開業前の歯科医のための新OPセミナー

開業前の歯科医師のための
新OPセミナー

日吉歯科診療所は、真の患者利益を考えた歯科医療のあり方を追求し続けてきました。

メディカルトリートメントモデル(MTM)やメインテナンスの普及により、一生涯に渡って口腔の健康に寄与できる歯科医師を育成すべく数々のセミナーを行ってまいりました。

卒後間もない若い歯科医師向けには「プレオーラルフィジシャンセミナー」を開催し、全国各地から学生、歯科医師の参加がありました。受講生の多くは理念や哲学に共感できる一方で、具体的に何をどうしたら良いのか分からず、結果的には従来の診療スタイルから脱却することが難しかったように思います。

現在日吉歯科診療所で勤務している私たち自身も、学生時代に受けた熊谷先生のセミナーをきっかけにこの医療を志すようになりました。MTMにおいて必要となる規格性のある資料採得や患者教育の手法など一つひとつをとってみても、知っていることや見聞きしていることとそれを実践できるようになることには大きなギャップがあると日々痛感しています。MTMをシステムとして捉えテクニックや方法論だけに偏ることが論外であることはもちろんですが、確固たる理念を礎にし、それを目の前の患者さん一人一人に対して行えるようになるためのノウハウや技術もまた欠くことができないと感じています。

私たちにとっての一番の理想は、カリエスフリー・ペリオフリーを実現し「KEEP28」が日本において当たり前になることですが、実際に来院される患者さんの多くは治療が必要な歯を抱えていることがほとんどです。こうした患者さんたちに対して将来的な口腔の健康を提供するためには、治療の質を担保しなくてはいけないことも事実です。エビデンスに基づいた診断と質の高い治療技術も、この歯科医療には必要不可欠であるとも言えます。

真のOral Physicianであるためには、一般的治療技術に関してもまだまだ学ぶべきことがあると思っています。また逆にOral Physicianで手を付けるべきではない症例、各分野の専門医と連携をとるべき症例についてもその判断が適切にできるような視点を身に付けなくてはなりません。

これまでのプレOPセミナー同様、本当に価値のある歯科医療のあり方として同じ志や理想を共有できる仲間を増やしていきたいという想いを出発点に、より具体的にMTMを実践できるようなトレーニングを追加し、またOral Physicianとして必要となる一般診療のスキルアップまでを含んだ総合的な学びの場をいただきたいと熊谷先生にご相談致しました。

そこで、熊谷崇先生をはじめとし、保存修復・補綴処置では辺見浩一先生、歯内療法では田中利典先生、歯周治療では加藤雄大先生という各分野でご活躍される先生方にご登壇いただくこととなりました。

 

 

将来を見据えた新しい歯科医療への道に一歩踏み出してみませんか。

熱い想いをもった皆さんと酒田でお会いできることを楽しみにしております。

日吉歯科診療所 石山莉奈・家泉裕香・熊谷崇

講師紹介

熊谷崇
Takashi
Kumagai

座長

石山莉奈
Rina
Ishiyama

日吉歯科診療所 勤務医
(東北大学歯学部卒業)

家泉裕香
Yuka
Iezumi

日吉歯科診療所 勤務医
(東京外国語大学外国語学部卒業
昭和大学歯学部卒業)

加藤雄大
Takahiro
Kato

歯周治療担当

辺見浩一
Kouichi
Henmi

保存修復担当

田中利典
Toshinori
Tanaka

歯内療法担当
川勝歯科医院

活動報告

1期第1回

○感想文

1

TMの治療の意義、流れなどは現在勤めている予防型の歯科医院でも学んでいますが、諸先生方の講義を聞いてMTM治療の根本にある歯科治療の問題、そこに対して皆さんが提唱されている想いをより一層学ぶことができました。熊谷先生の講義で印象に残っていることは、海外と比較して日本人のハイクラスの人達の口腔内への意識の低さを先生が強調されて仰っていたことです。経済力では世界のトップクラスに立ち、美容や娯楽には当たり前のようにお金をかける国民の口腔内が崩壊していることはよくよく考えるとかなり矛盾することであり、そこには予防歯科の浸透度の低さがあることを改めて実感しました。これは私達予防歯科に積極的に取り組もうとしている歯科医師が業界を根本から変えていく必要があると思いました。一つの治療に対して方法を検討していくような小さな変化ではなく、国民の歯科に対する意識から変えていくことは簡単な道のりではないですが、今回集まった若い先生方の熱心な姿を拝見しこのメンバーと一緒なら大きな変化を起こすことができると実感しました。
MTM治療の進め方や個々の治療のベースは決まったものがあると思いますが、細かな違いや患者さんへの伝え方は先生によっても異なるため意見を交換することで大変勉強になりました。今回は検査方法のコツやメンテナンスで使用する道具などの意見交換がメインとなりましたが、次回以降は患者さんにどのようにお話しして治療を進めているか、つまり心理面でどのように患者さんにアプローチされているかをディスカッションできる時間があると嬉しいです。MTM治療の中では、ただ歯牙に向き合う技術的な治療よりも患者さんのモチベーションアップがより重要になると日常の診療で実感していますが、患者さんによっても生活背景が異なるため、同じ伝え方でも反応が全く違うことが多く治療以前に難しい点だと思っています。今回集まったメンバーは皆さん明るくお話も上手であったため、コミュニケーションの取り方等についても今後教えて頂けると嬉しいです。
私は他の先生方と違った働き方(予防型歯科の医院と総合病院の歯科勤務)をしているため、常時MTM型の治療に向き合っている先生方よりも知識や技術面で劣るところがあり、今回のセミナーにもついていけるか不安がありました。しかし、講義や実技を通して先生方から学ぶことが多々あり、生涯を通して自身の歯を残すことの重要性を再度実感しました。口腔内の問題に苦しんでいる有病者や高齢の方を常にみている立場だからこそ、今後の日本を担う若い人にKEEP28の重要性を伝えていく任務があると強く思うことができました。今後は総合病院での経験例も含めた自分の考えや症例を提示し、2つの全く異なる観点からみている環境を強みにできるように努めていきたいと思います。現地でのセミナーの回数はあと4回と限られていますが、オンラインでのミーティングが発展している時代だからこそ現地のみならずオンラインでの意見交換会なども今後行えると嬉しく思います。

○写真

1期第2回

○感想文

1

臨床の中での指導、治療を行う際に何を根拠に伝え、行うか。また、根拠を知り、それを踏まえてどう臨床に取り入れるか、初期治療を含めた日々の臨床の中での疑問や指針を、加藤先生講義を受けて学ぶことができました。
診査診断、治療計画、予後判定の重要性を学び、EFPガイドラインは今回の講義で初めて触れる内容でした。
歯周病に関する論文においても、結論等は触れることはありましたがその論文の背景なども教えていただき大変勉強になりました。結論がこうだからという点だけでは押し付けになってしまい必ずしもそうとは言えないということは多々あることを知りました。
論文の背景を学んだ上で、指針を決めることの重要さを学ぶことができました。
診査診断、予後判定は処置毎に行い計画を立てていくこと、歯周病治療の各ステージ毎の根拠に基づいた処置など今後の臨床に対して大変勉強になりました。
予後判定においては、初めに診断したものと初期治療後の反応によっては変化する場合があるため再度評価を行い、治療計画を考える必要があること。これが普段の臨床の中で難しいと感じている点でした。歯の予後について考えることは経験則も必要なものだと思っていました。
しかし、根拠に基づいた明確な基準を設けることで一つの指針として、判断や説明を行うことができる。そうすることで、治療計画における判断をより質の高いものにしていくことは経験の少ない状態でも可能であり習慣化し、経験を積む中でも怠ってはいけないことだと感じました。
そして、予後の評価を初診からメインテナンスの各ステップごとに行い予後を良くするためには何ができるのか、どうアプローチしていくのかを考えることだ大事ということを学び、今回のEFPの歯周治療におけるガイドラインを一つの指針として臨床に落とし込んでいきたいと思いました。
また、初期治療の重要性を知り、現在初期治療を自身で行うことに取り組んでいる中で再度見つめ直していく必要があると感じました。
歯周治療における歯の保存に対しての治療はまだまだ学ぶことが多く、それこそ経験が必要になってきますが、診断無くして治療はないということから、各ステージごとの考え方を学び、技術の研鑽も積んでいきたいと思います。
経験の差をできる限り少なくしていくために若い歯科医師に重要な知識の獲得は今からでもできることであり、根拠を学び間違った梯子をかけないように努めていきたいと思いました。

○写真

1期第3回

○感想文

1

辺見先生、大変貴重で実りある講義を本当にありがとうございました。修復に関して、診断から細かいテクニックまで普段の臨床の中で私たちが迷うポイントについて、こんなに明確かつ的確に教えてもらう機会は今までないので、本当に意味のある時間となりました。そして、強く感銘を受けたのは、‘’人生最後の歯科治療にする‘’という言葉でした。日々、診療を行っていく中で時間に追われることや、自分の技術不足・知識不足によりベストな治療を提供できていないと思うことがあります。やはり今、目の前にいる患者さんを治せるのは自分しかいませんし、その患者さんの1本1本の歯に対して責任を持たなければならないと思います。幸い、当院は自由診療専門の歯科医院に移行したことで時間を確保することはできます。環境も整っていますので、あとはいかに自分が手を抜かずに日々勉強を怠らずその患者さんと向き合っていくか、に尽きると思います。今回の講義を聞いてこのことが非常に心に刻まれました。辺見先生のようにレベルの高い知識や技術はありませんが、近い志を持って取り組んでいきたいと思いました。また、責任を持つ一つの方法として、まずできることは、その歯に正確な診断をすることだと思いました。1歯の歯に対しての診断があやふやになってしまうと、その後の治療方針や患者説明に自信が持てずに進んでしまいます。患者さんとのコミュニケーションの中で、ラポールを形成していく手段としてもかかせないものだと思いました。結果として、トラブルを回避でき、お互いにとってメリットを生んでいくと思います。その方法を教えていただけたので、これからは治療する歯に対して常に2つの診断し、患者さんに対する責任、その歯に対する責任を常に持っていかなければいけないと思います。今回の講義では、今まで知らなかったこと、間違って認識していたこと、本当に細かいポイントまでご教示いただきました。う蝕除去に関しては曖昧な部分も多いですし、間接覆髄や直接覆髄の考え方も今まで間違っていたように思います。ですが、今回の講義で自分が理解していたことが、正しかったこと、間違っていたこと、明確化できたことがすごく大きかったです。ラバーダムの実習でも、クオドロンテクニックはハードルが高く、今まで実践したことはありましたが、うまくいったことがなかったので毛嫌いしていましたが、正しい方法を教えていただき実践していきたいです。ラバーダムが習慣化でき、辺見先生の方法をマスターできれば、メリットは本当に大きいと思います。また、苦手な2級窩洞の充填についても、すぐに実践してみたいと思います。1日の講義では本当に物足りないほど、本当に充実した有意義な講義でした。それも、辺見先生がこれまで人一倍患者さんの口腔の健康のために、日々研鑽を積まれているからだと思いました。最後におっしゃっていた、常に勉強をすること、エビデンスに基づいた知識をつけること、症例を作ること、は歯科医師をやっていく上での基盤づくりになっていくと思います。あやふやな診断であやふやな治療をしていたら、あやふやな歯科医師にしかなれないと思います。今回の新OPセミナーに参加し、辺見先生にお会いすることができ、講義を拝聴でき、本当に感謝しております。あとは何度も実践と反省を繰り返していき、今回の講義を無駄にしないよう、励んでいこうと思います。本当にありがとうございました。

○写真

1期第4回

○感想文

1

前回の辺見先生による歯髄の診断やう蝕除去、歯髄保存の講義の知識があった分、今回の歯内療法学の内容が非常にスムーズに理解することができました。真っ当な歯内治療を行うためのエッセンスを治療難易度から診査診断、術式に分けて構成されていて、とても知識の整理に役立ちました。特に、歯内療法の分野は肉眼ではなかなか状況を確認することができず、正しい知識と根拠を持って介入しないと成功しない領域であるため、曖昧な状態で介入してしまっていた自分に深く反省しました。

講義内で、エンド治療でやってはいけないこと③盲目的な治療(治療コンセプトに対して・術野に対して)というスライドがありました。前回、辺見先生も、なんとなくでう蝕を削る治療はやめてほしいと述べられていましたが、その通りで、きちんとした診断と、それに応じた術式がなければ真っ当な歯科治療はできません。我々若手の歯科医師が身につけるのは闇雲に手を動かすのではなく、一症例ずつきちんと分析し、正しい時期に正しい介入をしてそれを振り返ることです。現在、自分が初診から担当している患者さんの治療が少しずつ増えてきましたが、曖昧な知識やコンセプトで挑んだ治療は失敗に直結します。自分が治療をしたせいでその歯の状態が悪くなることは絶対にあってはいけないので、若手の内から真っ当な歯科治療を行うことを徹底し、それが可能な診療所に身を置くべきだと痛感しました。

術式に関しては、これまで弯曲根管の根管形成や、緊密な根管充填に対して苦手意識を持っておりましたが、それ以上にアクセスキャビティやストレートラインアクセスといったプロセスにより時間をかけるべきで、正しいアクセスができていなければ後に続く根管形成、洗浄、充填にも悪影響を及ぼすことを学びました。現状では、エンドに非常に時間がかかってしまい、治療の進行が遅いですが、ステップを飛ばすと失敗に繋がるため、時間をかけても丁寧に治療することを忘れてはなりません。

第二回目の加藤先生によるペリオから、修復、エンドと、日常的に行われる治療のエッセンスをこれまでたくさん学ばせていただきました。どの分野においても言えることは、やはり真っ当な歯科治療を行うためには、適切な診療時間と正しい知識で予防的処置を全うする必要があります。保険診療の流れで考えるのではなく、患者利益を常に考えて、腕を磨いていきたいと強く感じました。

○写真

1期第5回

○感想文

1

熊谷先生のお話を今回の講義で再度直接お聞きすることができ、先生の熱意を生で感じ取ることで再度MTM治療にしっかり取り組まなければならないと思うことができました。

MTMの治療の意義、流れなどは現在勤めている川勝歯科でも学んでいますが、熊谷先生のお話をお聞きしMTM治療の根本にある歯科治療の問題、そこに対して先生が提唱されている想いをより一層学ぶことができました。海外と比較して日本人のハイクラスの人達の口腔内への意識の低さを先生が強調されて仰っており、そこには予防歯科の浸透度の低さがあることを実感することで、これは私達予防歯科に積極的に取り組もうとしている歯科医師が業界をさらに変えていく必要があると思いました。また国民皆保険制度によって日本人は誰でも治療が受けられるという意識が問題であるという観点について、私は意識したことが少なかったため保険診療についても今後は意義から考えていく必要があると思いました。

先生の授業を通して、今後私達は熊谷先生が道筋を作って下さった方向に乗りながら日本の歯科診療の根本をさらに変えていく担い手になる必要があると感じました。それは簡単な道のりではないですが今回参加した若い先生方と協力して変化を起こしたいと強く思うことができるいい機会となりました。

私は他の先生方と違った働き方(予防型歯科の医院と総合病院の歯科勤務)をしているため、常時MTM型の治療に向き合っている先生方よりも知識や技術面で劣るところがあり、今回のセミナーにもついていけるか不安がありました。しかし、講義や実技を通して先生方から学ぶことが多々あり、生涯を通して自身の歯を残すことの重要性を再度実感しました。口腔内の問題に苦しんでいる有病者や高齢の方を常にみている立場だからこそ、今後の日本を担う若い人にKEEP28の重要性を伝えていく任務があると強く思うことができました。今後は総合病院での経験例も含めた自分の考えや症例を提示し、2つの全く異なる観点からみている環境を強みにできるように努めていきたいと思います。

○写真

このセミナーについて

OP Seminar

会場

日吉歯科診療所(酒田)研修室および診療ユニット

日程

○第1期【終了】

  • 第1回
    2021/12/04(土)〜12/05(日)
  • 第2回
    2022/03/12(土)〜03/13(日)
  • 第3回
    2022/04/16(土)〜04/17(日)
  • 第4回
    2022/05/21(土)〜05/22(日)
  • 第5回
    2022/06/18(土)〜06/19(日)

○第2期【中止】

  • 第1回
    2022/07/16(土)〜07/18(月祝)
    ※3日間
  • 第2回
    2022/09/03(土)〜09/04(日)
  • 第3回
    2022/10/15(土)〜10/16(日)
  • 第4回
    2022/11/12(土)〜11/13(日)
  • 第5回
    2022/12/10(土)〜12/11(日)

開催内容

【第1回】

○2期(3日間)

1日め

14:00
開始
熊谷先生講義
MTMについて(石山)

17:30
諸連絡
懇親会場へ移動

18:00
懇親会開始

20:00
懇親会終了

2日め

8:30
受付開始

9:00
エビデンスに基づいた臨床について
(松本先生)
初診時ビデオ鑑賞
院内見学
規格性のある資料採得について
(石山・家泉)

12:00
昼食

13:00
実習
・資料採得
・初期治療
・メインテナンスプログラム

18:00
・終了

3日め

8:30
受付開始

9:00
MTMのおさらい(家泉)
ディスカッション

12:00
昼食

13:00
熊谷先生講義・総括

16:30
終了

○1期(2日間)

1日め

13:30
・受付開始

14:00
・諸連絡
・熊谷崇先生講義
・休憩
・MTMについて スライド+ビデオ
(石山・家泉)
・質疑応答
・写真撮影

18:00
・懇親会場へ移動

19:00
・懇親会開始

21:00
・懇親会終了

2日め

石山・家泉による講義・実習

8:30
・受付開始

9:00
初診時資料採得について

12:30
・昼食

13:30
初期治療について

15:00
・熊谷崇先生総括
・質疑応答

16:30
・終了

【第2回】

1日め

14:15
・MTMケースプレゼンテーション前半(一人15分)

16:15
・休憩(15分)

16:30
・MTMケースプレゼンテーション後半

18:30
・休憩(10分)

18:40
・熊谷崇先生総括

19:00
・終了

2日め

北欧歯科 加藤雄大先生
(EFP(ヨーロッパ歯周病学会)クリニカルガイドラインから学ぶ、世界標準の歯周治療)

9:00~10:30
・なぜMTMの初期治療として歯周基本治療が必須であるか?(歯周病の病因論、歯周治療の特性)
・歯周病の新分類
・歯周病に罹患した歯の予後判定、治療計画

10:30~12:00
・歯周治療ステップ1(口腔衛生指導、リスク因子のコントロール)
・歯周治療ステップ2(原因除去療法、SRPの手技)

13:00~14:30
・歯周治療ステップ2 続き(非外科治療の可能性、歯周治療のゴール)

14:30~16:30
・歯周治療ステップ3(基本的な歯周外科治療:アクセスフラップ)
・歯周治療ステップ4 メインテナンス

16:30
・終了

【第3回】

1日め

14:15
・歯周治療ケースプレゼンテーション前半(一人15分)

16:15
・休憩(15分)

16:30
・歯周治療ケースプレゼンテーション後半

18:30
・休憩(10分)

18:40
・熊谷崇先生総括

19:00
・終了

2日め

恵比寿ヘンミデンタルオフィス 
辺見浩一先生

・保存修復治療における診断の重要性
・臨床の中で生活歯髄とどのように向き合っていくか
・ドリリング&フィリングからの脱却
・MIを臨床の中で本当の意味で実践するために必要なこと
・齲蝕除去の最新の考え方
・修復と歯髄、歯髄保存治療の長期経過を担うのが接着修復
・介入が必要な「深在性齲蝕」とは?
・拡大視野の必要性

・修復処置のケースセレクション

・ダイレクトボンディング
 ーダイレクトボンディングとは?
 ーダイレクトの窩洞形成
 ー接着の基本的な知識
 ー歯牙の解剖学的形態

・インダイレクト
 ーセラミック修復の現在
 ーセラミックと接着
 ーセラミックインレーの形成
 ーセラミックインレーの接着
 ーセラミックアンレー〜オーバーレイ形成
 ーセラミックアンレー〜オーバーレイの接着

・臨床ケース

【第4回】

1日め

14:15
・保存治療ケースプレゼンテーション前半(一人15分)

16:15
・休憩(15分)

16:30
・保存治療ケースプレゼンテーション後半

18:30
・休憩(10分)

18:40
・熊谷崇先生総括

19:00
・終了

2日め

川勝歯科医院 田中利典先生

9:00~12:00
OPに必要となる基本的な歯内療法について
・病因論、治癒のメカニズム
・問診、口腔内診査、エックス線写真診査
・治療計画、意思決定
・根管形成

13:00~16:00
OPに必要となる基本的な歯内療法について
・根管洗浄
・根管貼薬
・根管充填
・ポストコア、ガッタパーチャの除去
・根管充填後の対応と予後

16:30
・終了

田中利典先生 抄録

一般歯科(保険診療)において、歯内療法は術者の精神的・経済的負担が最も大きい診療分野と言っても過言ではありません。低い保険点数に目を向けてしまうと「一回あたりどれだけの時間でこなすべきか」という考えに囚われてしまい、歯内療法の正しい術式・対処法の考え方が薄れていってしまいます。その結果「短時間で済ませる良い方法はないか」というテクニックだけを追い求めることになりかねません。特に、若い歯科医師においては職場環境によって上記のような治療方針を求められる場合があり、いわゆる「従来の診療スタイル」に染まっていき、いつしか脱却することが極めて難しくなってしまいます。

本講演では、歯内療法の基礎をお話しし、保険診療でも治療効果を最大化する知識と技術をお伝えいたします。OPという医療哲学を実践することと同じく、基本に忠実に歯内治療を実践する環境を整え、1ヶ月後のケースプレゼンテーションに向けて取り組んでいただきたいと思います。

【第5回】

1日め

14:15
・歯内療法ケースプレゼンテーション前半(一人15分)

16:15
・休憩(15分)

16:30
・歯内療法ケースプレゼンテーション後半

18:30
・休憩

18:40
・熊谷崇先生総括

19:00
・終了

19:30
・懇親会開始

21:30
・懇親会終了

2日め

9:00~12:00
・総まとめのケースプレゼンテーション

13:00~16:00
・総まとめのケースプレゼンテーション
・熊谷崇先生総括

16:30
・終了

GOAL

・歯科医療哲学「真の患者利益の追求」←→今の日本の歯科の実態

・MTMの目的・流れの理解

・初診時資料採得の内容・方法の理解

・初期治療時の内容・説明方法の理解

・口腔内写真撮影法の理解・実践(セミナー後の練習法)

・デンタルの位置づけ実践

・クラウドを活用した情報提供

・同じ志をもつ仲間との出会い

費用

¥220,000/人(税込み)

5回分のセミナー受講費および日曜日の昼食代と懇親会費2回分を含みます

※交通費および宿泊費は別途各自でご負担いただきます

入金先

口座名:サット・エクスパンション
三菱UFJ銀行 春日町支店(店番号062)
普通預金
口座番号:0054560

  • お振り込み手数料はご負担いただくようお願いします
  • 応募は入金をもって確定とさせていただきます
  • ご入金いただきその後キャンセルになった場合は、いかなる理由でも返金は致しかねますのであらかじめご了承ください。

定員

10名

参加条件

以下の条件をすべて満たす者

・申込み時点で臨床研修修了後5年以内である
(例)2021年に応募できるのは、2016年度(2017年3月)以降に研修修了した方です

・全5回のすべての日程に参加できる

・セミナー毎の予習(課題図書・論文の読了)と復習(ケースプレゼンテーションの準備)が毎回行える

・ケースプレゼンテーションのための患者の資料採得や治療が行える環境が揃っている

・ケースプレゼンテーションのための患者資料の使用・持ち出しを勤務先院長から許可される

・新型コロナワクチン接種を2回受けていること

・注意事項および備考に了承できる

申込み方法

申込みフォームに入力をお願いします。

申しこみ前に志望動機書(Word形式・1200字)を作成し、申しこみと同時にお送りください
志望動機書のファイル名は「志望動機書(全角スペース)お名前」とし、SAT事務局(info@sat-iso.net)にメールにてお送りください。

選考

先着順ではなく志望動機書により参加者を選考させていただきます

参加の可否は開催1か月前を目処にご連絡差し上げます

持ち物

院内シューズ、実習がある時は白衣、筆記用具

懇親会

第1回め、第5回めに懇親会を行います

会場等については参加者に別途ご連絡致します

交通宿泊手配について

交通宿泊手配につきましては、申込依頼書をご記入の上、メールまたはFAXにて下記にお願いします。

名鉄観光サービス株式会社 銀座支店
〒104-0061
東京都中央区銀座7-8-2 銀座御幸ビル8階
TEL : 03-3572-0511 FAX : 03-3571-7447
担当:渡辺 尚子/清田 浩之
メールアドレス:sat@mwt.co.jp
申込依頼書PDF エクセル

注意事項

  • 新型コロナウイルスの感染状況および旅客機の運行状況等により、セミナーを延期する場合があります
  • セミナー期間中の録音・録画は一切禁止です
  • 配布資料を勤務先以外の者へ開示する行為・SNS等で公開する行為は禁止です
  • 参加者が定員に満たない場合(応募者多数だが参加相当と認めた者が定員に満たない場合を含む)はセミナーを開催しない可能性があります