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私自身、歯科業界に携わる前は歯に対する意識も低く歯医者は痛みが出てから行くとこという感覚でいました。「予防歯科」というよりは「治療歯科」という感覚。
痛みが取れればそれでいい。多くの人がそう思っているかと思います。
そしてまた、そうではなく虫歯菌を減らさなければ意味がない事を私を含め知らずにいる人がたくさんいると思います。自分が歯科業界に携わる事で入れ歯の方が物を食べる事に苦労していることを目の当たりにして美味しく食べられることが幸せなことだと思うようになりました。しかし人の口の中を見る機会は一般にはあまり経験することはなく、核家族化が進む現代では若年者は高齢者と関わる事も少ないので入れ歯の不自由さを理解するのは難しいと思いました。
その中で熊谷先生は保険のきかないメンテナンスを理解してもらえる努力を長い年月を経て市民の一割もの方に通ってもらえるほどまでに浸透させた実績をお持ちで、患者自身にカリエスリスクを知ってもらい理解してもらえる事の重要さを感じました。
歯医者は痛い。怖いのイメージは虫歯や痛みが出てから治療に行くからで、予防歯科を幼少期の頃から受けていたら歯医者で痛い思いをすることはほとんど無いので歯医者に対する恐怖もなく通えるというメリットもあるので多くの人達に是非知ってもらえたらと思いました。