるためには自院に何が必要かー
DDS(Doctor of Dental Surgery)からOP(Oral Physician)へ

DDSからOPへの転換には、イノベーションが不可欠です。

これには、医院のハードウェアとソフトウェアの整備、効果的な診療システムの構築、データの蓄積と分析を通じたフィードバック、そして改善と改革の継続が含まれます。

また、目標を掲げ、エビデンスベースの診療姿勢と医療哲学やコンプライアンスを規範とすることにより、真の患者利益を提供するための取り組みについて、自身の強みと不足している点を考察します。

講師(JOF理事)

晝間 康明
(ひるま やすあき)

  • 1994年:
    日本歯科大学 歯学部 卒業
  • 2006年:
    オーラルフィジシャン育成セミナー(9期)受講
  • 2008年:
    医療法人社団トモニアユム設立

医療法人社団トモニアユム ひるまOP歯科・矯正歯科 
院長・歯科医師

〒190-0012 
東京都立川市曙町1丁目36−1

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OP歯科を目指したこれまでとこれから

私が熊谷先生によるOP育成セミナーを受講し、OP歯科医療をスタッフとともに学び理解しようとしたのは2006年開催の第9期でした。

それまでの私は、父から継承した矯正歯科医院に付け加える予防歯科としてをOP歯科医療を学ぼうと考えていましたが、セミナー受講後にそれではうまくいかないどころか患者さんの健康を損なう恐れや社会に予防歯科を定着させるための足枷となることに気付かされます。

そして,付け加えるのではなく、OPの哲学を診療の中心にすること、そのために自分のこれまでを俯瞰し、批判的に吟味し、0から作り直すことが必要です。

私のパートでは具体的なこれまでとこれからをお伝えすることで受講生の皆さんのお役に立ちたいと考えています。

開催方法

会場開催

受講資格

JOF会員

JOFは非営利団体のため、JOFへの入会が受講条件になります。
JOFへの入会金は受講費用に含まれており、そのほかに年会費が必要になります。
JOF入会案内

タイムテーブル

2024

1日目

13:30受付開始
14:00趣旨説明
(畑)
14:30Oral Physicianとは?
(畑)
15:30MTMの実践
(畑)
16:30口腔内写真14枚法デモ・X線18枚法デモ
17:30自己紹介・質疑応答・集合写真
18:00終了
19:00懇親会

 

2日目

08:30受付開始 ・ 院内見学
09:00う蝕の病因論
(宮城)
10:00歯周病の病因論
(木村)
11:00エンドの病因論
(田中)
12:00昼食
13:00歯周組織検査デモ・だ液検査デモ
15:00U20のメディカルトリートメントモデル
16:00OPになるためには自院に何が必要か
(佐藤)
16:45第2回の案内
(畑)
17:00終了

 

 

8:30受付開始
9:00前回のおさらい
(畑)
9:15参加医院症例発表
(佐藤)
12:00昼食
13:00初診対応デモ・初診検査初期治療
14:00メンテナンスデモ
15:00OP歯科を目指したこれまでとこれから
(晝間)
参考文献集・情報の集め方・学習の仕方
(田中)
16:45フォローアップ&ブラッシュアップセミナー・JOFの活動案内
(宮城)
17:00終了

2025

1日目

13:30-18:00JOF交流会に参加
19:00懇親会
(JOF交流会と合同)

 

2日目

8:30-12:30JOF交流会に参加
12:30参加医院症例発表
15:30今後について
(畑)
16:00終了

定員

5医院

  • 参加人数により医院数を調整させていただくことがあります。

参加費用

下記を含みます

  • 弁当代。
  • 懇親会費用。
  • JOF正会員(医院参加)、JOF一般会員(オブザーバ参加)の入会金。年会費は別途必要です。
  • 2024年7月21日(日)「ブラッシュアップ&フォローアップセミナー」参加費用。
    ブラッシュアップ&フォローアップセミナー
  • 2025年3月29〜30日(土・日)に開催予定の「JOF交流会」参加費用・懇親会費用。

医院参加

  • 参加費(1医院3名まで) 480,000
  • 1名追加 160,000
  • 今までの歯科医療に疑問を持ち、これからの歯科医療を本気で考えたい意思のある方を参加資格とさせていただきます。
  • 院長(開設者)または、現在または近い将来に院長の役割を担う歯科医師の参加が必須です。
  • 歯科医師なし、また歯科衛生士なしでの参加は原則としてお受けしません。
  • 初回から最終回まで同じメンバーでご参加ください。

オブザーバ参加

  • 歯科医院を開設していない歯科医師のための受講資格です。
  • 個人での受講となり、1名あたりの費用です。
  • 医院参加を優先いたしますため、お申しこみ後に参加をお断りすることがあります。
  • 発表・質問の機会はありません。当日の講師の裁量により、時間に余裕のある場合は質問ができます。
  • この受講方法では、オーラルフィジシャン育成セミナーの修了にはなりません。

注意事項

  • セミナー中の録画、録音、写真撮影等は禁止です。
  • 院内及び掲示物の撮影は禁止です。
  • 講習資料、名簿などを、講習と関係のない第三者に閲覧させたり、コピーを渡すことはご遠慮ください。

口腔内写真撮影デモに関する書籍のご案内

規格性のある口腔内写真を一度も撮ったことがない方が多いと思います。

「明日から臨床で実践できる」という観点で口腔内写真撮影デモを行う予定ですが、口腔内写真撮影には手法やコツが多々あり、当日予備知識がないままデモに臨まれた場合、理解や習得が十分にできない可能性があります。

受講前に以下の書籍を読んでいただき、ある程度の知識とイメージを持ったうえでデモに参加していただくと、実りあるデモになることでしょう。

デモ後も日々の臨床で行き詰まった時、役立つ書籍です。

受講日に持参いただく必要はありませんが、参考書としてご活用ください。

 

書籍:新口腔内写真の撮り方第2版 熊谷崇・熊谷ふじ子・鈴木昇一著

   医歯薬出版株式会社

 

書籍購入ページ

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  • 応募は入金をもって確定とさせていただきます。
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  • 領収書は発行いたしません。金融機関の振り込み明細書をもって領収書の発行に代えさせていただきます。

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普通 1110054
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