変わることなく変わり続けよう
果てなき探究心と使命感を持って 、55年の長きにわたって、予防歯科臨床と 欧米諸国と対等に渡りあえる若き歯科医師の育成に邁進 。それは単なる現実対応の予防歯科とは異なります 。深い知識の蓄積の上に築くオーラルフィジシャン医院です。 時代が過ぎ社会が変わり、バトンを渡す時がきました。 しかし日吉歯科診療所で鍛えた医療人の精神は 決して揺らぐことはありません 。どれほど時代が変わっても、社会を支える力となるでしょう 。日吉歯科診療所での学びは、 若きリーダーの中で変わることなく変わり続けます。

2020年1月以来中国武漢での発症から始まった新型コロナウイルスの感染は、当初考えておりましたより世界規模での感染拡大となり、日本においても大きな問題となっております。

このような状況を鑑み、2020年10月3日~4日に開催を予定しておりました「オーラルフィジシャン・チームミーティング2020」の開催を1年延期し、2021年10月2日(土)~3日(日)に開催することといたしました。今後この新型コロナウイルスの感染がどの程度の時期に収束するか不明であること、海外からの講師を複数招聘していることなどを考慮してこのような対応となりましたことをご理解いただけますと幸いです。

なお、来年に開催されますチームミーティングのプログラムにつきましては、当初の予定通りのプログラムの実施を考えております。皆様におかれましては、くれぐれも感染防止につとめ、健康でお過ごしくださいますことを祈念いたします。2021年に酒田でお会いしましょう。

医療法人社団 日吉歯科診療所
理事長 熊谷 崇

医療法人
M、デンタルクリニック松野歯科
松野 英幸

新年明けましておめでとうございます。さあ新しい時代の幕開けです。誰もがより強く希望や期待を抱き、確固たる決意の下、新年をお迎えになられていることと思います。

アップルデンタルセンター
畑 慎太郎

歯科医療におけるスタンダードを向上させる取り組み、そして患者利益を本気で考え提供する姿勢、残存歯数や歯周組織の状態といったアウトカムをどんどん社会に発信していくことによって、歯科業界と多くの生活者が繋がっていくと思います。その架け橋となるのがソーシャルデンティストリーという概念です。

SAT事務局 伊藤日出男

いま必要なのは歯科医療の仕組みの根本的アップデートです。オーラルフィジシャンの最終目標は、行き詰まってしまった「歯科の古いあたりまえ」を塗り替えて、「歯科の新しいあたりまえ」を私たちの社会に定着させることです。

2021 Team Meeting
[SAKATA FINAL]

お申しこみは終了しました。

プレ・チームミーティング
【ONLINE】

講演 
健康寿命を延ばすための生活習慣とは
~歯科医療従事者の健康管理・運動療法~

人生100年時代において健康寿命の延伸が大きな課題となる中、歯科医院は健康な人々が来院するため、寝たきりになるのを防ぐ役割を担っています。
今村先生は運動療法や運動生理学を専門とされており、今回は高齢者のQOLを維持するために歯科医院で行えるアプローチについてご講演いただきます。

[登壇者]今村 貴幸
・常葉大学保育学部 准教授

[コーディネーター]幡野 紘樹(静岡県静岡市開業)

講演 
歯科医療の未来

スウェーデンと並び歯科医療の先進国であるアメリカにおいて毎年全米大学ランキングTOP10入りをしているカリフォルニア大学サンフランシスコ校で歯学部長をされているマイケル・レッディー先生にご登壇いただきます。

マイケル・レッディー先生にはアメリカにおける歯科医療の現状とIT、AIの発達によって今後の歯科医療にどのような変化が起きるのかについてご講演いただきます。

[登壇者]Michel Reddy(マイケル・レッディー)
・UCSF(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)歯周病科教授
・同校歯学部長

[コーディネーター]宮本 貴成
・クレイトン大学歯周病科教授

チームミーティング 1日目
【酒田市希望ホール】

講演(1)
MTMとは

メディカルトリートメントモデルは、それぞれの診療室の倫理規範で支えられています。そしてこの倫理規範も、そこで働く全ての人の価値観の結集で成りたっていますので、医療の進め方としてだけで捉えると唯一無二ではあっても、その背景までを含めると、無数のメディカルトリートモデルがあるはずです。

本パートでは、このメディカルトリートメントモデルが、自らに、あるいは自らの診療室にもたらしたものを一人称の観点でご披露いただきます。

[イントロダクション]川原博雄(徳島県美馬市開業)
[コーディネーター]松野 英幸(山梨県甲斐市開業)

[プレゼンテーション]大通り歯科(新潟県新潟市開業)
[プレゼンテーション]ホワイト歯科(埼玉県上尾市開業)
[プレゼンテーション]みやぎ歯科室(静岡県浜松市開業)
[プレゼンテーション]やまねセンター歯科(東京都板橋区開業)
[コメンテーター]川原博雄(徳島県美馬市開業)
[コメンテーター]柴田貞彦(秋田県羽後町開業)

講演(2)
チームミーティングの歩みと日吉歯科診療所OBの現在地

オーラルフィジシャンチームミーティングは今回で14回目を迎えます。
2011年の東日本大震災、2020年のコロナウィルスにより開催できなかった年もありましたが、順調に成長を続け、今日に至ります。 これまでのチームミーティングを振り返ってみたいと思います。また、日吉歯科診療所から卒業した先生達の現在の様子も一緒に報告をしたいと思います。

[登壇者]金谷 史夫
・きたしろ歯科診療所 院長・歯科医師。新潟県上越市開業
・元・日吉歯科歯科診療所勤務医

講演(3)
Oral Physician診療所における
歯科衛生士の働き方を考える

歯科医療の本質とは歯を生涯に渡り守り歯の喪失を防ぎkeep28を目指すことであり、価値とは口腔の健康から全身の健康へと寄与することです。その手段として生涯にわたるメインテナンスを行い、う蝕・歯周病のリスクアセスメントを行うことだと考えています

長期メインテナンス効果は、アクセルソン先生の30年間メインテナンスと日吉歯科の30年間メインテナンスの結果からも日本でもスウェーデンと同等のメインテナンスが可能である事が明らかになりました。そのメインテナンスを支えているのが歯科衛生士ですが衛生士の就業人口は減少の一途をたどっています。2019年の厚労省のデータでは、現在1歯科医療機関における歯科衛生士は0人から1人が30%近くを占めており、近年の歯科衛生士求人倍率は20倍を超え歯科衛生士の雇用は困難となっています。さらに2015年の歯科衛生士実態報告書より衛生士がやむを得ず離職した後の復職は他の職種より低いというデータがあります。

そこでこのような社会の中で歯科医療の本質に携わるOP歯科医院に勤務する歯科衛生士の働き方についてどうあるべきかを話し合いたいと思います。

[コーディネーター:歯科医師]
 晝間 直未(OPひるま歯科矯正歯科)
[プレゼンテーション:歯科衛生士]
 久保 裕子(早乙女歯科医院)
 高橋 典子(柴田歯科医院)
 平澤 一美(坂田歯科医院)
 大村 結美(M,デンタルクリニック松野歯科)
 花岡 佑み子(アップルデンタルセンター)

講演(4)
予防歯科の未来【ONLINE】

予防歯科先進国スウェーデンにおいて第一線で活躍されているマルメ大学歯学部カリオロジー科のダン・エリクソン先生にご登壇いただきます。

ダン・エリクソン先生にはスウェーデンがむし歯の洪水時代から現在の予防歯科が浸透した社会になるまでの取り組みについて、さらには予防歯科が普及したことによってスウェーデンが今後どのような未来を迎えようとしているのかについてご講演いただきます。

[登壇者]ダン・エリクソン
・マルメ大学歯学部カリオロジー科教授
・スウェーデンう蝕治療ガイドライン議長

[コーディネーター]西 真紀子

チームミーティング 2日目
【酒田市希望ホール】

講演(5)外の世界から見た歯科の世界

複数企業において歯科関連のビジネスに携わり、また、公衆衛生大学院にて予防歯科の研究・分析をしてきました。
私自身は歯科医療従事者ではありませんが、多くの時間を、歯科以外の世界から歯科の世界を見てきました。
今、ビジネスの世界では何が起きており、歯科業界にどのようなことを期待しているのか。あるいは、研究の世界から歯科の世界はどのように見えたのか。
ビジネス・研究・歯科、これらがどのように繋がってくるのか。
私見ではありますが、こうしたお話を通じて、少しでも歯科業界との架け橋となり、Social Dentistryの一翼を担うことができれば幸いです。

[登壇者]藤里 央
・富士通ジャパン社にて歯科関連事業を担当

講演(6)
New Challenge ~あるOP医院の挑戦

[登壇者]福田 幹久
・福田歯科医院 副院長・歯科医師。北海道函館市開業

これまで全国各地のOP医院は、熊谷崇先生率いる日吉歯科医院のリーダーシップのもとそれぞれの地で予防をベースした歯科医療を実践してきました。そのバックボーンとなるのがリスク検査とMTMであることは言うまでもありません。その甲斐あって、各地の歯科医院がカリエスフリー者や多くの残存歯を有する人を増やし、むし歯と歯周病をコントロール可能な疾患としてきました。その一方で、様々な研究により口腔の健康が全身の健康に関連することが明らかになってきており、しかもその時間軸は生まれてから死ぬまでの各ライフステージに渡るものとなっております。具体的には生まれてから乳歯列、永久歯列完成までの口腔機能の発達と顎顔面の成長、舌や口腔周囲筋の機能、気道、睡眠時無呼吸、歯周炎や根尖性歯周炎など慢性炎症の蓄積による重大な全身疾患の関連、高齢者のオーラルフレイル、口腔不衛生と嚥下機能低下による誤嚥性肺炎の増加などです。このように口腔の健康が全身の健康にクリティカルに関連していることが白日のもととなった今、私たちはむし歯や歯周病もしくはDMFTや残存歯以外にも歯科医療の意義を見出す必要が出てきており、患者側や社会からもそのようなニーズが高まっているのではないでしょうか。
そのような背景を鑑みた上で、この先望まれる歯科医療の姿はどのようなものであるか?演者らの医院は長きわたり、このことを考え地道に自院のシステムを改良してきました。その中で常に認識されたことは、このような観点に立った歯科医療を実践するには1にも2にも患者教育であり、その教育に価値づけできることが常に大事であるということでありました。現在の国民皆保険制度の中でも、これらしき制度や点数は設立されております。しかし、実際は本気で患者教育するにはあまりに低い報酬で、実践や成果を伴わない教育や検査に対し保険医療財源が割り当てられているのが現状であります。この現状で本当に歯科医療の価値は社会的に向上するのでしょうか?本当に個々の患者を健康に導くには相当な労力を割かなくてはならないのは既知の事実であるはずです。
そのようなことにフラストレーションを感じた演者らの医院は、真に口腔の健康から全身の健康につなげるための患者教育をもれなく一人一人の患者様に実践し、その価値を提供するために保険診療を取りやめ、いわば退路を立って取り組んでおります。どのようなコンテンツの予防教育が必要か?どのようなトピックがホットなのかという事は歯科業界の各セミナーで情報が溢れておりますが、一番大事な事はImplementationであります。凄まじいスピードで変化する現代において、患者側や社会は歯科医療従事者が思っているより賢く、これからは歯科医療従事側や保険医療制度の見当を超えていくかもしれないのではないでしょうか。私は本気で歯科医療が日本国民を健康にすると信じております。これは単に有病者歯科をベースとした医科歯科連携というものではありません。有病者歯科をベースとした歯科医療だけでは本当の健康を作れないだろうし、本当に医療費の問題を解決することはないでしょう。これからは、人生の早いステージから口腔の健康および全身の健康のための予防教育にウェイトをおいて、それぞれの患者教育でしっかりとした結果が伴うような実践をすることで、人々を健康に導く歯科医療の時代になると思います。
今まさしく、歯科医療は大きなチャンスにあります。これはMTMを本当に実践している歯科医院にだけ可能なチャンスであります。そのような歯科医院において上手く一人一人の患者様のライフステージに沿ったアプローチが継ぎ目なく提供できれば、国民の健康づくりに大きく貢献できるでしょう。
そういったことを夢見て演者らの医院が取り組んでいるImplementationの現状をお話しさせていただければと思います。

講演(7)
歯科医療の未来

[コーディネーター]
 田中 利典(東京都杉並区開業)

[アフターコロナの未来社会において、成長し続けるためのマインドセットとビジョンとは?]

 宮本 貴成(クレイトン大学歯周病科教授) 

私たちは人類社会においての特別なコロナ時代を生きています。歴史上、全世界の誰もが、これほど同時に能力レベルを上げなければならなかった事例は過去にあったでしょうか?

また、我々歯科医師が臨床と生活を劇的かつほぼ瞬時に様式変換する必要に追われ、起業家精神に触発されたと感じたことはなかったと思います。アフターコロナ時代の未来社会において、我々歯科医師が新たな価値を創造する時に何より大事になるのは、過去や既存の価値観に囚われないマインドセットとをいかに持てるかにかかっていると思われます。そして組織は力強いVisionを社会から求められます。

これからの時代にどのようになマインドセットやVisionが歯科医師として社会から求められるのかを、みなさんと一緒に考えたいとおもいます。


[Oral physicianと社会をつなぐために]
 畑 慎太郎(東京都西東京市開業) 

Oral physician診療室にはデータがあります。そのデータを解析することによって第三者に伝わるような数字や説明が可能になります。すなわち歯科医療の価値を発信していく能力をもつ診療室といえるでしょう。

このような価値を社会に広めるには
「つくる(解析)・つたえる(発信)・つかってもらう(浸透)」この3つを一体化させた取り組みをすることです。

熊谷先生が見つけてきた課題をOral physicianの知見と哲学という無形資産を使って解いていくというフェーズです。歯科医療を社会に役立つインフラストラクチャーとして装い新たにしていきたいものです。

[100年先のための、今後の10年]
 松野 英幸(山梨県甲斐市開業)

新しい時代は世界のグローバル化を齎し、経済、気候、災害、感染症は地球規模のアジェンダとなりました。その矢先に、私たちはCOVID-19の蔓延に見舞われました。

先行きの見えない不安な社会の中で、人々の価値観は変わり、確実性だけが唯一の拠り所となりました。今後の10年とは2030年までの期間であり、その先の地球の運命はこの期間の取り組み次第で決まるとされています。個人にまで求められている取り組みが、持続可能な社会を実現に繋がります。

これまで地域に貢献して参りましたオーラルフィジシャンも、視野を広げて活動することを求められています。私たちに出来ることは何か、また何をすべきか、皆様と共に考えます。

講演(8)
熊谷崇ファイナル講演

歯科医師人生55年、多くの先駆者に出会い指導を受け、歯科医師としての哲学や倫理観を学び、日々の臨床を見直して現在にいたっています。55年間での学びの変遷と到達した歯科医療観をお話しします。これからどれだけ臨床にたずさわれるかはわかりませんが、若い歯科医師を受け入れて、マンツーマンで一緒に学んでいければと考えています。

その一端として、歯科医師人生の後半に受けいれた松本先生(埼玉県上尾市開業)には、日吉歯科診療所での院内研修と勤務の後に開業し、その成果と現在の奮闘など。日吉歯科診療所で臨床研修を終えた東北大学歯学部の石山さんには、その具体的な内容と歯科医療にたずさわる上での基本を学ぶ大切さを話してもらいます。さらに55年間に渡り臨床パートナーとしてきた歯科衛生士については、そのあるべき姿とこれからをお話しします。

[登壇者]熊谷 崇

[プレゼンテーション]
 [臨床研修を通して見えてきた課題] 松本 拓也(埼玉県上尾市開業)
 [魅力的な歯科医を目指して-日吉歯科を選択したワケ-]石山莉奈(日吉歯科診療所)