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山形県酒田市にある日吉歯科診療所は、人口11万人の酒田市民が約1割もの人々が通う歯科医院です。院長の熊谷崇先生は80歳になってもすべての歯がある社会を目指して、むし歯ができる仕組みを患者様に理解していただき、歯科医院はむし歯ができたら通うところではなく、むし歯にならないように通うところだと、長い年月をかけて「予防」について訴えてきました。開業当初は、患者様からの苦情が殺到し、喧嘩になることもあったそうです。しかし、信念を曲げずにむし歯に関する資料等を渡し、予防の必要性を訴え続けた結果、その努力が実を結び、地域住民が1割もの人々が通う歯科医院へとなりました。
当院も予防を基盤とした歯科医院で、地域住民の口腔の健康を守るために、日々診療を行っています。私は1月から患者様を診させて頂いていますが、予防歯科の重要性、そして歯科衛生士の本当の役割を改めて認識することができました。患者様が生涯自分の歯で健康に過ごせるよう、自分が行っている診療に誇りを持ち、日々努力をしていきたいと思いました。