SAT 真の患者利益のため予防歯科を中心にした歯科医療へ

活動報告


中山吉成先生「実践歯周病セミナー」活動報告(2017/6)

中山吉成先生『実践歯周病セミナー』


つくばヘルスケア歯科クリニック(院長:千ヶ﨑 乙文)茨城県



■感想文(参加者名をクリックすると内容が開きます)

理事長からのコメント:千ヶ崎 乙文

今年も中山先生にお出でいただき、スタッフの技術メンテナンスをしていただきました。さらに、今年は、医院にとって、新入のスタッフが多数おり、歯科衛生士としての基本をたたき込んでいただきました。

もう15回にもおよぶ継続した先生の教育によって、医院における歯科衛生士の仕事は、一定の水準に到達していると言えます。継続が何よりの医院の力になっていることを痛感しています。中山先生におかれましては、各スタッフの特性を十分にご理解の上に、適切なご指導をいただき、また、スタッフ自身もこれを契機に日々の治療に前向きになれるようです。

中山先生とのお付き合いも長く、先生には、お身体ご自愛のほど、末永く、おいでいただけるとありがたいです。

早速ですが、また、来年度の来訪を予約させていただきました。  今後ともよろしくお願いします。

歯科衛生士:岡野 敦子(経験12年)

1.理解できたこと
シャープニングの当て方の分からない所について

2.わからなかったこと
シャープニング→言われた事は分かるけど、手が動かない。一人になるとどうしたらいいのか?今の状態はまだイメージが出来てなくて身についていない。乗り越える工夫と続ける努力が必要。

3.自分の努力と周りへの相談。基本の復習

4.総合的感想
相互実習を見学して、私は患者さんとのコミュニケーション不足だと反省しました。声かけや観察、ホームケアのアドバイスを向上させたい。消化不良のままにせず、一つ一つ解決させていかないと成長しないと改めて感じました。

歯科衛生士:須長 美紀(経験13年)

1.理解できたこと
シャープニングで特にCK6が砥いでもきれないのでどこがダメなのか教えていただきたいと思いました

2.わからなかったこと
CK6の片面は研げてるけど片面は切れない。形は悪くないとのことだったので少しではありますが前進して来たのかなと思えました。

3.エッジばかりに意識をせずもっと形態をよく見て砥石の角度を色々工夫していくことを理解できた。

4.総合的感想
今回CK6の研ぎ方と新人さんたちの相互の際の♯5の探針の操作の仕方について改めて指導していただいたお話を聞くことができて日々の臨床でも意識したいと思いました。シャープニングについては数をこなして少しずつコツを自分なりに身に付けたいです。

歯科衛生士:片岡 裕美(経験8年)

1.理解できたこと
定期的に来院してくれて入るポケット深い方の管理について

2.一人で抱え込むのではなく、自分のレベルでできない事はDrの指示を仰ぐ事

3.ポケットある方はDrに相談し、FopやレーザーSRPなど外科的にアプローチすることを勧める。抜歯についても説明に入る。

4.総合的感想
まだまだ未熟ですが落ち着いたらまた予防歯科でスキルを上げていきたいです。

歯科衛生士:柴崎 静香(経験29年)

1.理解できたこと
形が変わっているスケーラーの研磨のやり方、刃先の長さを維持したストーンの取り扱い、使用時の注意点がわからないので整理したかった。フロスを使う時の口唇に触れず痛くないフロスの操作の仕方

2.わからなかったこと
なぜ形が変わってしまうのか、形が変わっても刃先の長さを維持できるようにするシャープニングの仕方、使用部位の選択、テストスティックへのスケーラーの角度、根面とスケーラーの角度、デンタルフロスの角度、長さの維持、靴磨き法での天然歯舌側面への使用、最後臼歯遠心面のフロッシング、歯石を取り残している部位

3.形を変えて研磨しているスケーラーの研磨の順序、ストーンの角度、形が変わっているところの見方、デンタルフロスの使い方

4.総合的感想
なんども同じこと言われているのに身についてなかったことに気付きました。思い込みがあって、受け入れる準備ができていなかったせいかもしれません。今回のセミナーを通して、身についたことを患者さんに自信を持ってお伝えし、日々の診療に活かしながら、形にしたいと思います。

歯科衛生士:柴 彩乃(経験5年)

1.理解できたこと
シャープニングの方法、5番探針の歯石の探知、スケーラーの当て方

2.理解できたこと
今まで歯石の探知をプローブか探針でしていたが、5番探針の方が縁上縁下の歯石の有無と歯石の沈着状況を確認しやすいことがわかった。シャープニングの当て方を鎌型スケーラーの操作方法を学べた。

3.シンポジウムを聞いて今後に役立つことはあるか
歯石の取り残しがないように5番探針で正確に触診できるように優しい把持を意識すること。また、歯根形態の解剖学的特徴を把握し、歯石の有無を素早く判断できるようにすること。シャープニングは自分がやりやすい形態に研ぐことが重要である。

4.総合的感想
4. 患者さんには歯石除去を行う前に歯石って何なのか、クリーニングはどれくらいかかるのか、どうやって取るのか説明し、理解させてから行うことで患者さんのモチベーションもアップし、一緒に歯石を探知しながら除去できるので正確に楽しくクリーニングできることがわかった。

歯科衛生士:志村 未紗(経験0年)

1.理解できたこと
シャープニングの方法(当て方や角度)、歯石の探知の仕方

2.わからなかったこと
実際に中山先生のセミナーに参加して、シャープニングもスケーリングの仕方も今までとは全く違くて難しいというのが第1に思った。5番探針の使い方も2日間だけでは習得できたとは言えません。力が入ってしまったり、歯面に当たってなかったり患者役の方にも中山先生とは違ってふわふわしている感じという感想だった。しかし、5番探針の使用方法やシャープニングに関しても経験と練習が必要だと思った。

3.シンポジウムを聞いて今後に役立つことはあるか
縁下歯石の探知の仕方、シャープニング、スケーリング

4.総合的感想
この二日間で今までとは違ったシャープニングとスケーリング、5番探針の使い方を学び、しっかり技術を習得できたかと言われたら自信を持つことはできませんが、どのような方法で5番探針を使うのか、相互実習を通して少しはできるようになりましたが、まだまだなので時間があるときの自主練習をしていかなくてはならないと思った。シャープニングに関しても自分なりのスケーラーを作れるよう先輩の衛生士の方に教えていただきながら早く体に覚えさせるようにしたいと思った。

歯科衛生士:郡司 とし江(経験11年)

1.理解できたこと
シャープニング

2.わからなかったこと
シャープニングなど、分からなくなったら中山先生のDVDをもう一度見直す

4.総合的感想
もう一度中山先生にシャープニング見て欲しかった

歯科衛生士:藤田 彩香(経験6年)

1.理解できたこと
シャープニングでは、CK−6スケーラーのシャープニングが難しいと感じているので、中山先生が持ってきてくださったCK−6と、自分の器具とでは刃先や側面がどう違うのかの再確認をしたいと思っていました。そして実際のメンテナンス患者さんへの施術へのアドバイスをしていただけるといいなと思っていました。

2.わからなかったこと
シャープニングのスケーラーの形態の違いでは、写真で観察するのと、実物を手にとって確認するのとでは、光の反射や、指、爪で触る感覚、テスト棒での切れ味の違いがはっきりわかりました。臨床では時間の関係で、指導していただくことができず、残念だったので、次回は是非アドバイス頂きたいです。

3.シンポジウムを聞いて今後に役立つことはあるか
自分が担当している症例で、第一小臼歯の根形態を把握しきれてないせいで、ポケットが4〜5㎜残存しているケースでアドバイスいただけたことです。根のくぼみに合った刃先の短いキュレットを使ってデブライトメントをするという事が分かりました。

4.総合的感想
毎回この中山セミナーでご指導いただいていますが、新しい発見と再認識する事があります。先生に自信をつけていただくとともに、まだまだ努力が足りないんだなと反省もしました。まずスケーラーを一本ずつ理想の形に仕上げることから頑張って続けていきたいです。

歯科衛生士:熊谷 佑子(経験0年)

1.理解できたこと
歯石除去など衛生士さんがどのような処置を行っているのかを知る事。また患者さんの立場になってどのような大変さがあるのかを実感し、今後のご案内に活かしたい。

2.わからなかったこと
ポケットが実際どのような感じかわからなかったが、ポケットの中の歯石を除去してもらって深くまである事がわかった。また歯石があることを自分で実感してそれを指摘され、除去後の感覚を実感して今後のケアの意欲が湧いてきて患者さんのモチベーション向上していると知った。

4.総合的感想
衛生士さんのしていることや、患者さんの気持ちが実感できた。また歯石除去後の感覚等を実感できたので、患者さんへ感想を含めた、説得力のあるご案内ができるようにする。