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歯科医療の本質である“生涯自分の歯で食べられる”ということを実践するためには何が必要であるかを伝えるとても素晴らしい番組であった。
歯科医院は日本中何処にでもある。
毎日削ることを繰り返し、本当にやりたいことはこんな事ではないと日々ストレスを抱え、予防の大切さは知っているが、どう打開していいか分からない 現実と理想の板挟みである歯科医療従事者ならびに、困ったときのみ来院 もしくは3ヶ月に1回に歯科医院にケアに通いながらも毎回削って詰められるということを“おかしい”と思わず予防できていると信じている患者さん達に一石を投じる内容であった。
この番組放送後、番組を見たという多くの初診患者が当院を訪れる。
そして私はその患者達と話していて、本当に歯を一生涯守るためには、今行っているMTMを軸とした歯科医療が間違っていないと確信した。
また切削治療ではなく、メンテナンスという治療行為こそが、一生涯歯を守ることになることを再認識した。
当院では来年1月からメンテナンスの自費化が始まることが決定している。
保険制度が….国が….ということよりも私は、口腔健康の本当の価値を患者に理解してもらう良い機会だと感じているし、私たちも本当にその人に必要なメンテナンスを提供できるチャンスだと感じている。
このような考え方を私たち歯科医療従事者、ならびに日本国民に伝えるという困難かつ素晴らしい取り組みを続ける熊谷崇先生に感謝の意を表し、私たちも更に邁進していきたい。