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今回、テレビ東京のカンブリア宮殿にて熊谷 崇先生がゲストとして迎えられ、現在の歯科医療についての取り組みが取り上げられました。
村上 龍氏がメインキャスターを務め、番組はゲストと対話形式で進行します。自分たちの世代では、Ryu’sBarという番組が以前ありましたが、その平成版といったところかなと見ていて思いました。
番組の内容は熊谷先生の今までの取り組みと歯科医療の問題点、予防、メインテナンスの有効性と経済効果などオーラルフィジシャンでの取り組みについてでした。
番組が終わり村上 龍氏の編集後記で「インプラントに頼る身として、子どものころ、熊谷先生のような歯科医が身近にいたらどんなに助かっただろうと、切実にそう思う。」と記述し、放送終了時のビデオでは本音で自分の歯科人生を悔いてスタッフに話す素顔の村上氏の姿があった。その姿を見るとインプラントの治療で何度も手術をうけた自分の姿と重なりました。
本当に患者さんが望んでいるのは最新のインプラント治療や再生療法、審美的なセラミック治療ではなく、自分の健康な歯がそのまま残り、健康で苦痛のない生活を一生おくれることではないかと思います。そのことを実践できるよう私たちオーラルフィジシャンは行動していかなくてはならないのだと、痛感しました。