人生100年時代の歯科医療を築く

スケジュール

76期

2025年6月15日(日)・6月16日(月)

御茶ノ水トライエッジカンファレンス

2025年9⽉21⽇(⽇)

御茶ノ水トライエッジカンファレンス

2026年3⽉28⽇(⼟)・29⽇(⽇)

日吉歯科診療所

76期

オーラルフィジシャン育成セミナー受講者は、JOFセミナーシリーズ2025のすべてのセミナーに参加してください

会場

2025年6月15日(日)・6月16日(月)・9⽉21⽇(⽇)

御茶ノ水トライエッジカンファレンス

2025年7月20日(日)・10月26日(月)

ソラシティカンファレンス

2026年3⽉28⽇(⼟)・29⽇(⽇)

日吉歯科診療所

講師

特別講師

松尾 浩一郎 先生
(まつお こういちろう)

  • 1999年:東京医科歯科大学 歯学部 卒業
  • 2004年:東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 博士課程 修了
  • 2021年:藤田医科大学 医学部歯科・口腔外科学 教授
  • 2023年:東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 医歯理工保険学専攻 地域・福祉口腔機能管理学分野 教授

東京科学大学大学院

地域・福祉口腔機能管理学分野 教授

東京科学大学 スタッフ紹介

高齢者医療における歯科の立ち位置とオーラルヘルスケアの社会実装への取組

本邦は,世界でも類を見ない超高齢社会に突入し,医療,介護では,高齢者対策が喫緊の課題として動いています。今後ますます増加する多疾患,多障害を有する高齢者に対応するには,歯科医療に対する概念の再構築が必要です。

口腔は,栄養摂取の入口であるとともに,全身の感染症の入口にもなりえます。従来の口腔内の感染症予防だけでなく,全身感染症予防を視野に入れた口腔衛生管理を行い,フレイル予防のための包括的な口腔機能のサポートが求められます。

今回は,われわれが社会実装を目指すオーラルフレイル予防プログラムも含めながら,シン高齢者歯科医療についてお話しする予定です。

講師(JOF理事長)

畑 慎太郎
(はた しんたろう)

  • 1999年:
    東京医科歯科大学歯学部 卒業
  • 2006年:
    アップル歯科クリニック 開設
  • 2012年:
    オーラルフィジシャン育成セミナー(29期)受講

アップルデンタルセンター 
院長・歯科医師

東京都西東京市

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広がれ!OralPhysicianのビジョン: 患者・社会・医療従事者へ

寿命が延びる現代において、治療中心の歯科医療は将来の歯の喪失という矛盾を抱えています。

予防中心へのシフトが必要不可欠ですが簡単ではありません。シフトを妨げる理由や障害を理解し、患者、社会、医療従事者の歯科医療に対する価値観を変えることが求められます。既存の制度に縛られるのではなく、「どうすれば変えられるか」という視点への転換が重要です。理想と現実のギャップに向き合い、現場で活かせる知識や技術を共有します。

以下のような方に、ぜひご参加いただきたいと考えています。

  • 勤務医の歯科医師の方へ:日々の診療で理想と現実の間に悩みながらも、質の高い歯科医療を提供したいと考えている方。
  • 歯学部学生・歯科衛生士学校の学生の方へ:卒業後の進路に迷い、臨床現場の現実や可能性を知りたい方。
  • 診療スタイルを見直したい歯科医師・歯科衛生士の方へ:卒業後の進路に迷い、臨床現場の現実や可能性を知りたい方。患者の健康を守る本質的な歯科医療に立ち返りたいと考えている方。

大学では学べない実践的な方法を学びながら、患者と社会に貢献できる新しい歯科医療を一緒に考えていきましょう。

講師(JOF理事)

佐藤 長幸
(さとう ながゆき)

  • 1988年:
    岩手医科大学卒
  • 2008年:
    オーラルフィジシャン育成セミナー(16期)受講
  • 2011年:
    グリーンヒルズデンタルクリニック移転開設

グリーンヒルズデンタルクリニック 
院長・歯科医師

〒987-0601 
宮城県登米市中田町石森加賀野2丁目28−5

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少し未来の日本の歯科医療を考える

医院に来院する患者さんの口腔の健康の現状を通じて、今の日本の歯科医療がどのような位置にあるのかを一緒に考えて参ります。

この20年間で日本の歯科医療はどう変わり、どんな課題が見えてきたのでしょうか?また、歯科先進国に並ぶスタンダードな歯科医療を目指すために、何が問題で、何が必要なのでしょうか?特に注目するのは「健康寿命の延伸」です。

歯科がどのように貢献できるのか、国の制度や歯科医療費の現状を踏まえて具体的に探ります。さらに、これからの社会や真の患者満足を考えた歯科医療の役割、そしてエビデンスに則った歯科医療の実現についても議論を深め、未来への一歩をともに考えます。

講師(JOF理事)

木村 雅之
(きむら まさゆき)

  • 2010年:
    九州歯科大学歯学部卒業
  • 2016年:
    菰野きむら歯科 開設
  • 2017年:
    オーラルフィジシャン育成セミナー(53期)受講

菰野きむら歯科 
院長・歯科医師

三重県三重郡菰野町

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信頼を紡ぐ医療コミュニケーション
〜育まれる心のつながり〜

木村先生
初診時にどこまで応急処置を行うべきか——これは私自身の素朴な疑問でした。同時に、診療所にMTMを根付かせるためには、医療面接の講義が必要ではないかと考えています。 初期治療やメインテナンス中に患者のモチベーションを維持することは重要ですが、最も大切なのはやはり初診の段階です。MTMが定着しにくい要因の一つとして、患者の意欲が途中で低下し離脱するケースがあるほか、医院側がMTMの意義を十分に伝えられていない点も挙げられます。そのためには、医療提供者がチームとして意識を共有し、一丸となって取り組むことが欠かせません。特に初診の医療面接では、口腔健康の重要性や治療の背景、将来的なリスクを丁寧に説明し、患者の協力意識を高める工夫が求められます。 本講演では、当院での成功例・失敗例をもとに、歯科医療従事者と患者が共に手を取り合い、「Oneチーム」として成熟していくための具体的な方法を考察します。

講師(JOF理事)

宮城 和彦
(みやぎ かずひこ)

  • 2008年:
    東京医科歯科大学歯学部卒業
  • 2017年:
    みやぎ歯科室 開設
  • 2019年:
    オーラルフィジシャン育成セミナー(63期)受講
  • 東京医科歯科大学う蝕制御学分野

みやぎ歯科室 
院長・歯科医師

静岡県浜松市

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明日から始めるMTM(成人編)

MTMを知ることと実践することの間には大きな壁があります。理解はしたが、どこから手をつけて良いか分からないという問題を解決するために、MTMを医院に落とし込むためのロードマップについて学びます。

本講演では、各医院におけるMTM導入のためのタイムスケジュールを具体的に設定します。最低限必要な基本スキルをどのように習得するか、MTMに関連した医院内のオペレーションをどのように設定するかといった、より具体的なステップです。歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、受付それぞれが役割を果たすことで、医院全体としてMTMを行うための体制が整います。

大きな目標を達成するための小さな1歩を医院全体で共有し、行動に繋げていきましょう。

講師(JOF理事)

晝間 康明
(ひるま やすあき)

  • 1994年:
    日本歯科大学 歯学部 卒業
  • 2006年:
    オーラルフィジシャン育成セミナー(9期)受講
  • 2008年:
    医療法人社団トモニアユム設立

医療法人社団トモニアユム ひるまOP歯科・矯正歯科 
院長・歯科医師

東京都立川市

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明日から始めるMTM(U20編)

私が熊谷先生によるOP育成セミナーを受講し、OP歯科医療をスタッフとともに学び理解しようとしたのは2006年開催の第9期でした。

それまでの私は、父から継承した矯正歯科医院に付け加える予防歯科としてをOP歯科医療を学ぼうと考えていましたが、セミナー受講後にそれではうまくいかないどころか患者さんの健康を損なう恐れや社会に予防歯科を定着させるための足枷となることに気付かされます。

そして,付け加えるのではなく、OPの哲学を診療の中心にすること、そのために自分のこれまでを俯瞰し、批判的に吟味し、0から作り直すことが必要です。

私のパートでは具体的なこれまでとこれからをお伝えすることで受講生の皆さんのお役に立ちたいと考えています。

OP歯科医療の哲学を学び、MTMを実践する醍醐味を最も感じられるのは、U20(20歳以下)です。

なぜなら、乳歯列の時点でう蝕リスクが高くても、MTMを適切に実践することで、カリエスフリーの永久歯列を実現し、う蝕リスクを大幅に減少させることができるからです。さらに、その劇的な変化は、患者さんや保護者にとっても大きな感動を生みます。

しかし、近年ではう蝕の発生が減少し、歯科医院を受診する小児の数も減少しています。このような状況の中で、MTMを希望して来院した小児の患者さんに対し、「何をすればよいのか」「大人のMTMと同じ方法でよいのか」と迷うことはないでしょうか?U20のMTMは、これまでの“う蝕リスクが高い小児に対応する疾病管理型の歯科医療”から、“小児の未来を健康な成人へと導く健康創造型の歯科医療”へと変化しています。この変化に対応するためには、目の前の現症への対応だけでなく、未来を見据えた歯科医療の提供が不可欠です。

「明日から始めるMTM(U20編)」では、う蝕減少時代に適したMTMのあり方を考え、年代ごとの適切なアプローチをエビデンスとともにお伝えします。どのような未来を描くべきか、そしてその実現のために今できることを、一緒に探っていきましょう。

講師(JOF理事)

田中 利典
(たなか としのり)

  • 2001年:
    東北大学 歯学部 卒業
  • 2010年:
    川勝歯科医院 副院長
  • 2016年:
    オーラルフィジシャン育成セミナー(49期)受講
  • 東北大学大学院歯学研究科歯科保存学分野
  • 所属学会:日本歯内療法学会専門医・指導医(診療ガイドライン委員、学術委員会委員)、日本歯科保存学会専門医、米国歯内療法学会(アクティブメンバー)、国際外傷歯学会

川勝歯科医院 
副院長・歯科医師

東京都杉並区

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再評価1までに患者さんとシェアしておきたい!
修復治療・歯内治療の目の付けどころ

う蝕の続発性疾患である歯髄炎と根尖性歯周炎について、その発症メカニズムを整理し、理解を深めます。

また、根管治療および再根管治療が難しいとされる理由を考察し、予防歯科の意義を再確認するとともに、プロフェッショナルケアのもとでも対応が必要となりうる歯の外傷と歯根の内部吸収・外部吸収について考察します。

歯を失う疾患の一つであるう蝕。コレに対して私たちはメンテナンスはもちろん、う窩の修復、充填物のやり直し、歯髄保存処置、抜髄、再根管治療などで対応しています。

この講演では歯科保存領域にフォーカスを当て、口腔内の様子とエックス線写真の見方、治療介入する・しないのメリットと留意点、治療時の意思決定のポイントなど、本格的な治療が始まる再評価1までに患者さん・歯科衛生士・歯科医師で共有しておきたい内容を学習します。

講師

花岡 佑み子(はなおか ゆみこ)

アップルデンタルセンター 
歯科衛生士

東京都西東京市

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手早く、正確に! 基本的な検査

初診検査は、患者さんを深く理解し、信頼関係を築くための重要なステップであり、MTMの実践において欠かせない役割を果たします。

このパートでは、初診時に必要な検査を手早く正確に行う方法をお伝えしていきます。問診・歯周組織検査・口腔内写真撮影・X線写真撮影・唾液検査の手順を簡潔に整理し、それぞれのポイントと、これらの検査の必要性を患者さんにどのように伝え、協力を得るかについて実践的なアプローチを取り上げます。

初診検査で得られた結果をもとに、初期治療の計画をどう立てていくか、具体例を交えながら共有します。

治療が終わった!メンテナンスプログラムの設計

このパートではパーソナライズされた効果的なメンテナンスプログラムを設計するために必要な項目についてお話をしていきます。治療終了後にいきなりメンテナンスに入るのではなく、もう一度リスク検査を実施することにより、初診から現在までの変化や経過観察部位を確認します。

これにより、現状や今後のリスクを患者さんと共有できるため、適切なメンテナンスインターバルを患者さんと共に決定することができます。さらには実際のメンテナンス実例を元にプログラムの内容や時間配分、アセスメントの方法なども詳しくお話をしていきます。

講師

杜塚 美千代(もりつか みちよ)

アップルデンタルセンター 
歯科医師

東京都西東京市

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形だけで終わらせない!初期治療・再評価の視点

MTM開始初期の頃は、プログラム通りに初期治療〜再評価を行うことに注力しがちです。しかし症例を重ねるにつれマンネリ化し、かつ患者に十分な効果を与えられていないことに気づかされます。

集団ではなく、個別に初期治療を行うのはなぜでしょうか。口腔内状況、リスク、医療者と患者それぞれの目指したい口腔、患者の社会的背景や性格など考慮する観点は多々あり、アプローチの方法は患者ごとに異なるはずです。健康な口腔はPCR15%以下などという数値だけでは測れず、病状や目標によっても再評価の観点は変わってくるでしょう。

初期治療に携わってきた歯科医師として、皆様が実践する際のヒントとなるような視点をお伝えします。

開催方法

会場+オンライン開催

タイムテーブル

2025

1日目

08:30PreOPセミナーに参加
12:00ランチョンセミナー:社会連携
13:00信頼を紡ぐ医療コミュニケーション:
育まれる心のつながり【JOF理事・木村 雅之】
14:00

特別講演:

高齢者医療における歯科の立ち位置と

オーラルヘルスケアの社会実装への取組

【東京科学大学 松尾先生】

16:00終了
17:00懇親会

 

2日目

08:30受付開始
9:00-12:00明日から始めるMTM(U20編)
【JOF理事・宮城 和彦】
9:00-12:00

明日から始めるMTM(U20編)

【JOF理事・晝間 康明】

9:00-12:00

手早く、正確に! 基本的な検査

【JOF歯科衛生士・花岡 佑み子】

12:00

次回のお知らせとJOFセミナー年間コースの案内

【JOF理事・宮城 和彦】

12:30クロージング
 

 

08:30受付開始
9:00ブラッシュアップセミナーに参加
12:00ランチョンセミナー:社会連携
13:00

形だけで終わらせない! 初期治療・再評価の視点

【JOF歯科医師・杜塚 美千代】

14:00参加者グループワーク
【JOF理事・宮城 和彦】
16:00次回中間発表の案内
【JOF理事・佐藤 長幸】
16:30クロージング
 

 

08:30受付開始
9:00育成セミナー中間発表20分+質疑応答10分
【座長・JOF理事・佐藤 長幸】
11:00会員発表
12:00ランチョンセミナー:社会連携
13:00再評価1までに患者さんとシェアしておきたい!
修復治療・歯内治療の目の付けどころ

【JOF理事・田中 利典】
15:00治療が終わった!メンテナンスプログラムの設計
【JOF歯科衛生士・花岡 佑み子】
16:00TMお知らせ
16:30クロージング
 

2026

1日目

13:30 受付開始
14:00 交流会に参加
18:00 クロージング
19:00 懇親会

 

2日目

08:30 受付・院内見学
09:00 オーラルフィジシャン育成セミナー参加医院発表
【座長:理事・佐藤長幸】
12:00 昼食
13:00 交流会に参加
16:00 閉会

定員

6医院

  • 参加人数により医院数を調整させていただくことがあります。

受講資格
参加費用

  • 参加費(1医院3名まで) 720,000
  • 1名追加 150,000
  • JOF正会員の入会金、年会費が含まれます。
  • JOFセミナーシリーズ2025の全セミナーの参加費用・弁当代・懇親会費が含まれます。

  >JOFセミナーシリーズ2025

  • 全講座で同じ歯科医師・歯科衛生士・受付の方での参加を推奨します。(Dr・Dh・DhまたはDr・Dr・Dhなども可能です)
  • 今までの歯科医療に疑問を持ち、これからの歯科医療を本気で考えたい意思のある方を参加資格とさせていただきます。
  • 院長(開設者)または、現在または近い将来に院長の役割を担う歯科医師の参加が必須です。
  • 歯科医師なし、また歯科衛生士なしでの参加は原則としてお受けしません。
  • 初回から最終回まで同じメンバーでご参加ください。

オブザーバ参加

  • 歯科医院を開設していない歯科医師のための受講資格です。
  • 個人での受講となり、1名あたりの費用です。
  • 医院参加を優先いたしますため、お申しこみ後に参加をお断りすることがあります。
  • 発表・質問の機会はありません。当日の講師の裁量により、時間に余裕のある場合は質問ができます。
  • この受講方法では、オーラルフィジシャン育成セミナーの修了にはなりません。

注意事項

  • セミナー中の録画、録音、写真撮影等は禁止です。
  • 院内及び掲示物の撮影は禁止です。
  • 講習資料、名簿などを、講習と関係のない第三者に閲覧させたり、コピーを渡すことはご遠慮ください。

口腔内写真撮影デモに関する書籍のご案内

規格性のある口腔内写真を一度も撮ったことがない方が多いと思います。

「明日から臨床で実践できる」という観点で口腔内写真撮影デモを行う予定ですが、口腔内写真撮影には手法やコツが多々あり、当日予備知識がないままデモに臨まれた場合、理解や習得が十分にできない可能性があります。

受講前に以下の書籍を読んでいただき、ある程度の知識とイメージを持ったうえでデモに参加していただくと、実りあるデモになることでしょう。

デモ後も日々の臨床で行き詰まった時、役立つ書籍です。

受講日に持参いただく必要はありませんが、参考書としてご活用ください。

書籍:新口腔内写真の撮り方第2版 熊谷崇・熊谷ふじ子・鈴木昇一著

   医歯薬出版株式会社

書籍購入ページ

入金方法

  • お申しこみ後2週間以内にご入金をお願いします。
  • お振り込み手数料はご負担いただくようお願いします。
  • 応募は入金をもって確定とさせていただきます。
  • ご入金いただきその後キャンセルになった場合は、いかなる理由でも返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。
  • 領収書は発行いたしません。金融機関の振り込み明細書をもって領収書の発行に代えさせていただきます。

銀行振りこみ

三菱UFJ銀行
春日町支店 店番062
普通 1110054
一般社団法人 日本オーラル・フィジシャン・フォーラム

クレジットカード決済

お申しこみ後に手つづきについてご連絡いたします。

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