SAT 真の患者利益のため予防歯科を中心にした歯科医療へ

活動報告


中山吉成先生「実践歯周病セミナー」活動報告(2011/10〜11)

中山吉成先生『実践歯周病セミナー』


つくばヘルスケア歯科クリニック(院長:千ヶ﨑 乙文)茨城県


■講習風景(写真をクリックすると写真が拡大されます)
中山吉成先生「実践歯周病セミナー」つくばヘルスケア歯科クリニック実習風景 中山吉成先生「実践歯周病セミナー」つくばヘルスケア歯科クリニック実習風景 中山吉成先生「実践歯周病セミナー」つくばヘルスケア歯科クリニック実習風景
■感想文(参加者名をクリックすると内容が開きます)

理事長からのコメント:千ヶ崎 乙文

中山先生をお迎えしてのハンズオンセミナーは、今年で4年目、5回目になりました。当初は、シャープニングすら自己流でできていなかった衛生士も、その習慣がつき、少しずつ形になってきました。私の経験では、自分にできないことはどうすれば解決できるのか考え、そのための努力をして克服することは当たり前だろう、まして、プロフェッショナルならば、と思ってしまいますが、スタッフのモチベーションには限界があるようで、自分で問題を解決する意欲に欠けていることは残念です。

しかし、以下の感想に見られるように、中山先生に年1回お出でいただくという機会に、各人の意欲の向上や技術の向上が確認されるに至り、こういう刺激をスタッフに与えてあげることが院長としての重要な役割であり、またそれが、来院する患者の満足度をアップする最短の方法だろうと思っています。さらに、中山先生とのお付き合いを通じて、価値観を共有できることも私の楽しみでもあります。

スタッフは、もう来年のセミナーを楽しみにしています。

歯科医師:三輪 浩之(経験7.5年)

1.理解できたこと
CK6、テーラー2/3といった鎌型スケーラーのシャープニングの再確認ができました。
また、鎌型スケーラーとグレーシータイプのスケーラーの刃の表面への当て方や、力の入れ加減など、経験者を通して感じることができました。

2.わからなかったこと
非外科処置を中心とした初期治療を通じて、どの状態をもってして治った、あるいは安定したと判断できるか、何か臨床的な指標があれば参考にしたいです。

3.シンポジウムを聞いて今後に役立つことがあるか
限られた時間の中で、中山先生のように全ての歯面をSRPしていくことは難しいと感じました。そこで、歯周病の状態が深刻なのか、あるいはそうではないのか、患者のリスクを考慮しながら、正しく診断を行い、介入する程度やメインテナンス間隔などを見極めていきたいと思いました。

4.総合的感想
5回のセミナーを通じてある程度シャープニングの仕方や、器具の当て方、セルフケア仕方など理解できてきたと思います。ただ、自分の思い込みや気づいていなかったことなど再確認できたことがたくさんあったと思います。 今後は侵襲歯周炎など診断を含めた全体的な治療計画の立て方など勉強できたら良いと感じました。

歯科医師:三代 英知(経験17.5年)

1.理解できたこと
今回5回目になりますが、初めて被験者として実際にSRPを体感する機会が得られることができました。衛生士が47の近心のインレーを直下の歯石を中々とることができず、先生にバトンタッチするとCK6をつかいすごく力が加わるのが分かり、はじめはびっくりしました。
しかし、とれた直後に急に力加減が弱くなり、リズミカルなストロークとともに根面が滑らかに、そしてツルツルになっていくことがよく分かりました。まさに目から鱗でした。

2.分からなかったこと
何度も黙々とやらないようにと教えがありましたが、実際に自分でも頑張れば頑張るほど余裕がなくなり、声が出なくなることがありますので、声かけのタイミングや良好なコミュニケーションの秘策などあればお聞きしたいです。

3.シンポジウムを聞いて今後役に立つことはあるか
スタッフ個人個人の技量に合わせて、できないことを非難したり無理に押し付けることもなく、達成に対しては素直に褒め、時には口を出すことなく温かい視線で見守る姿です。そして、実際の患者さんにも同様な姿勢に、歯科医師として歯科医療の原点に今一度リセットしてもらえます。
明日からの臨床で歯科医師としてスタッフに対して、その他医院に関わる人たち、患者さんに対してきちんと相手のことを考えて接することを間違いなく教えていただけます。

4.総合的感想
中山先生の手法には、短期的に手っ取り早くとりあえず患者さんの満足を、と考えるならいざ知らず、メインテナンスをおこない長期的に健康な歯を残していくためには、必要不可欠な方法であると思います。
健康志向の患者さんが1人でも増え、その人が家族を連れてきて、また紹介され待合室がいつでも笑顔が絶えない、そんな診療室作りが理想です。そして、それを再現するために継続的な受講が必要であり、また医療人として喜びでもあると思いました。

研修医:片柳 みなみ(経験0.5年)

1.理解できたこと
治療に際しては患者とのコミュニケーションが重要だということです。タービンやバキュームを使用しないSRPにおいては会話するチャンスは豊富にあります。沈着した歯石を探索するときは、術者の感覚だけでなく、患者自身の感覚も重要な手がかりとなります。スケーラーの刃先が根面からはなれ、歯肉を傷つけていれば疼痛を訴えるし、ポケット底部まで挿入されているかについても患者の感覚を参考にすることが分かりました。

2.わからなかったこと
大学ではSRPの前後に超音波スケーラーを行うことが多かったですが、中山先生は使用されていなかったです。(必要ない?)
SRPの際に疼痛を訴える理由は、刃先が根面からはなれ、歯肉を損傷しているか、健全な付着繊維を削ったり、付着上皮を削っているからだと教わりました.基本的に浸麻は行わないべきなのでしょうか? また、行う場合はどこに挿入したら良いのか伺いたかったです。

3.シンポジウムを聞いて今後に役立つことはあるか?
矯正治療中の患者のためのフロスがあると知ったことです。あと、治療中の患者との何気ない会話から様々な情報を収集することや、患者の要望や人間性、口腔衛生や審美に対する意識など今後の参考にしたいです。
シャープニングに対してはまだまだ疑問だらけです。

4.総合的感想
歯周病のスペシャリストである中山先生の治療を拝見することができ、SRPの技術的な面はもちろん、コミュニケーションを通じ、咬合、習癖に関しても瞬時に診断を下す診断力について感銘を受けました。
また、自分自身が患者役となったことで、患者が抱える不安や不快感についても理解できたように思います。
とても貴重な経験をさせていただき、誠にありがとうございました。

歯科衛生士:郡司 とし江(経験6.5年)

1.理解できたこと
CK6、コロンビア13/14の研石のあて方や形態、刃先はトカゲのしっぽのような形にするということです。
また、黙って探知やSRPをするのではなく、患者さんに説明したり、感じ方を確認したりして状態を共有する、そうすることで患者さんも自分の悪い所や今後気をつける所などが把握でき、プラークコントロールのモチベーションにもなることが分かりました。また、術者もスケーラーのあたり具合や痛みがとれているかの確認をすることができ、コミュニケーションをはかることができることが分かりました。
フロスの力加減に関しても相互実習で中山先生の方が力強いということで、今まで力を入れている方と思っていたが間違っていなかったことが確認できました。

2.わからなかったこと
大臼歯の遠心のスケーラーのあて方です。中山先生は、CK6やコロンビア13/14でも遠心に挿入していて、見ていては簡単そうですが、自分でやるとあてづらく難しいです。

3.シンポジウムを聞いて今後役立つことはあるか
最初に口腔内を見る前に顔や髪型、持ち物など観察し、この人はどういう人なのか生活環境などがみえてくるということと、そういうことを話題にしながらもその人のことを読み取ることです。
紹介していただいた糸ようじが使いやすかったので、患者さんにも紹介したいです。
探知するとき、エキスプローラーが触れてはいけない動かし方や、指を動かすのではなく、腕を動かすことは以前から教えていただいていても、癖がでてしまい、なかなか習得しにくかったです。

4.総合的感想
中山先生がシャープニングするところを拝見すると、とても簡単で自分でもできると感じますが、いざ、その通りにやろうと思ってもそうはいかなく難しいと実感します。でも中山先生に教えていただくとやる気がでてきます。
1年に1回のセミナーをいつも待ち遠しく思っています。シャープニング、探知、SRPの技術をあげて患者さんの歯周病を予防したり、改善させて喜びを分かち合うためにこれからも頑張ります。日頃、ネガティブな気持ちになりやすいですが、中山先生セミナーを受講すると、前向きな気持ちになり、やる気がでてきます。

歯科衛生士:柴崎 静香(経験22.5年)

1.理解できたこと
やはり歯石の取り残しによって歯周ポケット、BOPが改善しないことです。ポケット底まで器具が到達しておらず、探知が不十分で取り残しが多くなり、患者さんは先生の操作はもっと深くまで入っていて、痛くもなく違いをきちんと感じ取っていること、刃部が歯面から離れていると、患者さんに痛いと感じさせてしまうことも分かりました。
シャープニングは始めに形を作り、切れ味はその後に整えていくこと、力が入りすぎていると、スケーラーに窪んだ部分ができてくることが理解できました。

2.わからなかったこと
力の入れ過ぎとコントロールするにはどうしたら良いのか?
指先や手首を使って歯石を取ろうとすることで力が入りすぎてしまうのではないか?先生のように腕や肩を使っていないせいではないかと思います。
スケーラーの形の修正が充分理解できなかったです。

3.シンポジウムを聞いて今後役立つことはあるか
今までのようなメインテナンスプログラムにとらわれ過ぎず、ケースによってはブロックを決めて徹底的に歯石を取らなくては治らないことを十分に理解してもらえるような関係を築き、対応させてもらえるようにしないと治せないまま悶々としてしまいすので、やり方を変えていく勇気が必要であると思いました。

4.総合的感想
先生との違いを適切に患者さんが指摘してくれるので、やっぱりそうかとへこんでしまいます。そして、こちらからどこが違うのか質問しににくくなってしまいます。
自信を持って対応できるように、今回また得た知識・刺激を忘れずに患者さんに伝えられるように、自分の中できちんと消化したいと思います。

歯科衛生士:小沼 秀子(経験18.5年)

1.理解できたこと
中山先生をお迎えして5回目の研修となりましたが、毎回患者さんとの会話は勉強になります。自分ではどうしても作業に集中してしまい、患者さんに話しかけることがなかなかできません。
患者さんの反応を見ながら、話しかけ、一緒に感じてもらい、きれいになっていく状態を分かってもらう、そうすればフロスを使用してホームケアのモチベーションもあがるだろうなと思います。そのためにも、きれいになったと感じてもらえるようにSRPのスキルアップをしなければと思います。相互実習で中山先生にチェックしていただき、縁下の歯石の取り残しや接触点付近の歯石の取り方などまだまだだなと思いました。縁上のエナメル質の歯石は力を入れて取ることや、縁下に器具を挿入すること、力を抜いて動かすことなど、力加減が難しいと感じています。

3.シンポジウムを聞いて今後に役立つことはあるか
歯石をきれいに取るためには、切れるスケーラーが必要で、シャープニングが上達するように、刃の形をしっかり作れるようにがんばりたいと思います。

4.総合的感想
日々の忙しさに流されがちですが、中山先生に直接御指導いただける機会を得て、初心に返り、自分のモチベーションもあげて頑張りたいと思います。

歯科衛生士:須長 美紀(経験8.5年)

1.理解できたこと
探針で操作の力の加減やポケット底までの届き具合が思ったよりも甘いことに気がつきました。
また、接触点の歯石除去についても、今まであまり意識がなくおこなっていたと思います。CK6をあてる際も、もっと深くあてていくことが分かりました。

2.わからなかったこと
シャープニングはまだまだ勉強が必要だと思います。特に、どういう形にしたいか、見ていてもどこが違う形態かという目がないため、研ぐ部分がどこなのか曖昧です。

3.シンポジウムを聞いて今後に役立つことはあるか
口唇の排除するときにも、歯肉の状態や骨隆起、小帯の位置などよく口腔内を観察しながら行っているのを見て自分自身で見ている範囲の狭さを実感しました。もっと広い視野で観察して、一部だけに集中しないようにしていきたいです。

4.総合的感想
今まで、シャープニングやSRPでも見ているようで見えていなかったということを痛感しました。その中でも、患者さんとの会話や表情、身につけているものなど、そこからどういった性格なのか、色々なヒントが隠されていると感じました。今後はもっと観察力をつけて、作業だけに集中しないようにしていきたいと思います。セミナーを通してまた初心に返り、一つ一つ向上していかなければという気持ちになりました。

歯科衛生士:佐川 優子(経験7.5年)

1.理解できたこと
CK6では入らないと思っていたポケットでも挿入の仕方によって奥まで入り、歯石がとれました。今まで自分の入れ方が浅かったこと、ストロークが短くてポケット底の歯石を取り残していたということが分かりました。少ない器具で、歯石を取り除けるように、今回のセミナーを通じて頑張りたいです。

3.シンポジウムを聞いて今後に役立つことはあるか
衛生士によって力の入れ具合に違いがあるということだったので、今までは力を入れすぎていたことが分かり、肩の力を抜いて指ではなく、腕全体を使って行うことによって力のズレが無くなるのではないかと思いました。

4.総合的感想
セミナーも5回目になり、やっと体で感覚が分かるようになりました。以前は、教えていただいた日はできていても、日数が経っていくうちに癖がでてきてしまい、戻ってしまいました。
これからは相互実習をしながら、戻らないように身につけたいと思います。シャープニングもマスターして自分のものにしていきたいと思います。

歯科衛生士:岡野 敦子(経験7.5年)

1.理解できたこと
患者さんとの信頼関係を1つずつ積み重ねて作っていくこと。声かけしなきゃと思うものの、私は黙々と進めていっています。清掃をする人としか思われていないし、清掃はしてもらうものと患者さんは思っていると思うので、2人でメインテナンスしていく雰囲気にしていけるように、私が変わる必要があると思います。

2.わからなかったこと
先生のスケーラー達との形の違いです。見比べながら、シャープニングしていても、形の修正が難しかったです。どこをどうするかというイメージができませんでした。

3.シンポジウムを聞いて今後に役立つことはあるか
今回も探針を持つ手が強すぎると注意されて、これでも強いのか、ということと、探知はデリケートであるということです。SRP後のチェックで、もうひといきと言われた所を確認すると、もう少し奥に探針を入れられるということを感じられました。

4.総合的感想
なかなか思うようにシャープニングできないくせに、考える前にずんずん削ってしまう所など、シャープニングかSRPにしても、雑というかあまり考えずに行っていたのではないか…と自分自身反省しました。
イメージしたり勉強して、自分のものにしていけるようしていきたいです。

歯科衛生士:北島 明奈(経験4.5年)

1.理解できたこと
中山先生のスケーラーを見て、自分のスケーラーとの形の違いを強く感じました。実際に先生のスケーラーやキュレットを使用してみると使いやすいので、きれるだけではなく形も大切だとあらためて感じました。
今回は分岐部病変のある患者さんを診てもらい、ホームケアについて不安を感じていましたが、そのアドバイスもしていただいたので、取り入れていきたいと思います。

2.わからなかったこと
コンタクト部の歯石を取るときの力の入れ具合です。

3.シンポジウムを聞いて今後に役立つことはあるか
キュレットやスケーラートの形の違いに気づいたので、写真などを見ながらシャープニングするようにしていきたいと思います。
キュレットを動かすときに軸がブレていることもわかったので、動かし方も見直していきたいです。

4.総合的感想
今回のセミナーで普段自分がやっていることの見直しができたと思います。SRPの動かし方やシャープニングもだんだんと自己流になっていたなと反省しました。中山先生からいただいた資料やDVDを使いきちんと自分のものになるようにしていきたいと思います。
また、患者さんとのコミュニケーションや歯石があることを共有することもつい集中すると二の次になることも多いため、技術だけでなく、こういう面も見直していかないといけないと思いました。

歯科衛生士:片岡 裕美(経験3.5年)

1.理解できたこと
探知するにも、P検するにも患者さんとのコミュニケーションがとても重要だということです。無言で探知していても、患者さんとともに歯石のある場所や感覚を感じて進めることが患者さんとの信頼関係を築くうえでも重要で、会話の中から得られる情報も多いということがわかりました。

2.わからなかったこと
グレーシーキュレットの挿入の仕方などが分かってきましたが、挿入して動かした際に削れるような音はするものの、本当に取れているか不安でした。
探知するとき、力が入ってしまい、最初に探知したようにできず、まだついているような気がしましたが、先生はセメントエナメル境だとおっしゃっていました。その境がまだ見極められません。

3.シンポジウムを聞いて今後に役立つことはあるか
更年期だと骨が弱るためCa剤を飲むが、飲んでいる人の歯石は硬く、多いということです。歯石もその人の性格が出るらしく、頑固な人の歯石は硬いそうです。
さぐって痛がゆい感じが出るのも炎症がある証なので、痛がるとまばたきが多くなったり、キョロキョロするので、今後やってみたいです。

4.総合的感想
きょうは歯肉縁下の挿入を学べました。今あるスケーラーはまだほぼ新品に近いので、細かい所には適さないが、覚えたことをSCする際などに少しずつ取り入れていきたいです。
フロスも噛んで接触点を通すのは怖かったですが、やってみるとそんなに痛くなく、入るので、患者さんにも指導していきたいです。

歯科衛生士:藤田 彩香(経験0.5年)

1.理解できたこと
シャープニングについて基本的な角度から、底やバリなどのシャープニングなどは知らなかったので勉強になりました。また、スケーラー自体の形を変形させずに、自分の使いやすいような大きさ、細かさにする事は初めて知りましたし、道具を使いこなす上で大切な事が分かりました。
SRPについて技術だけではなく、患者にも理解してもらう事も必要な事だと知りました。

2.わからなかったこと
SRPやSPTによって歯肉の形態の変化について、中山先生のDVDの前歯1番の歯肉切除を見て、歯肉形態が正常位置になる事が分かりました。しかし、SRPなどによって歯肉退縮を起こし、Hys症状が起こる場合もあります。患者さんの説明の仕方は先輩DHやDrとの相談も必要であることを教えていただいたので、疑問が明確になりました。

3.シンポジウムを聞いて今後に役立つことはあるか
シャープニングを実際に見ていただいて、自分のできていない所がはっきり分かったので、次につなげる事ができると思いました。そして、患者さんへの説明の仕方や、コミュニケーションの取り方は、SRP時以外でも参考にさせていただきたいです。自分一人でやるのではなく、患者さんと共有する事が大切なんだと分かりました。
また、SRP時のスケーラーの動かし方、触知の感覚は忘れず活かしていきたいです。

4.総合的感想
今回は締めて中山先生のセミナーに参加させていただいて、シャープニングやSRPなど、直接ご指導していただけたのが、感激でした。自分自身はまだ、患者さんに処置できませんが、今回学んだ多くの事を忘れず、今後につなげたいと思います。そのためには毎日が大切だし、感覚や知識を身につけられるように向上心を持ってやっていきたいです。
初めてのSRPセミナーが中山先生のセミナーだった事がとても嬉しく思いました。

受付:石塚 恵美子(経験3.5年)

1.理解できたこと
ただ、黙々と歯石を除去するのではなく、1カ所1カ所調べながら、また、患者に聞き出して掃除をやらせることが大切なのだと分かりました。
レントゲンに見えない穴に歯石がたまり、それを除去する事で、新たな虫歯が発見でき、SRPは歯石をとるだけでなく、虫歯の早期発見に繋がることが分かりました。

2.わからなかったこと
フロスをかけるとき、どのくらいの力でやればいいのか、また、スーパーフロスは使ったことがないので、今度教えていただきたいと思いました。

3.シンポジウムを聞いて今後に役立つことはあるか
歯石除去をすることがいかに大変か、今後患者さんに伝わればと思います衛生士さんだけでなく、受付も次に繋がる説明ができるようにならなければと思いました。

4.総合的感想
今回、相互実習で、歯石が少ないと褒めていただいてとても嬉しかったです。毎日、出血を気にしつつ、フロスをやっていましたが、中山先生がフロスは出血しても行い続けることで、少なくなるというお話を聞いたので、今後も続けていこうと思います。
また、中山先生のきさくな話し方で、患者さんとコミュニケーションをとることの大切さをあらためて理解しました。受付として、今後も参考にしていきたいです。

受付:馬場 英里奈(経験1年)

1.理解できたこと
患者さんとお話ししながら、やっていくということです。実際に患者さん本人からお話を聞くことで、良いところ、悪いところが分かるので、話すことは大切だということが分かりました。

2.シンポジウムを聞いて今後に役立つことはあるか
私は、受付ですが、受付でも患者さんとの信頼関係は必要だと思うので、今後そういった関係をつくれるようにしていきたいと思いました。

3.総合的感想
私も実際に衛生士の方にスケーリングをしてもらい、小さな歯石を探すのは大変なんだなと思いました。それに比べて中山先生は小さな歯石を残らず見つけて本当にすごいなと思いました。また、患者さんの立場になることができたので、今後受付での対応も少しは上手にていねいにできるかなと思います。やっぱり一番大切なのは患者さんとコミュニケーションをとるということだと思うので、少しずつでもいいので、うまくとれればいいなと思いました。