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今回、熊谷崇先生がカンンブリア宮殿に出演されたことで、人々の関心が口腔内の健康維持に向き始めたことを改めて実感した。
口腔内の健康を守ることは、全身の健康を守ることと非常に深い関係がある。このことにだんだんと注目が集まり、生涯自分の歯で食べることに対する人々の欲求が高まってきているように感じた。
最近では多くのメディアでもこのようなメッセージが発信され、歯を守ることに関する特集が組まれた雑誌なども増えたように思う。
生涯自分の歯を守るためには、乳歯が生え始める時期から歯科医院に通うことが非常に重要である。日吉歯科では、家族単位で通院していることが多く、ファミリーデンティストとしてのベースがきちんと構築されていると感じた。乳歯が生える前から、さらには、妊娠中から歯科医院で定期的に受診することで、適切な時期に自分にとってベストな予防法を取り入れることが可能となる。家族単位で通院することで、家族がお互いにコミュニケーションをとりながら口腔内の健康価値を高めていくことができる。
また、企業との連携や学校との協力など診療室外で取り組まれている啓蒙活動を見て、自分達でもできることから取り入れていきたいと思った。
幼い頃から口腔健康という価値観を適切に身につけ、その価値を受け継いでいけるような環境を整えることが歯科医師としての役割のひとつであると感じた。