院長:須藤 真行
今回は2回目でしたが、やはり前回同様驚きの連続でした。
一度聞いた話でも、多くの点で、理解不足や間違った覚え方をしていたことを再認識いたしました。「本物」の技をマスターする・・・お話ししている内容は決して難しいことではないと思うのですが、奥が深い。シャープニング一つとっても前回一度教えていただいたにもかかわらず、できていない、理解していませんでした。
武道の言葉に「守」「破」「離」という言葉があります。
「守」とは、師に教えられたことを正しく守りつつ修行し、それをしっかりと身につけること。「破」とは、師に教えられしっかり身につけられたことを自らの特性に合うように修行し、自らの境地をみつけること。「離」とは、それらの段階を通過し、何物にもとらわれない境地をさします。
まずは師である中山先生の話していることを忠実に理解し、実践する「守」を何年かかるかわかりませんが、しっかりと自分自身ができるようになりたいと思います。これからも定期適に教えていただき、「守」のレベルまで到達するよう頑張ります。
歯科医師:鎌田 洋一
■Dr.中山セミナーを受講して
先日は、大変貴重なご講義を有難うございました。
シャープニングのやり方、探知の行い方、CK・テーラーの持ち方、使い方、キュレットの使い方など、昨年同じ事をご講義して頂いていたはずなんですが、思いこみや自己流になっていて、全然取れていなかったということが良く解りました。
これからは、まず自分の考えを捨て、中山先生にご教授いただいた方法を模倣し、習熟できてから自分の意見を盛り込んでいこうと思います。
習熟できるまでには、まだまだ先生にご指導頂くことが多いと思いますので、今後ともご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。
セミナー後の1週間、定期健診の処置でも、初診患者でも、超音波を一切持たずに鎌型・キュレットだけでP処しています。お陰で、SRPが楽しくて仕方ありません。
中山先生、素晴らしい技術を有難うございました。また、次回も宜しくお願いいたします。
歯科医師:椋本 博之
■中山先生の講習を再受講して
ちょうど1年前に中山先生の講義を初めて受けた時には、今までのシャープニングやSRPの概念との違いに大きな衝撃を受けました。今回2回目の講習を受けて、あらためて色々と学び、体験することができました。
ふだんの診療ではカリエス処置が多く、スケーリングやSRP等の歯周処置を行なう機会が少ないので、教えて頂いたことも忘れがちであったり、自分流になってしまっていたりしました。
相互実習にて、SRPを行う際自分が取り残してしまい易い所や、患者側になり中山先生にSRPをして頂いた時の腕の力の入れ具合やストロークの大きさ等、実際に受けてみて感じるものもありました。中山先生に処置して頂いている時は本当に気持ちが良く、汚れが取れていくのも判りました。
今迄勤務していた医院の衛生士さん数人にSRPをして貰いましたが、気持ちいいと言うよりか、痛かったと言う印象が残っています。中山先生の様なSRPであれば、長い時間でも苦痛ではありませんし、保険外で多少お金が掛かるとしても是非受けたいと思いました。
今後、診療で患者さんにSRPを行う時は、我流にならない様に、中山先生に指導して頂いたことを忘れず実践できる様に気を付けて行っていきたいと思います。また来年も中山先生の講義を聞いて、復習と新しい発見ができることを楽しみにしたいです。ありがうございました。
歯科医師:杉山 智一
■中山先生のセミナーを受講して
一年前、スケーリングとルートプレーニングの中山式のセミナーを受講させていただき、今まで自分がしていたP処置がいかに間違えだったと気づき、歯周病におけるメインテナンスの概念を根本的に見直させていただきました。
今回、再受講するにあたり中山先生がおっしゃっていた事は、去年ともしかしたら変わらなかったかもしれませんが、キュレットの持ち方や、歯石探知で一日が終わってた去年の事を思えば、確実に進歩したのではと思います。
今後の課題として、いかにこのSRPを患者様に理解していただき、歯石がとれてフロスがきしむ様な感覚を感動に変えられるよう一日一日を努力したいと思います。そしてまた、次回お会いした際には、課題が一つでも多く克服した状態で臨みたいと思います。ありがとうございました。
歯科医師:花輪 聡美
■アメリカ歯周病専門医 中山吉成先生によるSRPセミナーを受けて
3月1、2日の二日間にわたり、アメリカ シアトルで歯周病専門医として開業されていた中山吉成先生を当院にお招きし、SRPセミナー受講するという好機に恵まれました。この二日間で私が学んだことは、歯石を除去するための器具の研磨の方法と歯周病の原因とされる歯石(特に歯茎の深い所に付着する歯石)を探知し除去するテクニックを実習を通して細かく指導していただきました。
私は、歯科大の学生のときにペリオの実習でシャープニングを一度、SRPを数回習い、それから以後このような講習を受けることなく生活していました。アーカンサス砥石も、自分のスケーラーを所持しているのにも関わらず、です。
昨年研修医が終了し、歯科医師としてみどりの森で勤務させていただき、多くの患者さまの口腔内を診る機会を得ましたが、歯石というものは、一見健康な口腔内であっても存在しているのだということをしみじみ感じておりました。そんな折に先日の様な講習会を受けさせていただくことができ、自己流になりつつあった多くの部分を気づき、見直すことができ、意識すらも変化することができたことをとても嬉しく思っております。
中山先生はアメリカで歯周病専門医として長くご活躍しており、シアトルで開業されていたとのこと。タフツ大学のお話など、SRP以外でもためになるお話をしていただき、ありがかったです。
中山先生の実習のあと、SRPを行うとき、自分の意識が変わったことを実感しています。中山先生がおっしゃられていたように、患者さまも意識が変わって、「まだここが付いている」だとか、「今のは、取れた感じがする」などと言われる日がくるのだろうかと思いながらSRPを行っています。今回のセミナーで学んだことを、当院に来院していただいている患者様のお口の健康を維持できるよう、活かしていきたいと思います。
歯科医師:野邑 篤史
■3月1日、2日中山先生シャープニング、SRP実習感想文
中山先生の講習を受講させていただくのも今回で2回目になります。去年の講習を受けた時の感動が再びよみがえってきました。シャープニングに関してむだに刃を削り過ぎていたことを認識し、誤った知識の修正でメモをとるばかりでした。しかし2回目の講習ということもあり、去年とは違った目線で技能習熟に臨むことができました。
SRPに関しては、器具の使い分け、使い方、去年の講習を受けていたにもかかわらず誤った方向に向いていました。しかし去年と違うところは、去年は手探りで行っていた実習が、今年は去年得た知識を軌道修正するイメージで臨めたので少しは中山先生の目線に近づけたと思います。
この2日間で今後の歯科治療を左右する大きな何かを得た気がします。
中山先生の卓越した歯周治療に少しでも近づけるように今後も努力する次第です。
本当にありがとうございました。
歯科衛生士:島村 彩
■平成23年3月1~2日 中山先生セミナー感想
前回お越しいただいて、ちょうど1年が経ち、その間日々の診療でNo5の探針やテーラー・CKを使っていましたが、今回の実習で徐々に我流に戻ってしまっていたことを感じました。
・シャープニングについて
ckやテーラーがいびつになってしまっていたので研ぎ方を復習し、形を整えるシックルタイプのスケーラーは根本の部分を研いで、先端にあった細さに修正する。
・No5探針について
指先で引き上げるようになってしまっていて、歯石の細かい感触が探知できなくなっていた。力を抜いているつもりでも、手全体に力が入ってしまっていた。
・スケーリングについて
指先や手首の力で歯石をひねり取る長年の癖があるので、スケーラーの把持法や固定の位置を見直して腕を引くように歯石を除去する。中山先生のポジショニングをしっかり自分のものにするために、相互実習や診療中も意識して取り組みたいと思います
長年体に染みついた癖はなかなか抜けきりませんが、先生のビデオを何度でも見直し、フォーム改造をしっかり行っていきたい。
二日間ありがとうございました。
歯科衛生士:芳野 友美
先日はお忙しい中、私達にご指導頂きましてありがとうございました。
1年前にご指導頂いた後、恐る恐るテーラーやCKを使ってSRPをやってみました。何10年も沈着していたような、除去しにくい余剰セメントを、軽々と除去することができて、SRPの楽しさをあらためて実感することができました。又、シャープニングの大切さを痛感しました。
SRPをしていくうちに、徐々に自分流のSRPも加わってきて、先日の講習会で気づかされることが多々ありました。手首を使わず、腕の力でSRPができるようにやっていきたいと思います。そして、歯石を取ることは痛いと思っている患者様や、痛い思いをしてきた患者様に、SRPは痛くない、気持ちいいものなんだと思って頂けるようなSRPを心掛けていきたいと思います。ありがとうございました。
歯科衛生士:瑠璃川 愛
■中山先生セミナーを受講して
去年に引き続き、2日間という貴重なお時間を頂いてとても有意義で素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。
今回のセミナーは、前回の受講も踏まえて臨みましたが、前回までに身につけることができなかった新たな知識や技術、そしてなによりもこの1年で練習を積んできたことの見直し、学びを得ることができました。中山先生の熱心でいて優しい指導によって、充分理解ができ、より患者様に最新で的確な処置の提供ができるのではないかと歯科衛生士冥利につきるものの習得ができたのではないかと思います。
シャープニング一つにおいても苦手な部分の見直しや、より切れる刃部とはどんなものか、刃部の修正技術などなど・・・たくさんの学びがありとても充実したものでした。
SRPでは、デモにおいて私の口腔内を診て頂き、鼻の中の診断や喉の奥まで、今まで全体で知り得る情報の乏しさに気づくことができ、また私自身が一番ずっと長い間気になっていた右上4、5番の違和感の部位のSRPをして頂き、その部位の予後がとても良く、感謝の気持ちでいっぱいです!!!
ずっと諦めていた違和感との付き合いも今はなく、患者様の気持ちが少しは理解することができたのではないかと思うことと共に、明日の診療から、私自身が患者様に喜んで頂ける施術をしっかりと行おうとより思いました。その為には、また練習を積み、年に一度また先生が来て頂けるということなので、それまでにレベルアップしている自分でいられるよう努力していきたいと思います。
歯科衛生士:田口 かやこ
■中山先生のセミナーを受講して
今年、2回目の中山先生のセミナーの日がとても待ち遠しかったです。
昨年は中山先生のセミナーに参加させて頂き今まで持っていたSRPの考え方とは違うたくさんの衝撃がありました。
そして今年もたくさんのことを教えて頂きSRPをますます楽しいものと感じることができました。
昨年も教えて頂いたシャープニングはイメージしながら研ぐことに気をつけて実践しているつもりではありましたが、今回もう一度教えて頂き思い通りの形態をしっかりとイメージできていなかったことに気づきました。
中山先生のスケーラーは細くてもキレイにシャープニングされていて、とても使いやすく器具への愛情も感じました。
もう一度、教わったことを復習して来年には中山先生のようなスケーラーをお見せすることができるよう練習します。
また、相互実習では患者様を知ることの大切さをあらためて教えて頂きました。
鼻の中やのどの奥など、いつも見逃していました。
中山先生のセミナーを受けてからは、毎回確認するようになりました。
昨年、私は探知が全然できませんでした。
今回探知をして歯石を除去できた時はとても嬉しく、自分が患者となり除去してもらった時もとても嬉しく思いました。
早く患者様にも実際に体験して喜んでいただきたいです。
今、探知し除去しフロスで確認を患者様と一緒に行うと患者様はとても反応して下さるので処置も行いやすくなったように思います。
まだまだ器具の扱いや力加減などうまくできないことが多いですが1日でも早く中山先生のように患者様に心から喜んで頂ける歯周治療が行えるよう努力していきたいと思います。
また、実際に中山先生に見て頂きたいと思う患者様もいらっしゃいます。
骨吸収がありSRPを行い、セルフケアも良いのですがなかなか歯肉の改善が見られません。
そんなときはどうしたらいいか。また中山先生にアドバイスを頂ければと思います。
私達の質問にいつもていねいにわかりやすく教えてくださり、本当にありがとうございます。
中山先生、本当にありがとうございました。
来年もとても楽しみにしております。どうぞよろしくお願い致します。
歯科衛生士:藤田 香代子
■中山先生のシャープニング、SRPセミナーを受けて
私は去年に引き続き2度目の中山先生のセミナーでした。シャープニングでは前回とはまた違った疑問を持ち臨むことができました。
中山先生の的確なアドバイス、高い技術で使えないと諦めていたスケーラーが難しい部位で使用できる細く鋭いスケーラーへ蘇りました。
2日目は私の歯並びが悪いところを実際に中山先生にSRPをやって頂いて、感動しました。何度かスタッフ同士でSRPしあい、メインテナンスにも通っていたのに中山先生の数分のSRPで帰宅後の舌での感触、フロスの通り具合が今までと全く違ったのです。
これが本当のSRPなのだと思いました。
私も患者様に家に帰っても感動できるSRPを目指し、口腔内の健康維持のサポートをしたいです。
中山先生、2日間本当にありがとうございました。
歯科衛生士:山口 里奈
■中山先生のシャープニング、SRPのセミナーを受けて
中山先生の器具を見せていただいて、とても細くなってしまった器具をうまく磨いて使えるように私もなりたいと強く思いました。先生は細かい刃の形態も確認して修正していく・・どのような刃にしたいのかイメージをすることが大切だとあらためて知ることができました。先生のように使いやすい形態にできるように練習したいと思います。
二日目の相互実習では、プロービング、咬合、唾液腺のことなど今まで知らないことだらけで衝撃と感動がありました。今後、この経験を生かして患者様に提供していきたいと思います。
SRPでは、力を入れるとき抜くときが難しかったです。
1年間手首を動かさないようになるべく意識して行っていましたが、器具の研ぎ不足や癖もありうまくできませんでした。今回再度、中山先生にご指導していただき、これからもっと注意をして行いたいと思います。探知も少し器具の当て方が違うだけで残石を発見できてうれしかったです。
そしてなにより、患者役になるとこんなにも付いてるところがわかるのかと驚きました。きちんとお話、歯石を知ってもらうように治療中の会話がどれだけ大切なのかと知ることができました。そこからホームケアにつなげることができるようになりたいです。
2回目がありさらに知識、技術を吸収することができました。
中山先生、本当にありがとうございました。
歯科衛生士:新倉
■Dr.中山 講習会 感想
去年、中山先生の講習会に参加した時はまだ入社して間もなく、SRP自体も学生の時に実習で行っただけだったので、器具を扱うことにも慣れていませんでした。逆を言えば、自己流のクセもないのですんなり出来るのではないかと思っていましたが、今年また中山先生の講習を受けて、話を聞くと去年おっしゃっていたことを思い出すのに、実際は全く出来ておらずいつの間にか自己流になってしまっていたことを実感しました。
他にも、よく観察することがとても大事なのだなと思いました。よく観察することによって、一つのことからいろいろな背景が見えてくるので、とても奥が深いと思いました。
今回、中山先生の講習を受けて、去年の復習も出来ましたし、新しい発見もあったのでとても勉強になりました。
今回学んだことを、ぜひ診療に生かしていきたいと思いました。
歯科衛生士:古内 敬子
■中山先生のセミナーを受けて 2011.3.1~3.2.
始めて、中山先生のシャープニングとSRPのセミナーを受けさせていただいて一言、衝撃を受けました。
中山先生のお話は色んな先輩達から聞いていましたが実際お会いして、セミナーを受けて今まで私がシャープニングSRPと思っていたものと360度異なっていたので大変びっくりしました。
学校で習った事とは本当に違っていて今まで私は、何を学んでやってきたの?かと、自信を喪失。
その一方、中山先生から学んだ事を少しでも自分自身のものにできるように努力をし、少しでも中山先生に近づける様に頑張って生きたいと思います!シャープニング・SRPとP処を極めて行き認めてもらえるのを、目標に頑張ります!
ありがとうございました。
院長:早乙女 雅彦
中山先生のセミナーは昨年、一昨年と引き続き3回目です。
今回の私達の医院のセミナーの大きなトピックは根分岐部病変へのアプローチと歯周治療へのCTの活用となりました。
一日目にケースプレを4ケースを行い、先生に御指導いただきましたが、2ケースで問題となったのが根分岐部病変であり、お2人とも翌日に患者さんに実習に来ていただき、口腔内診査、SRPのポイントを先生にご指導していただきました。まず比較的軽度(分岐部病変Ⅰ度〜Ⅱ度)の上顎大臼歯頬側分岐部病変で歯根の癒着傾向があり、再評価検査でも5〜6mmのポケットが残ってしまった部へのアプローチとして、分岐部病変を進行させないための方法として頬側歯肉を切除して、根尖側移動をした後SRPを行う方法を御指導いただき、この患者さんには実際に頬側の歯肉切除をしてみました。
また上顎大臼歯の進行した分岐部病変については治療の方法としてまず保存するか否か予後の予測をしっかり行い、予知性のない歯は早期の抜歯、インプイラントも一方法であること、または抜歯後、局部床義歯の対応もありとのお話しをいただきました。保存する場合、実際にはルートリセクンション等を含む外科処置に踏み込むのか、SRPを繰り返しメインテナンスを続けるのか、など患者さんとよく相談をして決めていく必要があること、分岐部根内側へのSRPの器具の使い方(グレーシーミニファイブNo13、No14など)や、どの程度まで到達するのか等もご指導いただきました。
また当院では昨年末にCBCTを導入、今回のセミナーで見ていただいたケースプレ、実習に来ていただいた患者さんでのCTを撮影してあり、CTをどのように歯周治療に活用できるか先生にご指導頂き、私だけでなく、歯科衛生士にとっても大変勉強になりました。
CT活用のポイントとして
1. 歯根の解剖学的形態を十分理解するための勉強をする。
2. プロービング時にX線を参考に歯根形態と骨欠損をイメージできるようにトレーニングする。
3. CT画像と解剖学的形態相互の関係を理解する。
4. 外科処置を行う場合は必ず見学することや、OPE時のSRPも歯科医の監督の元、衛生士が行うことにより実際の根形態の把握や、歯石がどこに残存するのか自らの目で体験することにより、X線やCTとの関係を学習できる。
5. CTをもっと有効的・積極的に活用するためにCTの有効性等、患者への説明を積極的に行う。
等をご指導いただきました。今回は、分岐部病変のアプローチやCT活用など少しアドバンス的な内容もご指導いただきましたが、もちろん診査やSRPの基本的な事項、ぺリオだけでなく咬合等、口腔全体を診断できる目を持つこと、
患者さんへの話し方等、基本な事項においても十分ご指導いただきました。セミナーの内容からも、衛生士の力量が1回目より2回目、2回目より3回目と少しずつ進歩していることがうかがえました。現在年に1回のペースでセミナーをお願いしておりますがセミナーは大変有効で少しずつですが進歩していることも実感しております。
歯科衛生士:五十嵐 里恵
中山先生の歯周病実践セミナーは今回で2日回目の参加です。
産休のため、1年のブランクがありもう一度初心に帰り一から学ぼうとという目標で参加させていただきました。
中山先生のセミナーを受講して、基本の大切さを学びました。以前はどうしても自分の癖がでてしまい、自己流になっていました。やはり、きちんと器具を手入れしないと、正しい当て方、力では歯石をとることはできません。シャープニングを正しく行うことにより、縁下歯石を取り滑沢化するとき、本当にやさしい力で行うことができました。いかに今までむだに力が入っていたかがわかりました。器具の持ち方を修正していただいて、歯石に触れたの感触がより分かりやすくなりました。
また、実際中山先生に診ていただいて、メインテナンスの気持ちよさを実感しました。普段の診療では、歯石を取ることだけに集中していましたが、もっと患者様とコミュ二ケーションをとり患者様自身の口腔内に対して興味をもっていただけるように診療していくことが大切だとおもいました。また、しっかりとフィンガーレストを置くことで、自分も患者さも安心できることを学びました。そのためには、器具の管理をしっかり行うこと、自分の技術を日々高めていくことが必要です。中山先生に診いて頂いたように気持ちよいメインテナンスが提供でき、患者様の口腔の健康が保てるような歯科衛生士になりたいと思いました。
中山先生、ありがとうございました。
歯科衛生士:大塚 清美
今回で3回目となる中山先生の歯周病セミナーに参加させて頂き有難うございました。
的確かつていねいな探知と根面の状態を診査し器具を使い分け、力をコントロールしている中山先生には、再度感動させられました。基本はとてもシンプルでわかりやすく自分でもわからなくなっていることや、自分流になっていたことを気づかされました。相互実習では自分の苦手な部位の指導を頂きました。これまたシンプルでわかりやすく、ポジショニング、左手の使い方と今まで学ぶことのできなかったことを数多く学ぶことができました。
先生のセミナーを継続して受講することで、自分の成長を実感することができ、また次の目標を立てる目安にもなります。お忙しい中、ご指導いただきありがとうございました。また次回のセミナーを楽しみにしております。
歯科衛生士:大山 佳子
中山先生に当医院でセミナーをして頂くのは今回で3度目になります。先生は毎回同じように説明・指導してくださっているとお話されていましたが、私たちには毎回違った気づきを与えてくれます。中山先生の知識や技術はとても深いなぁ。と感じています。
今回、私の担当している患者さんを中山先生に診ていただいた際、中山先生が常に5年後・10年後の患者さんの口腔内を考えながら診療しているということを強く感じ、学びになりました。患者さんは50代の女性で歯周病が重度に進行してしまっている方でした。分岐部がある部位が心配で、現在の私が行ったSRPは適切なのか。フラップ手術が必要なのか。またフラップ手術をしたからといって改善し長く維持することができるのか。など悩んでいました。私は今なにをすることが患者さんにとって一番いい選択なのかを考えていました。
中山先生が患者さんを診て指導してくださったことは、この方の場合はSRPをしっかり行いメインテナンスで縁下のコントロールをするということ、そしてメインテナンス中に悪化するようなら骨があるうちに抜歯をしインプラントや義歯にすることも考えた方がいいということでした。この患者さんとも今後長いお付き合いになります。私も中山先生のセミナーや今までの経験を活かし先々までよく配慮した選択・診療をしていきたいです。
中山先生ありがとうございました。また今後もご指導よろしくお願いします。
歯科衛生士:丸山 宏美
今回の中山先生のセミナーで1番印象に残っている事は「言葉を引き出す」ということです。
2日めの患者様の実習で私は担当させて頂いている患者様にいらして頂いき、実際に中山先生に教えていただきました。この方のSRP時、今まで中山先生に教わってきた様に、声かけを行いながらできるだけ患者様ご自身に歯石を感じてもらいながら行っていたつもりでしたが、患者様はどこか反応が薄く、満足して頂けているのか、不安でした。
しかし、中山先生にSRPを行ってもらうと、根面を5番の探針で探りながら何度も、患者に「どうですか?どんな感じがしますか?」とくり返し聞いておられ、あんなに反応が薄かった患者様がご自身で「でっぱっている感じする」「ザラザラする」など言って下さる様になっていました。患者様の反応が薄かったのではなく、私が患者様の言葉を引き出せてなかったんだと思いました。
これからは、中山先生に教えていただいた固定や探針の使い方を正確に行い、患者様の言葉を引き出せるようなSRPをしていきたいです。
中山先生ありがとうございました。
歯科衛生士:川津 友里恵
中山先生のペリオセミナーへの参加は今回で3回目でした。今回もたくさんのことを学ばせていただきました。
シャープニングの実習では特にCKやテーラーなどのシックルスケーラーの研ぎ方が勉強になりました。形態を変えないよう、シャープニングする仕方がわかりしっかり実践していきたいと思います。
また、再評価のデンタルは、初診から9か月以上後に撮った方がいい、と教えていただきました。8番は埋伏していても、早い段階で抜いた方がいいそうです。ブラッシングやフロッシングが難しい8番は、抜歯をすすめていきたいと思います。5年しか持たない歯なら、歯槽骨があるうちに抜歯にして、義歯かインプラントにした方が長く持つということも勉強になりました。
SRPの実習では中山先生に実際に私の口腔内も探知していただきました。
中山先生の探知は感触が伝わりやすく、どこに歯石があるのかわかりやすく感動しました。私も患者さんに気づいていただけるような、探知ができるようさらに努力していきたいです。
スケーラーの選択の仕方もとても勉強になりました。
今回のセミナーを自分のものにできるよう、日々のシャープニングや診療で実践していきたいと思います。
本当にありがとうございました。
歯科衛生士:佐藤 梨沙
中山先生、今年もありがとうございました
わたしは今回で二回目の参加になりました。
昨年のセミナーのあと、当院では中山先生に教えていただいたことを忘れないように、また、さらに深く理解できるように毎月衛生士間で勉強会を続けてきました。しかし、それでも今回のセミナーで技術的な面での新たな発見はもちろんのこと、患者さんへの話し方、表現の仕方、モチベーションの向上の仕方など、あらためて確認できたことや新しく知ったことがたくさんたくさんありました。
まだまだ学ぶことは山ほどあるんだなぁとうれしく思います。また次回中山先生にいらしていただけたら、今度は何を教えてくださるんだろうと、もういまから楽しみです。それまでまた私たちなりに理解を深め、経験を積み次回に臨みたいと思っています。この混乱のなか、学べる環境にある私たちは本当に幸せだと感じます。
熊谷先生、中山先生、日吉歯科医院の皆様、早乙女院長、その他ご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。
歯科衛生士:柴田 未奈
2日間のセミナーありがとうございました。
今回で3回目の参加になりましたが、本当に回を重ねる度に理解が深まっていく感じがします。
私は現在小児担当のため、日々の診療の中で中々 SRPをする機会はなくなってしまいました。ですので、こういったセミナーをしていただくことで、あらためてシャープニングの仕方や器具の扱い方など、DHとして必要な技術を再確認できています。
また、SRPをすることはなくても、きちんとしたフロスの使い方を伝えたり、歯の形態をしっかり把握した上で、その人にあったケアを指導したりできるようになりました。子ども達にも歯肉のケアの大切さを伝えていきたいと思っています。
今回のセミナーでは、技術面はもちろんのこと、どのように伝えれば患者さんの行動を変えられるか、促すことができるかがとても参考になりました。中山先生の様に、あっという間に患者さんの心をつかむような対応や、処置ができるようになるには程遠いですが…。努力を怠らないようにしていきたいです。
小児歯科では、実際に患者さん自身ではなく保護者への指導にもなるので、難しいと思う事もありますが、衛生士としてもっとしっかり知識をつけて、正しい情報提供や処置を行えるようにしていきたいと思います。
ありがとうございました。
歯科医師:海老沢 俊一
今回はシャープニングのみの受講でしたが、理想のスケーラーの形について、少しではありますが前回より理解することができました。
先生のお話の中に歯周外科の適応と思われる症例でも、SRPで治癒させた症例がありました。驚きとともにSRPの可能性や奥深さを感じることができました。また、下顎の智歯は歯根が完成する前にアメリカでは除去してしまうというのも驚きでした。
また次回も楽しみにしております。よろしくお願いします。
歯科医師:小松 明央
中山先生、ご指導ありがとうございました。
今回の先生の歯周病セミナーを受講させて頂き多くのことを学ぶことができました。歯周病の治療には炎症と力のコントロールが重要で、炎症のコントロールにはバイオフィルムの除去、実際の手技も5番の探針を使用したり、患者さんの反応を多く観察、確認しながら行い、不快にさせない配慮等多くのことを学ぶことができました。
シャープニング実習ではキュレットを大切に長く使う事を学びました。力のコントロールでは先生のおすすめの上下顎のバイトプレーンを教えていただきました。今回多くのことを学んだことにより、今後の歯周病治療へのモチベーションも高まりました。
現在当院ではMTMの流れで歯周病は衛生士業務となっているため、検査結果等のデータのチェックが私の業務となっておりますが、今後は自分で担当の患者をもち、検査、SRP、モチベーション、TBI、とすべて実際に行っていきたいと考えています。