中山セミナーを受講して変わり始めました。
中央歯科クリニック 奥富史郎
昨年に引き続き中山先生に来て頂き、2回目のセミナーを受講しました。
この4月ヒューストンで、先生には公私ともに大変お世話になったので、親近感を持ってお迎えしました。実は昨年受講以来当院が大きく変わり始めました。
何より患者さんが腫れなくなった!というのが実感です。
当初はその細かい技術の習得に、また今までとあまりに違う、シンプルなシャープニングに右往左往の毎日でしたが、自分も衛生士と共に受講させて頂き、その細かい処置に面白ささえ感じ、又彼女たちの苦労も、難しさも、またやりがいも少し理解できるようになったと思います。何より患者さんの予後がいい!これには参りました。びっくりしました。
今までいろいろな器具、シャープニングの器械、どれだけの無駄をしてきた事でしょう。みんな無用になりました。中山先生の道具立てはとてもシンプルにつきます。
結局は自分の感を砥いでといで、砥ぎ澄ませて患者さんの状態を的確に把握することから、すべてが始まるようです。中山先生の姿勢のよい処置は、DRとしても実にカッコよく、プロとはこの様な姿と、先日のヒューストンの先生方も思いだしました。
修復、後始末に追われる日本の歯科をもっと医療としてカッコよくするには、この様な地道な処置をきちんと提供し、患者さんの口腔内を快適にして、信頼を得ることだとつくづく思いました。その上での修復なら更に喜んで頂けるでしょう。今回はバイトプレートの勉強もさせて頂き、外注の技工士も二人駆けつけ勉強の機会を得ました。又斎藤直之先生の技工士さんにもアドバイス頂きました。次のご来日までに課題をクリアし、医院全体で成長していきたいと思います。 素晴らしいセミナーです。ステップアップしていきたいと思います。有難うございました。
昨年の第一回中山セミナーで、患者役になって。(その日の感動)
佐藤恵美子
初めて中山先生をお迎えし、一日目のシャープニングが始まった時の衛生士の戸惑い、DRのびっくりした顔を忘れません。先生はいくつもの形の変ったスケーラーを、10センチほどの使い慣れた砥石でデリケートにスピーディーに砥ぐのです。真似してもなかなかどうして同じようにいかずあせるスタッフ・・。
「自分の勘も一緒に砥いで」「手の加減を覚えて下さい」「こんな細いもの売ってないでしょう?こういうのが必要です。作ればいんですよ・・!」
どこかで聞いたこの話。そう帝国ホテルの名物シェフ、亡き村上シェフがよくTVでおっしゃっていました。もともとこの大きなナイフをね、毎日仕事が終わって自分の使いやすいように砥ぐわけです。今ではこんなぺティナイフになりましたが、私だけの宝物。みんなこれも、あの包丁もそうして砥ぎながら作ったものです・・と。砥石で砥ぐ中山先生のお手元を見ると、砥石にスケーラーのカーブを沿わせるように力加減をしながら砥いでらっしゃいます。スタッフのため息をよそに、先生は「道具は自分で作るんですよ・・。」
ここからスケーリングはすでに始まっているのですね!
二日目患者役でした。
先生のリラックスした手の動きは、グローブのにおいも感触も気にならない程のソフトタッチ。その上、あごを守られている安心感があります。冗談を交えながら、「よくお手入れされていますね」と褒めて頂き
「ここ少し動きませんか?」「えっ動く歯なんてないはず!」とびっくりの私の臼歯を探って下さると、確かに微妙に動くことを実感。全体の補綴物の状態などご説明の後、「じゃ取っていきましょう」と体が揺れるほどのストロークでスケーラーをあてられました。まずラフにお取りになり、その後徐々に小さい、細いスケーラーに換えられ、私に「とれてきているのがわかるでしょう?」と確認なさりながら、「だんだんキュッキュッとなってきましたね」とおっしゃり、細いフロスで仕上げて下さいました。不思議なことにDRが話しかけて説明しながら処置して下さるので、目をつぶっていると、私の頭の中に歯牙の根面を器具ががなぞってくれている画像が浮かんできて、なんだか安心しておりました。オペ室の実況をご家族がご覧になっているような感と安心感でしょうか?今まで誰も触れたことのない、右下6番の分岐部に中山先生のスケーラーが初めて侵入。触っている感覚が初めての部位、ここにスケーラーが入るなんて!驚きです。(お陰さまでその後全く腫れません)
中山先生のスケーラーはいつもやさしくデリケートに根面にくっついて、離れることはありません。この感覚も驚きです。「歯石取ったとこの歯茎まだまだ戻りそうですよ!」と希望も下さいました。「よく手入れされ、見事なホームケア。歯頚部カリエスもないですね。」と。チェックアップペーストができたころ、ライオンの大久保さんにフッ素の基礎を叩き込まれ、必要性、LOW DOSAGE & FREQUENT USEを守ったお陰です。患者になるとこんなことでも誉められると嬉しいものです。
長年培われた技術を惜しげもなく教えて下さり、何もかもびっくりの2日間でした。衛生士さん達のこの地味だけれど、価値ある歯周の治療をきちんとやれば、そして理解応援すれば、かなりの歯が残るのでは?と実感した一日でした。「自分の道具を整え、愛情こもった器具で、何の為に除石するのか、器具の選択は正しいか?シャープニングは十分か?を考慮して処置されれば、歯周外科は当分先にお預けに出来、きれいに清潔になったお口の中を患者さんは黙って自分からお手入れなさいますよ」とのことでした。自分の歯を大事にすることって本当はこういう事だったのだといまさらながらに感じ、生涯にわたり自分の歯で食べて欲しいとおっしゃる熊谷先生の言葉がきちんと理解できました。自分の手の感触、感覚、目でしっかり見ること、感じること、こんなアナログ的なことを今一度見直し、その積み重ねた感覚はとても大切なものだと気づきました。一本の歯をもっと大切に見てあげれば歯は本当に残るのだなあと実感しました。衛生士さんの、地味ですがこの価値ある仕事がもっともっと評価され、患者さん方へ届きますように。中山先生、熊谷先生、SAT事務局の皆さんありがとうございました。
2010 6月12~13日 第二回中山セミナー感想文
歯科衛生士 岡村真由美 (4年目 歯科衛生士歴 15年)
昨年初めて、中山先生のセミナーに参加させて頂きました。今回残念なことに、家族の事情で参加できませんでしたが、今一年前を振り返ってみて、あの時初めて見る見たことのない形のスケーラーにびっくりしました。実習を受けて、それぞれの形の意味、SRP時の中山先生の手の動かし方や、患者さんとのコミュニケーションの取り方など、言葉で言い尽くせぬほどとても沢山の事を学ばせて頂きました。
5番の探知の時はつい指や手に力が入りすぎて、上手に歯肉のポケットに入らず、探知できませんでしたが、中山先生に手を取って教えて頂き、お陰さまで歯石のざらつきを探知し、手ごたえを感じて、実感伴って、効果的に出来るようになりました。
一年たった今でも、部位によっては難しいですが、探知をしてSRP出来るということは自分にとっても大変プラスになり、患者さんにも理解頂けるようになりました。きちんとシャープニングする習慣もこのセミナーであらためて感じ入ったことです。今までシャープニングの重要性を軽んじていたことを反省し、今では必ず研磨していい状態でSRPさせていただく習慣が付きました。中山先生のセミナーを受講させて頂き、歯科衛生士として本当に貴重な体験でした。教えて頂いたことを自分のものにし、これからも努力して、患者さん方に効果的な処置ができるようにしていきたいと思います。
歯科衛生士 宮本 鈴子 (3年目 歯科衛生士歴 15年)
昨年に引き続き、中山先生のセミナーを受講させて頂きました。昨年の復習と確認があり、今回は先が尖ったり、小さくなったスケーラーを形態修正する方法を教えて頂きました。それにより、今まで、歯周ポケットが深くて届かなかった所や、歯根の分岐部など苦手な部位も、その部位に合ったスケーラーや、形態修正し細かいところに届くようになった器具を使い分ける事によって克服して行きたいと思います。
また、もう一つの課題は、患者さんとコミュニケーションを取りながら、SRPを行うという事です。歯石を取る事で精一杯で、話しながらという事がなかなか出来ませんでした。患者さんにお返事を要求しないお話の仕方・・努力していこうと思います。
2回目のセミナーを受けて、患者さんに理解・納得頂き、患者さんに協力して頂きながら教えて頂くという、患者さんとの共同作業をしなくてはいけないのだなと気付かされました。
日本では普及しないデンタルフロスの使い方も中山先生お薦めのフロスを使い、歯に巻きつけるように入れて、両手でキュッキュッと「靴磨き法」や、他の使い方も学びました。まだまだ未熟ですが、よりステップアップして行けるよう、努力していきたいと思います。中山先生の背筋をぴんと伸ばしたよい姿勢を真似して、丁寧な処置ができるようになりたいと思います。有難うございました。
歯科衛生士 比企 一恵 (1年目 歯科衛生士歴 5年)
今回初めて中山セミナーに参加させて頂きました。先輩から話を伺い、毎日必死にシャープニングしている姿。今までの歯科医院では、スキルアップの機会は皆無でしたし、DRと衛生士が一緒に学ぶ機会もなかったので、どんなセミナーかとドキドキしていました。当日中山先生の温和なお顔を拝見した瞬間、心配は吹っ飛び、頑張るぞモードになりました。今までSRPをしたいと思っていても、どこに歯石があるかわからず出来ませんでしたが、中山先生に教えて頂きザラザラした歯石を探知することができました。何もかも初めてのことばかりでした。
歯石の探知は学校で教えられたことはなかったので、「こうやって歯石を知るんだ!」と霧が晴れたような気持ちになりました。ポケットにキュレットを入れると、つい力が入り、患者さんとの会話が少なくなってしまうのはいけないと教えて頂きましたが、どちらも今まで意識していなかったので、一つずつ確実に、なるべく会話を心がけながら、正しい姿勢で、SRPをしていこうと思います。シャープニングは砥石の持ち方、動かし方、当て方を丁寧に教えて頂き、形態を整えたキュレットを使うことで、効率よく効果的にSRPが出来ると知りました。それと同時に勉強する医院であることを有難く思いました。
今回中山先生に教えて頂いた事を大切に、これから私も勉強して先輩のように日々の仕事に生かして成長していきたいと思います。
歯科助手 小室 恵
中山先生のセミナーを受けた衛生士さんを見ると、又毎日沢山のシャープニング黙々と続け、思考錯誤を繰り返している姿に感動すら覚え、敬服します。
そのうち私には何ができるかを考えるようになりました。医院全体が、おなじ方向を向いて、大きく動き出した感じがしました。2回目の中山先生を受けた衛生士さんは手ごたえを感じて、頼もしく、誇らしく感じられます。患者さんから終わった後気持ちがいいわぁ!という声を受付でも聞かせて下さり、この人にならお口の中を任せられると自信を持って言える、かけがえのない存在へと動き始め、成長し始めたと日々感じています。
そんな衛生士さん達と一緒に仕事ができる充足感、一緒に切磋琢磨しながらこれからも共に成長していきたいと思っています。
第2回 中山セミナーで、再度患者役を務めました。 受付 佐藤恵美子
今回一番心に残ったことは、いつもながらの中山先生の笑顔もさることながら、「SRPしてきれいにして差し上げ、患者さんの免疫の力で歯周病と戦っていかれるようにしましょう」とおっしゃったことでした。メンテナンスに頼ることなく、患者さんご自身のホームケアと、自分の体は自分で守ると健康感に満ちた患者さんが、自らの意志と、生体力で歯周病の予防につながれば、こんなうれしいことはありません。
中山先生のところに、先日股関節の手術予定の患者さんの主治医から、歯周病の状態の問い合わせが、あったそうです。その位、全身に配慮した医療が進められていることに驚くと同時に、歯周病が他の疾病に及ぼす影響が重要視されていると思い知りました。
今回みんなとても嬉しかったことは、 衛生士さん達のこの一年の頑張りをすごく誉めて頂いた ことです。実は多くのスケーラーが使えないほどちびてしまい、海苔の缶にいっぱいでした。処分という話も出たのですが、中山先生が、そこからいい道具を作るんですよとおっしゃったのを思い出し、とっておいたものです。
「よく、ここまで頑張りましたね。いやー、立派立派!」と、「SRPもシャープニングもよく頑張りました」とおっしゃって下さり、細かい部分用に、研磨して自分の道具をつくっていくように指導下さいました。この一年の頑張りを中山先生に認めて頂き、衛生士さん達も事の他嬉しかったようで、次への大きな励みになりました。」
私の右下6番分岐部は一年前の中山先生のご処置により、無事でした。今後もより丁寧な手入れを心がけ長持ちさせたいと思います。
処置の合間に、院内に飾ってあったサンキライ(酸嫌い・冗談です・・)の実を見つけられ、「きれいな実ですね?名前は何と言いますか?」と尋ねられました。このような、花に目をお止めになる心の余裕が、素晴らしい技術と共に、患者さんに安心を与え、良い効果をもたらすのだと教えて頂きました。正にサイエンスとアートです。
確かな技術とホスピタリティ。中山先生からまだまだ学ぶことが山ほどあります。有難うございました。
院長 渡辺 征男
昨年に引き続き、今年も中山先生の訪問セミナーを受けることができたが、とにかくオーラというか、何というか、患者さんに対する安心感の与え方、姿勢、キュレットの使い方など、どれをとっても、「一流」という感じの印象を改めて感じることができた。
今年は、私自身が中山先生のSRPを体験したが、根面をキュレットが滑らかに滑っていく感覚がよく理解できた。
これなら間違いなく、患者さんは安心するだろうし、また来たくなると思いました。
患者さんに対しては、ぺリオドンティストであるが、咬合の事、鼻腔の事なども細かに診査し、詳しく説明している状態を見て、「本物」という感覚を得た。
当院スタッフも二日間にわたり、細かく指導してもらえたことはうれしく思っていると思われるが、また来年も受講したい。
最後にこのような期会を与えてくださった熊谷先生・SAT事務局の方々に感謝申し上げます。
歯科衛生士 武内 淳子(入局H17年10月)
昨年に続き2回目のセミナー参加でした。
シャープニングや器具の操作方法を前回学習し、実際その後の業務に取り入れ、セミナー以前に比べると除去できない歯石は減少したものの、それでも取り残しは多く、器具の操作もうまくできないことも多くありました。
今回シャープニングやスケーラーの操作方法の再確認をすることができ、軌道修正ができました。また、患者さんに来院していただき、中山先生に診ていただいて取り残しの指摘やアプローチの仕方を学んだことで、できていないところがより明確にすることができ、今後の業務において課題とするべきところや、より重点的に患者さんに指導しなければならないポイントがよく理解できました。
患者さんとも「一緒に良くしていく」協力関係ができたと思います。
今回学んだこと、中山先生からのアドバイスなどを共有することで、医院全体でより良い歯科医療を提供していくことができるようにしていきます。
相互実習を行ったことで、患者さんの感じるものを実感できたと同時に、スタッフの口腔の管理をきちんと行うことの必要性を感じました。
今まで自分自身が歯科医院に通院する機会もなかったものの満足できるクリーニングもメンテナンスも受けられたことがないので、患者さんへ提供できる歯科医療サービスとしても強みとしていくことができると再確認しました。
セミナー中には「分かった。できる」と思ったことも実際やってみるとうまくできなかったり、1年くらい経つと行っていることにずれが生じてくることもあるため、ぜひとも今後も継続的に中山先生のセンナーを受講できることを希望します。
<今後の課題>
1技術面
・付着しているのかわからないくらいのうっすら歯石へのアプローチ
・根面を傷つけないスケーラー操作の徹底
・デンタルフロスの使い方指導の強化とセルフケアの確認
2その他
・初期治療にかける室・時間の見直し
・スタッフのメンテナンス
・情報の共有
歯科衛生士 小泉 友紀枝(入局 H15年4月)
今回の中山先生のセミナーは昨年に続き2回目となりました。初日はシャープニングセミナー、きちんと研いだスケーラーを使用しないと除去はもちろん、患者さんへの負担もあります。砥石の扱い方から研ぎ方からその確認など、とてもわかりやすく教えていただきました。先が細くなったスケーラーもきちんと先端まで研ぐことにより新品のスケーラーよりも部位、やり方によって使いやすいものになりました。
相互実習では、実際研いだスケーラーを使用して実習を行いました。5番の探針で歯石のザラつき感、意外と沈着してなさそうな部位でも探知してみると指先に振動として伝わり、患者さん側でも振動がわかりました。固定する位置、ミラーを使用しないので顎に置く位置など確認できました。出血が多くても刃先が歯面にきちんと当たっていれば痛みはほとんどないし、患者さんの声かけも大切なことを学びました。
今回のセミナーによって、今まで苦手だった部位の除石など残石のないようにやりたいと思います。
歯科衛生士 鈴木 清美(入局 H22年4月)
普段、刃が切れる事ばかりに気をとられてしまいがちなシャープニングも、新品のうちから、上のほうからシャープニングし、底面も先細りにするなど、常に形態修正をしながら使用することや、歯石の探知や鎌型、キュレットの当て方、動かし方や加減など、一つ一つが大変ためになることであり、今までの自分のやり方とは違っていてとても勉強になりました。
特にSRPやプロ-ビング時、固定指を処置歯の近くに置いていましたが、近くでなくても腕全体で動かすようにすることで、キュレットがぶれることなく歯面に同じ角度で当たり、確実に操作でき、また腕が疲れたりすることなく、施術できることや歯石や歯面のザラつきを患者さんに感じてもらいながら行っていくことで患者さんの満足度UPにつながる等、今後に活かし、しっかりと技術を習得していきたいと思います。
ありがとうございました。
歯科衛生士 幡野 奈美 (入局 H22年4月)
シャープニング、SRPについて学校では学べないことまでたくさん教えていただきました。キュレット等は一人一人、治療する前にシャープニングをし、切れ味をよくして使うことによってしっかり歯石も取れるし、患者さんへの負担も軽減されることが良くわかりました。
歯石の探知の仕方、固定の取り方、器具の把持の仕方、力の入れ方、どれも「なるほど」と思うことが多くとても勉強になりました。
中山先生に、SRPをしてもらいましたが、声かけ、固定の取り方などによりとても安心感がありました。
今回教わったことを、日々、練習し技術を身につけたいと思います。
キッズ担当衛生士 加瀬 桃子(入局 H22年4月)
シャープニングは学校でも少ししか習っておらず、やり方などわからないことも多く、シャープニングする機会もなかったのであまり気にしていなかったが、中山先生の講義を受け、シャープニングの仕方を学び、切れる器具でないといけないという話を聞いたので、これからはたくさんシャープニングしようと思いました。
また私はSRPをやったことがなく、何がなんだか最初はわからなかったが中山先生が丁寧に教えて下さったのでよくわかりました。
院内でいろんな人を実験台にして早く上手に出来る様になりたいです。
久しぶりにユニットに座って体験したが、Drにユニットを倒された時に少し怖かった。
患者さんの気持ちもわかったのでよかったです。
ありがとうございました。
歯科衛生士 赤沼 夏海(入局H22年4月)
23日(水)
シャープニングについて教えていただいた。学校でもシャープニングはあまり時間をかけて行っておらず、働き始めて、初めてシャープニングをしたのでなかなかうまくできなかった。個人的に中山先生に教えてもらうことでコツが分かったので今後もシャープニングをしっかりできるようにして、キレのあるスケーラーで患者の歯石をとりたいと思った。
24日(木)
相互実習を行った。(SC、歯石の探知)手順もよくわからなかったが中山先生が実際にデモをしてくれたことで理解し、実習に臨むことができた。歯石は全部除去できなかったが、「探針で触知 → 大まかに鎌型スケーラーでとる → 細かいものはキュレット → もう一度鎌型 → 探針で確認」という手順を理解できて良かった。また、実際に中山先生にスケーリングしてもらい、縁上は少し痛かったが縁下は痛みも無く除去してもらえたので、私も患者さんの歯石を除去する際は、痛みを与えないように心掛けていきたい。
歯科助手 西廣 未和 (入局H21年6月)
今回で二回目の中山先生のセミナーを受けました。
器具のシャープニングは二回目ということもあり、去年よりはうまくできたのではないかと思います。
SRPは去年同様やっていただきましたが、自分が思っていたよりも歯石は付いていなかったですが、声をかけていただいてザラつきがあるのが分かりました。
取れた後はきれいになったのが分かり、声をかけることで患者さん自身も自分でどれだけの汚れが付いているのかが分かるので、改めて声かけの大切さも実感しました。
歯科医師 早速 邦博(入局H21年)
一日半、中山先生のぺリオセミナーを受けさせていただきました。
幸いにも前医院を含め3回目の受講となりました。
多くのことを学べるセミナーだと改めて感じました。
一日目のシャープニング中心のセミナーでは、シャープニングの必要性について改めて感じることができましたし、自分のシャープニングは余分な部位を研ぎすぎていたことに気づき、器具を長く使用するためにも、やはり理想的な形を頭に浮かべ、最小限に研ぐことが必要だと感じました。
また、実際に先生がシャープニングされた様々な器具実物を、改めて確認できたのも勉強になりました。
二日目は歯石の探知、SRP、患者さんに来ていただき先生に診て頂きました。
SRPに関しては、力をいれず丁寧に行うことを心がけていたのですが、やはり余計なところに力が入っていて無駄な動きが多いことに気づかされました。先生の施術している手つきと、自分の動きを比較することで少し強くするところとやさしくするところなど、少しは能率のよい、患者さんに負担の少ない器具の使用法を少しは理解できたのではないかと思います。
そして先生が患者さんを診療している姿は、無駄がなく立ち振る舞いがとてもきれいで、その姿を見させていただけただけでも、多くのことが学べたと思います。
また患者さんを実際診査、診断していただきました。
患者さんの口腔内だけでなく、様々なことを考慮し、生活を考え、無駄な治療は避け予知性の高い診療を選択される考え方に、また患者さんからの情報を得る対話を続け、それだけでなく全身から得られる情報の多さも勉強になりました。
今回もこのような機会をいただきありがとうございました。是非またよろしくお願いします。
歯科医師 丸山 慶一郎(入局H22年4月)
今まで諸先輩方から聞かされていた、歯周治療はシャープニングがしっかり出来ていなければ成功しない、という話の意味を、今回のセミナーで初めて理解することができました。
力任せに根面を引っ掻くのではなく、良く研がれた器具で、やさしく除石していく。それも、やみくもにではなく、探針を用いて、細かい歯石まで位置を確かめた上で治療を進めていく。
中山先生から教わった方法での探知、治療、そして患者里のコミュニケーションを取ることで、術者の技術だけでなく、患者、術者がお互いの意識を高めあっていくことができる。
中山先生の治療を参考とすることで、一方通行ではない、患者さんとの理想的な関係を築いていけるのではないか、と思いました。
今回学んだ事を、今後の診療にも活かしていければ、と思います。そのためにも、是非また中山先生のセミナーを受講したいと思います。中山先生、どうもありがとうございました。
フロアーマネージメント 金谷 里美 (入局H19年)
2度目の受講ですが、普段器具を扱うことはないまま1年がすぎてしまいました。
初日のシャープニングは、先生の器具をお手本に指導いただきました。
いくら腕が良くても切れない道具ではダメ・・・昨年中山先生の「他の分野のプロでも同じ」という言葉を思い出しました。
歯石の探知も受けている側で「そこにある!」という粗造間が感じられるので、いろいろ説明される以上に「きれいにしてほしい」気持ちが強くなりました。また先生は施術の間、患者さんに常に声かけをされていて、言葉だけでなく目の動きや身体の動きからも患者さんの声を聴こうとしていらっしゃいました。それによって納得し安心して治療がうけられるのだと感じました。
受付の業務をするにあたっても声かけや患者さんの気持ちを酌むことを心がけたいと思います。
支援スタッフ 松尾 亜希子(入局H22年4月)
中山先生のお話はとてもわかりやすく具体的にご指導を頂けたので、60歳まで現状を維持できるように自分自身の口腔管理をしっかり行っていこうと思いました。
中山先生のようにユーモアたっぷりで患者さんの立場に立ってお話ができたら歯医者さんへ通うのも楽しみになるだろうと感じました。
今回、スタッフ全員が自分自身の歯の状態を知ることができたことや、患者さんの立場になって具体的にどのような説明や言葉掛けが良いのか等、とても勉強になりました。
新人DHの役に立てるように、また、自分自身の健康な口腔内を保てるように今後努力したいと思います。貴重な体験をありがとうございました。
支援スタッフ 加藤 友浩(入局H22年4月)
中山先生の講義、実技の指導をしていただいて、技工士の僕にとってかなり勉強になりました。いろいろな歯科関係の話を聞けたり、歯科とは少し違った話を聞けたりで本当に楽しく勉強できました。
また、今回の指導で当院のDHはかなり勉強になったと思います。僕自身も患者さんの気持ちが分かることができました。
本当にありがとうございました。
支援スタッフ:高岡 史子(入局H22年5月)
患者さんの目線に立ち診療室でのSRPを体験しました。空調や目につく場所の清潔さ、担当者とのコミュニケーションの重要性を改めて認識し、小さなことの積み重ねでスムーズな診療と患者さんとの信頼関係が作られていくのだと実感しました。
一見するとわからない部分にかなり歯石が残っており、除石後の感覚の違いにも驚きました。中山先生から施術、指導を受け、自分の意識が変わったように、患者さんにも意識改革と重要性を認識して頂きたいと思います。中山先生の指導を受けるDH加瀬の技術の変化も感じましたので、今後指導して頂いたことを各人が活かし、患者さんにとって価値ある医院となっていけるようサポートしていきたいと思っております。
ありがとうございました。
歯周病セミナーを受けて DH 稲沢徳子
何年もブランクがあり、復帰したばかりの私でもとても理解し易かったです。
相互実習で、深針でポケット内の歯石を探るのは、深針を握る時の力の入れ具合や角度を少し変えるだけで、歯石を取ることが今までより容易に行う事ができました。
自分自身、患者役をやった時も歯石のあり/なしが感じ取れ、ルートプレーニングも歯石は取れていくのがわかり、痛みもほとんど感じずよかったと感じます。
その為に、スケーラーの手入れの大事さも改めて判りました。
シャープニングも丁寧に教えて頂き、とても参考になりました。
中山先生のSRPセミナーを受講しての感想 DH 中村佳代
中山先生のSRPセミナーを初めて受講させていただきました。
中山先生のシャープニングされたキュレットを何本も見せていただき、とても細くなっている物も良く研がれて、形もそのままで驚きでした。どんな形に研磨したら良いかイメージしてシャープニングをすることが大切だということが解りました。
実際シャープニングの仕方を中山先生に教えていただき、自分の使っているキュレットが、形を変えてよく切れるキュレットになっていくのは、時間を忘れ集中してしまいました。
二日目の探針を使っての歯石の探知は、歯石がついている根面はざらざらと感じる事ができました。なにより、探られている患者さんも歯石がついているのが解るというのは、とても驚きでした。自分もやってもらうとざらざらしている所がわかりました。
SRPの実習では、よく研磨されているキュレットでは、力を入れなくてよいということがわかりました。今までは、力を入れて歯石をとっていて、SRP後はいつも手首やうでが痛く苦労していました。キュレットの動かし方が違っていました。また、根面をかったくにすることを考えていませんでした。しかし、根面をかったくにすることが大切で、今までやってきたSRPとはまったく違っていて、プロフェッショナルのSRPを間近で見ることができて、とても勉強になりました。
とても優しく解りやすく教えていただき充実した2日間でした。ありがとうございました。
歯周病実践セミナー感想文 外川 毅直
今回、中山先生の歯周病実践セミナーを受講したことで、今までの歯周病に対しての考えや、その捉え方が全くといっていいほど、変わりました。例えばそれまでは、歯石と言えば目で確認する事でしか認識せずに、PMTCやセルフケアをしっかりしている方には歯石は全くついていないものと思っていましたが実際に中山先生の指導を受けたことを実際に患者さんに試してみましたが、今まで診療をしていて全くと言っていいほど歯石、バイオフィルムに関して目が届いていなかったか愕然としました。今回のセミナー実習では5番の探針を使い、歯石の触感を感じ取る事や、グレーシーの使い方、力の入れ方など、大学で学んだ事とは異なり、とても新鮮に感じ、勉強する事が出来ました。
このセミナーで学んだ事は、感覚を忘れないよう、日々の診療の中で取り入れていきたいと思います。また常に新しい技術、知識を得続けなければ、より良い治療、予防につながらない、自分も絶えずスキルアップしていかなければと感じました。貴重な日間のセミナーを受講させていて頂き、ありがとうございました。
歯周病セミナーを受けて DH 茅野 未希子
出席させて頂き大変勉強になりました。今まで綺麗な状態であると思っていた所への歯石の付着であったり、ブラシッングの行い方、又シャープニングではすでに使用出来ないと思っていた器具が、まだまだ使用でき形を整えてあげることでこんなにも力を発揮出来る物になるんだという事に驚くとともに今まで無駄にしていまたものもあったなと気づかされました。
フロスの使い方にしても使用する物の効果を最大限に発揮させられるように使用することが大切であると感じました。
中山Dr.によるSRPセミナー感想 受付:齋藤 綾子
初めてSRPのセミナーを受講させて頂きました。
1日目は皆さんの真剣に取り組む様子を見学させて頂きました。
スケーラーを自身で磨き、自分の納得した状態で患者さんに治療する中山Dr.の姿勢に大変関心させられました。
2日目は実践で、私は受付ですので、SRPをして頂く側でした。
自分ではフロスを毎日しているので歯石はないだろうと思っていましたが、中山Dr.にSRPをして頂くと、自分で明らかに歯石がある感触があり取って頂いている実感が感動でした。
前歯だけでもかなりの時間をして頂き、本当に歯石を取りきるには患者さんは何回も回数を重ねなくては取りきれないんだと思いました。
中山Dr.にSRPして頂いた後の感動は今でも忘れられません。
私はTCとして初診の患者さんに当院の流れをお話したり患者さんの主訴を伺ったりもしていますので、一層患者さんにお話にも気持ちを込めてお伝え出来ると思いました。
大変貴重な体験、そして勉強をさせて頂きありがとうございました。
中山吉成先生『実践歯周病セミナー』感想 今井 咲恵
今回のセミナーを通して学校や本では、得る事のできない事をたくさん学べました。
今まで、やっていたシャープニングと中山先生に教えていただいたシャープにングの違いに驚きました。
短くなってしまったり、細くなってしまったキュレットはもう使えないと思っていましたが、シャープにング次第でまだまだ使えるという事、使えるどころかその細いキュレットが大切な、重要な器具になるという事をしりました。
また、ただ切れるようにするのではなく、初めからキュレットの形を意識し細くなっていくキュレットを想像しながらシャープにングをしなければいけないなと感じました。
実習では、TBIから探知、SRPを指導していただきました。
初めて使う5番の探針は、痛みなく探知するのがとても難しく、苦戦しましたが、うまく探知出来たときや、患者さん役の方と歯石を共有出来たときはうれしく、楽しくなってきました。
今まで自分自身、歯石はついていないと思っていましたが、5番の探針で探ってみると意外と歯石がついていた事に驚きました。実際に中山先生に歯石を取ってもらい、SRP後はこんなにさっぱりするのだと感じ、患者さんにも同じように感じてもらえるように日々成長したいです。
これからは、探知、正確なSRPを実施し、なるべくFOPをせずに患者さんの身体的、経済的な負担を減らしていきたいです。
この2日間はとても楽しく、時間が経つのを忘れてしまうほど、充実したセミナーでした。
中山先生、このような機会を与えてくれた院長に心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。
歯周病セミナー感想文 クリーンスタッフ:橘田 貴子
今回初めて中山先生のセミナー受講しました。無知な私には驚くことが多かったです。
最初に器具のシャープニングについて、購入した器具をそのまま使用するのではなく、シャープニングを行ってから使用することで歯石を取ることが可能になることを知りました。
歯石探知は患者さんも感じられるので、コミュニケーションが取りやすくなりメンテナンスへの関心が一層高まる気がしました。
私自身も、フロスの使い方や器具の扱い方など勉強になり、大変楽しくセミナーを受けることが出来ました。ありがとうございました。
歯周病セミナー感想文 歯科助手:戸島 秀実
私は、今月から歯科助手として働かせていただくことになったのですが、まだ何も知識のない私でも、実際、中山先生に歯石をとっていただくと、今まで歯石をとっていたときと全く違う感覚がすごく分かりました。そして綺麗にしていただくと、その後、自分の歯を大切にしようと強く思い、患者さんの気持ちがわかりました。
ありがとうございました。
歯周病実践セミナーを受けて DH 輿石 知子
中山先生のセミナー受けて大変勉強になりました。
シャープニングする時私は今まで手首の運動だけでシャープニングをしていましたが、腕全体を動かして軽い力で研ぐというこが勉強になりました。最初は力を抜くことが難しくうまく研磨出来なかったが、中山先生に指導して頂き研磨をする時のコツが分かってきました。
中山先生が研いだスケーラーは先が細く整っていました。院長が中山先生の研いだスケーラーの写真を撮ってくださったので、これから研磨をするときは先生の写真を参考にして研磨していきたいです。
相互実習では、5番の探針、フロスの使い方やSRPのやり方を教えていただきました。
自分の歯にフロスを通しても『キュッキュ』音がしなかったのに、中山先生に下顎前歯をSRPしていただいてフロスを通したところ音が鳴り、ザラザラ感がなくなりとてもさっぱりしました。自分で体験することにより患者様の気持ちを理解できよかったです。
また中山先生のセミナーに参加させていただきたいです。
中山先生歯周病実践セミナーを受講しての感想 DH藤巻寿美子
まずは、中山先生独自のシャープニングの練習で、先細りの、使い勝手のよいキュレット造りのノウハウを学びました。やり初めは 見よう見まねで時間もかかり、中山先生の器具のような形態へ近づける事はとても難しく思いましたが、回数を重ねるごとに、形が出来てくると、自分でもよく切れる器具に仕上げることが出来、研ぐ事にはまっていきました。
SRPを行ううえでの前準備のシャープニングが重要ということは知っていましたが、自分の使いたい器具を自在に造れるようになり、本当によかったです。
SRPの相互実習では、探知でザラザラする感覚や、ツルツル感。力の入れ具合など、初めて意味が分かった。という事が多くありました。これからは、気づかなかった薄い歯石をしっかり探知し、除去していけたらと思いました。
患者さんの立場となり中山先生のSRPを受けてみると、状況を説明しつつ、常に声掛けをしながら、患者さんの声を聞きながら治療をする事のすばらしさを、体験できました。
また、歯が浮いた様な感じや、除石後の痛み方など色々体験したことにより、患者さんへのアドバイスや、術前術後の説明が分かりやすく話せるようになり、本当に勉強になりよかったです。
その他にも、フロッシング・バス法の重要性などをスタッフ全員で再認識でき、意識も変わってきました。新しい事をたくさん身につけることの出来たとても充実した2日間でした。中山先生には、とても楽しく丁寧なご指導をして頂きました。本当にありがとうございました。
中山先生のセミナーを受講して 町田 歩美
中山先生のセミナーを受講させて頂くのは2回目なのですが、教えて頂いた事がうまくできませんでした。5番の探針、キュレットは力を抜き、指を動かすのではなく、手全体で動かすことで、根面のザラザラ感など感じられると改めて学びました。
自分で行うとどうしても、力が入ってしまい手全体ではなく指で動かしてしまうのですが、それだとうまくザラザラ感が伝わってこなかったのですが、中山先生と一緒に探針、キュレットを動かしてみると、先ほどまでは感じられなかったザラザラ感を感じることができました。大変勉強になりました。
また、私はポケット底まで入れているつもりでも、患者さんに確認すると「まだ深い所まで入れても大丈夫です」と言われ、先生に代わって探査して頂くと、「ちゃんと奥まで掃除されている感じがする」とおっしゃっていました。自分では入れられているつもりではなく、患者さんに声かけをしながら、行っていくことの大切さを改めて感じました。
今回のセミナーでは、術者と患者の両方を体験することができ、探針で探られている感じ、ザラザラ感、ポケット底まできちんと届いている感じを実際に感じることができ、大変勉強になりました。
今回、教えて頂いた事を活かし、これからのメインテナンスを行っていきたいと思います。
たくさんのことを大変分かりやすく教えて頂き、ありがとうございました。
中山先生のセミナーを受講して 増田 薫
先日2回目の中山先生の歯周病実践セミナーを実施いたしました。新しいスタッフ3名も加わりたくさんの事を教えて頂きました。
患者さんを中山先生に診て頂き、難しい所や苦手な所を丁寧に教えて頂きました。5番の探針の使い方やキュレット操作など細かい所まで指導して頂きました。普段は気にして無かった事ですが、無意識にキュレットを持つ手に力が入っているのを指摘されました。「関節が固いね。もっと力を抜いて動かすんだよ」と。親指の関節を見ただけで、力の入れ具合を指摘されました。中山先生がキュレットを動かす手の関節や力加減を触らせていただき、ソフトに動かしてました。そのためには、器具の手入れが大切と改めて感じました。今回はキュレットの砥ぎ方を教えて頂く時間がとれなく残念でした
前回教えて頂いたのですが、中山先生のようには、なかなかできません。自分なりに砥いだキュレットがきれますと言って頂き良かったと一安心しましたが、まだまだ修正箇所があると思います。
5番の探針を使用し、フロスで確認(finish)は行っていきます。患者さんに確認をしながら行って行くことを実践していきます。
今後の課題として力加減に気をつけてキュレットを動かす、器具の手入れ、苦手な部位の克服などセミナーで学んだ事を生かしていきます。
中山先生ありがとうございました。今後はアドバイスを頂いた事を頭に置きながら頑張ります。
中山先生のセミナーを受講して 川又 理枝
私は今回初めて中山先生の講習会に参加させて頂きました。
中山先生に今回歯周ポケットが深い人を診て頂きました。私自身プローブを使用して、縁下歯石かどうか調べてもらいましたが、今回初めて5番の探針を使用しての縁下歯石を触診しました。
5番の探針を今まで使用した事がなかったのですが、中山先生の指導のもと、使い方をマスターすることができました。まず、私は縁下歯石かどうかの判断が分かりにくかったので、5番の探針を用いて、感蝕を覚えました。また、学校でしか手用スケーラーの使い方を習っていなくて、ポケットの深い所にある縁下歯石を取り除くことができずにいましたが、中山先生に教えて頂いたお陰で、深い所にある歯石を取り除くことができました。
今回、中山先生に教えて頂いた事を、活かしてこれからの診療に役立てていきます。ありがとうございました。
中山先生のセミナーを受講して 新貝 千晶
今回、中山先生の講義を初めて受講し、お話をいろいろと聞けて、技術も見せて頂き充実した1日でした。患者さんに対して、現在の口腔内について分かりやすく、説明している部分はとても勉強になりました
。
キュレットの持ち方、あて方、力の入れ方、動かし方など分かりやすく指導して頂きました。筋肉や噛み合わせも関係している事を説明して頂き勉強になりました。
歯石除去をするのも、丁寧に行っていくことが大切だと思いました。
キュレットが適切にあたっていると、音で歯石が取れている事が分かるのも知りました。
フロスの使い方も、学校等で学んだ以外の使い方があることを知りました。
今回は私にとって大変勉強になりました。ありがとうございました。
中山先生のセミナーを受講して 治 ゆかり
私は今回二回目のセミナー受講でした。一回目のセミナーでは5番の探針での縁下歯石の探知の仕方、シャープニング方法、SRPのやり方を教えていただきました。二回目の今回は5番の探針の使い方、SRPのやり方を再度確認することが出来てよかったです。5番の探針はポケット底まで入れて歯石を探知し、探知した歯石はシャープニングされた器具で全て取り除くことの大切さを改めて学びました。
また今回中山先生からご指摘いただいたのは患者さんに実際にSRPを行う際に声掛けをしながら行うということでした。
私は今まで「痛くないですか?」「大丈夫ですか?」と言う声掛けはしていましたが中山先生のように「ここ触ってるんですがどんな感じがしますか?ザラザラした感じはしませんか?」という声掛けはしていませんでした。実際に中山先生に診て頂いた患者さんは「ザラザラした感じがします。」とか「引っかかる感じがします。」と言ってました。患者さんにもここに歯石が付いているということが実感が出来るので今後はしっかり声掛けをしながらSRPを行っていきたいと思います。
また今までは硬い縁下だとつい力を入れて除去していましたが中山先生に教えて頂いたのは力を入れなくてもしっかりとシャープニングされた器具で行えば簡単に除去出来るということでした。
キュレットの当て方や力の入れ具合など実際にやりながら教えていただいたのでとても分かりやすかったです。
今回教えていただいたことを忘れずに日々頑張っていきたいと思います。
中山先生のセミナーを受講して 玉村 悼子
DH2年目となり、メインテナンスのスキルアップを頑張らなければ、と本を読んだりしていたのですが、それはまだ不十分で、なおかつ実際にはあまり活かせていないといった状態でした。
しかし、今回の中山先生のお話を聞いて、「これにはこういった原因だけではなく、こういう理由もある」、「今までただ手順の一つとしてやっていたことにはこういう目的がある」など曖昧だったことや知っていても患者さんの状態と結び付けて考えていなかったことが、はっきり繋がって、とらえるような視点が自分の内に出来てきたように思います。
他にも探針で探ると、歯石をとる前と後で「音やザラザラした感じが違う」と患者さんがお話ししていて、今まで自分が思っていたよりもっと口腔内は敏感で(今まで患者さんが歯周病の予防などのためにできること、というと家でのセルフケアと思っていたのですが)患者さんとSRP中もコミュニケーションをとることによって、より効果的なメインテナンスができるのだと実感しました。
これからは本を読んだりするだけではなく、中山先生から教えて頂いた技術を磨いていきたいと思います。
西田志保 歯科衛生士(10年目 経験17年目)
2回目の研修での私の課題は、歯周病が進行した患者さんなど歯根が露出した場合やポケットが深い場合、根面を傷つけずにSRPをするためによく切れるスケーラーを使い、なでるように行うこと。
そのためにシャープニングを習得することでした。
シャープニングは前回の研修で形は何となくわかるようになったのですが、私のスケーラーには長く使用してシャープニングを繰り返すことで刃先が細くなっているものが多くどうすれば良いか先生に尋ねたところ思い切って先を短くして元の型を維持できるように教えていただきました。
自分の研いだものを評価してもらい、「切れますよ、手つきもいいですね」と言ってもらうことが出来て自信にもなったと思います。
実際に患者になって中山先生にSRPを行ってもらうとフィンガーレストがしっかりしていて顎も固定されるのですごく楽でした。
自分ではまだうまくできない部分もあるのでこれからもっと練習していこうと思います。
フロスの使用時に、道具はまずは教えるものが上手に使えなければ患者さんに教えることができないと言われたので早速練習して診療時には中山先生の手つきを思い出しながら指導しています。
このたびは即実践で役立つことを実習で学ぶことができて良かったです。
これからは後輩の指導もできるようにしていきたいと思います。
池田かなえ 歯科衛生士 (4年目 経験5年目)
私は前回も中山先生のセミナーに参加させていただいていました。
前回のセミナーでは初めて知る事ばかりでしたので、どちらかというと知識面で成長できましたが、今回また勉強させていただいた事で知識はもちろん技術面での成長が出来たと思います。
私の担当している患者さんの多くが中等度の歯周病です。初期でも中等度でも正確に歯石や沈着物の位置を探知する事が大切です。探知が正確にでき、研磨されたスケーラーが準備できれば多少深いポケットの歯石だったとしても簡単にとることができました。
特にスケーラーの研磨がとても重要な事を再確認する事ができました。
研磨の仕方も今回のセミナーを受けて、前日までは7割程度だったものが、9割ほど仕上げる事が出来るようになったと思います。
これからは時間をしっかりかけ丁寧に研磨を行いたいので、1週間に何度かは研磨の時間としてのアポイントを取りたいと思います。
研磨され研ぎすまされたスケーラーは、SRPの円滑化と術者の体力の負担の軽減になりますので、
すぐにでも可能な限り実践していきたいと思っています。
佐野明日香 歯科衛生士 (4年目 経験4年目)
アシスト業務しかやっておらず1回目は右も左もわからない状態で教わり受講を終えた時は、初めての体験(探知)、シャープニングのやり方を肌で感じ歯科衛生士になって本当に良かったと心から思い、日常業務へ戻り教わった事を忠実にやっていました。
そして今回‥1回目の受講後、今年4月より念願のメンテナンスDHになり、試行錯誤しながら日々葛藤していました。
今回の私の課題がSRP時のコミュニケーションをし、苦痛なくSRを行なえる様になる事でした。
SRP時の様々な不安を中山先生は和らげてくれました。
ついつい、SRPにばかり集中してしまい患者さんに対しての声がけをせずに黙々とやってしまっていました。
しかし、中山先生からそれではダメだと指摘をされ相互実習時、教わりたくさん再発見しました。患者さんの目、手、足の動き、歯石の探知をしながら歯石の付着具合をお互いに確認し合う事。探知は患者さんも私もハッ!とします。
わかっている様で出来ていない事が山ほどありました。
早速、次の日から行なっています。まだまだ未熟ですが、中山先生から教えて頂いた事を胸に日々頑張って行き、成長して行きたいと思います。
脇坂 友里江 (1年目 経験数4年目)
今回初めて中山先生のセミナーに参加しました。
今までエアースケーラーを使って除石して、取りきれない部位で手用スケーラーを少し使う程度という事しか経験していませんでした。
シャープニングはスケーラーの形態を把握する事が大切だと学びました。形態自体を変えずにいれば、刃の長さや太さを変えられる事も知りました。
探知では、ザラザラと引っかかる感覚が手に伝わってきて、どこをSRPしたら良いのかわかりました。
しかし、SRPをしてみると歯肉の中に入れて力を入れる事が出来ず、うまく取りきれませんでした。
先輩と手の動きも違う事も指摘されました。
指に力が入っていて、後に手に負担がかかる事を知り、手首を使って動かすことに意識してみました。
このセミナーを通して何も解らない自分を知りました。
これから、メンテナンスを担当してくので学んだ事を生かして勉強していこうと思います。
金子秀美歯科衛生士 (1年目 経験1年目)
今回、私は『探知ができるようになる、シャープニングができるようになる』というのを目標に臨みました。
シャープニングは中山先生の手つき、砥石の動かし方など見ながら実践してアドバイスをいただきました。
先輩DHにもフォローしてもらいながら最後にはなんとなくではありますが感覚をつかめたと思います。
探知は最初ビクビクしながらポケットに入れていましたが探針を持つ手の力具合や、握り方、持ち方などを教えて頂いて前歯部の探知が出来るようになりました。臼歯部はまだちょっと難しいですがこれから練習してもっとできるようになりたいです。
中山先生に学校では勉強出来なかった事をたくさん教えて頂いてこれからの業務に反映させていきたいです。
わくだ歯科 歯科医師 晒名 正人
今回、2日間の日程で、中山先生の実践歯周病セミナーに参加しました。まず初日はシャープニングの実習でした。しっかり歯石を除去するとともに滑沢な根面を得るには、SRPの技術もさることながら(つい施術のテクニックばかりに関心が向きがちですが…)、使用するインスツルメントが十分に研ぎ澄まされていなければいけません。そのためのシャープニングがいかに重要であるかを痛感させられました。
磨耗したキュレットでも、基本的な形と相似形となるように研磨することで効果的に使用できることを知りました。実際に中山先生が研磨されたキュレットを手に取ると、その切れ味の鋭さに驚嘆しました。先生は砥石にもこだわりを持っておられ、実に周到で一切の抜かりがなく、プロフェッショナルとしてのあるべき姿を肌で感じ取ることができました。
続いて2日目は、歯石の探知とSRPについての相互実習を行いました。歯石の探知に用いる5番の探針も、先生のこだわりが感じられました。軽い力でこれを把持し、根面をなでるように沿わせると、一見健康そうな歯肉でも、意外にも粗造感を触知することができました。こうしたザラザラ感を術者と患者さんが感覚的に共有することにより、患者さんの歯周治療に対する理解が深まり、施術中も会話しながら進めていくことが重要であることを学びました。探知の際に苦慮したことは、探針の先端を根面に向けずに、外側の歯肉の方に向けてしまうと痛みを与えてしまうことです。痛くないように注意深く根面に添わせる必要があるのですが、実際にやってみるととても難しかったです。
SRPについては、まずポジショニングとフィンガーレスト、ストロークなどの基本事項から教わりました。先生の姿を見ていると、いとも簡単なように感じてしまうのですが、いざ自分で行ってみると、ぎこちない動きになってしまいます。普段は衛生士さんにSRPを委ねていましたが、ドクターとしてもSRPのスキルアップに努めて行きたいと思いました。
今回のセミナーで、随所にユーモアを交えたわかりやすい説明を聴いて、中山先生の温かい人柄に触れることができました。非外科的処置のみで骨欠損が見事に改善された症例には大変驚かされましたが、それゆえにSRPは大変奥深く、興味深いものであります。今後、質の高い歯周基本治療ができるように、日々研鑽を積んで行きたいと思います。
勉強になったこと
< シャープニング >
・新品のスケーラーにも当たり、はずれがあるので使用する前にテスト棒で確認する必要がある。
・細くなってもキュレットの形態を維持するようにシャープニングしていく。シャープニングしていくことで、自分にとって使いやすい形・大きさになっていく。バリをとる。
・砥石の管理にも注意が必要で、油を吸収しやすい物の上や消毒器に入れたりすると油がでてしまい研磨効果が悪くなってしまう。
< 歯石の探知 >
・歯石探知にはNo.5の探針を使用。
・SRP前に歯石の探知をすることで患者さんに歯石が付着していることを確認してもらいSRP後は歯石が取れた感触を理解してもらいやすい。
< SRP >
・鎌形(CK6)で大きな歯石や隣接面の歯石をとっていく。
・キュレットを当てる際、根面を滑らかにするような感じで力をかけすぎないよう少しずつ取っていく。取れてくるとガサガサした感じがなくなり、滑らかな根面になっていく。
・根面が平滑になるとフロスでキュッキュッと音がするようになる。
< ホームケア >
・歯間があいている場合でも歯間ブラシではなくフロス(ワックスなし)をすすめる。
歯面に沿わせて家でもキュッキュッというのを実感してもらう。
感 想
まず一番驚いたことは、No.5の探針で歯石探知していくと健康な歯肉で歯石が付いていないと思っていた口腔内に縁下歯石があることに衝撃を受けました。
私たちDHでホームケアをきちんと行っているつもりでもこれだけ歯石が残っているのならば、患者さんはもっと多くの縁下歯石が付着したままになっているのだということを実感しました。
今までSRPを行う際1本1本丁寧に縁下歯石が付いているかどうか探知していませんでした。そのためSRPを行ってもどこに歯石が付着しているのか十分理解できていないまま、何となくSRPを行っていたのが現状でした。
No.5の探針で歯石の有無を確認していくのは力加減で大きく感覚が変わるので、これから患者さんに使用していき少しずつ慣れてきちんと歯石探知できるようにしていきたいと思います。
また、SRPは痛いことと患者さんに思われがちなので痛くないように探知すれば気持ちいいと思ってもらえ「 歯石をとってほしい!! 」と患者さんから言ってもらえるようになりたいと思います。不安になる方も多いのでその不安な気持ちを和らげるために常に声かけを忘れずにしたいです。
講義・実習ともに分かりやすく教えて頂きとても為になるセミナーになりました。
今後、スタッフ全員で予防に力を入れていき1人でも多くの患者さんの口腔内を健康に保つことができるよう努力していきたいと思います。
中山先生、2日間ありがとうございました。
わくだ歯科 歯科衛生士一同
須藤真行
「本物」とは中山先生のような方のことをさすのだなと思いました。
シャープニングから始まりルートプレーニングまで・・・
全てが今まで学んできたことと次元がちがうことがはっきりとわかりました。
自分の今まで患者さんにしていたことは本当に中途半端だったと痛感しました。
そしてその技術は中山先生にじかに教えてもらわなければほとんど理解ができないこともわかりました。
それくらい異次元であり、巧みのワザであり、プロフェッショナルな内容の講義でした。
こんなに衝撃をうけた講義ははじめてです。
これからの診療がまったくちがった物になることは明白であります。
すべての歯科医師や歯科衛生士が中山先生に教えていただけたら・・
日本人の歯周病は激減し、口腔内の健康が大幅にあがることは間違いありません。
どこまで実践できるかわかりませんが少しずつ、「本物」に近づけるようスタッフ一同日々精進していきたいと思います。
つねにやさしく、わかりやすく教えてくださり、本当にありがとうございました。これからも末永くよろしくお願い致します。
杉山智一
中山先生のセミナーを受けた事でいかに歯周病に対して知識があさかったか痛感しました。シャープニングからの器具の準備や、実際の実習で学んだ探知であったり、コンタクト付近の歯石除去は参考になりました。また、器具の持ち方だったり変な癖として身についてしまってる所を指摘していただき今のうちにきづけてよかったです。ドクターだから関係ないとか 歯周外科を優先とか近年そういう考え方が多いなかで、今回のセミナーは衝撃とこれが本当の予防なんだなとあらためて感動しました。もちろん技術取得には時間がかかりそうですが、みなと協力しあって少しでも早く患者様を満足させたいと思います。
丘久恵 歯科医師 2年目
まず始めに中山先生の人柄に感銘を受けました。
どんな質問にも嫌な顔を一つせず親切に、丁寧に教えて頂き有り難うございました。きっと患者様に対しても同じように接しているのだろうと想像が出来、中山先生が大勢の患者様、歯科医師、スタッフの皆さんから信頼され尊敬される意味が分かりました。私はまだ経験・技術不足で一人前になるまで道が遠いのですが、今回のセミナーで学んだ器具の持ち方、触感などの基本的な動作を今後の臨床で活かしていこうと思います。
今回はお忙しい中、遠いところからお越し頂き本当に有り難うございました。
島村彩 歯科衛生士15年目
中山先生のセミナーを受けるまで、恥ずかしながら足かけ15年以上我流のSRPを行っていました。自分のSRPの不出来な部分や、シャープニングの疑問に感じていた部分が講義のおかげで解消しました。
相互実習でのハンズオンでは探知の感触やスケーリングの力の入れ方がとてもよくわかりました。キュレットは番号にこだわらず使用しても良いことや、教本で習ったポジショニングでもSRPしても楽に歯石が取れることがわかり、為になる2日間でした。
受講後早速患者様に習ったことをやらせていただいていますが、こちらが痛いだろうなと思う患者様がうたた寝をしてしまい「今までで一番気持ちよかった」とおっしゃっていただき、とても嬉しかったです。
五番の探針での触知がまだまだおぼつかないので、自分で練習を重ねていきたいと思います。
次回お会いできる日まで技術を落とさぬよう精進していきたいと思います。
2日間ありがとうございました。
瑠璃川愛 歯科衛生士8年目
中山先生のセミナーを受けることになった時から、ずっと緊張し、今までの自分自身のP処置の見直しをしていましたが、セミナーを受講し、とても良い意味で本当に衝撃を受けた2日間でした。
今まで行ったことのない処置を始めることに不安を初めは覚えましたが、相互実習にて中山先生がとても丁寧に教えていただき安心と、やる気を頂きました。
実際に探針に触れさせていただいたり、器具の使用方法、挿入角度、操作方法。どれもなかなか人に教える事の難しいことを中山先生はとても上手にわかりやすく私たちにご指導くださいました。本当にありがとうございました。
今現在診させて頂いている患者様にはもちろんのこと、今後関わる全ての患者様に質の高いP処置を提供できるよう、中山先生に教わったことを思い出しながら訓練をし、本当の意味での真の衛生士になっていきたいと思います。
田口かやこ 衛生士3年目
中山先生のセミナーを受けて、私のSRPやシャープ二ングに対する意識や考え方が大きく変わりました。
今までは、シャープ二ングでもストーンの位置や固定などにとらわれすぎていて、キュレットをどんな形態にするのかどんな形態なら使用しやすいのかなど、これからは中山先生に教わった様にイメージしながら行っていきたいと思います。
実習でも一つ一つ丁寧に教えていただきありがとうございました。
いままでは、とても手に力をかけすぎていたのだということに気付きました。
5番の探針での探知、今までなら見逃してしまっていた縁下も探知できるようになりました。
まだ慣れずに力が入ってしまいますが、これからいっぱい練習をつんで患者様に喜んで頂けるようになりたいです。
中山先生のセミナーを受けてまた一歩前に進めた気がします。
ありがとうございました。
山口里奈 歯科衛生士1年目
中山先生のセミナーを受けて、道具をきちんと使えるようシャープニングの大切さを改めて知ることができました。普段研いでいなかったところを研いだり、折れてしまった刃を再び使えるよう工夫して研いだりと今までやったことのないことがたくさんあり、とても勉強になりました。この形にしたい!と想像して研いでいくのは簡単そうに思えて難しかったです。
実習では、中山先生の手つき、腕の力加減やストロークを見させていただきました。患者様は痛くなくSRPで気持ちいい感覚には驚きました。除石後にフロスで軋む音が聞こえることに驚きと感動がありました。
自分で探知してみると今まで見えていなかったところも見ることができました。しかし、器具の持ち方から難しく、力が入ってしまい普段いかに指だけで操作していたのかを知りました。力を抜きつつ歯石をとっていく技術を習得する大切さを知りました。
自分で歯石をとり、つるつるになり、取れたと思っても中山先生に診ていただくとまだまだざらつきがあり探知がまだまだできていないことがわかりました。
また、SRP中のコミュニケーション、歯石があることを患者様にもわかっていただくことでモチベーションが上がり、ホームケアの重要性も患者様に知ってもらうことができ、
コミュニケーションの大切さを再確認することができました。
今回の中山先生のセミナーを通して新たな驚きと発見がありました。明日からの診療で学んだことを生かしていきたいと思います。
平井みな実 受付3年目
私は中山先生のセミナーを1日目だけ受けさせて頂きました。今までDHの方がやっていたシャープニングがどんなものかわからなかったのですが、実習で体験することができてよかったです。そしてとても難しい事だなと思いました。自分には関係ないと思わずこれからは協力しやっていきたいと思います。半日だけでしたが貴重な時間をありがとうございました。
田島加代子 助手、受付2年目
セミナーの参加させて頂き、中山先生のご説明は、歯周病治療を行っていない助手にとっても、優しい言葉でとても理解しやすかったです。そして、シャープニングはとても奥深く難しいものでした。シャープニングについては、もっと練習して、衛生士スタッフのフォローにつなげていきたいと思います。
また、アメリカでの患者様との向き合い方のお話はとても興味深く、
歯周病治療に関わらず、どんな状況においても患者様との信頼関係は大事にしていきたいと思います。
鈴木敦代 助手4年目
セミナーに参加さて頂きアメリカの歯周病治療を拝見することができ驚きと凄さに感動しました。歯周病治療は患者様に負担をかけてしまう事と時間がかかってしまう事を了承して頂かなければ出来ないことだと改めて実感しました。患者様とのコミュニケーションは必須で信頼関係を築き上げることが大切!!TCとして活躍できるようこれからも頑張って行きます。
田原優子 助手1年目
私は一日だけ出席させて頂きました。
助手だからあまり知らないことですが、とても愉しく参加できました。
器具の切れ味で感じ方がまるで違うことや、多くの種類を拝見できました。
助手だからではなく、どんどん覚えて協力して行けたらと思います。
川端千晶
今までわたしはSRPにとってシャープニングの重要性にまったく無頓着でした。中山先生のセミナーに参加させて頂き、痛みのないSRPの為にはシャープニングがとても重要な事を初めて知りました。
患者様の為に、知識と技術を身につけるようこれから勉強していきたいと思います。ありがとうございました。
歯科衛生士 藤田香代子
シャープニングでは今までの習ってきたものと違った視点からの学びが多々あり非常に驚きました。
もう使えないと思っていたスケーラーの復活は嬉しく、私も1本1本大切に愛情込めて長く使用できるものを管理していきます。
そして、シャープニングこそSRPの第一歩だと改めて実感しました。
SRP相互実習では絶対歯石はないと思っていましたが、思い込みでした!!
今でもSRPをしてもらった歯は気持がいいくらい綺麗です。
CKの挿入方法、力のかけ方、体を使ったSRP全て勉強になりました。
この学びを無駄にせず、患者様に1人でも多くお口の健康を気づかせられる歯科衛生士になります。
2日間本当にありがとうございました。
歯科衛生士 芳野 友美
お忙しい中、私たちに鎌型スケーラーの使い方やシャープニングの方法など、
たくさんの事を教えて下さって、ありがとうございました。
●普段、歯周治療をしたり患者様へ指導していく中で、自分が思っていることは本当 に正しいのだろうか・・・と、ふと思うことがありました。
しかし、中山先生のお話をお伺いして、間違っていなかったと安心しました。
ex・縁下歯石が沈着していると、冷痛がある。
・患者様のお顔に触れながらSRPすると、安心感を与えることが出来る。
・SRP時に浸麻をしなくても良い。
・SRPは、超音波スケーラーを使わず主に手用スケーラーを使用。
超音波スケーラーは患者様に不快感を与えてしまうため。
●新人衛生士の時に、先輩から鎌型スケーラーは歯肉縁下に入れてはいけない・・・
と言われました。
実際にSRPをしてみると、鎌型スケーラーを使いたいと思うことが多々ありました。でも、歯肉に傷付けたら・・・などと葛藤していました。
今回、中山先生からお話をお伺いして、歯肉縁下に鎌型を使っていいんだという嬉しさと、当て方やストロークを教えて頂いたので、早速鎌型でSRPを行っております。
●中山先生から教えて頂いた方法でSRPを行いました。患者様にも、ご自身の歯の根面に歯石が付いているとわかって頂きました。より口腔内に興味を持って頂けて良かったです。
●縁下歯石の探知は、プローブよりもWHOプローブよりも、探針の方がわかりやすくて、びっくりしました。
●自分自身の歯には縁下歯石はないと思っていましたが、縁下歯石があってびっくりでした。
●中山先生のSRPの方法で、たくさんの患者様のお口の中を健康に、そして一生ご自身の歯でお食事が出来るようにしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
柴田あゆみ
お忙しい中いろいろと教えてくださってありがとうございました。
DAの私は今まで実際にシャープニングをしたことはありませんでした。
初めてシャープニングについてお話を中山先生にお聞きした時のDHやDRの驚きようにとても驚きました!!
中山先生のおっしゃっていた内容は、知識がなかった私にはすんなり『なるほどなるほど』と入ってきたのですが、
みんなの驚き方を見て中山先生は今までの歯科の常識をそんなにひっくりかえしているのか!!!!と正直思いました(笑)
そして講習が終わった次の日の診療で、2日間参加したDR、DHの話を聞いて実際に中山先生の方法でSRPを行った部位を見せてもらったのですが明らかにほかの歯肉と違う!!!!!!
今まで予防歯科として診療していた日々はなんだったのか!?とショックを受けました。
が、DAの私でこのショックなのだから実際に今までの歯科の常識で治療を行っていたDHはもっともっとショックを受けたことでしょう。。。
しかし中山先生にはとても素晴らしいことを教えていただきました。
これからスタッフみんなで本当の予防を患者さまにお伝えできるように勉強していきたいと思います!
最後に、、、
講習会が決定した時点で『アメリカから来ていただく』と聞いていたので
どんな先生だろうとドギマギしていましたが、中山先生はとてもお話ししやすくて素敵な雰囲気でした!
安心していろいろお話聞くことができたのでよかったです!ありがとうございました!
受付 渡辺 兼子
先日は、お忙しい中ありがとうございました。私は、二日目の講習会には参加できませんでしたが、仲間の感想から~参加すれば良かったと思いました。
先生も食事会の時に、須藤先生に話して参加すればいいのにと、おっしゃってくださいましたのに、残念です。
また、機会がありましたら、先生のSRPを、ぜひ!受けてみたいです。
Dr,椋本 博之
中山先生の講習会を受けて、今までの行なってきた治療とのあまりの違いに本当に驚きました。
スケーラーのシャープニングでは、ただ刃を研ぐだけでは無くて、刃の形や大きさ、太さ等を考慮して研ぐこと。
刃が折れてしまっても、研ぐことによってオリジナルの使いやすいスケーラーを作ることが出来ることが判りました。
シャープニング実習の時は、何だか鍛冶屋になった様な気分でした。
2日目の相互実習では、静岡の麻生歯科の衛生士さんから“中山先生が教えて下さるSRPは、本当に痛くなくて気持ちいい”と聞いていました。
私も新人衛生士の練習台になっていたりしましたが、痛いなぁと感じることが多く、痛くない気持ちいいSRPってどんなものだろうと興味津津でした。
実際に教えて頂き、患者さん役でスタッフにSRPをして貰いましたが、まだ手つきが慣れていないので多少の痛みはありましたが、本当に気持ち良くって寝てしまいそうでした。
5番の短針での歯石探知も今までとは比べ物にならない位、確認することができました。
中山先生に教えて頂いたことを、復習してマスターし実際の治療で早く活かせる様にしたいと思います。
2日間、時間をかけてじっくりと判り易く教えて頂き、本当に有難うございました。
また中山先生に教えて頂ける機会があれば、更に色々な事を教えて頂きたいです。
早乙女雅彦
中山先生の歯周病セミナーは昨年に続いて2回目となりました。シャープニング実習では使用して細くなったスケーラーをシャンク部分から背面までもシャープニングし歯面に適合するような形に整えること、またデンタルフロスを歯肉溝に挿入してフロッシングすることなど、昨年も学んだはずですが忘れていたり、よく理解できていなかったことを再確認することができました。
実際に患者さんに来ていいただいてのルートプレーニングのデモでは切れるスケーラーで軟らかなタッチでスムーズに根面の歯石をそいでいくという感覚でルートプレーニングを行うことが改めて理解できました。患者さんにも術者にも無理のない合理的な方法であると感じました。シャープニングやルートプレーニングはどうしても衛生士にまかせて私たち歯科医は行う機会が少ないですがもっと行わなければならないと痛感いたしました。
現在はどうしても歯周ポケットが改善せず歯周外科を行うことも時々ありますが今回のセミナーの結果としてSRPの技術が向上し歯周外科が少なくなることが医院の歯周病治療の向上だと思っています。
各衛生士は今回のセミナーに各自何を学ぶか自分なりのテーマを持って臨み、ある程度自分のものにできたのではないかと思います。
昨年は理解できなかったことも、私と同じように今回受講してわかったこともいくつかあるようです。衛生士の感想文にもありますが中山先生のセミナーを継続して受講することで、次の目標を確認することができ、自身の成長につながることを実感してくれているようです。
これからも中山先生のセミナーは継続して受講し、歯周病に関する医院の臨床力を高めていきたいと考えています。
中村雅英
「中山先生の歯周病勉強会は今回で2回目でしたが、同じことを習っているのにそれでもなるほどそういうことだったのかという部分がたくさんあり、大変良かったと思います。メインテナンスを定着させるためには先生のような技術ももちろん必要ですが、中山先生の患者さんに対する信頼関係の築き方というのは本当に勉強になります。
中山先生のような技術と患者さんとの信頼関係がメインテナンスを定着させていくのだと感じました。 中山先生の施術を見て、中山先生は簡単そうに、かつ患者さんは快適にしているのを見て、いざ自分でやってみるとなかなか難しく、自己流になってしまう部分もあると思います。そういう部分はまた復習して少しでも自分のものにしていきたいと思います。本当にありがとうございました。」
海老澤俊一
今回、器具のメンテナンスの仕方から実技、患者さんへの接し方など、中山先生がこれまで積み重ねてきたものを教えていただき、中には大学では教えてくれないことも多々あり、驚くと共に大変勉強になりました。
ただ、一朝一夕でマスターできるものではないと存じていますので、これからも精進して参りたいと思います。
中村亜美
「今回は素晴らしいセミナーに参加させていただきありがとうございました。まず一日目のシャープニングでは目を見張るような先生の手つきにカルチャーショックでした。
学校の実習ではみたこともない手つきに驚きました。
シャープニングでスケーラーの形態を考えて行うだけではなく実際に行うSRPを想定しながら行う考え方は利にかなっていると感動しました。道具を制する者は治療を制するという先生の言葉をしっかり胸に刻みたいです。
切れ味のいいスケーラーはスケーリング時の力を最小限にしてくれ、患者様への負担も軽減してくれるとともに術者の負担も軽減してくれます。
そして、先生の選びに選んだ砥石は形態修正にとてもよく、それを教えていただいたことに感謝しています。歯科用ではないと聞いて、先生の砥石選びへの信念を感じました。
これから毎日練習して技術を磨けたらいいです。
二日目は実際のSRPを見学して、技術面だけではなく患者様とのコミュニケーションが素晴らしく感動しました。常に話しかけ、リラックスさせ、それだけではなく常にモチベーションをアップさせるような内容でした。
技術面ではただ歯石をとろうとして力いっぱいガリガリやっていた今までの自分自身のスケーリングに反省しました。スケーリングは不快でたまには痛いものだ。という考えの人は沢山いると思いますし、私自身もそういう考え方でした。ほんとうにソフトタッチで肩の力も入れずにしっかり歯石がとれ、実際局所麻酔をしなくとも患者様の痛みの訴えはありませんでした。私自身も中山先生にやっていただいて、圧は感じますが痛みは感じませんでした。歯面とスケーラーがしっかりフィットしていることも感じました。局麻を行わないことにより歯石を患者とともに感じることでモチベーションアップにもつながり、さらに痛くないことで継続にもつながると感動しました。そしてフロッシングをホームケアにしっかり取り入れていかれるような説明や関係付けがプラークコントロールには重要となってくることがよくわかりました。実際に歯槽骨の吸収が激しく観察された症例でも先生の治療とプラークコントロールで治癒過程に移行する例もあり、目から鱗でした。妥協のないメインテナンスをわたしも実践したいです。」
大塚清美
今回で二回目のセミナーになりましたが、私は今回、CK6とテーラー2/3の使い方と、遠心力のポケットに残石があることが多いのでその部分の技術の向上を目標にセミナーに臨みました。どうしても日ごろ使い慣れているグレーシーのキュレットを日々使用する事が多く、CK6は、まだまだ自信がないので歯肉を傷つけてしまうのでは・・・と思い、どうしても使い慣れているグレーシーになってしまいます。
しかし、力を入れすぎて根面を傷つけているということ、きれるスケーラーで、力を入れず丁寧に何度も繰り返すことによって、根面を傷つけないよう除去することが必要だと学びました。本当に持っているだけの力でなでるように動かしていただけで、除去できているという感覚は今までになかったことでした。これから練習を重ねて、技術を向上していきたいと思います。
また、探知して、ツルツルになったかなと思っても、中山先生が探されるとザラつきが確認できてまだまだ甘いことが再認識できました。中山先生のSRPを見ていると、一本一本大事にしているということが伝わってきます。また、技術面だけでなく、中山先生は常に患者さんに話しかけていて、コミュニケーションを深めていることがとても参考になりました。 先生のセミナーを継続して受講することで、自分の成長を実感することができ、次の目標を立てる目安にもなります。お忙しい中、御指導していただきありがとうございました。また次回のセミナーを楽しみにしております。
川津 友里恵
2月21,22日と中山先生のSRPセミナーに参加させていただきました。今回は2回目だったので,1回目よりさらに深く学ばせていただきました。
・5番の探針で歯石を触った際に,患者さんが使う言葉「ザラザラ」や「ボコボコ」,「カサカサ」などを大切にし,自分たちも合わせて使ってコミュニケーションをとること。
・最初に探知をし,やりながらフロスの必要性を自分自身で感じてもらった上で使い方をしっかり教える必要があること。
・CKなどのシックルで大きな歯石,隣接面の歯石をとってからキュレットで少しずつ細かく優しく根面をつるつるに仕上げていくこと。
…などたくさんのことを学ばせていただきました。
患者さんの言葉を大切にし,一方的でなく患者さんと共にお口の状態をよくしていくことを意識してSRPをしていきたいと思います。中山先生ありがとうございました。
丸山宏美
昨年に引き続き中山先生をお招きし、研修を行いました。
1日目はシャープニングの実習を行いました。中山先生のシャープニングは器具を丁寧に扱い長持ちさせ、何度も使っているものでも形態を修正しながら長く愛用していけるようなものでした。私も昨年その方法を知ってからは1つ1つの器具をしっかり長く使い、より想いを込められるようになりシャープニングという技術にも自信が持てるようになりました。
その後2日目に実際に中山先生に診ていただく患者様の症例発表を行い、情報交換をしました。2日目は午前中に患者様の実習を行い中山先生のSRPの技術を教えていただきました。患者様に色々とお口のなかの状態やそれ以外の事をたくさんかたりかけながらその方が安心して治療を受けられるような中山先生の雰囲気は私も真似できたらいいなと思いました。また探針を使っての探知だけではなく打診音を聞き歯石の付き方や質を感じるという方法を教えて頂きました。そしてやはりフロスは探知としてもホームケアプロケアとしても重要であると改めて感じました。
午後の相互実習では午前に習った事をスタッフ同士で実際にトレーニングしました。途中私も前から症状のあった左上の歯肉を中山先生に診てもらい実際にSRPを行ってもらったのですが歯石を取ってもらうのがこんなに気持ちがいいのかと思うぐらい大快感でした。まるでヘッドスパを受けてるみたいで感動しました。ちょっとした固定の仕方、器具の持ち方で痛みや色々な感じ方が違うのでお互いに実習を通し学んだ事も多くとても充実した相互実習でした。
これから院内勉強会でも引き続き中山先生のSRPの相互実習を行う予定なので今回の中山先生のセミナーで学んだ事をすこしでも自分達のものにしていき、日常の診療の中で実際の患者様に活かしていきたいです。
中山先生はお話の中で「信頼」という言葉を何度もお使いになられていました。中山先生にお会いして人と人との繋がりの大切さ、私達、衛生士と患者様の信頼関係の大切さを改めて感じました。
そのたには患者様が痛くない、歯石がとれる技術がないといけないともおっしゃっていました。長年の経験やもともとある内面からでてくるオーラをお持ちの中山先生のお言葉はとても説得力がありとても勉強になりました。
大山佳子
「中山先生のような患者さんとの信頼関係とSRPの技術を身に付けたい」と、今回2度目のセミナーでより強く思いました。
前回のセミナー時と比較すると、より多くのことが理解でき吸収することができました。
昨年の中山先生のセミナーでは『アンワックスのフロス』と『No5の探針』に驚き感動しました。
アンワックスのフロスを通すことで「キュッキュ」と根面から音がします。それがとても気持ちが良く、衛生士だけでなく他のスタッフも病み付きになる程でした。中山先生の説明は人を引き込み自然に私達を納得させていました。
私はその日から、患者さんへのホームケアの指導(フロスを積極的に)と、歯石の探知・根面の湾曲や感触を自分で感じとることを意識しながら診療に励みました。
プローブでない器具で歯石の探知をすること、それだけではなく患者さんにまで歯石の付着を感じてもらうこと、など考えたことはありませんでした。
No5の探針を使用し患者さんとコミュニケーションをとることは、言葉で歯周病を説明するよりも自然に患者さんのモチベーションを向上させることができるようでした。
しかし、その探知出来た歯石を完全に除去することが出来なければ、勿論歯周病が進行してしまいます。
私は今年、今より確実にSRPが行えるようにCK6とテイラーの操作や、中山先生の手・指・腕の動きを中心に学ぶことにしました。
CK6とテイラーの隣接面直下への当て方、縁下へのアプローチ、指のレストの置き方、腕の動かし方をセミナー中詳しく質問し自分のものにしたいと思いました。
しかし、それだけに集中してしまうと一番大切な患者さんとのコミュニケーションがおろそかになってしまいます。
私達は今後、セミナーで教えて頂いたことを定期的に繰り返し、コミュニケーションとSRPのテクニックを向上させます。
今回2度目の中山先生のセミナーでしたが、まだまだ学びたい部分がたくさんあります。今年、「患者さんとコミュニケーションをとりながらCK6とテイラーを上手く扱えるようにする」ということが私の目標になりました。
また来年ご指導お願いします。
柴田未奈
先日は2日間に渡り、SRPや器具の研磨について教えていただき、ありがとうございました。私は小児専門になってから1年近く、スケーラーを持つことなく、SRPから遠ざかってしまっていたので、改めて基本から学ばせていただきました。
今回は患者役になる事で、実際にきちんとしたSRPを受ける感覚を知ろうと思いました。
顎の固定やレストを置く時は思っていた以上にしっかりとしていて、そうする事で患者さんも楽だとわかりました。
また、今までは怖くてなかなか使用できなかったCK6も、中山先生にSRPをして頂いて気持ちよいものだと知ることができました。
実習を通して、患者さんとどのように信頼関係を深めていくか、どのような声かけで患者さんの感覚は研ぎ澄まされていくのかを学ぶことができました。
私自身は、患者さんにSRPをする機会はほとんどありませんが、スタッフとの相互実習を重ね、教えていただいた事を臨床に生かしていければと思います。
大塚梨沙
私は今回初めてこのセミナーに参加させていただきました。
シャープニングでは自分ではいつもしっかり研いでいるつもりでしたが、中山先生のスケーラーを拝見すると、自分のシャープニングが甘いことがわかりました。以前はホワイトラインがなくなるように研ぐということに必死で、スケーラーの形自体にはほとんど目がいっていませんでしたが、細くなったスケーラーでもまずは本来の形がそのまま相似形に小さくなっているように形を整えること、それから刃をつけるということを学びました。
又、患者実習や相互実習では中山先生がコミュニケーションをとても大切にし、患者様にご自分のお口の中……というよりご自分の歯一本一本について現状を理解していただく為、施術しながら詳しくお話していたことがとても印象的でした。うそをついたりごまかしたりする必要は全くなく、今の現状をそのまま丁寧に患者様に説明すると、患者様もご自分のお口の中にとても興味をもって下さるともおっしゃっていました。SRP中はついつい無口になり黙々と施術してしまいがちでしたが、患者様自身にもご自分の歯にもっと興味をもっていただき、衛生士である私と患者様とで協力し一本でも多くの歯を守って行きたいと思いました。
理事長 千ヶ崎乙文
今年も10月28日に、中山セミナーを受講いたしました。
今回で、3回目になります。
最初の受講では、器具やシャープニングを意識するようになりました。技術の前に道具です。適切な道具の準備、管理ができるようになると、いよいよ歯石の探知、除去といった本来の核心部分に意識が集中できるようになりました。今回は、以下のスタッフの感想に見るように、いままで見えていなかったことも見えるようになってきたように感じます。
継続というがとても鍵になると思います。中山セミナーを継続して受講することで、スタッフは、自分の成長を実感でき、次の目標を立てる目安になるようです。中山先生の教授法も、その医院、そのスタッフに合わせて、臨機応変に行っていただいているのも助かります。多くのスタッフが、先生のお人柄に惹かれる所以です。
最近は、アポのちょっとした合間に、院内にシャープニングの音が響きます。患者からも、褒められるDHが多くなっているように感じます。しっかりバイオフィルムの除去ができる歯科医院に一歩づつ近づいてると思います。
今後も、当医院では、先生のセミナーを定期受講させていただいて、スタッフ、患者共々、医院の実力の向上を実感して参りたいと思います。
三代英知 医師(3年目 経験17年目)
自分が歯石を見逃して取り逃していること、そしてわずかでも歯石の取り残しがあると、歯肉が引き締まってこないことが改めて理解できました。
また、口腔内•X−Pを視て、「たたいて•聴いて•触って感じる」。感覚を常に研ぎ澄ますこと、そして自分がわかったら患者さんにも分かってもらい、また、フィードバックしてともに治療を進めていく、双方ともに感覚を大切にしていく診療姿勢が今後役立つと思いました。
今回、歯石の探知が的確にできているか相互実習のときに指導して頂きました。5番の探針を歯面に沿わせて挿入し、指を動かさずストロークすると、突然、今までに経験したことのない感覚が指先に伝わりました。その後、中山先生から、探針や器具を使わなくても、箸1本でも毎日練習できること、“関節が硬い”この感覚が患者さんの口の中に伝わること、できるようになったら、DHや若いDrに伝える、この3点を伝授されました。中山先生が一人一人の患者さんに手間をかけて時間をかけて治療していく姿をみて、自分はもっと手間と時間をかける必要があると思いました。前日のセミナーに参加できなかったため
シャープニングの実習ができなかったので、エッジはもちろん、底面も研けていることの重要性を体感できないまま終わったので、次回セミナーではタイムスケジュールを調整して参加したいです。
三輪浩之 医師(6年目 経験6年目)
器具のあて方やポジショニング、ストロークの入れ方や鎌型スケーラーの有効性を実際に見学や、指導を受けることで再確認でき、比較的歯間ブラシよりもフロスの重要性を強調している点で、いかに患者のセルフケアが重要であるかもあらためて認識できました。
また、保存できない歯に対しては、はっきりと抜歯と診断している点について、衛生士サイドに患者を送る際には、ドクターとして診断基準を明確にしておく必要性を感じ、メンテ中の患者に対しては、リスク部位に対するポイントをおさえておくという点では時間の配分に役立つのではないかと思いました。
しかし、鎌型スケーラーのシャープニングの仕方などまだ自信が持てないような気がします。また、実際に先生は初期治療やメンテナンスにどれくらいのアポの時間や回数をかけているのか、抗生剤を併用した薬物療法など有効なのか、保険適用、適用外の差はあると思いますが、疑問に残りました。
今回で受講して3回目になりますが、意外とできているようで、できていないことに気づかされました。探知の仕方にしても、器具のあて方や力加減、根面の感覚など、中山先生との違いがありました。鮮明なうちに実践を積んで、少しでも中山先生に近づけるようにしたいと思います。また、ドクターとしての診断や、患者とのコミュニケーションの取り方など、今後のセミナーを受ける上での課題としていきたいです。
池田裕一 研修医
歯石を探知ように、器具でも歯石を探るということ、簡単なようでとても難しかったです。探知では力が抜くことができても、スケーラーを持ちSRPを始めると、力が入ってしまい、手がすぐに疲れてしまいました。力が入るということは歯根面に凸凹を作るということであり、汚れがたまる原因を作ってしまうということから、力を抜きつつも歯石を取る技術を習得する必要性を感じました。
また、テーラーの1/2とCK6という2つの鎌型スケーラーを初めて手に取り使ってみて、今まで使ってきたグレーシーのキュレットのようにはうまくいかず、どう当てれば効率的に歯石除去できるか困ってしまいましたが、使いこなせるようになることで効率的な歯周治療を実践できるようになるのではないかと思います。
今までSRPを行っているときに患者さんと会話する機会はほとんどありませんでした。しかし、中山先生は常に患者さんとのコミュニケーションを欠かされていませんでした。先生が歯石を取っていくと、患者さん自身が感じる感覚が変化し、それがどのくらい歯石が取れているかの目安になり、また、患者さんに今の状態を理解してもらうことにつながっていました。このことから、患者さんとのコミュニケーションが他の処置に重要であると考えさせられました。
今回セミナーを受講して、歯牙を叩いた時の音の違いで骨植の良しあしを判断できたり、咽頭や歯周組織の状態を見ることで、その人の生活習慣が分かるなど、今まであまり意識しないところにも情報があることを感じさせられました。SRP中にも患者さんのコメント、歯牙からの音なども判断材料となる。これは他の治療にも言えることだと思います。現状の部位だけでなく、様々な情報を統合して診療を行っていきたいと思います。
郡司とし江 衛生士(5年目 経験22年目)
理解できた事として、まずは状態を診るということ、打診を見るように1本ずつたたいて、音の違いで骨植を調べる際、甲高い音がする場合は骨植がよいということです。また、口腔内とX-Pを合わせてよく見ることが大切である事と、骨の状態のわりにポケットがなくても麻酔をして、プローブを入れると骨のところまで測れる事も分かりました。実習では、うすい歯石を除去するときは、引っぱるかんじではなくなでるようにする、SRPをするときは骨縁下からスタートする、口蓋のマージン部のフロスの使い方など理解することができました。逆に、自己流になってきているシャープニングのチェックと訂正は今後の課題としていきたいです。
今後、13/14の使い方で、(遠心だけでなく、近心や舌測なども応用できる)舌測のフロスの使い方や、音の違いを調べたりすることに役立てようと思います。さらに、うすく着いている歯石を除去するときの力加減なども、今後活かしていきたいです。
探知して、つるつるになったかなと思っても、中山先生が探知されるとざらつきが確認できて、まだまだ甘いことが再確認できました。中山先生のSRPを見ていると、1本1本大事にしているということが伝わってきます。そして、それは簡単そうにみえます。しかし、いざ自分でやってみると、全然そんなことはなく、なかなかとれずつるつるになりません。でも、私も1本1本を大切にして、一生残せる歯にするために、日々努力し、患者さんの為に頑張ろうと思いました。
柴崎静香 衛生士(6年目 経験20年目)
患者さんも術者も、見えないことは同じですが、説明しながら作業すると、イメージでき、これからもきれいにしていくことを一緒に取り組めるのだと思いました。また、歯•歯肉•粘膜•舌などをよく見ることで必ず何か分かることがあり、問題点がみえてくることや、レントゲンの読影の仕方、どこを見たら病気進行が把握できるかなどが分かりました。逆に、刃先が短くなったスケーラーの背面のシャープニングの仕方については十分に理解することができなかったので、実技を通して勉強したかったと思います。
今回のセミナーを通して、早い時期から病変を見逃さず、きちんと対応することができれば一生歯を残すできるため、技術を磨いて患者さんの役に立てるようにしていきたいと思いました。また、信頼し、担当させていただいている皆さんに勉強したことを伝えられる応対を心掛けていきたいです。
今まではスーパーフロス、フロススレッダーなどは、患者さんが使用するのは難しいのではないかと先入観を持ちすぎていたので、これからは積極的に導入していきたいと思います
。
毎回、中山先生が患者さんとどのような会話をされるのか楽しみです。そして私の担当患者さんから、力を入れすぎたSRPを行っていることを指摘され、中山先生との力加減の違いを教えてもらうことになってしまいました。先生の細いスケーラーが歯石をしっかりと取り、しかも折れない理由を実際に体感できました。また、患者さんと一緒に歯の寿命を命の寿命より長くできるように努力していきたいと思います。
小沼秀子 衛生士(8年目 経験18年目)
ポケット底部の歯石を取らないと進行は止まらないので、ポケット底部までしっかり探知して取ること、また、取り残した歯石を取るときに歯面を傷つけないようにさわるように動かし、それにはよく切れるスケーラーを使うことが大切であると分かりました。他に、レントゲンなどの情報から根の形態をイメージし、指先の感触や音の違いに注意して歯石を取っていくことが分かりました。
中山先生のセミナーを受講して、探知を学びました。力が入りがちなので、リラックスを心掛け、器具の先端が根面から離れないように注意していきます。
また、患者さんに声かけをしながらというのがなかなかできないのですが、自分だけでなく、患者さんにも汚れている•きれいになったということを感じてもらい、自分から清掃しなきゃと思わせる、中山先生のコミュニケーションの取り方を参考にしていきたいと思います。
須長美紀 衛生士 (7年目 経験7年目)
ポケットが深い場合は管理をしやすくするために、レーザーなどを使って歯肉の一部を切除する方法があるということを知りました。
今回で3回目のセミナーでしたが、時間が過ぎるのがあっという間でした。
シャーピニングの仕方は実際に自分で行うとなると自信がなく、まだまだ課題となることばかりだと実感しています。また、施術中は患者さんの表情やコミュニケーションをとる為にタオルをかけずに行っていたので、いれから活かしていきたいと思います。
相互での探針•スケーラーの動かし方や力の入れ具合は特に勉強になり、これからこの感覚を忘れずに行っていきたいと思います。
岡野敦子 衛生士 (6年目 経験6年目)
患者さんのホームケアが定着しないという悩みはよくある事で、でも、しょうがないか…と思い、軽く、フロスを使用してくださいねと言いがちでした。しかし、中山先生が患者さんに合わせて誘導しながら話を進めているのを見て、すぐにタオルをかけて、自分の作業を進める自分を反省しました。以前、先生に来ていただいたときも患者さんとよく言葉を交わされているのを見たのですが、実践する事ができませんでした。自信がないからだと思いました。
今回は今更ながら探針の挿入が今までよりも理解できました。相互実習でも、もっと自信をもって入れても大丈夫と言われ、先生に手を添えて頂いて、コンタクトのところまで入っていく感じがよく分かりました。また、探知の感覚は、唇側と比べてみると、感じとりやすいと思いました。
先生に患者さんを診ていただいて、前に聞いた事ですが、CK6が軽くストロークを続けると入っていく事がよく分かりました。右上1、2番の近接していたところに、こんなにスケーラーが入るのかと驚きました。同時に、緑下の除石なのに患者さんが舌感がつるつるしてきたとおっしゃったことにも驚きました。
佐川優子 衛生士 (6年目 経験6年目)
私は今回3回目のセミナーだったので、探知は大体できているだろうと思っていましたが、相互実習で院長先生に行ったところ、「痛い」と言われ、今まで患者さんに行っていましたが、その時は我慢させてしまっていたのではないかと思いました。改めて、探針をどうあてたら痛みが出ず、スッと挿入できるかということが分かりました。また、歯石を取ることは、簡単ではないことを自分自身で分かり、それを患者さんに伝えて、セルフケアを頑張ってもらうことで将来歯を残すことができる。それには、努力をしてもらうことがひと殴打と分かりました。
中山先生のスケーラーを改めてよく拝見すると、同じスケーラーでも細さが違い、いろいろな場所に対応できるようになっていました。私のスケーラーは太めのものが多く、細いものがあっても厚みがあり、刃の形になっていなく、シャープニングしていてもいつも研げているのか不安がありました。再度、形を作ることが大事だということが分かり、1本1本よく見て、どこをどのくらい削ればよいのかよく考えながら、細くてもきれるスケーラーを遂げるようにしていきたいと思います。また、今までSRP中は顔にタオルをかけて行っていましたが、今回のセミナーでタオルをかけていては、患者さんの目の動き、筋肉の状態などが隠れてしまって痛みを感じてあげられないと分かりました。これからは表情をよく確認するためにもフェイスタオルはかけないようにしていきたいと思いました。
また、気持ちを新たにして、頑張りたいと思います。
北島明奈 衛生士 (3年目 経験3年目)
動揺の測定が今まで甘かったなと感じました。中山先生は、たたいた音でも判断していて、これから取り入れていきたいと思いました。
また、以前よりCK6の使い方が分かってきました。初めは小さく動かし、どれくらいスケーラーが入るのか、どこで痛みを感じるか、いろいろ調べていきながら除去したり、根面の力の入れ方にも実際に私が行っているときに指導してもらい、分かるようになりました。しかし、ポケット底にまで、スケーラーが届いているかの感覚がつかめませんでした。
今回で3回目のセミナーになりましたが、私は今回、CK6とテーラー2/3の使い方と遠心に残石があることが多いので、その部分の技術の向上を目標にセミナーに臨みました。今まで私は、歯石があると力を入れて除去してきましたが、きれるスケーラーで、力を入れずに丁寧に何度も繰り返し動かすことによって、根面を傷つけないように除去することが必要だと学びました。本当に持っているだけの力で、なでるように動かしていくだけで、除去できているという感覚は今までになかったことでした。これから意識して行いたいと思います。CK6やテーラー2/3も力をコントロールしくと、だいぶ慣れてきて使いやすく感じました。これから練習を重ねて、技術を向上していきたいと思います。
また、技術面だけでなく、中山先生は常に患者さんに話しかけていて、歯石がついているところはどんな感じがするか、どれくらいの量がついている感じがするかなど、患者さんの言葉で話してもらい、それを自分が言葉を繰り返すことでコミュニケーションを深めていることがとても参考になりました。これはすぐにでも取り入れられると思うので、頑張りたいと思います。
片岡裕美 衛生士(1年目 経験2年目)
歯をたたくと、高い音がするが、ポケットの深いところは音がにぶく、また、頬粘膜に白線がある人は歯ぎしりをしている可能性があるなど、日頃気にもしていないことから沢山の情報が分かるということを知りました。また、歯石の探知で、歯の表面がザラザラしている感覚も患者さん自身分かるものなのだと思いました。
今回初めて中山先生のセミナーに参加して、シャープニングを学べなかったのは残念ですが、歯石の探知の仕方や、感覚などが学べてよかったです。自分で歯石を探知していて、本当にあっているのか分かりませんでした。探針に力が入りすぎているのか、歯石を感じられなかったところがあったので、もっと練習が必要だと感じました。中山先生の患者さんへの声かけはとても多く、患者さんも考えさせられながら、一緒に歯石を認識したり、患者さんも感覚もだんだんと敏感になり、短い時間のなかで、こんなにも変わるのだと思いました。
また、中山先生のおっしゃっていたように、顔にタオルをかけることで、患者さんは何をされているのか分からず、痛みがあるのかも分からないので、タオルはかけない方がいいのではないかと思いました。
飯島友美 受付 (4年目 経験4年目)
今回、中山先生は、まず、どんな感じなのか?探知しているときの触られた感じを聞きだしながら、患者に分かりやすく説明されていました。「ここに歯石があります。分かりますか?」と言われ、感覚として理解できると自分でも納得し、興味がわきました。ひどくなってからではなく、ひどくなる前に患患者さんによく説明し、コミュニケーションをはかり予防していくことが大切なのだと改めて感じました。
中山先生は本人への意識を高めるようにお話しするとおっしゃっていましたが、自分自身でもこのセミナーを受けると毎回「もう少しフロスをしっかりしないといけない」と意識が高まります。患者におしつける言い方ではなく、販売商品など説明するときにきちんとした分かりやすい説明を心掛け、少しずつ意識を高めていってほしいと思いました。
今回、前歯のところに少し、歯石がついているということで、中山先生に診ていただき、先生のSRを体験しました。少しの歯石の引っかかりでも、歯肉にさわる指の動きやスケーラーなどの力の加減がとても細かく、以前SRPしてもらった感じとはっきり違いが分かりました。歯石を除去しているときも1つ1つ説明し、私自身の感覚として分かるように話しながら、丁寧にSRPしていただいたことが印象的でした。ちょっとした痛みも目の動きや足の動きなどで気付いてくださり、「大丈夫ですか?」の一言で安心できました。今回で3回目になりますが、毎回いろいろ教えて頂きありがごとうございました。
海老沢布巳 歯科助手 (3年目 経験3年目)
中山先生に探知してもらうと、歯石がついているというのがすぐに分かります。届いてほしところまで、スケーラーが届くので、気持ちよかったです。しかし、歯石がついているという感覚は分かったのですが、どの歯のどの面を取っているのかというのはよく分からなかったので、集中して感じないと分かりにくいと思いました。患者さんに歯石がついているということを感じさせると「きれいにしてほしい」という気持ちになるので、患者さんのモチベーションにもつながることが分かりました。
術者だけのためではなく、患者さんのためにも「探知」という行為は大切であるということが理解できました。
セミナーを受講して、中山先生は患者さんが興味がありそうなことを関連づけて歯周病の知識や除石することの大切さ、来院の動機付けをしていました。また、聞いた質問をよくしていらっしゃったので、「患者さんから言葉をひきだす」ということがとても上手く、これらのことは患者さんとコミュニケーションをとる上で、必要な技術なので参考にしたいと思いました。
今回で中山先生のセミナーは3回目になりますが、毎回様々なことを学ぶことができます。中山先生の除石は、力が入っていないのに歯石が削れていることが実感できるので、患者さん自身も苦痛にならないすばらしい技術だと思います。また、「患者さんが先生である」という言葉がとても印象に残りました。一方的に除石をするのではなく、患者さんに歯石の存在を気付かせ、患者さんの言葉を引きだし、術者も勉強していく。このような二人三脚の治療はお互いの利益にもなると思います。二人三脚の治療を目指し、まずはコミュニケーション能力を磨いていきたいと思いました。
石塚恵美子 受付 (2年目 経験2年目)
今回は、私にとって2回目のセミナーでしたが、以前よりも更にたくさんのことを学ばせていただきました。患者さんに誠意を見せることが大切であり、そのためには常に声かけをすること。例えば、スケーラーなどの器具を見せて、どのように使用するのか説明したり、痛みがでた場合はすぐに言ってもらうよう促したりすることで、患者さんを安心させ、イメージをしてもらうことができ、また、一緒に探知することで、患者さん自身に歯石に気づいてもらい、きれいにしようという気持ちにさせることができるということが理解できました。他にも、探知がなぜ必要なのかが理解できたので、これからは患者さんに聞かれても説明することができると思います。
相互実習では、中山先生に直接フロスの使い方を教えていただきました。今までは1週間に1回くらいでさぼりがちだったのですが、これからは毎日使用しようと思います。今回は時間がなく、私は歯石の探知を体感することができなかったので、次回はぜひやってみたいです。
1日を通して、中山先生の患者さんの言葉の引きだし方、誘導の仕方がとても印象的でした。患者さんこそが先生であり、そのためには、どんな小さな反応も見逃さないよう常に注意しなければならないことが分かりました。
私は受付業務が中心ですが、中山先生のように患者さんに応じて、理解度や感受性を引きだせるおう、常に気配りをもって応対していきたいと思います。
篠塚 嘉昭
昨年に続き2回目の受講でした。参加者も初めての者が多くおりましたが、技術的なご指導も勿論ですが、この2日間のために準備しなければならないことを、事前にCDで様々なデータを頂いたり、その間にも色々な質問に対応して頂けるなど、中山先生は臨床家として、講師としてセンスのある先生だと改めて感じました。
今回のセミナーを迎えるまでの間に連絡を交わした先生とのメールに「臨床技術の指導と患者さんを思いやる気持の感受性の向上の指導に集中します。」と中山先生の言葉があり、ありがたい想いでした。
初日に行われた症例検討会はスタッフにより発表がありましたが、やはり中山先生の視点は一味違いを感じました。その後、器具のシャープニングからですが、皆、目から鱗が取れる様な感覚を掴んだと思います。
歯石が上手く取れない場合にも、そのシャープニングが上手く出来ていないことがその理由の一つに上げられます。また、その歯石そのものの探知が出来ていないことも、理由に挙げられますが、この2点は技術的な問題というよりは道具の問題で解決できることであり、器具選び、その手入れなどで、明日からの臨床に直ぐに役立つ内容です。
同じことをしているのに、「全く違った感触で分かる」というほど違いがあります。
しかし、技術的な問題解決は日々トレーニングを積み上げていく部分もありますが、その重要な点を解りやすく、スタッフ一人ひとりの手つき、姿勢など、実習セミナーならではの良さ、しかも、中山先生の視点で丁寧にご指導頂きました。
今回は実習中、先生の「手」を触らせて頂く機会が多かったことが印象的でした。
手のどこにチカラが入っているのか、またそうで無いのかなど。
それによって、この職業が永く続けられるかどうかなどにも繋がるのです。
ぜひ次の機会も宜しくお願いいたします。
中山先生ありがとうございました。
朝田 寿
普段SRPは衛生士に任せており、直接携わる機会はあまりないのですが将来には私も指導する立場になるので、その時のためにも良い機会であると思いますし、プロフェッショナルに直接教えていただけることは滅多にない機会なので、とても楽しみに会に臨みました。
担当患者の症例を持ち寄り質疑応答の時間では、各自の質問に答えるだけではなく、初期治療のみに止まらない全顎的治療計画についてお話いただきました。様々な先生の治療計画を聞くのはとても勉強になります。ましてや経験豊かな中山先生のお話を伺うことができ、とても参考になりました。
次にスケーラーの研磨についてその手技を学びました。実際に研磨前のスケーラーと研磨後のものを手に取り比較したり図を用いてお話を伺ったので理解がし易かったですし、その後の実習でも各自の手技に目を配っていただき、その都度修正していただいたので皆スムーズにできたと思います。また、ここで歯石探知には5番の探針が良いということ、除石には2種類の鎌型、テーラーとCK6で事足りるということを伺ったのですが、そのことは後の実習で実感できました。
歯石探知とSRPの相互実習では、目に見える歯石がすべてではないということ、歯面に粗造感があれば、多少なりとも沈着物がついており、これが積み重なると歯石につながるので全て取り除かなければならないということを念頭に行いました。このことに注意して歯石の探知を行えば、これまで見逃していた沈着物も探知できますし、SRPはポケットの深い患者さんにのみに行うのではないということがよく理解できました。また、患者役として中山先生にSRPをしていただき気持ちの良いSRPを体感できたことで先生の仰る、患者さんの歯石を取ること自体がモチベーション向上につながる、きれいな歯牙を実感することが大切であるということがよくわかりました。
2日間の勉強会を通して感じたことですが、SRPの実習であるのに、先生のお話の中に歯科治療全体に通じるものが多々あると思いました。施術中も患者さんに絶えず声かけをすること、それによる患者さんの反応が治療の参考になるということ。治療技術の向上に必要な手指感覚を鍛えるべきであるということ。自らの治療を客観的に見ることの重要性など。これから日々の診療を行ってゆく上で参考になるお話をたくさん聞くことができました。
会は終始真剣ながらも和やかな雰囲気の中で行われたこともあり、先生に対し次々と質問がだされていました。先生が丁寧に答えてくださり、疑問が即明確にされることが皆のすばやい理解と理解が深まることに繋がったのだと思います。今思えばそういった雰囲気は中山先生のお人柄から作られるものだったのでしょうか。
今回の勉強会は私にとっても、医院のスタッフにとっても、大変有意義な勉強会となりました。
新井 雄大
私は研修医になるまでもなってからも、歯周病治療に関しては実習の模型演習しか行った経験は無いのですが、今回このセミナーを受講し、器具の使い方、選び方、持ち方、力の入れ方など、なにも分かってはいなかったのだと痛感しました。
一日目は午後からはじまり、他のスタッフによる症例相談のスライドが流れました。
その一人に、根尖病巣と歯周ポケットの交通している、いわゆるエンドペリオ症状になっている方がいました。
この方のように歯が浮いているような状態の場合は、抜きたくないからとSRPしていくよりも抜歯を行うべきと先生から返答がありました。特にアメリカでは、予後が期待できない治療を行っていると、訴訟もよくあるとの事ですが、しかし日本であっても同じことはおこります。
二日目は、器具を砥ぐ事からはじまりました。それまでは、なんとなく、何箇所も曲がっているキュレットは奥用、ユニバーサルキュレットは両刃、刃の部分を面に当てて引っ掻いてくる、それくらいの認識しかありませんでした。また、その程度の知識しか持ち合わせていないため、苦手に思っているものの一つでもありました。
しかし、自分で器具の要点を頭に入れて、角度や厚み、弾力性などを考慮して研磨していくうちに、不確実ながらも、この道具はどのように使用されるものなのかが頭に浮かぶようになってきました。
器具の研磨は実際に行ったことがなかったので、これも良い経験になったうえに、研磨に使う道具もわかりました。油砥石も、砥ぎ具合をみるアクリル棒も、特別なものの必要はなく、アクリル棒はホームセンターなどで買ってきたものであり、傷が増えてきたら交換するようにといわれました。
そして午後はSRPの相互実習です。実際自分が歯石を取る機会はなかなか無いと思うので、相手を血だらけにするのではという思いと共に、結構な不安がありました。
実際に行うと、探針で縁下を探るだけでも相手に痛い思いをさせてしまいました。これは一つには先端で歯面を捉えておらず、そのため歯肉をいたずらに傷つけてしまっていたためでした。もう一つは入れる向きの問題であり、尖っていない背の部分を常に進行方向に向け、隣接面から探査するということです。そして唇舌側では半分過ぎたら反対から探査する。そうすれば痛みを与えることはないという事です。
キュレットやスケーラーでは、刃は歯に適切な角度をつけてあてると同時に、探針同様に先で歯肉を刺さない、そして反対に刃がついている器具では歯肉に傷をつけないといった様々な注意が必要となります。
そして器具の持ち方も工夫するべき点の一つであり、できるだけ指を広げ、遠い所で数指用いて押さえることで、器具がぶらぶらせず、また力を抑えることができるので、先端から伝わる感触がわかりやすいという幾つかのメリットがあります。そして指で動かすのではなく、腕全体で器具を動かすのだと教わりました。
先生は、器具は、小さくなっても適切な形態を付与してやれば使い道があり、なおかつ、より便利になる部分もあると言われました。その言葉の通り、小さくなった鎌型スケーラーの使いやすさには驚くものがあり、縁下にある歯石も取ることができ、また力をかけやすいため、硬い歯石の除去にも効率が良いということを知りました。
今回実際に、自分やスタッフにもあちらこちらに歯石がついているのを指や目で確認したことで、想像していたよりも歯石というものは歯についているものであり、ある程度きれいに磨いたからといって付かないものではないのだということがわかりました。そして歯石がなければ、細菌の問題もさることながら、歯ブラシの歯間への挿入や歯面への到達が容易になり、結果、歯の寿命は延びるということを理解しました。なにより歯石を上手にとってもらうと爽快感すら得られるという実感を得ました。
このどれを取っても、SRPを推奨するに足る理由があり、また上手なSRPを実感した患者はリピーターになる、ということもわかりました。
今回このセミナーに参加して、たくさんのことを学ぶことができました。
どうも有り難うございました。
渡邉 里実
私は今回で二回目の受講になります。一回目のセミナーで、歯石の探知と器具のシャープニングについて学ばせていただき、とてもシンプルで分かりやすく、目から鱗がおちるような気持ちだった事を覚えています。
その後も中山先生に教えて頂いたようにやっていたつもりですが、段々と元に戻っているような気がして、何が悪いのか自分でもよく分からなくなってきていました。特に悩んでいたのが器具のシャープニングです。自分で研ぐと先細りのキュレットになってしまったり、切れ味がいまいちだったり…。歯石のある場所が分かっていても、切れないキュレットなのでSRPに時間がかかってしまう事もありましたし、自分にも余計な力が入ってしまうので肩や腕が痛くなる事がありました。どこを直したらいいのか、もう一度中山先生に聞いてみたい!と思っていた時にまたお会いすることができて、とても嬉しかったです。
まず、何故先細りのキュレットになってしまうのか。それは「刃を付けようと思って研いでいるからだよ。」と言われました。確かに、私はシャープニングをするときに“切れる刃”を意識して研いでいて、刃先に当てる砥石の角度や動かし方ばかり気にしてキュレット全体の形が見えていなかった、という事に気付きました。中山先生に「砥石の角度や動かし方が問題ではない。研ぐ時にそのキュレットの形を想像して、新品の状態から一回り、二回り小さくするような感じで。」と指導を受け、実際にイメージしながらシャープニングをしてみました。私の場合、キュレットの先ばかり細くなってシャンクの根元が手つかずで太いままだったので、刃先の細さに合わせてシャンクの根元の太さを整えていきました。
段々形が整ってくると、特別な事をしなくても自然と切れ味も出るようになって、意識の違いでこんなにも違うのかと、自分でも驚きました。
実習に多くの時間を割いてくださり、
分かりやすい説明と実践に繋がる内容で、一回目と二回目で違う発見もでき、とても勉強になりました。また今回学んだ事をよく復習し、日々の診療に活かしていきたいと思います。
中山先生、本当にありがとうございました。
漆戸 真理
今回中山先生には2日間にわたりSRPについて教えていただきました。
1日目は自分の担当している患者の症例発表をして改善されない部分をどのようにしていけば良いのか具体的に教えていただきました。予後の悪くなるような治療はしない(補綴)、清掃のしにくい形態になっているようであれば外科的に、または効果的な清掃ができるようにDrになおしてもらうこと、今までは考えてもみなかった方法もるということを学びました。外科的処置は患者様にとって大変負担になると思いますが、これから何十年か先まで患者様の口腔内を健康的に保つことができるのであればとても良い方法だと思います。是非今度、患者様には今回中山先生に提案して頂いた方法を話してみたいと思います。
症例発表の中で再評価に期間についてもお話をいただきました。私どもの医院では再評価は最低でも2週間の間隔はあけて評価をしていたのですが2週間でははやすぎて変化がはっきりとわからないとのことだったので、再評価の間隔については院内で話し合い決めなおしたいと思います。
2日目は実際にシャープニング・ルートプレーニングをしました。砥石を使ったシャープニングは学校でしかやったことがなかったためほとんど初めてシャープニングをするという感じでした。教わるまでは切れるようにしなくてはいけないと刃だけが重要だと思っていたのですが、重要なのは形態を維持することでした。スケーラー・キュレットは毎日使用するものなので毎日シャープニングしてあげなくてはいけないということを知りました。また切れ味の悪い器具を使用することで歯面を傷つけてしまうので口の健康はしかりした器具のメインテナンスからうまれるものだと思いました。
午後は相互実習をしました。まずはじめは歯石の探知でした。今まで私は歯石の探知が苦手で歯石の凹凸や塑像感がわかりませんでしたが、探針の先を歯面の先から離さずに軽い力で探知することにより歯石の有無がわかること、またそのことが患者様にも伝わることを知りました。
ルートプレーニングでは特に接触点の歯石の除去が難しく感じられました。一気に歯石をとるのではなく何度もスケーラーを出し入れして序々にとっていくというのが、実際に歯石がみえているわけではないので、スケーラーがしっかり当たっているかわかりませんでした。もっとスタッフ間での練習をして今回教わった技術を患者様に生かせるようにしたいと思います。
この2日間中山先生にSRPについて講義をしていただいてから後日の患者様の口腔内の診方がかわりました。メンテで来院された口の中が健康なはずな方でも歯石を探知してみますと歯間部にはザラついたかんじがあるのでメンテを2回にわきさせてもらいSRPを行うようにしています。そして除石できたことをわかってもらいクリーニングは気持ちの良いことなのだなと思わせなければいけません。そのような気持ちがホームケアをしっかりしてもらえることに繋がると思います。
今回のセミナーではしっかりとしたルートプレーニングをして毎日フロスを使用すれば口腔内の健康が何年先も維持できるということを学びました。そのことをうまく患者様に伝えられるようにしたいです。
武田 鳩子
今回中山先生には2日間にわたりSRPについて教えてい今回初めてSRPセミナーを受け、今までは学校や教科書で習ったことをそのままやっていて『これで合っているのか?歯石は取れているのか?』という不安がありましたが、様々な不安や悩みが解消されました。
~1日目~
症例相談では二人の患者さんも症例を発表しました。
一人は高齢の方で上顎が連結した補綴物がはいっていて、その中の1歯が根尖病巣とPの進行による排膿がおこっています。
連結を離し、残せない歯は早急に抜歯した方がいいという指摘を受けました。
今後の方針をドクターともう一度相談する必要があると思いました。
もう一人は喫煙をしている中年の男性の方です。
SRPも終え再評価までいったものの、まだ歯石が残っているとドクターから指摘を受け、再SRPを行いました。
SRPを行った後もあまり目に見える変化が見られませんでした。
再評価後2週間空けたのですが、2週間だと短すぎるという指摘を受けました。
最低でも4~8週間は空けた方がいいそうです。
その間にも患者さんのホームケアしだいではポケットが深くなったりして改善が見られないケースもよくあるそうです。
患者さんへの動機付けやTBIの重要さを改めて実感しました。
また、OPGから得られる情報も今まで見落としていた所や気づかなかった所に気付くことができ、見方もだいぶ変わってきました。
これからは小さな見落としのないようにチェックしていきたいです。
シャープニングでは実際に中山先生が砥ぐのを見学し、使い方や砥ぎ方、刃の形態などについて学びました。
古くなった器具でも形態を整え刃を使えるようにすることでまだまだ使えることを知りました。
器具を使っていくにあたってシャープニングが日常でいかに大事なものか、いかに自分が不良な器具を使っていたか実感させられました。
これからは一度使った器具は形態と刃をチェックし、除石に適した器具を使っていきたいです。
~2日目~
シャープニング実習で学んだことは、まず始めに形態からつけていくということです。
形態を整えることで、刃も自然と鋭くなっていくことがわかりました。
今までは刃さえ鋭くなればいいと思っていましたが、これからは刃の厚みや形にこだわって使いやすい形態にしていこうと思いました。
歯石の探知の実習では、私は患者さん役をやりました。
中山先生による探知は痛みもなく、ざらつきが伝わってきました。
除石前と除石後に探知をし、患者さんにも歯石がついていることを体感してもらうことが、患者さんの満足にもつながると思いました。
SRPの実習では実際に中山先生にSRPをされて、気持ちよくて思わず寝てしまうほどでした。痛みもなくなおかつスッキリ感を味わうことができました。
今まで悩んでいたポジションやすぐ痛くなる手や指も、頬の排除の仕方や腕を使って除石することで、術者の疲労もかなり軽減されることを学びました。
また、今までは大きい歯石などを1ストロークで一気に力を入れてとろうとしていましたが、力を入れすぎず徐々に除去していけばいいといことがわかり、SRPというもののイメージも私の中でだいぶ変わりました。
縁下歯石といったらキュレットを使っていましたが、これからは鎌形スケーラーも上手に使いこなして、SRPの力量をあげていきたいです。
二日間という短い時間でしたが、内容が濃く、体を使って学ぶことができてとても楽しかったです。
学んだことを生かし、患者様に喜ばれるようなSRPをやっていきたいと思います。
中本 祐衣
私は、今回初めて中山先生のセミナーを受けました。先輩から「すごく優しいし、わかりやすく教えてくれるから心配ないよ。」と聞いていたので、緊張と不安でいっぱいでしたが、楽しみでもありました。
今回セミナーに参加するにあたり、私の中で「歯石探知の方法と感覚を覚える」という目標を立てていました。実際、思うようにできずとても悔しかったですが、中山先生とペアを組んだ戸島さんから手取り足取り教わり、とても勉強になりました。実習後、中山先生からの「入って三ヶ月であれだけできたら心配ないですよ。」というお言葉が、これからの励みになりました。まだ、正確な歯石探知はできませんが、感覚が分かったので、これから経験を積んでいきたいです。
まだ私は、歯石除去をする機会はあまりありませんが、予防に興味があり川原歯科医院に就職したので、セミナーや先輩からいろいろ学んで力量アップできるよう頑張っていきたいと思います。
中山先生、ありがとうございました。
兼本奈津美
中山先生の二回目のセミナーを受けられてとてもうれしかったです。今回はご飯も一緒させていただいて緊張してあまり話はできなかったのですが、中山先生がいろいろ話してくださって「あ~なるほどな。」と納得させられる部分がたくさんありました。いろいろなお話を聞かせて頂いて歯科のことだけではなく日常のことにおきかえてもいいお話が聞けてうれしく思っています。中山先生の話を聞いてみて本当に中山先生を尊敬しましたし、大好きになりました。実習においても、前回は歯石の探知で今回は実際に歯石除去をしてみました。絶対ここはないだろうというところも結構ざらざらしていて歯石がありびっくりしました。あと、前回歯石除去したところは確かにつるつるで歯石がついてなかったのでうれしかったです。中山先生がいったように歯石は一回時間をかけておとしてやるとつかないというのを実感しました。お昼休みにペアだった大久保さんと全額歯石除去をお互いにすることになっているので来年歯石探知したときつるつるだったらいいなあと思います。来年が今から楽しみです。中山先生ありがとうございました!!
大久保弘恵
今回も相互実習でお互いに縁下の歯石を除去しました。前回の時は使う器具がなにもかも初めてでどうすればいいのかわからずにとまどいました。前回の講義のあとは診療時に探針を使用していましたが今回の講義で圧や動かし方を再確認しました。
歯石があるところでも圧が弱いとわかりにくかったり、除去しにくいところのポイントを教えてもらいました。使用する器具もシャープニングの仕方、形を変えないようにすること、器具の形の観察の大切さも勉強になりました。これからシャープニング時には形をよく観察して歯や歯肉にやさしい器具になるようにします。
スケーラーを今回はしっかり使用することができたので教わったことを忘れないようにイメージして、残りの部分も除去していこうと思います。頑固な歯石も根気よく何回も何回もそうじすることでツルツルになるのであせらずに丁寧な処置を心がけるようにします。
松尾早紀
今回も待ちに待った中山先生セミナー。
歯科衛生士とは健康な患者さんを健康へと導くことを臨床を通じて実感しました。
病んでしまった患者さんを回復させることに多くの力をそそいでいましたが、健康な方を健康へ導くには、より正しい知識と技量が必要と感じました。一日の相互実習で得たものははかり知れませんが、患者さんへは「触覚、視覚、聴覚」を有効にした保健指導を行い、患者さん自身のデンタルIQをも向上できるように取り組みたいと思います。
また、来年中山先生とご一緒できることを楽しみにしています。ありがとうございました。
赤栩美穂
中山先生は、丁寧でやさしくて、お話が上手で、とってもわかりやすいセミナーです。
今年もお会いできて、実際にご指導いただけるので、とってもうれしく楽しみにしていました。前回のセミナーから、SRPへの考え方が変わり、小さな傷や表面のザラツキも見逃さないよう、注意をしながら1年間取り組んできましたが、器具の使い方はもちろん、形態の見おとしや、手の動かし方や使い方。何より、患者さんの立場になって施術をすること。今回のご指導でもっと勉強になりました。中山先生の患者さんを思う気持ちは、1日のセミナーで常に感じとることができました。ついつい目先のことばかりに、集中して、ホームケアの指導も次になっていましたが、とっても大事なことですよね。中山先生の姿勢を見習い、今回のセミナーを十分に活かし、これからも、頑張りたいと思います、中山先生ありがとうございました。
山田沙由梨
今回のセミナーは二回目だったので、中山先生に分からないことなどを質問したりと、以前よりもっと話しやすかったです。
まず、フロスの仕方とキュレットを使う時の腕の動かし方を教えてもらいました。私はDHになって三年目になります。その三年のうちでついた癖を直すのは、本当に難しいことだと思いました。
今回のセミナーでもたくさんのことを勉強させてもらいました。中山先生は、実際に相互実習をしている時も、ずっと私たちの目を見て一生懸命解り易く教えてくれました。こうしたらいいとか、ずっと休むことなく説明してくれたり、たくさんのお話を聞かせてもらって中山先生のSRPに対する思いなどを感じました。
また、自分自身のモチベーションもあがり、今回のセミナーで学んだことを意識しながら頑張ります。
次回のセミナーが楽しみです。
戸島 絢子
中山先生に講師として来ていただいて2回目のセミナーでした。
しかし、今回もスタッフを相手に歯石の探知とSRPを行いましたがまだまだ中山先生のようにうまく探針を根面に当てることができず苦戦しました。根面に薄く付着した歯石を探知できる中山先生の手技には今回も感動させられました。痛みの有無や根面を触られた感覚を患者さんに問いながら施術することの大切さをあらためて実感し、そうすることによって患者さん自身にメインテナンスの重要性を認識していただけるようになるのではないかと思います。
また、器具のチェックをしてもらい、シャープニングの方法も教えていただいたので自分で形をみてしっかり切れる器具に仕上げていこうと思います。
今回は夕食もご一緒させていただき、いろいろなお話も聞かせていただいたのでとても楽しかったです。中山先生ありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしています!
藤本恵奈
以前にも、施術中に患者さんに問いかけることの大切さを教えてもらっていたのですが、時間がない時などは、患者さんに問いかけることを忘れてしまっています。自分が患者さんの立場になることで、改めて問いかけることの大切さがわかりました。また問いかけることで、自分の成長にもつながるので、うまく問いかけて、患者さんの緊張をほぐせるようになりたいです。
また歯石の探知・除去は、繊細で、地道な作業です。一つ一つのことをもっと丁寧にすることが大事だと思いました。まだまだ自分への課題は、たくさんありますが中山先生がおっしゃっていたように、歯科衛生士としての役割をきちんと果たせるように頑張っていきたいです。
小口道生
今回、中山吉成先生に私の診療室で指導していただく機会に恵まれたことに感謝申し上げます。
米国の専門医が田舎の開業医でプライベートレッスンをしてくれるわけですから、それは得難い時間であるはずです。セミナーの前は多少の緊張を感じ、セミナーの後は貴重な時間を過ごせたことに感激していますが、
セミナーの最中は緊張とか貴重とか感じる暇もなく、中山先生にすっかり魅せられ、身近な存在として吸い込まれていくようでした。
セミナーは、器具を説明しながらのシャープニングから始まりましたが、大リーグのイチローが道具を大切に扱うのと同じように、自身の道具を熟知して準備を怠らない姿勢にプロフェッショナルを垣間見ました。
実習はその後、歯石探知、相互実習、患者実習へと続きますが、一番印象的だったことは先生の感覚の繊細さとその感覚を患者さんと共有する様子です。視・聴・嗅・味・触のいわゆる五感を双方で感じられるように伝え導き、患者さんからのフィードバックをたよりに診療をすすめるそぶりは圧巻でした。
また、患者さんに対して伝えるべきことは伝える、耳を傾けるべきときは聴くといった先生の振る舞いに、いつかこのような歯科医師になりたいと感じました。
医院としましては今回の実習を通じて課題を明確化していただきました。次回お呼びするときまでに、スタッフそれぞれが成長してさらに上の課題を指摘いただけるように研鑽していきたいものです。
いろいろと有り難うございました。
最後に先生のお人柄については述べるまでもありませんが、患者実習のためにこちらから無理にお願いして来院を促し、普段は寡黙で当日もこわばった表情で協力していただいた男性の患者さんから翌日御礼の菓子折りが届きました。とても嬉しい瞬間でした。
関戸由記子
6月16日、17日と前日のシャープニング実習から始まった中山先生のセミナー。まず道具をしっかり使えるように準備しておく事は、仕事をする上ではもちろんの事ですが、切れあじがよいスケーラーなのかと問われると自信をもって答える事ができるかは不安でした。中山先生のスケーラーを見た時、今まで私は、なんていう器具で治療していたのかと思いました。根面を滑沢にしなければいけないのに、自分の器具では根面に傷をつけてしまう形にシャープニングされていたのを指摘され、中山先生のスケーラーをよく観察し、わかるまで先生に指導を受ける事ができました。切れるスケーラーを力を抜いて使用していかなくてはデリケートなスケーリングは行えず、歯石も除去する事は不可能な事だと改めて感じました。器具もシャープニングする事ができ、次は歯石の探知でした。
歯肉の治りが悪いのは、プラークコントロールが悪いのだと思っていたので、先生に勧めていただいた探針でポケット内を探ると、ひっかかりや根面の粗造感を感じる事ができ、こんなに残石があったのかと、自分のSRPの技術の無さに愕然としました。しかし、こんなに感じることができるのならば、その残石を一本一本ていねいに除去していけば、歯肉も改善してくることを中山先生が行っているのを見て反省するのではなく、すぐに実施していきたいと思い、来院してくれていた患者さんの口腔内で探知してみました。患者さんも探針の先のひっかかり、粗造感もわかり、説明しながら、除去できたのか一緒に体験する事ができました。私も、実際に中山先生に除石してもらい、患者さんの気持ち、感覚を知る事ができ、とても勉強になりました。
超音波スケーラーも便利ですが、手用でも器具をしっかりと使えるようにシャープニングを行い、歯石をしっかり探知して、それを除去していくことを言葉で言うことは簡単ですが、一歯一歯しっかりとしあげていくための技術を身につけスキルアップして、患者さんにいつまでも笑顔でいてもらえるようにもっと勉強していきたいと思っています。今回中山先生に、実際口腔内で実習していただき、身体で感じることができ何よりの学びができたことに感謝し、関戸さんでないとダメだと言われる衛生士になりたいと思います。
武井久美子
中山先生のセミナーを当医院で受講できると聞き、まずそのための器具をそろえる所からスタートしました。
実際に届いた鎌形のスケーラーを見た時、こんな大きな刃部を歯周ポケットにどのように使用するのか興味津々でした。当日中山先生が来院され、まず普段使用しているキュレットスケーラーのシャープニングについての講義を受けました。変形したスケーラーでは根面を傷つけてしまい、よりプラークなどの汚れを付きやすくしてしまうこと、よくきれる器具でルートプレーニングする大切さを学び、実際私のキュレットの形を整えてもらい、シャープニングテクニックを学ぶことができました。
ではそのキュレットを使い歯石をとるためには正確な歯石の場所を探知することが大切で、何より私と患者さん自身お互いが感覚を研ぎすまして歯石の有無を感じ合いながら除去するということです。
患者さんも自分の歯面にザラついている所があることがわかり、それが除去されるとツルツルになりフロスを入れるとキュッキュッと音がするのを耳できき、感覚でわかることに驚き、気持ちよくなったとおっしゃっていました。
私もあの鎌形スケーラーを、苦手だった右下臼歯部の舌側から隣接面にいれるとぴったりフィットし今まで無駄に力を入れてガリガリ動かしていたのにスムーズに動かし除去できることを体験し、今までのモヤモヤがすっきりした思いでした。
何より中山先生の穏やかであたたかな人柄にふれることができ、私も知識、技術はもちろん人間的にも少しでも中山先生に近づけるような衛生士を目指して患者さんのために努力していこうと改めて感じました。
矢萩沙緒里
さつき歯科医院に、ついにあの中山吉成先生が来てくれました。オーラルフィジシャンミーティングなどで中山先生の紹介やセミナーの様子を話には聞いていましたが、実際にどのようなセミナーになるのか、期待と緊張とでいっぱいでした。
中山先生の第一印象はとても温和な雰囲気を持つ方。とても落ち着いていて、スタッフ一人一人の目を見て話して下さっていたことが印象的でした。
今回のセミナーで、中山先生と一日半過ごした中で私が一番強く感じたのは、「中山先生はなんて楽しそうに仕事をしているのだろう」ということでした。患者さんを数名お呼びし、実際に中山先生と患者さんとの関わり方、また歯石の探知、除石の様子を見学させていただきました。中山先生はとにかく常にお話をされていました。その内容はユーモアを交えて笑いをとりつつも、しっかり伝えたいことは伝えるというものでした。初対面である患者さんは、あっというまに中山先生の世界に引き込まれている様でした。患者さんとのコミュニケーションのとり方は、とても参考になりました。
もう一つ、歯石探知について歯石の有無を患者さんと共有できるという点にとても感動しました。CK6を使用し、実際に歯面を触ると、明らかにゴツゴツと指に伝わってくる感覚がありました。今までに経験したことのない感覚で、こんなに歯石の探知が簡単に出来てしまうのかと驚きました。それは患者さんにも同じくらいの感覚で伝わり、歯石がとれた清潔な状態を実感してもらえるという点に感動しました。
今回のセミナーで感じ取ったり学べたことを少しずつ磨いていき、患者さんの口腔の健康を守るための力にしていこうと思います。
中山先生本当にありがとうございました。
上條紗知衣
今回初めて中山先生のセミナーを体験し、シャープングや探針操作の基本を学ぶことができました。
今年の4月に社会人になり、衛生士として働いているなかで、学校で学んだことだけでは全然足りず、毎日毎日新しい事を学びながら日々働いています。それで、今回のセミナーで相互実習をおこなったりと実際に体験しながら教えてもらい、今まで学校で勉強し、実習してきた以上に細かなことまで学ぶことが出来たと感じています。
シャープニングにおいては砥石の動かし方や角度などと実践に活かしていけることを学べました。今までは教科書に載っている通りのマニュアルしか頭に入っていなかったため、実際に診療時に使用するスケーラーを研磨したことがありませんでした。けれど今回シャープニングの方法を教えていただき自分の目で見ながら実際にシャープニングを行って切れ味を確認してみて体で覚えることが出来ました。
探針操作では実際患者役になって、患者さんの気持ちを体験することが出来ました。また相互実習を行って、歯石の探知、口腔内での探針操作の仕方などいろいろ体験することができました。
技術面においてはまだわからないことや出来ないことばかりだが、今回実際にやってみるということで体で覚え、わかることなどたくさんありました。まずは模型や相互実習などを通して、基本である手の力を抜くことや患者さんとの位置関係、姿勢など練習していきたいと思いました。そうしたうえで、指の感覚など鍛え、細かな所まで歯石探知が出来、Sc、SRPを行っていけるようになりたいと思いました。
また、中山先生の治療を見学して腕の技術はもちろん、患者さんへの対応の仕方、モチベーションの高め方などが一人一人にあっていて、見学している側もが興味を持ちました。患者さんにも歯石の有無を一緒に感じてもらいながら、楽しい話などをし、治療が進んでいくということは、患者さんにとっての口を開けているという苦痛なども軽減されるのではないかと思いました。そして、自分の歯に歯石がついているということが患者さんにもわかれば、キレイにしたいという思いも出てきて、モチベーションもとてもあがるのではないかと思いました。
今回のセミナーで聞いて学んだこと、見て学んだこと、体験して学んだことを日々の診療のなかで活かしていき、身に付け、実際の患者さんにScやSRPを行う時、患者さんにも理解していただけるようになっていけたら良いなと思いました。
また、今回のセミナーを通して私自身のモチベーションを高めることが出来たので、早く実践にうつしていけるようこれからも日々の診療に努めたいと思います。
中澤小百里
たった一日半という短い時間でしたが、何時間も何日間も教えていただけた様な気がします。それでもまだ沢山のことを聞きたい様な、それくらい内容は貴重な深いお話でした。実習では先生の手に驚きました。必要以上に力を入れなくても、というよりは全く入れなくても歯石を探知し取ることが出来てしまう。その手は奇麗というよりも「美しい」といった表現の方が似合うでしょう。思わず私も患者になりたいと思う程でした。
また初対面でもわずか30分くらいすれば患者さんの心を掴んでしまう。話術でしょうか、解りやすく伝え実感させてしまう。全てに驚きが隠せません。
そして道具に対しても愛情をもっていらっしゃると感じました。
まるで一つ一つに名前でもあるのではと思う程大切にされているのだと感じました。だからこそ扱いや患者さんに対して素晴らしい仕事をされているのでしょう。
またお話できる日々を楽しみに、この感動を忘れず頑張ります。
ありがとうございました。
宮川規子
中山先生のセミナーを受けて学んだこと
・ スケーラーのシャープニングの重要性について、再確認。
・ 但し器具によってシャンクとフェイスの角度や刃部の長さ、金属の硬さなどメーカーや種類によって、それに応じたシャープニングストーンの角度や力加減等考慮しなければならないということも改めて思った。
・ 探知能力の重要性を実感。その為のインスツルメントの選択の重要性も実感。
・ 中山先生のテクニックの確実性と安定感を実感。
・ 姿勢が良く、リラックスしていることは、安定していることであるという事実。
・ シックルタイプのスケーラーの可能性について、トライしてみたい。
・ 徹底的に歯石を除去することが必要なのだという考え方を聞き、歯周治療をどのようにしていくべきか、初心に返って改めて考える機会となった。
・ 歯周治療のコントロールにおけるフロッシングの大切さを再認識。分かっていても、なかなか患者に積極的に指導していない自分の甘さを痛感。患者が取り入れやすい(扱いやすく、リーズナブルな)方法を考えてみようと思う。実際、どれだけ患者に勧められるか自信はないが、少なくとも情報提供はしなければならないと思う。
中西藍
中山先生のセミナーは内容が濃く、多くのことを学ばせていただきました。
シャープニングの実習では、エッヂが研げていても側面や底面が均一に研げていなければ、根面が滑沢になりにくいということを実感しました。
SRPの実習では、5番の探針の歯石の探知力に驚かされました。
自分では、SRPができていると思っていても5番の探針で確認してみると、細かい歯石が残っていることがよくわかり、細かい歯石も見落とさずにしっかり除石することで初期治療の結果や患者さんのモチベーションが変わってくることも解りました。
シャープニングやSRP、5番の探針を使った探知は習得するのに時間がかかるかもしれませんが、先生に丁寧に教えていただいたことを忘れずに習得できるよう、努力していきたいと思います。
2日間、本当にありがとうございました。
大滝千春
今回中山先生のセミナーでは、シャープニングや歯石の探知力・鎌型スケーラーを使用してのSRPなどを教えて頂きました。どれも自分が今までしていた事とは違い驚くことが多かったですが、話を聞いたり、実技を見るとどれも納得できる事ばかりでした。特に驚いたのが歯石の探知力です。ヒューフレディ一の5番(エキスプローラー)を使用し根面を探るのですが、一見して歯石は無いだろうと思っていても、多くの歯石が見つかります。鎌型スケーラーを使用してのSRPでは、今まで自分がしていた施術の違いに目が点になりました。
ストロークの大きさや力強さ、そして、一歯面にかかる時間の長さは今までの自分と比べると雲泥の差でした。
しかしここが凄いのが、施術中患者さんはほとんど痛み無く、先生はずっと患者さんと話をしながらSRPをしておられました。そして先生の人柄と優しさが何よりも一番でした。私の質問に対しても分かり易く噛み砕いて教えて頂きましたし、先生がいらっしゃるだけでその場が温かくなる感じがしました。
一つ残念な事としては時間が足りなかった事です。もっと沢山の事を先生から学びたかったし、教えて頂きたかったです。
最後になりますが、先生のおかげで自分が今までしていた事を再度見つめ直す事ができました。ありがとうございました。またお会い出来る日を信じて楽しみにしております。
吉田志保
中山先生のセミナーを2日間受講させていただきました。
今回のセミナーでは様々なことを教えていただいたのですが、その中でも特に歯石の探知を学ぶことができてよかったです。実習で使用した探針は使いやすく歯石を探知しやすかったので、これから臨床で積極的に使用していきたいと思います。歯石の探知はいつも悩んでいたため、学んだことを活かして少しずつ探知力をアップしていきたいです。
マンツーマンでの指導があり、実際に口腔内でスケーラーや探針の使い方を教えていただけたので、操作の仕方や圧のかけ方など分かりやすかったです。患者さん実習では、中山先生の患者さんへの接し方も見ることができ勉強になりました。
中山先生はとても優しく親しみのある先生でしたので、楽しく実習することができあっという間に2日間が過ぎました。
ご多忙なスケジュールの中、貴重なセミナーを開いていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
菅野宏
今回、さつき歯科の小口先生からのお誘いで、合同セミナーという形で受講させていただきました。
一連のセミナーをとおして、中山先生の人柄と臨床経験の深さに触れさせていただきました。中山先生はセミナーの冒頭で、「今回のレクチャーで伝えることはあくまでわたしが経験をもとに実践してきたやり方であって、みなさんがそれをすべて明日から実践していくということを目指すのではなく、自分にあった方法を見つけてアレンジしていけばよい」とお話しされました。とかく実習のセミナーでは、講師の考え方・方法が最善であるといったニュアンスを聞くことが多々あるなかで、受講者のそれまでの経験にも配慮していただいたコメントは、先生の人間性を表すものだと感じました。
実習中は受講者に対しても患者さんに対しても、終始あたたかな言葉とユーモアあふれるジョークが飛び交い、あらためて人と接する仕事であることの姿勢を勉強させていただきました。
同行したスタッフも知識技術はもちろんのこと、患者さんとの関わりについても非常に刺激を受けたようです。新しく教えていただいたスキルや器具についても、翌日の診療からそれぞれが試行錯誤の中でとりいれている様子をみて、本当に受講させていただいてよかったと感じました。ぜひまた次の機会にもよろしくおねがいしたいと思います。
院長 早乙女雅彦
中山先生、2日間にわたるペリオセミナー誠にありがとうございました。
私たちにとって大変充実した2日間でした。1日目のシャープニング実習では今までにないような方法を教えていただき、また、そのポイントを1人1人丁寧にご指導いただき感激しました。
2日目の午前中のスタッフ相互実習では、5番の探針を使用しての根面の歯石の確認は、実際に自分の口腔内を探知していただき患者が歯石の付着を理解できることがわかり大変驚きました。
探針の根面への当て方など、大変細かく教えていただき、よく理解することができました。また、歯石は付着していないと思われるような健康な歯周組織の人でも根面や接触点に歯石が付着していることも理解できました。
今までペリオ患者にはデンタルフロスをあまり勧めていなかったのですが、その必要性も理解できましたので、今後は歯間ブラシとデンタルフロスの併用でぜひ勧めてみようと思います。
午後の実習では2人の重度歯周病患者さんの歯石の探知、ルートプレーニングをしていただき、また、その実習の前には2人の患者さんのプレゼンをさせていただき、実習後も細かな質問に答えていただき、衛生士はとても勉強になったのではないかと思います。
また上下のスプリントも大変興味深く拝見いたしました。ぜひ使用してみたいと思います。実習や食事会(懇親会)を通じて、終始にこやかに接していただき、先生の穏やかな親しみのあるお人柄を強く感じることができ、これから何でも相談できる先生とお会いすることができたと、とてもうれしく感じております。
今回先生に教えていただいたことをすべて自分達のものにするにはさらに多くのトレーニングを積まなければならないことや、当院のペリオ治療のシステムも少し考えなければならないこと等、多くの課題もみつかりました。
また来年もぜひお会いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
勤務医師 中村雅英
今回初めて中山先生のセミナーを受講して驚きの連続でした。
今までペリオセミナーを受講したことはありましたが、やはりSRPはDHの仕事とはいえDHを指導の時にはDrである自分がしっかりとできなければ…と日々思っていました。
シャープニング、歯石の探知は日々の感覚を頼ってやっていたのですが、5番の探針を使うことにより患者さんとのコミュニケーションをとりながら一緒に歯周病を理解して治していくということで、患者さんのモチベーションが上がるということは非常に素晴らしいことだと思いました。
また今まではキュレットのみに頼ってSRPをしてきましたが、思いもよらぬ鎌型のCK-6であれほどの歯石がとれてくることには非常にびっくりしました。
今までかなり多くの患者さんの歯石を取り残していたのかもしれません。
中山先生の患者さんとの接し方、自分達にいろいろと教えてくださる姿勢が大変やさしく丁寧でした。
この間のセミナーは次の日からすぐに実践できるものばかりでしたので、また一年試行錯誤しながら自分なりに取り組み、また中山先生にチェックしていただきたいと思います。
今回は大変ありがとうございました。
勤務医 長谷川滋
今回中山先生のセミナーを受けて率直にとても勉強になりました。
シャープニング、ルートプレーニングの仕方だけでなく、自分が知り得なかった世界があったこと、それは歯石はないだろうと判断していたものがよりよく診査することで見落としていたものが多く存在していたのだ、と気付かされました。
歯石の有無の診査のみだけではなくその歯石が存在することによる影響、骨吸収が徐々にでも起こってしまうこともとても勉強になりました。
もともと徐々に骨吸収してしまうのは加齢によるものだとばかり考えていたので、今後お付き合いしていく患者さんのなかで年単位でみていくうちに骨吸収していく人がいる場合は歯石の再確認をする必要があるのだと感じました。
それと同時に早乙女歯科においては衛生士の役割の重さを感じました。
外見的であれば歯科医師が受け持つ範囲は広く、重要なものです。それは目に見えてわかりやすく期間が短いことにより患者さんのモチベーションも維持しやすいものです。しかし衛生士は中山先生のレベルの話になると生涯付き合っていかなければならないので、それは期間が長くなりますから、モチベーションを維持していくには大変で役割としてはとても困難なものだと感じました。それなりの工夫と説明が必要となるのでしょう。
今回2日間勉強させていただき、とても収穫の大きいものだと実感しました。が、まだ理解していない部分、そして自分達の知識が足りないことにより質問さえもできなかった範囲が多くあると思います。
今度お会いできるときは、今回のことが活用できていることを証明し、より深い知識が得られるよう成長していきたいものです。
歯科衛生士 大塚清美
私は子供のころから医療関係の仕事をするのが夢でした。
「何か人の役に立ち喜んでもらえる仕事がしたい!」
「女性にしかできない仕事がしたい!」
という思いから歯科衛生士の道を選び、早30年が経ちました。
DH歴は16年。今回中山先生のセミナーを受けて、私は今まで何をしていたのだろう、改めて考えさせられる2日間でした。SRPを成功させるカギはスケーラーのシャープニングとプラークコントロールということは解っていたはず・・・。
けれどインディアナ砥石との出会い。インディアナ砥石でシャープニングすると良いとか、スケーラーの幅をなくすと良いとか。またプラークコントロールの際、ブラッシング(歯間ブラシ使用)だけではなく、ノンWAXのフロスを使用してフロッシングも必要不可欠であるということ。そして。ポケットは深くない根面にも歯石がかならずしも潜んでいるということなどなど・・。#5探針にて探知することで患者さんにも歯石の存在を感じさせ術前と術後の違いをわかってもらうなど。この2日間はとても有意義な価値のある2日間でした。
時間がたつのがとても速く感じられ、もっと時間があったら良いなあと思ったくらいでした。中山先生のとても温かくジョークを交えながらわかりやすく、優しい後指導をもっと早く(若い頃=新人)受けていたのならわたしの衛生士人生もまた違った視点から歯周治療に取り組むことができたのでは・・・でも今からでも遅くはありません。これからもっともっと腕を磨き、患者さんに喜んでもらえるよう、患者さんの笑顔が見られるよう、よい治療を提供していきたいと思います。
また、ぜひ中山先生のセミナーを受けたいです。今回このような機会を与えて下さった院長先生、本当にありがとうございました。
歯科衛生士 大山佳子
2月26日・27日の2日間という時間でしたが、内容がとても濃く、充実していたせいか短く感じ、もっとたくさん勉強したいと思いました。
やはり一番驚いたのは5番の探針の使い方です。中山先生が以前セミナーに行かれた他医の発表などから「歯石を探知する」ということは知っていましたが、実際に5番の探針を使って自分の手で確認してみて本当に驚きました。そしてそれと同時に触診されている患者にもこんなに歯石を感じることができることを知り、実際の患者さんに教えてあげたいとワクワクしました。
比較的歯石の少ない患者さんのモチベーションUPは難しいと感じていたのですぐに実践したいと思いました。
1日目は器具の点検とシャープニングでしたが、シャープニングのしかたも今までに教えてもらったことのないことだったので難しいと思いました。
しかし丁寧に細かく教えていただいて器具とシャープニングの大切さ、そしてどのようにしたら器具が有効に使用できるかがわかってきたと思います。
今後は教えていただいた方法を自分のものにできるように日々自分の器具をよく見て良い型に保っていきたいです。
2日目は口腔内を使っての実習でした。今までSRPをしなくても良いと思っていたほどの人にもこんなにも歯石があるのかと驚きました。
そして自分にもあるのかと思い、恥ずかしく思いました。スタッフ全員でもう一度相互実習して忘れないようにします。
インスツルメントやSRPの技術はもちろんですが、中山先生の人柄、患者さんへの気配り、そして熱い気持ちに触れ、私のDHとしてのモチベーションはグンッっと上がり、DHとしてどうしたらいいのか再確認することができました。
患者さんには中山先生の技術、人柄を信頼して来院されるのだと思いました。
私も先生のような人間を目指して、またこれからの日常を頑張りたいと思いました。
●5番の探針でコミュニケーションをとる。
●SRP時、手指で動かそうとしない。
また、来年を楽しみに1年間腕を磨きます。本当にありがとうございました。
歯科衛生士 柴田未奈
今回、2日間にわたる中山先生のセミナーを受けて、改めて歯周治療を行う上での基本を身につけることができたように感じます。
今まではただシャープニングやSRPを行っていましたが、それを行うにはよりしっかりとしたシャープニングや歯周ポケットの探知、解剖学的な知識が必要だとわかりました。
シャープニングは自分で思っていたよりも砥げていなかったり、もっと形まで整えていかなければならないのですが、すぐにでも実践できる方法を教えていただきました。
シャープニングストーンも是非勧めていただいたものを使っていきたいと思います。
2日目には歯周ポケットの探知を相互実習で学ばせて頂きました。日々のメインテナンスを行っていて気付かなかった細かい歯石の沈着や、その探知は思っていた以上に自分の癖があり、患者さんに痛い思いをさせないで行うのは大変でした。
より効率的に確実に歯周治療を行うためにはまだまだ技術も経験もたりませんが、今回教えていただいたことを確実にこなし自分の物にすることですこしずつスキルアップをしていければと思います。
また、中山先生から大変貴重なお話を聞くことができ本当に良かったです。
2日間ありがとうございました。
歯科衛生士 五十嵐里恵
2/26~27と2日間にわたりDr中山ペリオセミナーを受講させて頂くことができました。
器具の点検から始まり実際患者様のお口を借りての実習と、とても中身の濃い2日間でした。
先生が愛用している器具を見せていただいたり、また、使わせていただいたりして、私達が普段使用していないものも多く、これから医院に取り入れたいと思うものもたくさんありました。きちんと器具を使い分け、しっかりお手入れされた器具で患者様のお口の中をクリーニングする大切さを学びました。
実習中は患者様自身が口腔内に興味まで持つことが大切で、どのようにモチベーションを上げたら良いか具体的な説明方法を教えていただき、さらに深く自分で勉強しなおすきっかけになりました。
これから患者さんが何をしたいか、知りたいか、患者さんの立場になって考えられるように日々心がけていきたいと思いました。さらに毎日の器具のお手入れやSC,SRPの腕をもっと上げていきたいと思います。本当にありがとうございました。
歯科衛生士 川津友里恵
今回中山先生のセミナーに2日間参加させていただき多くのことを学ぶことができました。
まず1日目の器具器材の点検では中山先生が実際に使っている器具を見させていいただき驚きました。
シャープニングは刃を鋭くするだけだと今まで思っていましたが、刃部の上の第1シャンクも同じように縮小させていくことが大切だとわかりました。
中山先生のシャープニングの姿を見せていただき、私も練習して少しでも近づけるようにしたいと思いました。2日目でのスタッフのお口を借りての実習では#5探針を使いましたが、歯石が付いていないと思っていても本当はたくさんついていて驚きました。
中山先生は患者さんに聞きながらモチベーションをしていてすごいと思いました。こういうコミュニケーションもとり方もあるんだと気づくことができました。
また#5探針やスケーラーを使うときに腕を使って手首や指はなるべく力を入れないようにというのが難しかったです。しかし、患者さんに歯石の感覚をうまく伝えるには必要なのでできるようにしたいです。
フロスの使い方もアンWAXタイプのフロスを使い、キュッ キュッと音がするように使うことも学びました。
また患者さんには縁下の少し入れてケアしてもらう必要があることも知ることができました。これからまず第一の課題として#5探針を使った探知で患者さんに歯石の存在を理解していただくことから始めたいと思います。中山先生、本当にありがとうございました。
歯科衛生士 川津友里恵
今回中山先生のセミナーに2日間参加させていただき多くのことを学ぶことができました。
まず1日目の器具器材の点検では中山先生が実際に使っている器具を見させていいただき驚きました。
シャープニングは刃を鋭くするだけだと今まで思っていましたが、刃部の上の第1シャンクも同じように縮小させていくことが大切だとわかりました。
中山先生のシャープニングの姿を見せていただき、私も練習して少しでも近づけるようにしたいと思いました。2日目でのスタッフのお口を借りての実習では#5探針を使いましたが、歯石が付いていないと思っていても本当はたくさんついていて驚きました。
中山先生は患者さんに聞きながらモチベーションをしていてすごいと思いました。こういうコミュニケーションもとり方もあるんだと気づくことができました。また#5探針やスケーラーを使うときに腕を使って手首や指はなるべく力を入れないようにというのが難しかったです。しかし、患者さんに歯石の感覚をうまく伝えるには必要なのでできるようにしたいです。
フロスの使い方もアンWAXタイプのフロスを使い、キュッ キュッと音がするように使うことも学びました。
また患者さんには縁下の少し入れてケアしてもらう必要があることも知ることができました。これからまず第一の課題として#5探針を使った探知で患者さんに歯石の存在を理解していただくことから始めたいと思います。中山先生、本当にありがとうございました。
歯科衛生士 丸山宏美
中山先生のセミナーを受講して一番印象に残ったことは歯石がなく滑沢になった根面の滑らかさです。
今までもルートプレーニング時には探針で根面を探知し、歯石がついていないか粗造な面が残っていないか探っていましたが、滑らかさがまったく違っており感動しました。特に病的にポケットが深く歯周病が進行していなくても歯石は付着しており、ルートプレーニングすると根面が滑沢になり患者様ご自身にもホームケアとしてしっかり口腔内や歯肉縁下をケアしていただければエイジングによる歯肉退縮も防ぐことができ、今現在の歯肉の健康をたもつことができるということがとても勉強になりました。
今現在健康な方もこれを維持できるように、また、より健康になれるようにモチベートしていきたいと思いました。また、実際に中山先生のテクニックを見せていただき、シンプルでスマートなテクニックから自分の目と5番の探針を使ってお相手である根面から、その口腔内、患者さんの全身、メンタル面、すべてを診る、そして感じることが大切だということが伝わり、今までの自分の探知不足を感じました。
相互実習では実際に口腔内で根面を探知し、ルートプレーニングを見てもらいました。健康な歯肉であっても歯肉溝内や隣接面の歯石をとり滑沢にすると滑らかになりました。
今回のセミナーではテクニック面だけでなく中山先生のお人柄に触れることができとても勉強になりました。
トリートメントコーディネーター 寳示戸真千子
一番印象に残っているのは中山先生がかなり頻繁に患者さんに声掛けをしていたことです。
大丈夫ですか?痛くないですか?と気遣っておられる優しさが患者さんをひきつけるのだと思いました。
また患者モチベーションについては衛生士には大変勉強になったのではないかと思います。時には厳しく、的確なアドバイスをすることが医療人をしてとても大切なことだと再確認できました。
これはDHだけでなくTCとしても大変勉強になりました。患者さんとのコミュニケーションの取り方ももちろんのこと、患者さんの表情や手足の動きにまで目を配られていて、アシスタントをする際には私も心がけたいと思います。
あんなにキレイな患者さんの口腔内からたくさんの歯石が除去されとても驚きました・・・。
患者さんに初期治療や定期検診の重要性を伝えるときに必要な知識を身を持って感じることができました。
アシスタント 志喜屋千秋
昨年のオーラルフィジシャンチームミーティングで中山先生のことを知り、ぜひ当院にも来ていただきたいと強く願っておりました。
私はアシスタントなので中山先生のお話を聞くことができたのはわずかな時間でしたが、その中でも患者様の動作・・・瞬きが多くなってはいないか?手を強く握りしめてはいないか?足をもじもじさせていないか?などなど・・・中山先生の患者様への気遣い、コミュニケーションの取り方等を学ばせて頂きました。
そして、患者様の予後のことまで真剣に考えていることが率直に伝わってきて、とても感動し、勉強になりました。
実習では私も衛生士さんにまぎれて先生の歯石探知時に5番の探針の上と先生の腕に触れさせていただきました。“ビックリ”しました。目で見た限りではとてもきれいな口腔内なのに歯石があるなんて・・フロスの使い方もとても勉強になりました。
本当にわずかな時間でしたが多くの「気づき」を「学び」を与えて下さりありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。私も自分の役割、アシスタント業務で患者様のことを気遣い、コミュニケーションをとりながら頑張っていきたいと思います。
来年は衛生士さんと一緒にずっと先生のお話を聞いていたいなぁ~なんてひそかに思っています。シアトルは栃木県より寒いそうですね。お身体に気をつけて下さい。
またお会いできる来年を楽しみにしています。本当にどうもありがとうございました。
アシスタント 谷田貝美佐子
何よりも人を引き付ける話し方に心を打たれました。アシスタントなのでSRPの方法などはわかりませんが、何が大事か、何を一番に考えたら良いか、みんなに教えて下さいました。
ユーモアたっぷり、しかし、技術は一流で素晴らしいものでした。
フロスの当て方通し方、患者様にうまく話せるよう努めていきたいと思います。
アシスタント 青木美恵
先日の貴重なご指導ありがとうございました。1つ1つ丁寧な実習により、いかに歯石を取り残さないようにSRPするか、そのためには浅いポケットでも5番の探針等を上手に使って探索し、すみずみまで歯石をとることが大切なのだということがよくわかりました。
実習では自分が患者の立場になり、SRPを受けて、さほど自分の口腔内には歯石はないと思っていましたが、予想外に歯石があることを指摘され大変驚きました。歯を磨く大切さ、フロッシングの重要さを改めて実感いたしました。
今回のセミナーで学んだことを生かし、今後も患者様にアドバイスできるように常々努力していきたいと思います。今後もよきご指導をよろしくお願いいたします。
技工士 渡辺絵美
私は2日目の相互実習に参加させていただきました。実際自分の口腔内で実習を行っていただき、とても貴重な体験となりました。
中山先生による歯石探知とスケーリングには痛みがほとんど伴わず、むしろ探針に触れる歯石の感覚と出血の多さに驚きました。患者さんに歯石があることの自覚を促して啓蒙していく手法にとても感激しました。そして中山先生による実習を受けて感じた“安心感”。これもまた医療従事者として欠くことができない大切な要素であることも学びました。不安を感じさせない技術に加え、コミュニケーション力が患者さんのモチベーションアップにつながっていくことを実感しました。
中山先生の技術と当院の衛生士たちの技術の差。これを私自身が身を持って体験できたことで今後少しでも衛生士たちの技術向上に役立てるのならと深く思いました。ありがとうございました。
受付 青木美紗子
今回DHとDrと一緒にセミナーを受けさせて頂きました。DHと一緒に説明を聞き、術者ではないですがとてもわかりやすかったです。
2日目の患者さん側になった歯石探知もDHと中山先生の違いにビックリでした。
中山先生のセミナー後、DH達のモチベーションも上がり、次の日の診療がとても楽しそうでした。
今回のセミナーで歯石があるという体感はとても感動でぜひ当院のDHに生かしていただきたいと思いました。中山先生、貴重なお時間、本当にありがとうございました。
院長秘書兼事務 葛西愛美
わたしは歯科臨床に携わることがないので、まったくの患者目線の意見になってしまいますが、1日目のスケーラーの砥ぎ方の内容を聞いていて、先生のスケーラーへの思い入れが人一倍強いことを感じました。砥ぎ方や砥石にまでこだわるその姿勢の裏には、患者様がSRP時苦痛を感じないように、また、歯石の当たり具合を知ってほしい、など、すべて患者様への配慮・思いやりからきていることがよくわかり、先生のお人柄の温かさを感じました。
スタッフ実習のとき、中山先生に歯石探知をしていただいたのですが、印象的だったのは
●顎に手を添えること、
●ほんの少しの表情の変化も見逃さず「痛いですか?大丈夫ですか?」の声掛けを何度も何度もしてくださったこと、
●そしてけっこう力強くなさっているのにもかかわらず痛みをまったく感じなかったこと、
●初めて歯石のゴツゴツの感触を患者という立場から味わったこと、
です。
当初SRPに恐怖感がありましたが、今回の経験でそれはまったく払拭されてしまいました。歯石のない滑らかな表面の歯を保つことが、プラークや歯石の再付着を大幅に防ぐことにもつながる、ということを知り、メインテナンスとホームケアの両方で気をつけていくことの大切さ・重要さを再認識できました。
わたしの浅い知識ではありますが、大切な家族や友人に熱く語って教えてあげたいと思いました。ワックスなしのフロスが歯石の感触を知るのにいいということもわかりましたし、早速自宅でも実践していこうと思いました。
技術、人柄(コミュニケーション力)を併せ持っていらっしゃる中山先生のセミナーはSRPに対してあまり知識のない私が聞いていても大変深く心に響くものがあり、ぜひまたセミナーを視聴させていただきたいと強く思いました。
歯周病予防への新しい気持ちを与えて下さり、本当にありがとうございました。
竹内敏洋(Dr)
2008オーラルフィジシャンチームミーティングで中山先生のセミナーを受講した歯科医院の発表をお聞きして私も、スタッフも思わず顔を見合わせました。「受講したい!」。そして、すぐにセミナーの受講を申し込みました。それから約4ヶ月、12月2・3日についに当院で中山先生の実践歯周病セミナーが実現しました。とにかく、当院の歯周病の初期治療を基礎から見直すこと、そのレベルアップを図ることを目的に、準備段階では、スタッフとどのようなセミナーにしていただくか検討し、メールのやり取りを繰り返しました。その中で、先生は「あまり難しく考えなくていいですよ。まずは、体験してください。そこで、感じたことを、深く勉強してください」といわれました。実際にセミナーを受けその意味がよく判りました。
前日の準備では、道具に対する厳しい目、シャープニングと共に形態修正を行い、道具の機能を極限まで発揮させようとする姿勢、どんな状況にも対処できるように道具をカスタマイズする姿勢に驚嘆いたしました。
当日のセミナーでは、今回、私自身が被験者になり、実際に中山先生に歯石の探知とSRPを施術して頂くという貴重な体験をさせていただきました。
「歯石の探知」
#5の探針での歯石の探知は、探針の持ち方、指先や手首を使わず腕全体で小さなストロークで探る方法を教わりました。歯石が付着している部位のざらざらした感じや引っかかる感じを直接先生の持つ探針を通して感じることが出来ました。また、その感覚は患者さんにもわかること、感じてもらうこと、そのための声かけ、苦痛をあたえない細心の配慮、口唇の排除や下顎の固定などをしっかり体験させていただきました。歯石を苦痛無く正確に探知し、それを患者さんにも判っていただく事がいかに大切かが良くわかりました。
「歯石除去とルートプレーニング」
まず、歯石の除去にシックルタイプのCK6とテーラー2/3を主に使用することを学びました。特に、CK6は大きな器具で、歯石の除去では使用したことが無かったのでびっくりしました。その使い方は大胆かつ繊細で、実際それで私自身を除石していただきましたが、力が入っている割に痛くなく、特に、接触点直下の隣接面で威力を発揮する器具であることが判りました。角度を変えることにより、大臼歯の遠心や、隣接面でも効率的に歯石を除去することが出来る器具のようですが、まだ使いこなしきれないのが現実です。CK6より小型のテーラーも同様の使用方法でした。歯石除去後のルートプレーニングはグレーシィキュレットで非常に弱い力で象牙質に段差や傷を付けないよう配慮しながら行い、また、ポケットの底に近い部分はカスタマイズされた細いキュレットを用い取り残しがない様、また痛みも無い様に研磨する様に仕上げることを体験させていただきました。その後、再度探針を使って、探知し、残石が無い様確認する。この繰り返しではあるが、いまさらながら、SRPが根気の要る治療で、その大変さを思い知らされました。
また、中山先生の患者に対する気使いは大変勉強になりました。痛みを感じていないか全身をセンサー代わりに観察し、痛い時にはすぐに誤り、痛くないよう修正する。患者さんに痛くさせないよう頑張っている姿を感じていただけるよう努力する。また、声かけをすることにより、時には患者の眠気を払い、時には患者に歯石を感じてもらったり、除去できた感覚を判ってもらうようにすることは、明日の臨床からでも実践していけると思いました。
初期、中等度の歯周病の患者さんの口腔内の健康を管理していく上でとても貴重な実践セミナーでした。来年度も、受講したいと思います。中山先生、どうもありがとうございました。これからも、ご指導の程よろしくお願い致します。
竹内裕美(Dr)
当院の歯周病の初期治療を基礎から見直し、基本的なスキルをDrも含めスタッフ皆が学ぶために、中山先生のセミナーを企画しました。
私自身が患者となり、中山先生に実際歯石の探知とSRPを施術していただくという貴重な体験をさせていただきました。
歯石の探知では5番のエキスプローラーを繊細に動かすことで患者自身が歯根の表面がどうなっているか感じることができることがわかりました。その後当院の歯科衛生士に探知してもらうと術者によってタッチが異なり、ポケット底部までプローベが到達していないことや、中山先生からして頂いた時のように歯面の感覚が伝わってこないことを体感しました。患者自身が感じられるようにさわってあげないといけないと教わりましたが、的確に施術できるようになるには日々積み重ねをし、スキルをあげていく必要があると思いました。
その後中山先生からSRPをしていただき、歯牙の表面を徹底的にきれいにしてもらいました。処置の終わったさっぱり感に勝るモチベーション効果はないと実感しました。しっかりと探知し、その状態に合った道具を切れる状態に準備し、適切に使っていく、ただそれだけとおっしゃっていましたが、その単純なことがきちんとできることはとても熟練の必要なスキルだと思います。CK-6やテーラーの使い方も目からうろこでした。
中山先生の絶え間ない患者さんのボディランゲージの観察や、歯石の探知やSRPをしながらの患者さんに投げかけていく言葉の一つ一つ、また施術中のレストの置き方や左手の口唇や頬粘膜の排除の仕方など全てが患者さんに信頼や安心感を抱かせます。大変勉強になりました。
歯根の状態を患者さんがわかるように探知し、対話をしながらすすめていくことで患者さんの口腔内への関心も高まり感覚が鋭くなってくるというお話がありましたが、体験してなるほどそうだろうと思いました。
歯石が取れて清潔になったことのさっぱり感を実感していただくことが継続的なメンテナンスにつながるのだと思います。健康を守るといっても技術がなければ守れません。DrもDHだけに任せず、取れているかどうかの診断はしなければなりません。メンテナンスでは口腔診査を丁寧にし縁上縁下のバイオフィルムの破壊を徹底して行う必要があると思いました。当院でのメンテナンス患者は全て再度探知からやり直しだねとスタッフ皆と話しました。
また10代のころの歯石の取り残しが縁下歯石のきっかけになっていることを聞き、実際に相互実習しているはずの当院の若い歯科衛生士達にもコンタクト直下や縁下の歯石があったことから、健康と思われる人も将来歯周病を発症させないようにしっかりと口腔内を守っていく責任を痛感しました。
先生の施術の感覚をスタッフ皆が体験できとてもよかったと思います。
来年度もぜひ受講できればと思います。中山先生本当にありがとうございました。
出口裕美(DH)
今回、SRPについてじっくり学ぶことができて本当に良かったです。最近は施術するばかりで歯石を除去してもらったことはなく、実際に患者役になると歯石がついていること、きれいに除去できたことを感じることができました。この感覚を担当の患者さんにも感じてもらいたいと思ったのと同時に、中山先生の患者さんへの接し方もとても勉強になりました。口腔内を健康に導くには術者と患者さん双方が共通の意思を持っていなければならなりません。相互実習を行いながら今回学んだことを確実なものにし、患者さんに還元できればと思います。また歯肉の状態の診方も参考になるポイントがたくさんあり、歯石が残っていることによる歯肉の退縮や付着歯肉の状態、今後の予測される経過など口腔内を観察するだけで過去から将来まで推測することができます。原因を探し、見極め、除去していくことが初期治療には求められ、口腔内の健康を維持すること、リスクトゥースを悪化させないことがメンテナンスの目的だと考えます。患者さんの口腔内を様々な角度から診て、把握できる目と原因(歯石)を除去できる知識とスキルを習得していくことが今後の課題となりました。
枡本恵美(DH)
今回のセミナーでは本当に新たな発見がたくさんありました。まずは、スケーラーの刃の形。今までは、スケーラーの先端が尖らないようにすることは心がけていましたが、刃の厚みまでを気にすることはなかったので、中山先生に指摘され始めて気付きました。今使っているスケーラーの刃はほとんどが厚くなっているので形を変えていかないといけないと思いました。次に、“歯石の探知”。これは今回のセミナーの一番ビックリしたところです。今までの探知とは全く違うものでした。5番の探針を使うと驚くほどに“歯石がある!”というのが実感できました。今までの探知では取り残しがたくさんあったということを痛感しました。また、歯石を探知することが患者さんにも分かるということを初めて知り、患者さんとコミュニケーションをとりながら行うことで、患者さんのモチベーションも上がるだろうと思いました。明日からの診療で歯石の探知をすることがとても楽しみです!
そして、歯石の除去では、見た目は使うととても痛そうな大きな鎌型のスケーラー(CK6やテーラー)で除去する方法を教えていただき、その使いやすさに驚きました。これからもっと使い方を練習してスムーズに使えるようにしたいと思っています。また、スケーラーの動かし方や力の入れ方が今までのやり方では根面が凸凹になったり、傷ついていることが分かりました。あまり力を入れずに根気強く何度も動かして除去する。これを意識して今後やっていこうと思いました。
今回のセミナーを受けて、歯石の探知と除去に対する意識が本当に変わりました!歯石が少しでもあると、歯周病が進行してしまうので細かい歯石までもしっかり探知し、除去できるようになろうと思いました。明日からの診療ではSRPにとても時間がかかるようになってしまいますが、しっかり除去することがとても大切なので頑張ろうと思います。
大杉朱音(DH)
今までSRPを行うときWHOのプローブで探知して、キュレットスケーラーのみで除石をおこなっていましたが、このときは、縁下の歯石をできるだけ痛みのないように除去するよう考えていました。今回のセミナーでコンタクトポイントの下についている歯石の存在をしりました。メインテナンス中の患者さんの、以前SRPをしたところでもチェックするとまだ残石がありました。
キュレットスケーラーも今までは基本的に13.14は臼歯部縁心にのみしか使用していませんでしたが、使ってみると強い力でなく確実にとれていきました。間違った力の入れ方やスケーラーの動かし方で根面を傷つけていることがわかりました。今までより使う器具も多くまだまだ探知にも時間がかかってしまいますが、除石後の根面は前に比べすごくつるつるになりました。使った後のスケーラーのシャープニングも中山先生に習ったように全て正しくやり直して部位に適した安全に使えるスケーラーにシャープニングしていきます。
今回学べたことを毎日の診療で実践し、今後衛生士同士で相互実習をして確かな技術を身につけて患者様の口腔内の健康を守っていきたいと思います。
竜口優香(DH)
シャープニング・歯石の探知・SRPとどれも実践で学べたので、自分の癖や足りないところをすぐに指摘していただくことが出来、またそれを実践して感覚として覚えることが出来たので、すごく勉強になりました。
まだSRPを始めて日が浅く、今回学んだことをすぐに患者様に還元出来ないかもしれませんが、中山先生から教えていただいたことを一つ一つ確実に実践できるよう努力し、一日でも早く患者様が自分の口腔内に関してモチベーションを上げれるようなSRPが出来るようになりたいと思います。
また今回初めて使う器具も多かったですが、特にCK6やテーラーはSRPにあんなに大きな器具は使えないという先入観を勝手にもっていましたが、実際に使ってみると患者様もほとんど痛みは感じずに、施術側もしっかり除石が出来てすごく使いやすかったです。個人的には接触点の歯石もとれるテーラーが一番手に馴染んだような気がします。これからSRPをする時には必ず使いたいです。
エキスプローラーも残石や根面のざらつきがはっきり分かりすごく良かったです。どの器具もまだ使い方が下手なのでたくさん練習して使いこなせるようになりたいと思います。
今回このような貴重なセミナーに参加させていただき本当にありがとうございました。準備に取り掛かるのが遅かったことを反省し、今後自分自身のスキルアップに日々邁進していきたいと思います。
このたびは、遠方より日程等を調整していただき、愛知県は常滑市の後藤歯科医院へいらして頂きありがとうございました。
先生との出会いは、数年前先生がシアトルにて御開業されているとき歯科医院を見学させていただいたことが始まりです。そのときも親切にいろいろな資料の説明や周りの歯科医院の案内をしていただいたことをよく憶えております。その後は日本における講習会などで数回お会いすることがあり、今回SAT事務局を通じてお願いすることとなりました。
私の専門は補綴学で義歯やインプラントによる欠損補綴であります。しかし、それらの治療をうまく進めるためにも、大前提として予防そして進行してしまった歯周病の治療が必要でありました。私が、先生にお願いしようと思ったのも、歯周病の治療をどうしてもうまくスタッフの衛生士に教えることができずに悩んでいたからです。我医院の歯科衛生士は3人、専門学校を卒業して新卒で同時に3人を雇うことになりました。他の医院での経験もなく、先輩もいません、見るもの学ぶものすべてが彼女たちのすべてになっていくのです。もちろん、私自身もいろいろな講習会に出て歯周病について学んできました。さらには、外部講師を呼んだり、講習会に参加させたりと本人たちも必死に技術を習得しようとしておりました。しかし、私の知識が中途半端なせいか、さらにはやはり自分に自信がないのでしょう、いくつも出てくるいろいろな情報や手技に困惑をしてさらにはそれがスタッフの行動に現れるようになりました。あの講習会ではこういっていたけど・・・あの先生はこれがいいって言っていたけど・・・、器具はこれがいいって聞いたけど・・。もちろんそのどれもが間違いではないのですが、新卒で雇った歯科衛生士には何か柱となる考えが必要でした。そこでシアトルでお会いしたいきさつやチームミーティングでの講習会の様子を聞いて、この先生ならと確信し、わが医院において中山先生の考えを中心として診療室を組み立てることとしました。もちろん他の情報を受け入れないというのではなく、いいものはどんどん取り入れていく姿勢は持ちながら医院のシステムを構築していこうと考えたのです。
そして、実際、今回中山先生にいらして頂き、さまざまなことを教わりましたが、そのどれをとっても後藤歯科医院の柱にするに値する知識や技術であると確信しました。まず、先生の人柄、シアトルにてお世話していただいたときから感じていた、歯周病治療に対する情熱、シンプルで、基本に忠実な手技、何よりも確かな技術と自信。歯石を取り、歯周組織を安定させるという仕事を楽しんでやっており誇りを持っておられました。その姿は、私が言うのもなんですが、私で言う入れ歯やインプラントのように他の誰にも負けない確かな自信を感じ、中山先生でなければだめだと患者に言わせられるすばらしいものを持っておられました。また、施術の最中、中山先生は患者さんとのコミュニケーションを大切にして常にジョークを交えながら行なっておりました。これはまさに病気を診るのではなく人を見ているのだなと、このことはこれからの日本の歯科医院に必要なものであり一番大切なものであると感じました。それ以外の細かい内容はおそらく皆さんが感想に書いておられると思うので省略しますが、そのどれをとっても、経験から来るすばらしい現場意見をふんだんに取り込んだ教育者であると思いました。最近、日本の教育者はだた教育するだけで、現場での経験が少ない方が多くいるように感じます。教えることだけをしている、そんな人たちとは違う確かなものを感じました。すべては患者のため患者の真の利益のためこれからも中山先生からいろいろ学んでいきたいと思います。
中山先生、およびSAT事務局の方このたびはどうもありがとうございました。
医療法人真稜会 後藤歯科医院科
院長 井上 敬介
今回セミナーをうけて、「歯石があることが分かる」というのが私にとって一番の収穫でした。探査が大切なことは分かっていても、どれが歯石なのかがはっきりしていませんでした。しかし、今回中山先生に教えていただいて「ある」という感覚にとても驚きました。SRPが面白いと思えるようになりました。今はまだわからないこともありますが、患者さんと「ここがザラザラしていますね」とか「カリっと取れたのが歯石です」など以前よりもコミュニケーションをとりながらSRPができるようになり、それもSRPが面白いと思えたところです。まだまだ成長途中で上手くいかないことも多いですが、もっともっと上達できるよう練習したいです。また、中山先生に再度教えていただける機会がありましたら、もっと積極的に質問したいと思っています。今回はとても有意義な時間をありがとうございました。
歯科衛生士 2年目 大坪美春
中山先生には基本的なことから教わり、短い臨床経験の中でも忘れていた初歩的なことも改めて確認することができました。今回のセミナーを受講して自分自身をも見直すいい機会となったように思います。
すぐに実践していることは、やはりシャープニングの仕方と、ヒューフレディ社の探針を用いての歯石探知です。
歯牙の形態や、根の状態を把握するということは、まだ正確にはできないもののおおまかに歯牙をイメージすることができ、SRPが以前よりすごくスムーズに行うことができるようになりました。今までは、苦手分野であり、敬遠していたSRPですが自分から、一歩近づけたように思います。
今回は私自身も中山先生に施術してもらうことで普段、味わうことのないSRPを受ける側になったこともすごく印象的でした。自分自身が口の中で不快に思っていたことが解決された時にはこんな感動があるのだと感じ、これからも患者さんの真の利益のため日々精進していかねばと思いました。
改めて、SRPの面白さに気づかせていただいた、中山先生に感謝の気持ちをお伝えしたいです。本当にありがとうございました。
歯科衛生士 2年目 杉本 実奈美
私は衛生士2年目ですが、2年間衛生士業務を行ってきて歯周病(SRP)にすごく興味をもちました。
歯周病予防は患者さんのセルフケアや生活習慣の改善も大切ですが、SRPもとても大切だと思います。へたくそながら今までSRPを行ってきましたが、ポジショニングやシャープニング、歯石の探知など基本的な技術や知識のない私は歯石の取り残しも多くポケットが改善されない患者さんもいます。
そのなかで、チームミーティングで中山先生のセミナーを受講した他医院の方の発表を見て私も中山先生のセミナーを受けたいと思いました。そして今年の11月に来ていただけることになりました。
当日、中山先生に重度の患者さんを診ていただきました。その患者さんは普段SRPやSCを行うときはいつも眉間にしわがよっているような方らしいんですが、その日は苦しそうな顔一つせずSRPをうけていました。先生は患者さんに常に話しかけ、問いかけながらSRPを行ってみえました。その中には冗談もありすごく和やかな雰囲気でした。私はいつも歯石をとること歯石を探すことにばかり気をとられていて患者さんがどう感じているのかなど考えている余裕がありませんでした。それに自分自身歯石の探知がうまくできないので患者さんに確認しながら行うのが怖いという思いもありました。しかし患者さんに確認しながら行うことで根面がツルツルになったことを自覚してもらえモチベーションをあげることにもつながるし、痛みはないかどうか確認することで患者さんに我慢させてしまわなくてもすみます。まだまだ自信はありませんが、今は患者さんに歯石をさわっていることがわかるか痛みはないか聞きながらSRPを行うようにしています。常に声をかけながら行えてはいませんが、患者さんによっては「なんかひっかかるね」と言ってくれる方もいて、伝わるとうれしいです。
ほんとに知識、技術がなく先生をあきれさせてしまうんではないかという不安もありましたが、先生はどんな質問にもしっかりと答えてくださり丁寧に教えてくださいました。もっと聞きたいことや指導していただきたいこともあったんですが、あっという間に1日が終わってしまいました。しかし私は中山先生のセミナーを受講して、もっとSRPが好きになりました。これからももっともっと勉強してSRPの腕をあげていき、患者さんの負担が少なくてすむSRPができるようになりたいです。
中山先生貴重なお時間をどうもありがとうございました。
歯科衛生士 2年目 野口あゆみ
今回のセミナーに参加をしてSRPがどういうものかを改めて認識する事ができました。
プロービングをし、歯石を探知し除去していく上で、実際に患者さん役になり探知されると私自身引っかかるものを感じ歯石の有無を体感出来たことに最も驚きました。その際にも患者さんと一体となる為に声掛けやコミュニケーションの重要性も学びました。いざ中山先生にスケーリングをして頂いた時は、スケーリングそのものが初めてだったのでとても緊張しました。しかし想像していた痛みもなく黒い歯石が取れ歯肉が引き締まった感覚は今でも覚えています。
あと、セルフケアとしても用いられるフロスについても初めて学びスタッフ間で練習を行う事ができました。チェアーに座り口腔内に触れるのは初めてでしたが、ただ単に横に動かすのではなく縦に少し歯肉の中に入れて上下に動かしキュッキュッとした音で確認することを学びました。学んだことを少しでも実践していこうと思い家庭では自己にてフロス通しの練習をしたり、診療の空いてる時にはスタッフ間で練習をし互いに意見を伝えています。まだ実際に私は患者さんに実践していませんが、今後少しずつトライしていきたいと思います。今回のセミナーを通してきっかけを下さった中山先生に感謝致します。大変貴重な時間となりました。ありがとうございました。
歯科助手 3年目 竹内由紀
中山先生のセミナーでフロスの使い方を教えてもらいました。
助手にでもフロッシング指導ができるということでいま現在練習を少しずつ行っています。SRPも実際中山先生に行ってもらったのですが、歯石を取られる事が気持ちいいと思えた事が初めての事で感動しました。患者さんに語りかけるだけの治療ではなくて、語らせる治療を行ってくださいとも教えてくださいました。
短時間の時間で入社したばかりの私にでもよく理解できる内容の勉強会だったと思います。この貴重な勉強会の経験を実践にうつして自分にとっても患者さんにとっても出来る事の一つとしていきたいです。ありがとうございました。
歯科助手 1年目 山形 裕子
私が中山先生のセミナーを受けたのは、歯科医院に勤め初めて一週間とう時期で、何も分からない状態のときでしたので、正直少し不安がありました。
というのも、歯石をとるということは痛いというイメージが強くあったからです。
でも、セミナーが始まり見学させて頂いて、自分自身が患者さんになって体験してとても驚きました。
まったく痛くなかったんです。それどころか、とってもスッキリして気持ちよく、また歯石をとってほしいという気持ちになりました。
歯肉に入れる角度・動かし方、器具の状態、中山先生の話し方や緊張をあたえない雰囲気などにより、患者さんにとってストレスのない治療が受けられることを強く実感することができました。
今は私のできる範囲で、中山先生に教えて頂いたフロスを一生懸命に練習しています。
またお会いできる日を楽しみにしております。本当にありがとうございました。
歯科助手 1年目 山崎裕子
今回、中山先生を初めてお招きして院内セミナーを開催するにあたりまず驚いたことがありました。それは中山先生のお人柄です。セミナーが行われる数週間前に中山先生からお電話をいただき『もうすぐセミナーですね、何か困ったことや質問はありませんか?』
『お伺いすること楽しみにしております。』われわれ医院のスタッフの方が楽しみにしていることを中山先生も楽しんでもらえていたことに驚きと、身の引き締まるおもいがありました。1日という短い時間で先生の技術、考えを習得したいと思いました。
セミナーを行うにあたり、われわれがスタートしたばかりの医院であり、スタッフの技術が未熟であることが中山先生をがっかりさせてしまうのではないか?と不安に思いました。そんな不安も前日の夜に来院した中山先生の優しい対応で吹き飛びました。よる遅い時間に到着されたにもかかわらず、スタッフへのシャープニングを一生懸命に教えてくださる姿は、歯科という仕事が本当に好きなんだなと感じました。
翌日のセミナーは相互実習から始まりました。まだ歯石を探知することができないスタッフは先生の『見て』、『聞いて』、『触って』、と数時間の実習で歯石を探知できる喜びを感じていました。私も実際に先生のスケーリングを目の当たりにして自分の習ってきたスケーリングとの大きな違いを感じました。それは一言でいうと『スマート』とう表現なのでしょうか?歯石をガリガリと力を入れて除去していた私と、背筋のすっと伸びた先生の姿勢とスケーラーを持つ手先は繊細でした。それを一番感じていたのはまわりで見ているスタッフはもちろんですが、患者さんの表情が違いました。それぞれのスタッフが先生に口腔内を実際にスケーリングをしてもらい、自分の口の中で実際に感じることができたのは大きな収穫となったに違いありません。
午後には実際の患者さんを先生に診てもらいわれわれ歯科医の悩みを解消してくれました。というのは先生の診断のすばやさ、的確さです。すべての歯周病に罹患している歯が救えるわけではない事はわかっています。しかし先生の残せる歯と残せない歯の診断力とその後の患者さんへのやさしい説明は経験だけでは習得できないものでした。私もその後の臨床での対応に大きな変化をもたらしてくれるものになりました。
セミナー終了後には中山先生を囲んで懇親会を行い、楽しいひと時になりました。これからまだまだ成長の必要な医院ではありますが、それを理解してくださり非常にわかりやすい相互実習と、自らの経験をふんだんに盛り込んだセミナーは当院にとってかけがえのない機会となりました。
医療法人真稜会 後藤歯科医院
副院長 井上貴詞
千ヶ崎乙文 理事長
今回で2回目のセミナー受講になります。技術以前に中山先生のお人柄にスタッフ全員が引かれてしまいました。今回はとくに、相互実習に力を入れていただき、私自らも被験者となって中山先生のスケーリングを体験させていただきました。歯石を的確に探知し、除去する。これだけのことですが、至る所に配慮がなされていたのには、驚かされました。スタッフのすべてが、中山先生のタッチを経験し、勉強になったことは多かったと思います。今後も、定期的に巡回いただき、医院の成長を体感していきたいと思います。また、中山先生との夕食をふまえた懇談でも多くの得るものがありました。
今後ともよろしくお願いいたします。
三代英和 医師 (2年目 経験16年目)
あらためて、ルート・プレーニングにより、歯根面を滑沢にし、プラークコントロールすれば、歯周は改善し、そして、そのためには数多くの器具は必要なく、CK・6など、いくつかの器具でいかに効率よくつかい、いい結果をだすことが大切であり、それができるメインテナンスやそれを理解してくれる患者さんが数多くいることが、医院の真の実力となると思いました。
どれくらいが非外科的な処置で、どれくらいからオペが必要で抜歯しないといけないのはどのあたりかという、診断の判断や、それを見極める目がないと思いました。
自分でやってみるとこれでいいのか不安で、ルート・プレーニングのレストの位置や、左手の使い方をもう一度確認したいと思いました。
力を入れずに指先のセンサーを使い歯石を探知し、腕を使いしっかりと歯石を取り除く。そのためには切れる器具をつかい、そして、いいパフォーマンスを行うためには運動・睡眠等、常日頃から体調管理を怠らないという、まさにProfessionを肌で感じました。こちらの疑問をこちらのレベルに合わせてちゃんと打ち返してくれる姿にも、先生の人柄をかいなみ、「中山式歯周治療」とは、シンプル・イズ・ベストと声を大にして言いたいです。その驚異に少しだけふれることができ、また明日からの修練鍛錬を心に誓いました。
三輪浩之 医師 (5年目 経験5年目)
前回は5番のエキスプローラによる歯石の探知の仕方を学んだ。今回はポジショニングやスケーラーのあて方、力の加減、特に前腕部を意識してスケーラー操作を行う重要性がわかった。シャープニングに関しても自分の研いだものを評価してもらい、「切れますよ」と言ってもらうことが出来て自信にもなったと思う。
根分岐部病変に対する非外科的処置はどのように行っているのか?また、最初の患者さんのように抜歯を行う判断基準はどうしているのかについて歯周病専門医としての考え方を聞きたい。
テーラー1/2とCK6のシックルスケーラーはとても使い勝手があると思う。特に歯肉炎から軽度の歯周病であればほとんどの部位で対応することが出来るのでグレーシーよりも効率よくスケーリング出来ると思う。
今回は被験者になってみて実際に中山先生の器具のあて方、力の入れ方などを体験することが出来た。ほとんど痛みを感じることなく、かつポケット底付近まで確実に器具を挿入出来る熟練した技術の違いに驚きだった。ほとんどの症例で麻酔をかけることもないので患者にとっては不快症状を非常に軽減することが出来るのではないかと思った。
小沼秀子 歯科衛生士 (8年目 経験18年目)
中山先生の実技を間近で見ることができ、相互実習後にチェックと指導をして頂きました。驚いたことは、中山先生が除石する時は患者さんの体が大きく動くことです。力が入っていても患者さんには痛みがありません。2回のセミナーで教えて頂いたことを診療にいかしていきたいと思います。
柴崎静香 歯科衛生士 (6年目 経験20年目)
歯石除去の際、指先だけの運動で除去しているためテストスティックの使用も同じやり方をしていた→肘・腕を使ってきちんと操作する。
患者さんが歯石を取られている感覚を細かく感じ取っていた。先生との違いをいろいろ指摘して下さった→痛いと思うギリギリの深い場所に器具が到着している、微妙なところで器具が止まる。
歯石が取れたかどうか歯面に器具が適切に当たっている事などが患者さんにも分かるのだと患者役になって気付いた。
糸ようじの応用、不器用な人に対する指導法、歯間ブラシよりフロスが重要
歯石のつきやすい患者さんのメインテナンスの重要性
上記 理解出来ました。
先生のような高い目標に向かってコツコツ積み重ね、歯科衛生士としてのやりがい、仕事の楽しさを感じられる様になっていきたいと思います。高い目標を実際に体感できると迷うことなく安心して進んで行くことが出来ます。こうして受けた感動をまた忘れずに次回お会い出来る日を楽しみに日々を送っていきたいと思います。
郡司とし江 歯科衛生士 (4年目 経験21年目)
ほぼ毎日シャープニングしていましたが、十分に理解が出来ていなかったため切れ味が良かった時はラッキーでなかなか切れ味が十分でない時は時間ばかりかかってすっきりしませんでした。2月に教えて頂いてから段々とまた戻ってしまいましたが今回CK6、コロンビア13/14も含めまたご指導いただいてあて方を再度、理解できた気がします。また患者さんの多田さんは残石がみられてきれいにした歯面の感覚を忘れずに今後1本1本の歯を大事に丁寧にSRPしていこうと思いました。患者さんのことを考えてなるべく歯を残してあげたい、患者さんの気持ちに応えたいと思っていましたが、それは逆で細菌の感染源になるばかりか義歯を作成する際の顎提にも影響があるので駄目な歯は抜歯してきちんと義歯を作り咬み合わせを安定させることが患者さんのためだということがよく分かりました。
不器用でシャープニングが難しいです。今後の大きな課題です。中山先生に言われた様に練習して練習して、切れたらラッキーみたいな状態から抜け出せるよう頑張ります。また下顎や上顎の最後、臼歯の遠心のSRPがまだ自信がもてません。
毎回同じ1日なのに29日はあっという間の1日でした。2月に勉強した直後は意識していたのに段々と忘れかけたことがまた再認識できて良かったです。シャープニングに関して色々と聞くことができて良かったです。また臼歯部遠心のスケーラーの挿入方法や左手の使い方、器具の使い方とても勉強になりました。中山先生の施術を見たり、隣に居ていただいて指導してもらっている時は分かった気がするのですが居なくなってしまうと急に心細くなり不安になってしまいます。中山先生28,29日をありがとうございました。来年の2月を心待ちしております。
須長美紀 歯科衛生士 (6年目 経験6年目)
患者さんへの声かけによって自分自身の技術の向上や患者自身にも処置内容の理解、安心感を与えることが分かった。
今までの探針の操作が時々、歯面から離れることで痛みを与えていたので歯肉への挿入や動かし方に注意をしなければいけないことに気付いた。
CK6の使い方、操作の仕方で今まで間違った歯面のあて方をしていたことが分かった。今後、いかしたい。
実際に患者さんとのやりとりや口腔内(自分の)をSRPしてもらい、探針の挿入の感覚やスケーラーの当たった感じが体験できたことはとても勉強になりシャープニングも以前よりは自信を持てるようになってきた。充実した時間を過ごすことが出来たのでこれを忘れないよう日々にいかしたい。
岡野敦子 歯科衛生士 (5年目 経験5年目)
相互実習で患者さん側の感覚が分かった。歯面に当たらないと探知が出来ないし痛いだけである。今日、初めて先生に探知やSRPをやって頂いてとてもしっかり当たってくるのが分かった。
どうしても指や手首が動いてしまうので注意する。
前回、キュレットの研磨を教えていただいて、前より出来るようになったと思うので細くなったものの修正に挑戦する。
相互では特に問題なさそうだが、詳しく探ってみるとザラつく所があるもんだと体感できた。これを考えると今まで診てきた患者さんに不安を感じた。シャープニング、探知は練習とおっしゃっていたのでこの不安が減るように基本を丁寧にと改めて思った。先生の姿勢が仕事の時も食事の時も崩れないのですごいと思った。
佐川優子 歯科衛生士 (5年目 経験5年目)
中山先生に自分の口の中をやっていただいて、顎がきちんと固定されているので体が動くほど力を入れているのに全然痛みもなく、やってほしい所にスケーラーが当たっていた。
体の姿勢がおかしいことが分かり、手首の位置を注意しなくてはダメだということ。
前回習った内容が今回を通してさらに理解することが出来ました。まだスケーラーを指で動かしてしまう癖があるので体に負担がかからないように体を使って出来るようにしたいと思います。
北島明奈 歯科衛生士 (2年目 経験2年目)
シャープニングはキュレットの形を頭に描きながら行う必要があること。そして練習が必要だということが理解できた。 SRPは手の力ではなく、腕や肩を使って行うという感覚がまだつかめていない。 SRPやシャープニングは感覚を鍛えることが大切だと思った。刃先がいま、どこに当たっているのか、根面がどんな形態になっているか、など敏感に感じとって、それを患者さんと共有していくことによって、自分にもプラスになるし、患者さんへのモチベーションにもつながっていくと思った。そのためには、まだまだ訓練が必要なので頑張りたいと思う。
小林奈穂 研修医
シャープニングは元のスケーラーの形の相似な形に仕上げることが大切である。
シャープニング方法とSRPの実技について学べたことがとても役に立つと思いました。また、指や手ではなく腕全体を使うことで疲労が少なくなるというお話が役に立ちました。またフロスの使用法についてもためになりました。中山先生が患者さんと優しく会話しているのを実際に聞けて、自分がSRPをしている時はしていることで精一杯で声かけなど行えていなかった事に気付きました。また中山先生にSRPをして頂き、探知されている患者さんの感覚を知ることができ、とても勉強になりました。
飯島友美 受付 (3年目 経験3年目)
毎日、衛生士が患者さんに対し行っているSRPの大変さが分かった。(目に見えない歯石の探知、思った以上に力がいること、色々なスケーラーを使いわけ簡単に歯石は取れないこと)
今までフロスを通すと出血していた部位があり、その原因が歯石ということを教えてもらい、中山先生に取って頂きました。毎日、頑張ってフロスをしていてもガリガリと分かるくらいの歯石が付いていた事にとても驚きました。今までの自分のフロスのやり方を見直し、教えてもらったやり方で頑張ってみようと思います。
中山先生のSRPはとても驚くくらい奥にある歯石も探知し、ガリガリ音をたてて行っていましたが、痛みはありませんでした。その後もツルツルとした感触が自分でもわかり感激しました。今回、フロスの大切さも再認識が出来たのでSRPで来られた患者さんにもぜひ勧めてみようと思います。あと中山先生と患者さんとの会話も勉強になりました。患者さんが安心して話しをする様子がうかがえました。
海老澤布巳 受付助手 (3年目 経験3年目)
中山先生に除石してもらえましたが、全く痛みがないのでリラックスできすごいと思った。探知の仕方も全く痛くないし、除石の時も奥まで刃が入るのが分かるが、全然痛くないし歯石が取れていくことがすごく感じる事が分かった。また、見えない所の除石をする事は簡単な事ではないと分かったし、今回経験した事を患者さんへ伝えていこうと思った。
中山先生は患者さんに対して「大丈夫ですか?痛くないですか?」と常に声かけをしてコミュニケーションをとりながら除石している。また声のトーンとか、患者さんを安心させる雰囲気をお持ちなので、そういった所も見習いたいと思った。
多くの患者さんは「除石=痛い」というイメージを持っているが、中山先生の除石の仕方は全く痛みなくストレスフリーなので除石は痛くないと分かってもらえれば継続して来院してもらえるし、患者さんも健康になれるので良いと思った。
石塚恵美子 受付 (1年目 経験1年目)
衛生士さんが見えない歯石を取ることがどんなに大変なことか知ることが出来ました。今回、私も歯石除去を体験してとても難しくまた手が痛くなってしまい、毎日行っている衛生士さんは本当にすごいと思いました。また、中山先生にSCしてもらっていると痛くないギリギリの場所でスケーラーが入っていて、最初は緊張したけど、たくさんの事を学べました。
SRPの重要性や痛みがどのくらいあるのか、自分で出来る予防として何が出来るかなど患者さんに質問された時、自分がしてもらったことを参考にして話せるかなと思いました。
今回、初めて歯石除去を体験して、衛生士さんがこんなに大変な思いをしているとは思いませんでした。また、中山先生にとても優しくフロスの使い方を教えて頂いたのでこれからは自分でも家でやっていこうと思います。受付として患者さんにSRPの重要性を理解してもらうために何が出来るかこれから考えていこうと思います。
中山吉成先生 SRPセミナー 感想
奥山 洋実
中山先生のセミナーは今回が2回目の受講になります。前回のセミナーでは歯石の探知について重点的に教えていただきました。あれから1年、初期治療だけでなく、メインテナンスに入っている患者さんの口腔内も歯石の探知を心がけてきました。探知をしっかりすることで指先の感覚も鋭くなり、根面の粗造感を見つけることが以前よりできるようになったと感じています。さらに、探知を心がけることで歯石が残っていそうな「あやしいところ」を見つける、『歯肉を見る目』も養われたように思います。そして歯石がしっかり取れると歯肉の引き締まり方が違うということも感じています。「歯肉の色が変わった」、「膿が出なくなった」と変化を口にしてくださる患者さんもいました。そしてそういった体験は患者さんがメインテナンスを続けるモチベーションにもなっていると思います。
今回のセミナーでは、分岐部病変のSRPについて、適切なプロービング圧、根面を傷つけないキュレットの使い方を教えていただきました。メインテナンスでキュレットを使うにあたっては、根面を痩せさせないキュレットの使い方の熟練されていることが必要であると感じます。
今後、キュレットを使いこなしながら超音波スケーラーの良い所を活かすことで、よりよいメインテナンスが患者さんに提供できるのではないかと感じています。衛生士として道具を使いこなすと同時に、さらに道具の工夫や研究をしていく視点も必要なのではないかと思いました。
中山先生の温かいお人柄や高い技術に触れることは、衛生士として「まだまだ頑張るぞ!」というエネルギーになります。次に中山先生にお会いする時は、もっとレベルアップした衛生士になっていたいと思います。
2日半のハードなスケジュールをパワフルにセミナーしてくださいました中山先生、このような機会を作ってくれた院長に心より感謝いたします。
佐藤 美紀
「何かすごく楽しい!!」と、中山先生が発するいろんな言動に、すでにセミナー前日から魅了され、今回もワクワクしながら、2回目の受講となる、中山先生のセミナーをスタートすることができました。
中山先生のお話は、聞いている側の私の想像力を広げ、好奇心を掻き立て、自然な形でスーッと頭の中に入ってきて魅了し、吸収させてくれます。今回も、中山先生の人を自分の世界に導く力、人を引き付ける力に終始、魅了されっぱなしでした。
今回私は、前回と趣向を変え、中山先生の患者さんになって「技」を体感し、吸収しようとセミナーに臨みました。
この目論見は大正解でした。中山先生の一つ一つの動作や施術を、日々の自分と比較しながら、患者さんとして体感することで、前回とはまた違った角度から多くのことが見えてきました。患者さんへの安心感を与える話し方、施術中の配慮の仕方、触れ方、ハイレベルな技術とその確実性等、体感できた全ての事柄に嬉しさが込み上げてきました。私が今回患者さんとして感じたこの熱い思いを、今度は私が術者として、多くの患者さんに提供し、多くの人に健康をプレゼントし続けられるように、研鑽を積んでいきたいと強く思います。
またお会いできる日を楽しみにしています。本当にありがとうございました。
徳本 美佐子
2008年11月23、24日の2日間にわたり、中山先生のSRPセミナーが日吉歯科診療所で行われました。23日は昨年受講したスタッフ、24日は始めて受講するスタッフに分かれてカリキュラムが組まれたため、私は2日目のセミナーを受講しました。
昨年の今頃行われた1回目の中山先生のセミナーに参加を予定していましたが、主人の入院で参加できず、とても残念な思いをしていましたので、今回のセミナーをとても楽しみにしていました。
私は、30代のご夫婦で中等度に進行し、再SRP中の患者さんのご協力を得、特に歯石の探知を学びたいと思っていました。また、私自身の初期治療の進め方や、今後の展望、
キュレットの選択、その動かし方、また、中山先生のメインテナンスの流れを実際に拝見してみたいなど、学びたいことはあれやこれやととても多く、欲張りなスケジュールになってしまいました。
また、私自身メインテナンスやSRPを自費で行うことはできないかと模索しているところであるため、アメリカの歯周病専門医の、それも非外科的に行っている中山先生の施術を実際に体感できたことは、とても有意義なことでした。
まず、中山先生のメインテナンスを、スタッフを患者さんに見立て、実際に見せていただきました。中山先生はとても柔和で、ユーモアがあり、初めての患者さんにも緊張感を与えない雰囲気を醸しだしていました。こんな雰囲気の中でなら、気持ちよくメインテナンスが受けられるだろうと想像させるものでした。
審査では、プロービングをしながら、咬耗、WSD、歯肉の状態、プラークコントロールの状態など、同時に審査し、その後頬の筋肉の状態や、顎関節、軽い打診時のわずかな音の違いで、健全歯か何か問題を持った歯かを審査すると言うことでした。木琴をたたいたときのようにそれぞれの歯牙が違った音を出し、今の状態を訴えているようで、興味深く拝見しました。
その後、歯石の探知をする場合は、患者さんにもその音や触感を一緒に感じてもらい、ここは音が違いますか?ここはどう感じますか?などと声がけしながら、歯石のあるなしを患者さんから教えてもらっていると思わせながら、実は患者教育をし、最終的には中山先生のペースに引き込んでいくようにかんじました。
私も中山先生の施術を体感してみたいと思い、探知していただき、左上6番近心にあるわずかな歯石を除去していただきました。
先生のSRPはとても楽に行っていらっしゃるように見えましたが、想像していたよりも、強い力で、ストローク数も多く、セメント質をなるべく残すということに神経質になっていた私のSRPは、今までアンダートリートメントだったのかもしれないと思いました。
午後からは、実際の患者さんで、実習を行いました。
患者さん自身、中山先生に診ていただけることをとても楽しみにしていました。
まず、私が歯石の探知を行い、その後中山先生に探知していただき、私の探知が正しいものかを確認していただきました。私は探知にWHOの軽い、細いプローブを使っていますが、やはり使い慣れたこのプローブが探知しやすく、探知に関してはまずまず、できていると感じました。その後、実際に患者さんの口腔内での施術を教えていただき、中山先生がなさった後、教えていたように自分でやってみるという形で、実習させていただきました。なんといっても、患者さんに歯石を探知しているときの感触をまず教え、その後は、一緒に探知していくというやり方は今まで受けたことのないもので、SRPに自信がなければ、できないものだと思いました。患者さん自身が、あんなに自分の歯面を敏感に感じ取っているということが驚きでした。
次回患者さんにお会いできる日がとても楽しみです。実際に体験した患者さんからも感想を伺い、中山先生と私の違いを患者さんからも教えていただきたいと思っています。
また、歯肉の直り具合も楽しみです。
咬合のこと、全身疾患のこと、顎関節や筋肉のこと、歯牙一本一本の小さな変化を見逃さないための知識と感性、患者さんをリラックスさせられる話術、etc。
まだまだ学ぶことが多いと感じたあっという間の1日でした。
村岡 文
今回、中山先生セミナー2回目の受講となりました。
前回教わったことをいかして臨床に望んでいたつもりでしたが、基本的なキュレット、エキスプローラーの把持法、動かし方の悪い癖が身についてしまっていて、初日から再指導を受けることとなりました。悪い癖を自覚し、正しい方法に修正して自分の身体に余計な負担をかけないよう効率よく仕事ができるようにしていこうと思います。
今回新しく学んだことは、プロービングしてもらうことが気持ちいいという新たな発見ができたことです。歯面に沿わせてプローブを操作しているためか、歯肉に突き刺さるような痛みが感じられず、逆に歯肉溝内をマッサージしているかのような気持ちよさを味わえました。
先生と自分のテクニックの違いを知るために、第三者評価してもらうと、歯肉溝底までプローブが入っていないことと、歯面に沿わせて移動させるウオーキング法がいまいちできていないことがわかりました。そして、一番の違いは、“関節が硬い”ということでした。常に握りこむような作業をしているため、関節が硬くなり、そうなると疲労が溜まりやすく、細かい感覚も感じにくくなるので、手を開いて力を抜く動作を心がけることが大切であることを教わりました。
二つ目に学んだことは、患者さんを思って“やめなさい、やりなさい”と指導しても“やめない、やらない”という心理が働くことです。
前回のセミナーで診て頂いた患者さんが、HYSを訴えられていてそのことを先生に相談したところ、再度来院してもらい診て貰えることになりました。先生と患者さんのやり取りを横で見ていて感じたことは、中山先生は患者さんに気付いてもらえる指導をしていることです。患者さんとコミュニケーションをとりながら、患者さんの普段何気なく行っている癖や習慣を聞きだし、それを分析し、専門的な立場からアドバイスする。自分のことを親身になって診てくれ、さらに専門的なアドバイスをしてもらうと患者さんの目の色が変り、アドバイスを素直に聞き入れやすい状態になっていくのだと感じました。こちらから、“やめなさい、やりなさい”と指導しても“やめない、やらない”。違う視点で、患者さん自身に気づかせられるような指導テクニックを身につけていかなければならないと思いました。
最後に、10代の歯石の取り残しが、将来歯石の足がかりとなることです。私の担当している患者さんは10代から20代と若い世代が多いので、このことは非常に重要な課題です。特にCEJ、コンタクト直下などの歯石の取り残しはあってはならないということを肝に銘じて診療に当たらなければならないと思いました。
今回のセミナーも大変有意義な体験ができ、今後さらに努力を重ねDHの仕事を極めていきたいと思いました。まずは、悪い癖を正しい方法に修正し、もっと多くの知識を身につけたいと思います。
このような時間を与えてくれた中山先生、院長に大変感謝しております。どうもありがとうございました。
池田舞未子
私自身、今までDH業務を行った経験が少なく、まだまだ全てのことにおいてぎこちなく行っているといった感じです。そんな中、今回中山先生のセミナーを受講させていただく機会を与えていただき、本当に嬉しく思いました。
セミナーを見学していて最初に感じたことは、中山先生は難しいことを簡単に行っているということでした。プロ-ビングから探知、SRPにおいて、見学しているとすごく簡単そうに行っているように感じました。
しかし、実際に患者役になり中山先生の施術を受けてみると、そうではないことに気づかされました。プローブ・探針の挿入の仕方、力加減、声をかけながら患者さんと一緒に行っていくこと、SRP時の力の入れ方等、その都度の施術に適した力加減を使い分けていることがよく分かりました。そして、見学していたのと体験したのとで1番に違ったと感じたことは、SRP時の力の入れ方でした。患者の体が震度2ほど揺れる位の物凄い力のかけ方でした。歯石を除去するにはそれだけの力が必要だということです。しかし、それだけの力が入っていても歯肉の痛みや、歯石を除去されている時の痛みが全くといってありませんでした。また、施術中も口唇等にも器具が触れることのないように、左手でしっかり排除を行うという配慮も忘れてはいませんでした。
逆に自分が術者側になると、プロ-ビングや探知の挿入の仕方や動かし方、指先に感じることの難しさを思い知らされることになりました。中山先生が行うと簡単そうに見えただけで、本当は物凄く難しいことだと改めて実感させられました。
経験の浅い私にとって、術者側と患者側の両方を体験できたことは、これからとても役に立つ良い経験でした。ポケット底や歯石のついているザラザラ感、歯石のついていないツルツル感を患者さんに問いかけ、一緒に感じながら施術していくことを、ぜひ参考にしていきたいと思いました。患者さん自身が、歯石がそこについていると感じ取れることはモチベーションにもなり、歯石をとってほしいという気持ちになるはずです。除去後は歯石のとれた後のツルツル感も倍増して感じ取れ、気持ち良さをきっと実感できると思います。
また、今回、健康な歯肉の方でも動揺があることを聞き驚きました。咬合の強さ、歯軋り、噛みしめ等の影響があるそうです。こういったわずかな口腔内外の変化にもしっかり気づくことのできる五感も養いたいと思いました。
中山先生からおっしゃっていただいた、まずは探知をしっかり行えるように努力していきたいです。なにより患者さんのためになるように。
今回、中山先生のセミナーを受講できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。この気持ち、感じたことを忘れずに日々の診療にあたっていきたいと思います。また、お会いできる日を楽しみにしています。本当にありがとうございました。
土門志穂
念願叶ってセミナーを受講することができました。
前日から中山先生の施術の仕方、使用している器具、器具の選択方法、患者さんへの声がけ、探知の方法など、聞きたいこと、実際に自分の目で確かめたいこと、感じたいことが沢山ありました。
午前中はDH小川の口腔内を実際に施術したのですが、健康で定期的にメインテナンスを受けていても、中山先生が根面を探知した状況だと一層粗造な面がありました。そしてキュレットで一歯に10~15分ぐらいかけて丁寧にバイオフィルムを破壊していました。
超音波だけでメインテナンスをしていても、やはり年1回ぐらいは、キュレットを使用しメインテナンスをしないと、メインテナンスの効果は下がってしまうのかなと思いました。
しかし、やりすぎは根面のオバートリートメントにも繋がると思います。中山先生がおしゃっていた根面の状況を確認しながら、キュレットと圧と強さを加減するということがとても大切な事ではないかと思いました。
午後からは自分が担当してメインテナンスを行っている患者さんを診てもらいました。
中山先生に診てもらう事が決まってから、患者さんも私も中山先生にお会いして、施術して貰う事をとても楽しみにしていました。
実際に見て思ったことは患者さんへのタッチの仕方、声のかけ方、自分は歯石を取ることに一生懸命になると、ついとる事だけに集中して無口になっていたと思いました。
中山先生は歯石の付き具合、ざらつき、根面の滑沢感は患者さんが良く分かるのだから、患者さんに取れてきましたか?どうですか?と声がけをしながらすると良いと教えて頂きました。早速次の日から実行しています。
そして患者さんに中山先生と私の違いを聞いてみましたら、中山先生に施術してもらうと、患者さんが自分でも歯の形が良く分かるし、ストロークも大きくて歯面全体で取られているし、色々な方向から器具が当たっていて、歯の形が見えているようだと言っていました。私が施術するとストロークが小さくて、歯面全体で取られている感じがしないということでした。
探知については少し歯面に圧をかけると患者さんもそこに引っかかりや粗造な面が分かるという事でした。根面の探知が出来ないということは歯石の除去の出来もないし、歯石も取れているかも分からないし、根面の状態も分からないという事でした。
中山先生が探針を使って実際に探知しているところを、触らせてもらい、歯石が取れる前の根面と歯石が取れた後の根面の状態を確認することが出来たので、自分でも歯石が取れた根面の状態がこういうものだと理解できたのでとても良かったと思いました。
これから日吉歯科ではメインテナンスをしていた患者さんを初診に戻して、もう一度SRPをすることになりました。これを機にもう一度自分の担当している患者さんの全身の状況、咬合の状態、歯石の取り残しはないかきちんと確認し除石していきたいと思います
先生の暖かいお人柄と高度な技術にふれることができた貴重な一日でした。本当にありがとうございました。明日からの臨床に生かせるように頑張りたいと思います。
前田 奈美
1年前に行われた中山先生のセミナーでは、それまで不確かだった探知を確かなものにすることができました。それを生かし、この1年間は特に探知にこだわってSRPやメインテナンスをしてきました。しかしその中で、もうひとつの壁にぶち当たったのが分岐部へのアプローチの仕方や器具の選択方法でした。人それぞれ形態が違う複雑な分岐部をどのように探知したらいいのかも自分の中で混乱している部分がありました。そのようなこともあり、今回のセミナーでは分岐部の探知とアプローチ方法、使用器具の選択方法を聞く機会といただきました。分岐部用の探針を用いた細かな指の動きとともに、キュレットで根面に触れるときの力加減や指先の感覚を鋭くすることの大切さを学びました。
今回のセミナー中に中山先生に何度も指摘されたのが、キュレットを動かすときに指でストロークする癖。いままで習慣になっていた癖を改善させるということはなかなか難しいことですが、それを改善しないと自分の体の負担が大きくなってしまうことや、中山先生のようなやわらかなタッチでの探知や患者さんに触れるということがうまくできなくなるということもあるので、それが今後の課題になりました。
そして、中山先生の施術を受けた人皆が言っていたことが「触れられているときの感触がやさしく、安心感がある」ということです。この、「安心感」というのはとても大切だと思います。今まで患者さんに触れてきた中で、自然と安心感と与えていたかどうかというと少し自信がありません。口の中を触られた瞬間に患者さんに安心を与えられるようになれるように、日々意識していきたいと思います。
質問コーナーでは「喫煙者に対する禁煙指導について」聞きました。
たばこは薬物(シンナーや麻薬)と同じで、本人はやめたいと思っていてもやめられないもの。それを無理にやめさせようとしても絶対にやめないので、「今は禁煙するための治療も保険が利くようになったのですよ。」などと情報を流して、専門家に任せるのもひとつの手だということを知りました。ただし本人にその気持ちがなければ意味がないので、長期間のメインテナンスを行いながら、経過を見守っていくのも大切ということがわかりました。あんまり「禁煙」ということばを投げかけて、患者さんがメインテナンスに応じなくなったら元も子もありません。ある意味、喫煙者も糖尿病などの同じようにひとつの歯周病リスクの病としても受け入れる気持ちが必要なのかもしれません。喫煙者へ対する思いがすこし変わりました。喫煙しているからといってすぐに「やめましょう。」と言ったり、非難するのではなく、それを受け入れながら患者さんの状況に合わせた禁煙方法の知識を身に付けていきたいと思いました。
冨塚 久美
今回のセミナーはアメリカにおける歯周病専門医の職人技を体感できた2日間でした。
中山先生の施術を見学して感じたのは、探知、音の聞き分け、力のコントロールです。
プローブを使用し、知覚過敏の有無、カリエスの有無、根形態、歯石沈着部位、痛み
に対する感じ方など沢山の情報を得ながら歯周ポケットの測定を行い、その後に
キュレットと同じ形態をしているエキスプローラにて根形態、歯石沈着と歯石の特徴、
どこにどのキュレットを使用するかなど情報を確実なものとする。そして
スケーリング、ルートプレーニング時にはインプットされた情報をもとに施術根面を
イメージしながらインスツルメントの刃先に神経を集中させ、根面に必要以上の負荷
をかけないように力をコントロールし、音を聞きわけリズムカルに施術する。
全ての知識、技術が熟知しているからこそできる、まねして出来る事ではないと感じ
ました。
又、中山先生はインスツルメントをとても大事に使用していらっしゃり、技工のディバイスで測定すればおそらく0,1ミリ程度の刃幅のキュレットにエッジをつけ使用用途を考えており、これもまた職人技だと思いました。
私自身、もっと探知から沢山の情報を得て質の高い技術を患者さんに提供するよう努力したいと思いまいた。
ハードな2日間にもかかわらず、最後までやさしい笑顔で指導して頂き本当にありがとうございました。
佐藤 田枝
日吉歯科に勤務して間もない20数年前、1度中山先生の歯周治療を間近で見学する機会がありました。当時の私は、経験も少なく、私が知っているそれまでの歯周治療と日吉歯科におけるそれとの違いに驚くばかりという状態でした。ですから、先輩の衛生士が質問する内容も、いま一つ自分の疑問質問として捉えられる状況ではなかったように思われます。
今回は、本当に自分の実になりました。
まずは、自分の体を労りまがら疲労を極力抑えられるポジショニングやストロークを心がけている点です。長年一線でこの仕事をやってこられたのは、体調管理はもとより、身体の部分部分に負担をかけないようにやってこられたからだと思いました。
同じプロービングでも、痛みを伴うものとそうでないものがあるのは、インスツルメント先端が沿っているかいないかだということも、長年、頭では十分理解していたつもりでした。今回実地指導を受けて、私たちが行う処置すべてに通じることだと実感しました。
私個人的には、中山先生のようには、CK-6多用しないので、あのようにゴッツイ印象のものを用いても、患者さんの歯肉を傷つけることがないということには、正直驚きました。また、患者さんの身体が、震度2程度に揺れても、手元には力が入っていないということにも驚きました。
与えられた素晴らしい環境の下で、今回学んだことを活かし、日吉歯科の衛生士としてより精度の高い技術と知識を提供できるように努力していきたいと考えています。
本当に勉強になりました。ありがとうございました。
太田 久美
二日間にわたり、いろいろありがとうございました。今回の実習で、中山先生に自分の患者を見て頂いて、先生から私にバトンタッチしたときに患者さんから「中山先生と触られた感じがちがう、遠慮せずがっちりやってもらったほうがいい。」と言われ、少しショックでしたが、その違いが何かしっかり習得し、今度は、違うといわれないようにしたいと思いました。中山先生がプーロービングするときや、微細な歯石も見逃さないエキスプローリングするときの、繊細なタッチ、そして、キュレットを使うときに力をうまくコントロールして、必要以上に根面に負荷を与えない力の加減のみごとさや、患者に歯石の付き具合や、歯石が取れて行く感覚を解らせながら進めること、患者をリラックスさせながら、進める事など、参考になることがたくさんありました。先生の使い慣れて様々に細くなったキュレットを見せて頂いたとき、先生の歯周病専門医としての歴史を感じました。先生がおっしゃっていたように、わたしも細くなったキュレットを自分が使いやすいように形を整え使っています。ハードスケジュールにもかかわらず、終始穏やかに、すべての患者さんに丁寧に対応されていたことも心に残りました。技術的な事に留まらず、暖かいお人柄から、とても楽しくそして、充実した勉強会に参加できた事を幸せに思います。本当にありがとうございました。
小川 敦子
熊谷先生より今回のセミナーのお話をいただいてから、歯周病専門医としての中山先生が長い間培われてきた臨床のノウハウや実際の術式等ご指導いただけるこの機会をとても楽しみにしておりました。 私は二日目の受講でありましたが、休憩もそこそこに丸一日ご指導いただきました事本当に有難く感謝申し上げます。さぞお疲れだった事でしょう。
思えば歯周治療に携わる事になって早いものでもう20年が過ぎ、私なりに患者さんとの信頼関係を築きながら楽しく日々の仕事ができていると思っております。今回のセミナーでは、幸いにも私自身が患者の立場となり先生のS.R.Pを体験でき、術中におけるインスツルメントのタッチや患者への配慮、またセミナーで繰り返し強調されていた“探知する”事の重要性とそこから得られる情報量の多さなどたくさんの事を学ばせて頂きました。
S.R.Pにおいても、私達が日常の臨床で行っている“患者さん自身が自己免疫力で抑え
られるような細菌量とし、歯周病を再発・進行させない為のメインテナンスである事”は勿論、徹底した歯石除去と根面の滑沢性の追求という専門医ならでわのすばらしい技術とこだわりを見せていただきました。
今の私達の現状は “保険診療”という枠の中で、患者さんの利益に結びつくようなやさしい治療となるよう心掛けているわけですが、今回のセミナーでいただいたエッセンスをプラスして毎日の臨床がさらに向上したものとなる様に役立てて行きたいと考えております。
ゆっくりされる間もなく、次のセミナーがおありだったようです。
寒さに向かうこの季節、くれぐれもお身体ご自愛下さい。
またお会いできる日を楽しみにしております。
CK-6,テーラー2/3(鎌形スケーラー)の取り扱いについて
中山吉成
ヒューフレディ社のカタログによれば、CK−6およびテーラ−2/3は共にシックルタイプ(鎌形)として分類されています。両刃で両頭のユニバーサル・スケーラーです。
ハンドルの選択も好みにより数種類あります。通常の鎌形と違い、シャンクに角度がついており、歯間部の除石に適しています。器具の把持とフィンガーレストは他の器具と同じ要領で行います。一般的なシャンクが真っすぐな鎌形スケーラーは歯肉縁上の除石に使われますが、シャンクに角度がついているCK−6およびテーラ−2/3は歯肉縁上と縁下に使えます。接触点直下の除石に関してはキュレットよりも有効です。
研磨はその断面が逆三角形なので、三角形の側辺に合わせて砥石をまっすぐに当てて滑らせるようにして刃をつけます。刃の付け根の方の太い部分と先端部の細い部分とに分けて砥石の当て方を変えます。
CK−6長所;堅固につくられており、破折することは極めて稀です。刃こぼれも少なく、長持ちします。隣接面だけでなく、頬側と舌即にも適用出来ます。歯間部にこの器具が挟まれることもありません。
CK-6短所;大型の器具なので口唇や、頬粘膜および歯肉を傷つけ易いことです。根面にも傷付け易いので、注意が必要です。
使い方の要領;初期治療、メンテナンスの場合、多量の歯石沈着物の除去に際して最初に使い、おおざっぱな除石を行い、引き続いてテーラ−2/3、グレーシーのキュレットを使用します。歯間部のエナメル質に当てる場合には大きな力を掛けても大丈夫ですが、根面に当てる場合には根面に傷を付けないように軽い圧で、慎重に使います。この器具に習熟するまではあまり力任せに乱暴な使用をしないようにします。
*詳しくはヒューレディー社のカタログをご覧下さい。
兼本奈津美
中山先生のセミナーがあると聞いて最初はとても緊張していました。SRPもしたことないし、なにもわからない状態だったので不安だらけだったというのが正直な気持ちでした。
でも、中山先生が優しく丁寧に教えてくれて、歯石がついているかどうかとか歯石がとれたかどうかもわからなかった私が、歯石がある感触と歯石がとれた後の感触が初めてわかりました。中山先生が教えてくれて、はじめて歯石の感触がわかって、私はこのことがすごくうれしかったしSRPが楽しいと思いました。またぜひ中山先生のセミナーを受けたいと心から思いました。中山先生本当にありがとうございました。次またセミナー受けられる日を楽しみにしています。
戸島絢子
今回は中山先生のセミナーを受講して本当に良かったと思います。
SRPは目には見えないところの歯石を取っていくわけですから普段から色々な疑問や悩みを持っていました。ですが、先生に教えていただいたことでシャープ二ングにしてもインスツルメントの選択にしても自分の中の固定概念が自分自身を悩ませていたんだと気付きました。また、相互実習でも先生が冗談を言いながら楽しく歯石の探知の仕方、手の動かし方、フロスの使い方、患者さんとのコミュニケーションのとり方などを教えてくれました。自分の感覚だけでなく患者さんの感覚も磨くということは大きな発見となりました。
まだまだ先生のようにはいきませんが今度先生に来ていただけるときまでに少しでも成長してお会いしたいなあと思います。ありがとうございました。
山田沙由梨
DHになって、SRPをほとんどしたことがなかったのでこのセミナーでの私の課題は、まず歯石を探知することでした。今まで歯石の探知には、プローベか普通の探針を使うと思っていたけど、中山先生に教えてもらった5番の探針を実際に使ってみて、「ここに歯石がある、ザラザラしている」という感覚をしっかり知ることができました。以前より、歯石があるという感覚が解ったので、すごく5番の探針を使うのがおもしろかったです。これからどんどん使っていって、もっと感覚をつかんでいきたいと思います。
また、このあたりまでスケーラーを入れても痛みがないとか、実際に患者さんの立場になることができたので良かったです。
今回のセミナーが、今までのいろいろなセミナーのなかで一番楽しかったし、SRPや歯石の探知にさらに興味をもちました。
最初、中山先生はどんな人だろうと少し緊張していたけど、すごく優しくて最後の涙には感動しました。また来年帰国したときには、是非教えにきてもらいたいです。
松尾早紀
「また、来てください。」
中山先生が30年余り積んできたポイントを絶対に忘れない言葉に変えてアドバイスをし、シンプルな指導で混乱する事なく受講することができました。また、温故知新というのか、このままでいい知識、今から改めるべき知識への確信がつきうれしい気持ちになりました。私たちは、患者さんのモチベーションを支えることでさえ苦労しますが、歯科衛生士のモチベーションを引き上げていく先生の心(考え方)がとても温かく感じました。
赤栩美穂
私は、正直、SRPが苦手です。座る位置や、使う器具、当て方や動かし方・・・・。勉強したいのは、やまやまですが、聞けば聞くほど、わからなくなるからです。でも、今回のセミナーは今までの不安がふっとんだ2日間となりました。中山先生セミナーは、優しさと思いやりがあり、DHとしてのあり方も考えさせられました。お話をすればするほど、すばらしい方に実際にお会いできたことに感動し、セミナーを開いてくれた院長に心から感謝をしていました。
また、MTMを進めながら、地域の住民の健康を守り育てるチームであること。その仲間が、日本中にいること・・・。講師でおこしいただいている、多くの先生方が、さらにチームの絆を結んでまわってくださっているように感じました。これからも、自分の仕事に誇りを持ち、がんばっていきたいと思います。2日間で学んだことは、DH人生の転機になりました。
大久保弘恵
中山先生のセミナーを受講して、今までSRPをしていたのは…と思いました。
ポケット内を探ってもひっかかりがないけどポケットが残ったままだったり、出血したり。
健康な歯肉の人も縁下歯石があるということを実習で感じました。
さっそく次の日にNo,5の探針を使い、縁下を探ってみると細かくザラザラしたのを感じとることができました。
いままでは細くなってしまったキュレットは使えないものだと思っていましたが細くなったものの形を整えて使用するとまだまだ使用できるし、細かい歯石も感じとれるということがわかりました。
つい、手首や指から動かしてしまい「あっ!」と思って動かないように気をつけるようにしていますが慣れるまで時間がかかりそうです。
楽しみにしていた中山先生のセミナーを受講することができとても貴重な時間だったと思います。こらからも教えていただいたことを生かすことができるようにがんばります。
ほんとうにありがとうございました。寒くなりましたのでお身体気をつけてください。
藤本恵奈
中山先生のセミナーを受けて、一番心に残っていることは、患者さんにも感じてもらうということです。患者さんが口の中に敏感になり、歯石がどこにどのくらい付いているかがわかるようになるという話を聞いた時、本当にそんなことが可能なのかと半信半疑でした。しかし、中山先生の歯石探知の仕方、声かけの仕方を見せていただき、実際に相互実習をしてみて、可能なことなのだと感じることができました。
普段のSRPの時は、「痛くないですか?」と痛みの確認のみをしています。歯石探知時に声かけをするということ、どんな感じがするのかをその人の言葉で答えてもらうということは、考えてもみなかったですし、私にとって、とても新鮮な行為でした。
これから、少しずつでも声かけをしながら歯石の探知、SRPをしていき、患者さんと一緒に歯石などを感じとれるようになりたいと思っています。
また、今回相互実習をすることによって、少しですが、患者さんの気持ちを知ることができました。このような経験も大切だなと感じました。
貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。
濱田千聡
中山先生の講義を受けるまで、私はSRPをすることが不安で不安で溜まりませんでした。というのも、TEKやImpは形があって、それを診て評価できますが、SRPは診て評価することが難しく自分の触診だけで判断しなければならないことが多々あるからです。だから、私は自信を持ってSRPができましたと言えた事がありません。中山先生の実習を受けて少しでも何かが変わったら、と思い今回の機会を本当に楽しみにしていました。
実際、触診にしてもSRPにしても新たに発見することがたくさんあって凄く勉強になりました。私は凄い先生から教えてもらったんだと自信を持ってこの方法でSRPができます。
これからは、不安に思いながらSRPをするのではなく多少の自信を持って患者さんに接していこうと思います。ありがとうございました。
ひるま矯正歯科副院長 矯正歯科担当医 晝間康明
ひるま矯正歯科は,1978年に矯正歯科専門医院として開業し,今年(2008年)で30年になります。私はこのひるま矯正歯科を継承する立場にあります。
これまでの経験から歯を動かす矯正治療においては患者さんに自信を持って接する事が出来ましたが,動かす歯をう蝕や歯周病から守る事は患者さん任せで自信を持っているとは言えない診療体制でした。
そこで,私たちは将来の医院継承とともに歯をう蝕と歯周病から守り真の患者利益を提供できる矯正歯科医院に変わるため,熊谷先生を師事しました。そして矯正歯科治療開始前からMTMによるう蝕と歯周病予防プログラムを実行する事で,う蝕や歯周病を発症させずに(最小限にコントロールし)矯正治療を進める事が可能となり健康で美しい歯並びを提供できるようになってきました。
しかし,歯周病の重症なケースに対しては初期治療に時間がかかり過ぎたり,矯正治療開始後に炎症が再発したり,治療後に部分的な深いポケットを残してしまうなど,まだまだ不安が残る状況です。この様な問題点は把握しているものの,具体的な改善策が見つからず苦しんでいた所に中山先生のセミナーを受講する機会を頂きました。
そんな私が中山先生のセミナーを受けた率直な感想は
「スッキリさせていただいた」です。
中山先生に症例や診療システムを見ていただいた事で,私たちが行なっている歯周病を予防するための診療体制や方向性に問題は無いと確信できたものの,まだまだ詰めが甘いと言うことがわかりました。
つまり,歯周病の原因となる細菌の付着を助長したり上皮性の付着を阻害したりする歯周ポケット底部の歯根表面に付着する僅かな歯石を探知できず除去できていない事が原因であると理解できました。
そして,詰めの甘さを解消する方法として,ポケット底部まで届くスケーラーの作り方や選び方,シャープニングの方法,歯石の探知の方法,患者さんとのコミュニケーションの方法が理解できてスッキリさせていただく事が出来ました。
さらに,私自身も患者として中山先生にスケーリングをしていただきました。わたしは,フロスを行なっても出血せず,妻(歯科医師)にスケーリングをしてもらっても特に歯石は見つからない状況だったのですが,中山先生に探知していただくとポケット底部に細かい歯石が探知され,スケーリングをしていただくと出血とともに細かい歯石が除去されました。
そんな細かい歯石でも中山先生にスケーリングしていただいた後の爽快感は,これまで感じた事のない格別のものでした。歯石のついていない歯面はノンワックスのフロスがこんなにもツルツルと滑るのかと驚き,本当のスケーリングはこんなにも気持ちの良いもので劇的に口の中がスッキリすると言う事を理解でき,私自身の頭もスッキリさせていただきました。
中山先生のセミナー二日間を通して本当に貴重な体験と学習をさせていただきました。来年は先生に御指導頂いた知識や技術を毎日の臨床で実践し,患者さんの健康に貢献しより成長したひるま矯正歯科を見て頂きたいと思います。
来年もよろしくお願い致します。
この場をお借りし,すでに中山先生のセミナーを受講され中山先生の著書を快く複製していただいた久保先生に心より感謝致します。
最後に,中山先生のセミナーを受講する機会を与えて下さった熊谷先生に心より感謝致します。
前日の器具確認,シャープニング実習
スケーリング実習
セミナー後の記念撮影,中山先生とひるま矯正歯科スタッフ(セルフタイマー間に合わず)
一般歯科治療担当医 晝間直未
11月4日に待ちに待った中山先生の講習を受けることが出来ました。
先生に初めてお会いしたのは酒田で行われたオーラルフィジシャンチームミーティングで,先生の講習を受けた医院の感想も沢山聞かせていただくことが出来ました。
皆さんがとても感動した様子で早く当院の順番が来ないかと心待ちしておりました。
先生は,全国の歯科医院を飛び回りお疲れのはずなのに,その疲れを全くお顔に出されずとても丁寧に教えてくださいました。
実習は,とてもシンプルで歯面に付着した細かな(厚みの無い)歯石をいかに残さず徹底的に落とすかというものでした。
前日にまず先生の大量のスケーラーを見せていただきました。種類別に分類され,すべてが先生の使い易いように研磨されていました。
それぞれが歯の形態に合うように研磨されたスケーラーは,私のスケーラーとは全く異なるものでした。
また,実際先生に自分の歯をスケーリングしていただき施術の素晴らしさを体感することができました。
施術中,先生は患者である私に色々と話しかけてくださり,痛みや今どこの部分のスケーリングをしていて状態はどうなのか?ということを教えてくださいました。
このようにしていただくと口腔内の状態が手に取るように感じ取れ,きれいになった歯面をイメージしながらとても楽しい時間でした。
帰宅後,先生にスケーリングをして頂いた歯面に再度歯石の沈着のないように今まで以上にフロスを徹底的に行いました。
また,先生のスケーリングが見たい!先生に教えて頂きたい!というが気持ちが日に日に強くなり,来年また先生に教えていただくのが楽しみです。
その時には,少し上達した姿を見て頂けるように日々努力いたします。
本当にありがとうございました。
中山先生,お体に気をつけていつまでも元気でいてください。
矯正歯科担当医 松原大樹
今回のセミナーを受講して,多くのことを学びました。
まず道具の重要性。中山先生が実際にお使いになっているキュレットを見せていただき,細さと鋭さに驚きました。切れないキュレットではSRPをおこなっても歯石は取れないため,道具の形や大きさなど自分でシャープニングを行い鋭いキュレットを作っていくことで歯石を取ることが可能になると思いました。
次に技術。実際に探知やSRPを行っている先生の短針や腕などを触らせていただき,歯石の有無の感覚や力の入れ方,腕の動かし方などを体感させていただきました。さらに実際に私の口腔内でも探知を行なっていただき,患者さんの立場も経験しました。痛みもほとんどなく,歯石が取れていることが実感できるSRPでした。
そして患者さんとのコミュニケーション。SRPを行いながら患者さんとコミュニケーションをとり,患者さん自身にも歯石があること,さらに歯石がなくなったことを感じることができるため,今後のメンテナンスへのモチベーションが上がることにつながるのではないかと思いました。
大変有意義で勉強になりました。
衛生士 品質管理責任者 鬼塚早希
今までの私は2㎜や3㎜のポケットは健康な歯肉だと思い込み,出血や深いポケットのような目で見える症状にばかり注目していました。
でも改めて歯石探知の方法を学び,私自身,また健康だと思っていた人でも縁下歯石がついていた事,そしてなによりも,ひとつ方法を教わっただけでこんなにも指先で感じるものが違うんだという事にとても驚きました。
中山先生の手に触れ,感じた事,まだまだ全てを吸収できたわけではありませんが,シャープニングやスケーリングに対して今まで持っていた苦手意識をなくし,患者さんと一緒にスケーリングの効果を実感していきたいと思います。
衛生士 千田幸恵
歯石探知用の探針を初めて見た時に
「どのように使うのかな?自分に使いこなせるのかな?」と思いました。
よくわからない器具だったので,この探針の注文を少なめにしていました。
中山先生に探針の使い方を教わってからは歯石の探知が楽しくなっていました。なので,この器具を増やしていかなければいけないと感じました。探針の使い方以外にもスケーラーの使い方とメンテの仕方,患者さんに対しての細かい配慮など,普段忘れがちな部分を気付かされました。
次に来て頂く時までには自信を持って症例発表できるようにしたいと思いました。
衛生士 金子文恵
中山先生のセミナーは,スケーラーのシャープニングの角度やフロスの動かし方,探知の仕方,スケーリングのポジション等,今まで習ってきた事と全く違うものでした。
あまりにも違うので,はじめは驚きました。でも,実践していくうちに細かい歯石の探知ができるようになり,SRPをしています。
今では出血がある=歯石の探知を心掛けています。
中山先生が,『見えない部分にも歯石があるのだから,患者さんにも感じた事を教えてもらわないと歯石は取れない』という言葉が大事だと思いました。これからは,患者さんとよりコミュニケーションを取りながら,SRPを行なっていきたいと思います。
新人衛生士 會澤遥
今回,初めて中山先生のセミナーを受け,実感することがたくさんありました。
まずはシャープニングの仕方です。それまでは自分で研げているかいないか自信もなかったのですが,セミナーでポイントを教わりすぐに先生が動きなどをチェックしてくださるのでとても分かりやすかったです。
なにより,先生のシャープニングされた細いスケーラーを見て,きちんと研がれているとこうなるという事を実感でき,次の日にはシャープニングが楽しく感じられました。
歯石の探知についても,No,5の探針を使うと患者さんが「ここにある!」と気付くほど明確に探知出来ることに感動しました。
中山先生は,全てにおいてコツというか,最低限の基本から教えてくださるので,あとは自分なりのやり方があっても良いのだ,と自信を持つことが出来ました。また,患者さんにとっても自分にとっても,何より実感することが一番の方法だと,改めて感じた一日でした。
今回感じたことを,実際の患者さんとの関わりに生かせるよう,自分なりに身につけ,行動に移していきたいと思います。
つくばヘルスケア歯科クリニック 理事長 千ヶ崎乙文
2008年2月20日、21日を利用し、中山吉成先生を当医院にお迎えし、歯周病治療の鍵を握る縁下歯石(歯肉の中にある歯石)の探知、除去、確認という重要技術について、ドクター、歯科衛生士全員が実践講習を受けました。総勢14名。
結果を出せる予防歯科医療を実践するためには、歯肉縁下の沈着物(縁下歯石、縁下バイオフィルム)の確実な破壊と除去の技術が不可欠です。
歯科衛生士は、患者さんとのコミュニケーション技術に加えて、歯石探知と除去が確実にできる繊細な技術を見つけなければなりません。
歯科衛生士の技術の更なる向上と若い歯科医師の教育を兼ねて、今回、中山先生に初めてセミナーをお願いしました。
20日の夕方、お出でいただいて、器材のチェックを受けました。
弘法も筆を選ばずということはあありますが、歯石探知、除去は適切な器材を用意し、管理し、常に刃が切れるようにメインテナンスすることがとても重要だということを認識しました。
道具を管理できない歯科衛生士は、仕事ができない衛生士だと言えます。その点で、スタッフも十分にこのことを再認識したと思います。
翌日は、9時から、スタッフ相互で器具の使用について、特に歯石の探知という点について深く学びました。
見えるところに明らかについている歯石ではなく、歯肉の中の根の面にわずかに薄いフィルム状に付着している見えない歯石を探知し、除去する練習です。
スタッフはほとんど健康な者が多いのですが、それでも、意外と歯石の沈着が見られ、患者さんでも、たとえ一見健康そうでも、しっかりと歯石探知を行い、根の面をきれいにすることがとても大切だとわかりました。
この当たり前のことが当たり前にできることが医院の能力なのだと痛感しました。
今後、毎年、スタッフの技術の成長を確認していただくため、中山先生にまた、お出でいただくことをお願いしました。
また、今回は、4人の実際の当医院の患者さんにご協力いただき、治療モデルとしておつきあいいただきました。
お一人約3時間に亘り、お口で実習させていただきました。
セミナーは、予定していた内容とはかなり異なり、中山先生の「手」の技に少しでも触れようと各自熱心に実技を行いました。
明らかに目が輝いています。どんな座学も及びもつかない「生の手」を間近に見ることで強烈なイメージが焼き付いたと思います。実習のその日から皆の目が違ってきました。
「先生、何か仕事が楽しくなりました」「やる気がでました」「今までで最高のセミナーでした」とスタッフの反応はすばらしいものがあります。
本来なら、自分で勉強し、努力し、プロフェッショナルとしての自覚を向上させていくべきですが、今回の中山先生のセミナーは乾いた砂に水がしみこむように、皆の感性に刺激を与えてくれました。
開業して5年、医院の置かれている状況と、求めていることが中山セミナーであったと思います。
中山先生に継続的なフォローをお願いしました。
オーラルフィジシャンコースに参加させていただき、このような機会に与えていただいた熊谷先生、中山先生に感謝いたします。
また、何十年に亘り、海外から講師を直接お招きして、日吉で実習を実践されてきた熊谷先生は改めて、恐るべしと感服いたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。
歯科衛生士 柴崎静香(経験19年)
患者さんや私たちにも穏やかな表情で優しく語りかけて下さるのでやる気がでて、頑張ってみよう、できるかもという気分になり、とても楽しく勉強させていただき、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
SRP、歯石の探知については、相互実習でも自分でやってみた後から、先生のチェックとご指導がいただけると良かったと思い、時間が無かったのが残念です。
目標を高く持ち、少しずつでも前進、成長できるよう、信頼し来院してくださる患者さんを裏切らないように日々の積み重ねを大切にしていきたいと思いました。
歯科衛生士 古澤陽子(経験11年)
自分で歯石がついていると思っていなかった歯牙に歯石の取り残しが多くあり、とてもショックを受けました。
今まで、歯石除去の際、根面がざらついていても、どこまでルートプレーニングした良いかわからず、途中で妥協していたことに気づきました。
そして、中山先生が先生の切れるスケーラーで除去しているにも関わらず、なかなか歯石が除去できないことを目の当たりにして、「歯石ってなんて硬いんだろう、、、、自分は今まで一体何をやってきたんだろう。。。。。と」SRPを全く理解できていないことを痛感しました。
今回のセミナーでは、スケーラーや探針の感覚そのものを教えていただき、歯周治療というものがとても新鮮なものに感じました。
歯科衛生士 張替聖子(経験4年)
まず、使用している器具ロークの仕方、把持の仕方が大切だということ、さらに、患者さんへの配慮、言葉がけなど全て役に立つことばかりでした。
排除する左手の置く位置など、どれをとっても患者さんが異なり、さらに、いかに研磨されている器具を使用することが重要なのかということ、また、当てる角度やストに苦痛を与えない配慮がなされており、患者さん主体であることに感銘を受けました。
今回、担当の患者さんを招き、SRPの実習をしましたが、患者さんと一緒に、「ここにざらつきがある」、とか「ここは痛い」とか、「中山先生はもう少し力を入れていたよ」など共に共有しながら実践できました。
中山先生のお話しの中に「ハートが大切」という言葉がありました。
私もその言葉を胸に今度お会いする時は、今以上に成長した姿をお見せできるよう頑張ります。
歯科衛生士 郡司とし江(経験3年)
エキスプローラーでの綿密な歯石の探知が重要だということがよくわかりました。
器具の選択が重要で、かつ把持や力の加減で触知に差がでることもわかりました。
シャープニングでは、本来の歯の形を意識して切れ味をよくしたいです。
教えていただいた感触を忘れない様に習慣づけて習得したいと思います。
患者さんと歯石の有無、除去できたかどうか共有しながら、コミュニケーションを深めていくコツがわかった気がします。
歯科衛生士 須長美紀(経験5年)
探針が違うとザラつきが今まで感じていたものと違うことがわかりました。
シャープニングも思っていたよりも複雑ではないことも知りました。探針の先が歯面から離れると患者が痛みを感じることを知り、気をつけようと思いました。
この2日間で充実した内容で自分にとって今後の診療にとても役立つ内容でした。
特に技術的なことだけでなく、患者とのコミュニケーションの大切さも実際に中山先生と患者のやり取りを聞いて勉強になりました。今後も日々の勉強を惜しまず努力したいです。
歯科衛生士 岡野敦子(経験4年)
フロスの使い方やその効果に驚きました。SRPと同様にフロスの使用も本人が感覚として感じるものだと知りました。シャープニングに少し自信が持てるようになったのでスケーラーのチェックをきちんとしていきたいと思います。
患者実習の際、患者ともコミュニケーションを大切にしていると感じました。
私は、術中、仕事中心であまり会話する機会を持っていなかったので、まずは声かけを心掛けなくてはと思いました。
探知やシャープニングにまだ、モヤモヤはあるので練習をして克服していきたいと思います。
歯科衛生士 佐川優子(経験4年)
話を聞いて、今までとイメージが変わりました。
健全で歯石がないと思っていた方が探針を変え、持ち方、力の入れ具合を変えるだけで、今まで見えなかったものが探知できて、びっくりしました。
今後は、器具の管理をきちんとして、患者さんの利益になるよう努力していきます。
歯科衛生士 北島明奈(経験1年)
沢山勉強になりましたが、自分だけではなく患者さんも歯石があるとか取れたという感覚が自分で分かるといことには大変、驚きました。
あた探知では、歯石だけでなく、マージンや根面の形なども一緒に把握することが大切なことも理解できました。
器具の管理については、今はシャープニングがうまくできないので、これを目標に頑張りたいと思います。
歯科衛生士 小沼秀子(経験17年、分院千ヶ崎歯科DH)
臨床にすぐ役立つことばかりでした。
患者さんの顔や歯肉などをよく見る。
歯石探知するために器具を軽く持ち、手指の感触、感覚を鋭くする、汚れているときときれいになった時の音の違いを聞き分けることが大事だと知りました。
実際に患者さんに対応しているのをみて勉強になりました。
患者さんに歯石がついているとか、それが取れたとか感じてもらう、患者さんがわかるということは、術者の技術力も分かってしまうということになるので、気を引き締めて頑張らないといけないと思いました。
器具の管理・物を見る目・音を聞く耳、手指の感覚、改めて大事だということを教えていただきました。
歯科医師 三輪浩之(経験4年)
シャープニングがいかに重要であるか。
切れないスケーラーを用いても全く意味がないということと、今まであまりシャープニングが出来ていなかったことを痛感しました。
歯石の探知が重要であるということも今回初めてわかりました。
まずは歯石を取るということよりも、歯石がどこにあるのかということを術者と患者がともに時間できるようにすることからはじめなければならないと思いました。
患者さんとコミュニケーションを取りながら、施術を行う手法が、今後の初期治療とメインテナンスを行っていく上で患者に対する大きなモチベーションの材料になると思いました。
フロスを使用した口腔衛生指導の重要性と、エキスプローラーによる歯石の触診が、今回の実習で理解できたと思いますが、身につけるにはまた、練習が必要と感じます。
また、1歯にかける施術時間が長くなると、初期治療にかける時間と回数が課題になるとも思いました。
歯科医師 盛 晋作(経験3年)
患者にモチベーションするさいに、患者のわがままを聞くだけではだめで、歯を残したいという望みをかなえるためには努力が必要だという中山先生の言葉には説得力がありました。
器具を軽くもちつつ、しっかりと歯に押しつける感じなどを実際に目の前で触りながら教えていただけて大変良かったと思います。
一つ一つに具体性があって、診療室を一日閉めてまで、中山先生をお呼びするということを実行できる院長はすごいと思いました。
中山先生をお呼びしたことは大変正解であったと感心しました。
道具の名前から勉強のし直しだと思いました。
また、よい道具も教えていただけ、この道具を使いこなすには技が必要だと強く感じました。
歯科医師 三代英知(経験15年、千ヶ崎歯科分院長)
今までは、オーバーインスツルメンテーションを恐れ、BOPが無かったり、ポケットが4mm程度であれば、縁上のプラークコントロールをしっかり行えば、縁下の歯石が多少ついていても炎症は改善すると考えた臨床を行ってきました。
中山先生が、歯石を悪者ととらえて、100%除去しようという姿勢にびっくりしました。
また、縁下の探知、ルートプレーニング、デブライドメントのテクニックも当然重要ですが、何よりシャープニングに尽きるということがわりました。
本当の職人は、自分の道具を愛せる人だなと思いました。
いきなりユニットを倒すのではなく、またいきなり歯ブラシやフロスの説明をして行くのではなく、まずはたわいのない話からはじめ、相手の心の扉を開いて、そこからどんどんコミュニケーションをとっていく、いつの間にか先生のペースになって行く。
この決して技術のみを売り物にするのではなく、コミュニケーションを通して、この先生なら任せてみようという安心感を与えられる、これらの点を医療人として身につける必要があると思いました。
そして、それを教えてくれるのは目の前の患者さんなのだと思いました。
中山先生は、まずは自分がやって見せ、そして、やらせて見せ、指導して習得させていくという、一方通行で教えるのではなく、教えるということは、相手ができるようになること、またそこまで指導していくことだと気づかされました。
歯科医師 鈴木允文(経験1年、研修医)
歯科臨床は、直視することが難しいことが多いため、イメージすることと適切なポジショニングを得ることが大切であると日頃から感じていましたが、中山先生の臨床の姿を拝見し、よりそう考えるようになりました。
イメージは理論を学習することで、ポジショニングはマネキンを利用することで、これらの臨床に生かしていきたいです。
嶋崎歯科クリニック 院長 嶋崎諭
このたび中山先生に起こし頂き実践歯周病セミナーを開催しまして、当診療所は今までより技術の向上した歯周処置ができるようになり、患者さんに良い治療を実施できるようになったと思います。
私のところの診療所では、今までスケーリングやSRPは全て超音波スケーラーで実施してきました。定期健診やSRPでは必ずあの「きーーん」という超音波の音が始終聞こえていました。
なぜならば院長の私が手用スケーラーを上手く使えずまた面倒くさかったため、衛生士にも手用スケーラーやキュレットの使用を強要できず、使い方の指導もできないので手用スケーラーは使わずに安易に超音波スケーラーを使用しての治療を繰り返してきました。
しかし患者さんのぺリオの治り具合には不満と行き詰まりを感じていました。どうすれば今の患者さんのぺリオの具合をよりよく改善することができるのか、悩んできましたが解決には至りませんでした。
今回中山吉成先生に探針の使い方とキュレットの使い方を実践的にご指導していただき、超音波スケーラーでの取り残しのある部位を探針やキュレットで探り除去することができました。
患者さんは手用スケーラーで中山先生にスケーリングしていただいた方が超音波スケーラーより痛みがないと言うことでした。これからは患者さんのぺリオの治り具合も良くなり今までの行き詰まり感を改善することができると思います。
中山先生は患者さんに色々話しかけコミュニケーションをはかりながら痛みの有無、歯石の存在を患者さんに確認し患者さんに安心感を与えながら処置していきます。
自分も翌日より患者さんにできるだけ話しかけて処置するように心がけて診療し始めました。
このように中山先生には実践的に教えて頂き感謝しております、本当にありがとうございました。
また、このような機会を与えていただいた熊谷先生にも本当に感謝しております。ありがとうございました。
中山吉成先生のSRPセミナーを終えて
衛生士 沼田久子
SRPセミナーを受講して、歯石の有無がわかる事、歯石が取れること、歯石が取れたことがわかる事の重要性を強く感じました。
ヒューフレディー社のNo5の探針を使うとカチッと引っかかる感じ、ザラつく感じがよく解り自分だけでなく患者さんとその感じを共有することで、より良いコミュニケーションが図れると思いました。
実際中山先生の施術を見せていただくと、本当にいろいろな話をしながら手元は確実に行っており、はじめはとても緊張していた患者さんの緊張がほぐれていく様子に驚きました。
a モクモクと歯石を取るのではなく、痛みの有無など色々な話をすることで患者さんのやる気も出てくると感じました。又切れない器具を使っていても全く意味がなく、きちんと手入れをして使いこなし自分の元となるようにしていきたいです。
今回教えていただいたこと、感じたことを忘れず日々の診療に生かして行きたいと思います。
中山先生のSRPセミナーを終えて
衛生士 鈴木ひとみ
中山先生のSRPセミナーを受講して歯石の探知やキュレット操作、患者さんの声かけなどを実習を通して学ぶことができ、とても勉強になりました。
今までSRP後も、なかなかポケットの数値が改善されず歯肉の出血が減らない患者さんを前に、不安を抱え悩んでいました。今回のセミナーで探針を使って歯石の探知を行い歯石の有無や歯根の形態痛みの程度などを確認することが、とても大切であることがわかりました。
患者さんとコミュニケーションを取りながら力を抜いて軽く探針を当てていくとザラザラする歯石が触るのが良くわかり、その感覚が患者さんにも伝わる。「ここはどうですか?」と問いかけてみると「ひっかかります。」「ザラザラします。」と教えてくれる。歯石が取れたことを探針で確認すると患者さんもそれを実感することができる。探針やキュレットの操作や力の加減など患者さんに痛い思いをさせないように、まだまだ練習が必要ですが日々努力して患者さんに気持ちの良いSRPができるようにしていきたいです。
中山吉成先生のSRPセミナーを終えて
衛生士 千葉美智子
今回中山先生のSRPの実践講義を受けると聞いて、はらはらどきどきしながらその日を待っていました。なぜならSRPはほとんど超音波スケーラーでやっていたので、キュレットのシャープニングもしなければ、ほとんど自己流でSRPをしていたので全く自信がなかったのです。いざ実践を受けてみるとやはり自分のやり方とは違い手首で力まかせに歯石を取っていたのは違い、キュレットを軽く持ち肩から動かして歯石を取るということを教えてもらい実践してみると、これはキュレットがいかに切れなければ駄目だということに気がつきました。それにはシャープニングが大切だということを改めて感じました。
SRPの基本はシャープニング、探知、患者さんとのコミュニケーションの取り方だと思いました。中山先生の患者さんとの会話は実に素晴らしく患者さんがいかにリラックスして痛みもなく歯石を取ってもらい、感謝して帰っていく姿に、自分も明日から実践して一人でも多く歯周病で歯がなくならないように努力していきたいと思います。
今回は本当に実のあるご指導を受けさせていただき有難うございました。
中山吉成先生のSRPセミナーを終えて
衛生士 米子亜樹
先日は、中山先生にお越し頂きシャープニングの仕方から、キュレットの持ち方、動かし方まで基礎から分かりやすく丁寧に教えて頂きました。フューフレディーNo.5の探針を使いしっかりと把持せず軽くもつことで歯石の有無を驚くほど指先に感じることができました。そして患者さんとの会話を楽しみながら、患者さんに歯石があることを感じてもらいSRPを進めていくことの大切さを教えて頂くことができました。
ただ黙々と作業をするのではなく、「ザラザラしますね、分かりますか?」などと声掛けを多く行いコミュニケーションを取ることで、信頼関係も深まると分かりました。患者さんの負担が少なくなる方法もいくつか教えて頂き翌日からすぐ実践できることばかりでした。
今まで行っていた超音波スケーラーだけでは、歯石が取りきれていないだけでなく患者さんに痛い思いをさせていたと分かり、手用キュレットの技術をしっかり磨かなければと深く思いました。中山先生にお会いできSRPへの意識が変わりました。先生に教えて頂いたことを実践し、一人前の歯科衛生士になれるように頑張りたいと思います。本当にありがとうございました。
久保歯科医院 久保郁子
2004年10月にオーラルフィジシャン第3期を受講してから、熊谷先生のご指導のもと、2007年1月にISO9001を取得して、2008年1月には維持審査を無事終了しました。口腔の健康管理の継続的な維持管理を品質方針にかかげていますので、久保歯科医院は2008年2月23日に中山先生にペリオセミナーを依頼して受講することができました。
歯周病治療はメディカルトリートメントモデルの流れにそって行なっていましたが、メインテナンス中に炎症が再発して、その結果、骨の吸収が進行してきて、また初期治療から始めることになり、行き詰まっていたところです。
今まで使用している器具は セミナーを受講する度に、講師の先生が薦めるままに買いそろえていました。しかし、今回のセミナーを機に中山先生のご推薦の器具をそろえて完全に縁下歯石の除去ができる方法をご教授いただきました。
まず、シャープニングの方法とエクスプローラーの使用とスケーラーとキュレットの正しい使用法を本からは読み取れない部分を丁寧に教えていただきました。さらに、レントゲンに写らない歯石の探知と除去の方法と除去できたかどうか確認する術式を学びました。
中山先生の著書の「スケーリング(歯石の探知と除去)」は日本では最後の1冊を購入できました。この本は久保歯科医院の歯周病の教科書として院内教育に使っています。
今回のセミナーでは7名の患者を診察していただきました。ところが、患者の診察に時間を取られてしまい、スタッフ同士のSRPの実習の時間がすくなくなってしまい、深く反省しました。
基本に忠実に正しい術式を覚えて、シンプルに確実に歯石の除去をしていくことが重要であることを教えてくださいました。中山先生のように、患者とのコミュニュケーションがうまくできたら、モチベーションのアップに繋がります。パンフレットを渡してメインテナンスの必要性を説明する事も大切ですが、痛くない治療と歯根面がきれいなったと実感されると患者は患者自身の口腔健康維持のために来院するようになります。今回のセミナーで学んだ歯石の探知と除去が出来るようになったら、次は歯周病の手術術式と適応症例を教えていただきたいと思います。
最後に中山先生をご紹介いただいた熊谷先生に、心から御礼を申し上げます。そして、久保歯科医院に来訪してセミナーを開催していただいた中山先生と、お世話になった諸先生方に厚く御礼を申し上げます。
中山吉成先生の研修を受けて
久保歯科医院勤務医 東條直子
卒後27年になる私ですが、ペリオに関してはあまり詳しくはなく、歯科雑誌や歯科医師仲間からの情報から、最近の治療傾向は一応把握し、患者への説明もできるというレベルです。
しかし、そんな私にとっても、中山先生の一日研修は非常に興味深く、大変有意義なものでした。過剰なSRPの弊害の提唱や、デブライドメントという言葉にもあらわれている最近の傾向から、あまり根面はガリガリしない方がよかろうと、漫然と捉えていましたが、先生は繊細なプローブを使用し、きめ細やかに徹底して縁下歯石を取っていかれました。私の疑問に対して先生は「きれいに取ったほうが明らかに治癒するのです。」と明確に答えられたのです。実績を積まれた上での先生の確信に満ちた言葉について、後日私なりに考察してみました。
・歯周病の治療は「歯肉縁下の環境をいかに整備するか」である。
・歯石は歯周病の原因となるプラークの付着因子となりうること、縁下のプラークコントロールは難しいこと、又、歯石の存在は歯肉と根面の上皮性付着を邪魔すること。
上記を考え合わせると、やはり歯石はきれいに取ってしまう方が理にかなっているのではと思いいたりました。
「縁下歯石を取り、きれいにしていくと歯周オペをせずとも治癒していくことが多いのです。」ブラインドで歯肉縁下、根面をさわることで目的を果たし、なおかつダメージを減らすこと。その兼ね合いを身につけるには知識とテクニックが必要であり、治療を成功に導くには経験が必要であるのだと中山先生の話し、手技を見せていただき深く納得できました。
一日がけの研修指導で、先生もさぞお疲れになられたことと存じますが、プロービング、スケーリングについて非常に納得できた研修でした。もし、先生のお話をお伺いできる機会がまたあれば、炎症を繰り返す「7の治療について先生がおっしゃっていた「8との兼ね合いにおけるMTMの考え方とか根分岐部病変を有する歯牙のFCK形態の配慮の必要性とかいった補綴とペリオについての考え方もぜひ教えていただきたいと思っています。
臨床的・実践的な内容を非常に丁寧に分かりやすくご指導いただき、有意義な一日でした。偉大な先輩である中山先生にご指導していただいたこと、心から感謝しております。
岡山大学病院
研修歯科医 久保 克行
まず、自分は歯科医となってまだ1年未満の大変未熟な者ですが、そんな自分にも大変丁寧な説明と対応をしていただきありがとうございました。
実際にSRPを始めて半年ほどたつのですが、未だにしっかりとしたSRPができているという実感はあまりありませんでした。多少は、SRPを行うと根面は粗造ではなくなるのですが今回の中山先生程の滑沢な状態にはほど遠かったです。そんな時にこのセミナーに参加することができて大変良かったです。今回見たものを一つの大きな目標として、今後それに少しずつ近づけるようにレベルアップを図っていきたいと思います。
また、今回いろいろと質問をさせていただきましたが、実はもう一つ聞きたかった事があります。それは「歯周治療において最も重要な事はなでしょうか?」という質問です。もちろん自分なりの考えを持ってはいるのですが、今回この質問を中山先生にするのは自分の中で不適切だと思い質問をするのをやめました。自分はこれから歯周科の大学院に進み自分にとってより専門的な分野になるのだから、先生に頼るのではなくたとえ何年かかったとしても自分で答えを見つけていこうと考え質問をするのをやめました。歯周科に進み、少しでも中山先生に近づけるように精進したいと思います。
本日はありがとうございました。それでは失礼いたします。
歯科衛生士 中村久美子
初日のシャープニングについて
砥石は目が細かく、オイルを塗るタイプを使用する。
鎌型スケーラーは20度に当て、方向は1方通行のみで行う
キュレットの場合は、5.6と7.8は、第1シャンクを垂直にし、刃先に20度に当て、砥石の最終は、キュレットの底(かまぼこ型)に沿って丸く動かせる。11.12も第1シャンクを垂直にし同様に行う。13.14に関してはハンドルが邪魔になる為、手前方向に向け砥石の位置が異なる。大変難しいので、体で覚えているうちに、何度も練習して自分ものにしておきたい。
2日目の講習
縁下歯石の探知は、エキスプローラーを実際縁下に入れてみてしっかり確認できた。その時、患者さまにも歯石の確認を実感して戴ける事を私自身知った。
しかし実際スケーラーを持っていくと、特にCK6が慣れてない為、刃先の当て方から戸惑った。大まかな歯石除去が出来るとキュレットで表面の細かい歯石を丹念にこそげとる。指先に集中し、根面が滑らかにまるまでおこなう。
次に根本的な事ではあるが、頬粘膜の排除を今まではミラーで行っていたが、指で行う。左手も添えて出来、安定する。
キュレットの使用は、遠心用、近心用とあまりこだわりなく使える。
一番の驚きは、歯ブラシの大きさと、少し咬んで毛先をポケット内に入れる方法だったかも知れない。
最後になりましたが、私は衛生士学校で、SRPの授業を受けてない時代ですので、今回のセミナーは自己流から確かなものへの自信へと繋がる様これから日々の努力にてスキルアップ出来れば良いと思っております。有難うございました。
歯科衛生士 中井美恵子
キュレットの砥石は使いこなすと真ん中がへこんでくると教えてもらった時、実際見て、
凄いと思いました。キュレットの持ち方にしても、親指を手前にして他の4本の指は後ろで、全体にきちんと支えることによってぐらつきがなく、安定しました。私は今まで上の方で支えていたので、実際持ち方1つできちんと砥げる手の感覚が変わりました。これから気を付けて、慎重に砥いでみます。砥ぐ時も20度という角度で行い、ゆっくり上下に動かして、上から下に下ろす時はきちんと砥石に当てて、下から上へする時は、私はいままで砥石にくっつけてしていて注意され、砥石から離す時は離す様です。
実際に口の中で縁下歯石を取り除く時は、エキスプローラーで探知しますが、先のとがった方で、私は探知していました。こちら側は患者様が居眠りしている時に、軽くつつくそうです。少し面白くて笑ってしまいました。それもいいかな~と思いました。反対側で探知するんですけど、その時、きちんと歯に当てたまま探知することが分かった。
最初は慣れないかもしれないかもしれませんが、少しずつ頑張ってきちんと患者様に、
どうですか?引っかかる感じありますか?などの声かけも大事なので、もくもくと無言で
せずに声かけする様に心がけます。キュレットの番号によって部位も決まっていると
思ってましたが、歯にきちんと正確に当たれば、番号と部位は関係ないことを知り、勉強になりました。
手首だけを動かして今までしていましたが、腕全体を使って軽い力ですると疲れることなく、慣れれば見なくても出来るように頑張りたいと思います。シイケイシックスのスケイラー_は、今まで見たことがなく、使い方が分からなくて、歯と歯の間に入れて使うことには勉強になりました。意外に取れるんだと思いました。それに使いやすいです。最後にワックスのついてないフロスで横に動かすのではなく、縦に少し歯肉の中に入れて上下に動かすことによって、音で確認します。私は、家で同じようにしています。実際自分でしてみると、どんな感じなのか、患者さまに説明しやすいと思います。あと、もう少し歯ブラシの当て方、歯肉のマッサージ、先口法、歯磨き粉についてなどお聞きしたかったです。色々教えて頂き有難うございます。
歯科衛生士 河合初子
メンテナンスに来院される患者様は私達になんとかしてほしい・歯を残してほしい・という思いでいらっしゃいます。そんな思いに応えるために本を読んだり、講習会に参加したりしていましたが、先生によって方法が違ったり、使う器具が違ったり、混乱していました。この度中山先生のセミナーに参加して本当によかったと思いました。目指すべき方向が定まった気がしました。先生の使われる器具はシンプルで、その器具を最大限使われます。目の前で神業のように歯石を除去されびっくりしました。スケ-ラ-に伝わる感覚だけで冠の下の歯石がポロリと出てきました。エキスプロ-ラ-で縁下の歯石をとらえ患者様に気持ち悪いという感覚を確認させてとる。という対話の技術も勉強させていただきました。先生の姿勢・肩の力・腕の力・すぐに到達できるような技術ではありませんが、少しずつでも近づけるよう毎日努力をしていこうと思いました。
家庭でのセルフケアの面でフロスを使うことをさっそく患者さまに勧めているのですが、高齢の方はブリッジのポンテック部分にフロスを入れることが難しいようです。何か他に良い方法があればお教えください。
今回は遠方より指導に足を運ばれ本当にありがとうございました。
歯科衛生士 平田涼子
今回のセミナーで歯周病予防の方法その患者様に合わせたブラッシング、歯ブラシの選び方、当て方など学びたいと思っていました。歯周治療の他にはもう一度器具のシャープニング、SRPの確認としてキュレットの選び方、当て方を勉強したいと考えていました。
私は専門学校を卒業して3年が経ちます。歯石の探知にはプローベ、デンタル、フロスと
学び実際のところプローベで歯石の探知をしてきました。
お恥ずかしいところこのような器具を教科書上見たことはありましたが使用した事がありませんでした。使用してみて歯石の沈着具合、取り残しのあるところなどがよく分かりました。もっと早くに知っていれば今までの患者様に応用できたかと思うと悔しいところです。これからはこの器具を使用し歯石を探知して取り残しのないように心がけたいです。しかし歯石の探知だけでは歯周治療にはならないのでキュレットの当て方その部位にあった当て方、ポジショニングなど様々なことが必要になってきます。
まずキュレットの刃先は切れ味が落ちるとその都度研磨しその部位にあった形態に仕上げていく必要があります。
シャープニングはその器具によって研磨方向が違ったり角度が変わるので中山先生からいただいた実践本を参考にもう一度スタッフ間で練習したいです。相互実習はとても大切な事だと実感しました。
中山先生はつねに患者様に声かけをして下さいとおっしゃっていたので相互コミュ二ケーションも大事だと思いました。患者様の全身的な事も把握していく必要があります。
今回のセミナーで歯周治療をしていく上で使用する器具類の整備不足を痛感しました。患者様に痛みのない予防をしていくにはまずきちんとした器具を準備し歯石の探知、歯石除去をしていき患者様に満足の得られる予防を心がけることです。これからの歯科衛生士業務にとても参考になりました。このような機会を与えて下さった医院長に感謝し中山先生に出会えて短期間ではありましたが少しでも自分のものにできるように努力していきたいです。
本当にありがとうございました。
歯科医師 小田浩一
鳥取県西部の伯耆富士と呼ばれる大山(だいせん)のふもとの伯耆町で開業して15年になります。
昨年2007年にSAT with ISO9001を目指せる歯科医院にしようと、不退転の決意でオーラルフィジシャンセミナーに臨み、メディカルトリートメントモデル定着を最優先事項に掲げ、ISO9001取得、予防メインテナンス棟の新築を一気に行った昨年1年間でした。
自分としてはそれなりに手ごたえのある大改革でした。しかしそれだけでは真の患者利益は構築できないよと熊谷先生が我々セミナー修了者の為に用意してくださっているのがオーラルフィジシャンセミナー・アドバンストコースである中山吉成先生の「実践歯周病セミナー(SRPセミナー)」です。
熊谷先生が院長自ら率先して受講して欲しいといっておられた意味が実際に受講してみて本当によくわかりました。それは真の患者の利益の追求にどうしても不可欠なものが「的確な診断に基づいて実践された質の高い技術」であるということです。
自分が今回のセミナーで術者側にも患者側にもなって得たものは計り知れないくらい大きなものでした。システムの定着ばかりに奔走して熱くなっていた自分の頭を中山先生に冷やしていただきました。本当にすばらしい先生で、とても有意義なセミナーとなりました。当医院のシステムの中に医療人としての魂をおいていってくださいました。
この様な機会を与えてくださった熊谷先生と大雪の山陰に来てくださった中山吉成先生に感謝いたします。
歯科衛生士 小田 紫
今回初めて中山先生のSRPセミナーに参加させていただきました。キュレットのシャープニングから歯肉縁下の歯石を探針により丁寧に探知し除去していくという基礎から応用まで中身の濃いセミナーでした。当医院に実際にメインテナンスに通っておられる患者さんを中山先生に診療していただきました。いままで歯石が完全に取りきれない自分の力量のなさにどうしてよいかわからず日々送っていましたが、その疑問の突破口が中山先生のセミナーでした。無理な力を入れず術者が的確かつ繊細に歯肉縁下の歯石を探知することより患者さんも探針から歯石の存在が感じとれるということは今までになかった経験でした。
中山先生のセミナーは明日からの臨床への即戦力です。自分自身の技術はまだまだですが中山先生が導いてくださった技術をどのように生かしていくかが今後の課題です。
本当にありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしております。
歯科衛生士 田辺留美
今回院長よりアメリカから先生を招いてセミナーを行うということで、自分のSRPの未熟さを指摘されるのではないかなどと、不安がよぎりとても緊張していました。
中山先生にお会いして、まずシャープニングの指導を受け、さっぱりとした気さくなお人柄に触れ、気持ちが楽になりました。先生の器具を見せていただき、スケーラーの細さに驚きました。自分の使いやすい、歯石の取れるスケーラーをシャープニングすることによって作っていくのだと教えられました。7/8のスケーラーを基本としてコツを覚えれば誰にでもできるとの事でした。そしてSRPでは、まず探針を使って歯石を探知することの重要性と方法、患者さんとのコミュニケーションのとり方、歯石の取り方、ポジショニング、フロスの重要性、ブラッシングなど色々教えて頂きました。
今まで自分のしてきたことは何だったんだろう?と自分の未熟さを改めて思い知らされました。
中山先生に教えていただいた色々な技術をしっかりと自分のものにして先生のSRPに少しでも近づけたらという気持ちでいっぱいです。機会があればぜひ再度先生の指導を受けたいと思っています。今回この様なセミナーを受けることができとてもいい経験になったと感謝しています。
ありがとうございました。
歯科衛生士 上山弘子
中山先生からスケーリング、シャープニング等、実技講習を受けさせていただき、すごく自分自身の臨床が客観的になったように思います。今回の実習を受けて、もっと丁寧に、もっと高いレベルで患者さんに気を配ってあげなければいけないと実感しました。
患者さんに心地よく健康になってもらうためにも知識や技術をよりいっそう身につけていかなければと自分の進むべき道がより具体的になった気がします。今までしていたSRPのやり方と中山先生から学んだ仕方との違いに正直言って少々戸惑いを感じましたが、実際中山先生に歯石を取っていただき患者さんの立場から歯石を取られる人の満足感みたいなものをすごく感じました。
歯科医院に癒しを求めにくる患者さんは少ないと思うのですが、今後学んだことを実践して自分なりに成長していくことで結果的に患者さんが癒しを感じてくれたらと思いました
。自分の衛生士らしい仕事がどういうものなのか少しだけ具体的になった気がします。
ありがとうございました。
歯科衛生士 岡田聖美
今回初めて中山先生のセミナーを受けさせて頂きました。
はじめルートプレーニングと聞いた時は、私にできるかととても不安でした。というのも歯科衛生士の仕事を出産育児の為に退き、最近やっと復帰したのです。9年間ものブランクがあった上、全くといっていいほどスケーラーを使ってのスケーリングはできない状態でした。しかし中山先生のお人柄に触れ、以前持っていたルートプレーニングに対する苦手意識がなくなりルートプレーニングの指導に引き込まれました。時間が経つのがとても早く、もっと指導を受けたかったのが本音です。
先生に学んだスケーラーの動かし方や口唇、頬粘膜の排除の仕方、そして何より探針を使って歯石を探し自分だけでなく患者さんにも歯石があることを確かめてもらうなど患者さんとコミュニケーションをとりながら実践していく治療のすばらしさは一番驚かされました。私たち術者が理解して言葉で説明するだけとは違い、ルートプレーニングに対する重要性を患者さん自ら感じ体験してもらうことの大切さも学びました。
中山先生に指導していただいたことをしっかり自分のものとし、プロとして恥ずかしくないようこれからもがんばりたいと思います。そして何より患者さんに満足していただけるような歯科衛生士になりたいとあらためて考えさせられるよい機会になりました。この様なすばらしいセミナーを受けさせてくださった院長に感謝しています。
中山先生本当にありがとうございました。
受付 青戸ユリ
シアトルから中山先生に来ていただいて最初はどんな方だろうと思っていましたが、ジーンズ姿で登場された先生はとてもステキで、失礼ながらもすごく親しみを感じました。
私は受付として今回はセミナーのお手伝いをさせていただきましたが、前日の器具の準備会で中山先生にやってみてごらんと声を掛けていただいてスケーラーのシャープニングを教えていただきました。最初は持ち方すらわからなかった器具が教わっていくにうちにとても身近なものに感じられるようになり、自分もその気になれば器具の点検整備という点で十分に貢献できることがわかりとてもうれしく思いました。
このセミナーを通じて受付としても常に前に進んでいかなければならないという気持ちがいっそう強くなりました。中山先生本当にありがとうございました。
月日の経つのは早いもので、シアトルの中山吉成先生をお招きするのも3回目となりました。初めて中山吉成先生にお会いしたとき、その心温まるお人柄に触れ、私の歯周治療に対するトラウマが溶け始めました。それ以来、終始一貫してご教授頂いたのは、「歯石の探知と除去」です。
当医院では、2005年12月に「コミュニケーションを重視した歯科医療サービスと学術啓蒙活動」を品質方針に掲げ、ISO9001を認証取得いたしました。
歯周治療において、「歯肉縁下の歯石を探知して患者に理解して頂き、ただちに歯石を除去して根面を滑沢化を図り、その爽快感からモチベーションを向上させること」が真のコミュニケーションであることを学びました。
思えば、SRPの力量不足を悩み、酒田の熊谷崇先生に相談したのが一年前のことです。超音波スケーラーに頼りきりのSRPでは、歯肉縁下歯石が残存する可能性があり、手用スケーラーを用いたSRP技術の習得が必要となりました。しかし根本的原因は、院長(歯科医師)である私の歯周治療に対する心構えにありました。修復治療中心の歯科医療に追われていた私は、歯周治療のすべてを歯科衛生士に依頼していたのです。
光陰矢のごとし、中山吉成先生にお会いして以来、この一年間で院内の歯周治療に対する考え方、診療システムは、大きく変化いたしました。フロスや歯ブラシによるプラークコントロール、探針による歯石の探知、手用スケーラーのシャープニングとルートプレーニング、患者教育、これらのすべてが歯周治療の基本となりました。
私が探針と手用スケーラーを持ち始めるようになるにつれ、歯科衛生士のルートプレーニングの力量が、著しく向上いたしました。中山吉成先生の教えを周知徹底し、臨床の場で実践していくためには、継続的学習が極めて重要です。当医院では、今後も歯周治療に特化し、定期的に中山先生をお招きして、継続的学習を進めていくことにしました。
最後になりましたが、素晴らしい機会を与えて下さった熊谷崇先生と、心のこもった歯周治療をご教授頂いた中山吉成先生に深甚なる感謝を申し上げます。
オーラルフィジシャンの先生方が、このセミナーを通じて質の高い歯周治療を実践されることを願ってやみません。
岩手県奥州市 医療法人 百成会 ちば歯科医院 千葉雅之
中山吉成先生のSRPセミナーを受講して、SRPに対する考え方はシンプルになり、より効果的なものになりました。「フロッシングや探知、SRP中の音などで、患者さんに歯石や粗造感を実感させ、除去後の変化や気持ち良さを知ってもらうことが大切」という中山先生の技術を学び、それを実際に患者さんで行うと、効果は絶大でした。"私達専門科だけが理解して、言葉で伝え、歯石を取る"とは大きく違い、フロッシング・ブラッシング・SRPの意義を、患者さん自ら感じて、実践に移してくれました。中山先生は、本当に患者さんの気持ちを理解し、患者さんの為に私達がどうするべきかを教えてくださいます。中山先生から学んだ "心"を忘れず、中山先生の素晴らしい"技術"をしっかり身につけていきたいと思います。
歯科衛生士 高橋良江
今回で3度目の中山吉成先生SRPセミナーに参加して、改めて中山先生のお人柄や知識、技術の奥深さを感じました。探針を用いての探知により、歯石の有無だけではなく、歯肉縁下の状態や歯根の形態、患者さんごとの痛みの閾値などもさりげなく確認することが大切という事を教えて頂きました。
前回のセミナーで中山先生の手用スケーラーの使い方がマスターできず、SRPに行き詰まってしまいました。セミナー終了後、中山先生の手用スケーラーの手つきを撮影した写真を見ながら、マネキンを使って練習をしたこともあり、以前よりSRPに対する苦手意識が無くなりました。
まだまだ理想には程遠い状態ですが、早く中山先生のように患者さんを健康な状態に導いてあげられるような歯科衛生士になりたいです。
歯科衛生士 千葉由貴
今回で3回目になる中山先生のSRPセミナーに参加させて頂き、有り難うございました。的確かつ丁寧な探知と、根面の状態を診査し器具を使い分け、力をコントロールしている中山先生には、再度感動させられました。探知するときは探針をしっかりと把持せず、引っ張られると抜け落ちてしまうくらい軽く持つことによって、小さな歯石や粗造な根面状態を把握できることに改めて気づきました。また縁下歯石だけではなく、根の小さなひびの状態なども探針で探知でき、患者さんにも感覚で伝えることができるとさらに信頼関係が結ばれることがわかりました。口や媒体では伝わらない感覚というコミュニケーションツールとしても探知は本当に大切な診査だと学びました。また中山先生の一本一本の歯牙に対する情熱には、歯科医療従事者として気持ちがいつも新たになります。フロスが根面をキュッキュッと音がするまで滑沢にし、そして患者さんにもホームケアで使って頂く、当たり前のことですが、中山先生の妥協のない信念と情熱が患者さん一人一人の気持ちを変えているのだろうなと感じました。私も一人でも多くの患者さんをモチベートし、歯周病で悩む患者さんのお口の健康のお手伝いができるよう力量をアップさせていかなければと気が引き締まった2日間でした。中山先生いつも丁寧で熱心な指導をありがとうございます。そしてこのような機会をつくって下さった熊谷先生、院長先生、本当にありがとうございます。また準備などを手伝ってくださった皆さん本当にありがとうございました。学んだことは忘れず患者さんに還元できるように頑張りたいと思います。
歯科衛生士 阿部真奈美
中山先生、再度、ちば歯科医院へ来て下さいましてありがとうございました。
私達はいつも中山先生が来て下さるのを本当に楽しみにしております。ただ、アメリカのシアトルと日本の岩手はとても遠く、飛行機での長旅とハードなスケジュールで体調の方もとても心配です。お元気に過ごしていらっしゃいますか?
今回もお疲れのところ、私達の前ではニコニコと和やかな雰囲気でセミナーを行って頂き、技術のみならず先生のお人柄に触れることが出来て嬉しく思いました。毎回学ぶところが多く勉強になるのですが、今回は自己流になっていたところが解かり、気づきを得ることが出来ました。日々勉強して、先生のように患者さんを安心させられるような人間性も磨いていきたいと思います。
来年のオーラルフィジシャンチームミーティングには、中山先生もいらっしゃるとお聞きし、またお会いできることを、心より楽しみにしております。
歯科衛生士 幸野美雪
中山先生のセミナーを受けるまでは、歯周治療の大切さをきちんと理解していませんでした。そして、手用スケーラーを使っての歯石除去も出来ない状態でした。
中山先生に出会い、人間的・技術的に多くのことを学ばせて頂きました。歯肉縁下へのアプローチもシンプルに、スマートに教えて頂き、本当に分かりやすかったですし、SRPをもっと極めたいと思うようになりました。また、探知やフロスの重要性も学びました。中山先生に教えて頂いたことを身につけ、患者さんの口腔内を守っていけたらと思います。このような、良い機会を与えて下さった院長先生に感謝したいと思います。ありがとうございます。
歯科衛生士 吉田千重
今回も中山先生のSRPセミナーに参加させて頂きました。今回で3回目でしたが、基礎的な事をもちろん、たくさんの知識や技術を指導して頂き、今まで苦手だったSRPが楽しいと思えるようになりました。中山先生のSRPは本当にシンプルで、ただ治療するだけではなく、患者さんにも歯石があることを確認してもらうなど、患者さんとコミュニケーションを取りながら、モチベーションを図っておりました。最近は、少しでも力量を上げるために、中山先生の手つきや姿勢、口唇や頬粘膜の排除法を学ぶためにスライドを見ながら、毎朝マネキンで実習しています。中山先生に指導して頂いた事をしっかり身に付け、患者さんに満足して頂けるような歯科衛生士になりたいです。またお会い出来ることを楽しみにしております。ありがとうございました。
歯科衛生士 菅原真理子
今回も中山吉成先生のSRPセミナーに参加させて頂きました。1日目はマネキンでの実習、探知の仕方・キュレットの持ち方・口腔粘膜の排除の仕方など、前回の復習を含め基本的な事からご指導頂きました。2日目は相互実習でした。私にとってSRPは抵抗のあるものの様に感じていました。しかし、セミナーを通じてSRPの楽しさを実感し、上手く出来る様になりたいと強く思うようになりました。それも中山先生が一つ一つ丁寧に疑問に答えて下さり、SRPの楽しさを教えて下さったからではないかと感じております。
実際に中山先生にSRPをして頂きましたが、これまで感じたことのないくらいの、爽快感・安心感・レベルの高さを、身をもって実感いたしました。
今回学んだことを少しでも患者様に還元できるように、また中山先生に少しでも近づくことが出来るように努力していきたいと思います。この様な機会を与えて下さり、ありがとうございました。
歯科衛生士 千葉由利子
二日間に渡り、歯石の探知から、姿勢、力の入れ方、動かし方など多くのことを勉強することができました。とても充実した時間を過ごすことができ、中山先生に感謝いたします。
「初診時には、歯に目を向けがちだが、歯肉や歯槽粘膜境の幅、フィステルの有無など、どのような状態なのかをしっかり診るように…」と教えて頂き、当たり前のことを見逃さず、口腔内の状態を把握することの重要性を学びました。
中山先生にSRPをして頂きましたが、とても気持ちが良かったです。処置中は、患者さんとコミュニケーションを大切にし、一緒に歯石を確認しながら、痛くないようにSRPすることの重要性を体験しました。「心」のある診療をしていきたいと強く思います。そして、SRPは練習あるのみだと痛感しました。
歯科衛生士 今野智華
今回で3回目の中山吉成先生のSRPセミナーになりましたが、今回は模型を使用し、基本の歯石の探知、ポジショニングから相互実習まで行いました。基本は、とてもシンプルでわかりやすく、自分でもわからなくなっていることや、自己流になっていたことを気づかされました。スケーラーを持つ力、探針を持つ力など、基本中の基本からご指導して頂きました。
相互実習では自分の苦手な部位の指導を頂きました。これまたシンプルで、わかりやすく、ポジショニング、左手の使い方と今まで大学などで学ぶことが出来なかったことを数多く学ぶことが出来ました。
セミナーもさることながら、元気な中山吉成先生に会うことができ、そのお人柄に触れることができて良かったと思います。
学んだことを常に鍛錬し、今後の臨床で活かし、私もSRPができる、歯石がとれるように努力していきたいと思います。
歯科医師 山中浩矢
<歯科医師>
仲川隆之
歯周治療を確実に成功させるには、①歯石があることがわかり、②歯石を取ることができ、③歯石が取れたことがわかる必要があります。通常のSRPセミナーであれば、歯石を取るテクニックに重点が置かれるところだと思いますが、中山先生のセミナーでは、探針を用いて、歯石があること、歯石を取れたことを術者が感じ、さらに、その感覚を患者と共有することに重点が置かれていました。
実際に見学した中山先生のSRPは、探針で歯石の部位や性状を確認し、確実に除石し、取り終えたところで終了するので、歯石の取り残し、オーバートリートメントがありません。そして、施術中は、常に状況を患者さんに伝え、歯石がある感覚、取れた感覚を、術者と患者が共有することで、歯周治療に対する患者のモチベーションが上がっていくのが見て取れました。
また、中山先生のように、SRPを正確に行うことで、不必要なFOPを回避できれば、患者の身体的、経済的負担を大幅に減らすことが出来ると思います。
今回のセミナーは、基本の大切さを再認識させる、大変有意義なものでした。中山先生、本当にありがとうございました。
加藤大明
今回、中山先生のセミナーを受講して学んだことは大きく3つあります。
探針による歯石の触知の重要性
最初に、中山先生が繰り返し言われていたことは、「歯石がある。」ということを知る重要性でした。
ヒューフレディーNO.5の探針を軽く持ち、力を抜いて根面を探るとゴツゴツと驚くほど歯石を触知することができます。キュレットを持つ前に、まず探針でじっくり探ること。教えの一つ目です。
患者に歯石の場所を教えてもらう。
中山先生は、驚くほど患者さんと話をしながら治療をすすめていきます。それは、無駄話ではなく、確実に歯石を探るためです。患者とコミュニケーションしながら、探針で歯石を触った時の感触を患者に学んでもらいます。そうしながらSRPを進めていると、患者が次第に、「先生、そこまだ歯石あります。」とか、「大分ツルツルしてきた。」と教えてくれます。全ての患者が同様でした。患者に歯石の有無を教えてもらう。教えの2つ目です。
キュレットに使われないこと。
「キュレットは肩で動かす」「キュレットの番手にこだわらず、取りやすいものでとる。」
アメリカの歯周病専門医と聞くと、派手なオペやインプラントをガンガンとやっているイメージでしたが、中山先生は基本に忠実にSRPを大事される先生でした。
我々が外科症例として準備していた症例も「SRPで治る。」と非外科を選択されました。
マルメ研修と同様に、歯科医療における基本の重要性、基本の継続の重要性を再認識する研修でした。
熊谷昌大
今回のセミナーを受けて、SRPの重要性、本物のSRPがどういったものなのかを知ることができた勉強会でした。中山先生と自分が今までに行ってきたSRPを比較するとまったく違った処置をしているように感じました。この違った感覚は術者の自分だけではなく患者さん自身も今までのSRPとは全く違うものだとはっきり分かるものでした。実際に中山先生がSRPを行った後の根面を確認するとここまできれいになるのかというぐらい、ツルツルな状態で、患者さんもこれならアメリカと同じ治療費を払ってでも受けたいと言っていたのを聞いて、これが本物のプロの仕事だというものを強く感じました。
自分は今までSRPについてしっかりとしたものを教えてもらったことはなく、使用器具、ポジショニング、スケーラーの当て方、動かし方、シャープニング、患者さんへのコミュニケーション方法など大学では聞けなかったことを細かく指導してもらえて、自分の中でプラスになることが多かったです。
今回中山先生に指導してもらったことを無駄にしない為に、日々の臨床の中で指導してもらったことを実践して行きたいと思います。
金谷史夫
自分の歯周治療への技術、知識の未熟さを痛感するとともに、中山先生の術式のすばらしさ、そしてアメリカの専門医のすごさを痛感する1日となりました。日本で開業してそのまま過ごしていればなかなか味わうことができないワールドスタンダードな歯周治療を体験でき、本当に良かったと思っています。僕の診療所はまだ開院して半年とスタッフも自分もまだまだですが、少しずつ努力をして、患者さんに少しでも高い質の歯科医療を提供できるようにがんばっていきたいと思っています。
酒田から帰る前にすぐにエキスプローラーや足りないスケーラーを注文し、少しずつですが、上越市民に歯周治療を提供するようにしています。もう少し病院が軌道に乗りましたら是非中山先生に来ていただき、色々と教えていただきたいと思っていますので、その時はなにとぞよろしくお願いします。
今回の実習で一番印象に残った中山先生の言葉は、「どうせ盲目的に縁下のスケーリングするのだから、手元を見る必要がない。」という言葉でした。いかに歯周治療には正しい解剖学的な形態の把握、熟達した器具の操作、検査に基づくイメージが大切なのかを痛感しました。毎日1名歯周治療をしようと悪戦苦闘しています。今後も色々と症例のことで相談させていただくこともあると思いますが、その時はどうぞよろしくお願いいたします。
仲川なぎさ
今回、SRPにおける歯石の探知、除去、確認のステップを経験させていただける貴重なセミナーに参加させていただきました。今回のセミナーでは、本で読んだり講演を聴いただけでは得ることのできない、感覚を学ばせていただくことができました。その感覚を知っているかいないかはとても大きな違いだとおもいます。その中でも、施術後の感覚においては、目指すべき根面の滑らかさを感じることができました。
また、歯肉縁下の治療は目視することができないため、いかに歯根の形態、歯石の性質をイメージすることが大切であるかを学びました。その感覚を患者さんと共有し、さらにモチベーションにつなげていくという中山先生のコミュニケーションの取り方も、始めて経験するものでした。
今までは、浸麻をして激しく歯石を取るイメージがあったSRPが、とても繊細でデリケートなものであるということに衝撃を受けました。エキスプローラーやスケーラーの進め方も、刃で歯肉を触らないようにとても気を使う作業でした。
今後の治療において、今回のセミナーで取り入れたいことはたくさんありましたが、感覚を研ぎすませること、根面の滑沢さを得ることを目標に、日々精進して行きたいと思います。
今回のセミナーに参加させていただき、本当にありがとうございました。
<歯科衛生士>
佐藤美紀
今回のこのセミナーの日を、ハラハラそわそわドキドキしながら、ずっと楽しみにしていました。中山先生にお会いして、そのお人柄と、言葉の端々からビシビシと伝わってくる「プロフェッショナル」な言動に、私はすっかり引き込まれ、これから始まるセミナーにワクワクしていました。セミナーが始まってみると、中山先生の指導の上手さ、わかりやすさで集中力が途切れることはなく、あっという間に時間が過ぎていきました。沢山のことを肌で感じることができ、とても充実したセミナーでした。いとも簡単そうにサラッと探針で歯石を探知し、取り除く中山先生の手指感覚の素晴らしさにあ然としました。まるでポケットの中に目があるように、歯石を見つけ出し、的確に取り除く感覚の研ぎ澄まされ方に、熟練の技を感じました。一人の患者さんの一つのポケット内の状況を中山先生と共有することで、見えないところが見えるようになる感覚を覚えることができました。日々の診療の中で多くの患者さんと接しながら、鋭い目を養い、手指の感覚を研ぎ澄まし、自分の一部となるかゆい所に手が届く器具を多く作り出していける衛生士に成長しなくてはいけないと痛切に感じました。患者さんとコミュニケーションを取りながら、ポケット内の音の変化、感覚の変化を患者さんと共有し、時に患者さんに先生になってもらって、自分の手指感覚を高めていき、お互い協力し、お互いの役割を果たしながら、これから10年20年と健康を維持していけることを目標に、一人一人の患者さんと向かい合っていきたいと思いました。探針での確実な歯石の探知の仕方、適切な器具の選択と施術法、術前術中術後の音・感覚の変化の共有等、多くのことを今回のセミナーで感じることができました。沢山のことに気づかせ、吸収させてくれた中山先生にとても感謝しています.それからこのような機会を与えてくれた院長先生に、協力してくれたスタッフの皆さんにとても感謝しています。本当にありがとうございました。
村岡 文
まさしく、職人技を生で見せていただき、大きな感動を得ることができました!
そして、今までの自分の施術を見直す大変良い機会となりました。
FOPを予定していた私が担当している患者さんを、SRPだけで対応され、根面を滑沢に仕上げられた先生の技術に驚きました。私が施述しても良くならない理由を探すために、先生から目が離せませんでした。手つきや姿勢、ポジショニングなど、今でも目に焼き付いています。私の不十分なSRPが、予防していたはずの歯を失わせてしまうことになる恐ろしさを感じ、改めて自分の未熟さを痛感しました。
道具に使われるのではなく、道具を使いこなす。エキスプローラ-、キュレット、シャープニングストーン。患者さんまでもが先生の技によって、どんどん変わっていく。私も先生のような技を身に付けられるよう、自己研鑚したいと思います。今度お会いできることを楽しみにしております。ぜひまたご指導よろしくお願いします。本当にありがとうございました。
奥山洋実
セミナーの始めに中山先生は」「歯周治療はとてもシンプル。それほど難しいことではない。単純なことですよ。ちょっとしたコツをつかむと仕事が楽しくなりますよ」と話された。
確かに、日々の臨床の中で、患者さんにSRPをし、患者さんがホ-ムケアの方法を身に付けることで、口腔内が変化していくのを見るのは歯科衛生士として最高にうれしく、やりがいを感じる瞬間ではある。しかし、やりがいを感じる反面、ポケットが改善されなかったり、Pの急発を起こしたりすると「歯石がまだ残っているのではないか?」と不安になり、SRPは難しいと感じて落ち込んでしまう私には中山先生の言葉は半信半疑であった。
セミナーを受けて真っ先に強く感じたのは、歯石の探知が不充分だったということだ。先生に教えていただいた要領で丁寧に力を抜いて探針を根面に沿わせると、まるで自分の指が根面に触れているようにザラザラしているのがわかる。また、患者さんに声をかけながら行うと、しだいに患者さんの感覚が研ぎ澄まされてきて、「そこ、まだザラザラしていますね」などとSRPに参加してくれる。これは患者さんは施術者と一緒に歯周治療をしているような感覚になるのではないかと思った。そして「ツルツルになった歯面を継続したい」と患者さんはホームケアも自然と熱心に取り組むようになるのだろう。
まだ、SRPを「難しいことではない」と思うところまでには行きつけないが、今は「歯周治療はシンプル」ということは感じている。1、シャープニングができているキュレットを用いて 2、ポケット内、根面の状況を丁寧に探知し、
患者さんと施術中も会話しながら、ホームケアのアドバイスもし、 4、無駄や負担の少ない方法で根面を滑沢にし、細菌が定着しにくい環境を作る。・・ということではないだろうか。このいずれが抜けても歯周治療はうまくいかないと思う。今回の中山先生のセミナーを受けたことで、長いトンネルを抜け出せそうな予感がしている。いつか、また中山先生に歯石のチェックをしていただける日がきたらその時は「根面がツルツルになってますよ」といっていただけるように研鑚していきたいと思う。
遠路はるばる酒田までお越しくださった中山先生、このような機会を与えてくれた院長に心から感謝いたします。
前田奈美
中山先生の噂はきいていましたが、ほんとうにすばらしい施術でした。
どんな器具でも使いこなし、施術から始まり、患者さんのモチベートのしかたまで、本当にプロそのものでした。
「器具につかわれるのじゃなくて、器具をつかうんですよ。」
「患者さんは歯石取られているの感じているからね。」
「もくもくと歯石取っちゃだめ!ちゃんと患者さんとお話しながらやりましょう。」
「肩がこらないように患者さんも自分もリラックスしてとらないと・・・つかれちゃうからね。」
などなど、先生のおっしゃることが今でも頭をよぎります。
施術されている患者さんがみな、先生の世界にすいこまれていくのがわかりました。
もちろん、われわれ実習しているほうもそうです。
人柄から何から何まで、これぞ、プロなんだと感じました。
一流を見せていただいたことにとても感謝します。
そして、それに一歩一歩近づけるように、SRP後のあの感触を思い出して一つ一つの症例を丁寧にこなしていきたいと思います。
A歯科衛生士(一回目)
動揺度を確認する重要性、歯石の探知、スケーラーでの探知と除去、動かし方など実践で生かせる事、疑問点の解決方法を教えていただいた。SRPは、複雑な事ではない、単純な事。ただ、その単純な事を正確にできるようになる事は簡単ではない事を感じた。しかし、教えていただいた事を念頭におき、練習を繰り返し、技術の向上ができそうなセミナーであった。お人柄もすばらしい方で気兼ねなくお聞きする事ができた。これから、SRPが上達できそうで、ワクワクした。
A歯科衛生士(二回目)
前回のセミナーを受けて、プローブやスケーラーを持つ圧がわかり、自分なりに意識してきたが、まだ強すぎたようだ。また、ポケットにスケーラーや探針を挿入後、歯面から先端を離すと歯石を探知できない事、また、SRP時も上滑りしたり、歯石を丸くしてしまい、わかりにくくしてしまう事がわかった。
今まで、健康な歯肉に改善する事は考えていたが、「より若々しい歯肉を維持する」とは考えていなかった。逆に、2,3mmの歯肉溝にキュレットを挿入する事は歯肉退縮につながると思っていた。これからは、より若々しい健康な歯肉を維持するためのメインテナンスをしていきたいと感じた。時間的な点、コスト的な点を考えた時、理想的なメインテナンスをどのように行っていけばいいのか考えさせられた。
B歯科衛生士(一回目)
中山先生の「実践的な、明日からすぐにできるようなセミナーをしたい。やってみなければできない。実践あるのみ」とおっしゃった言葉が心に残っている。患者さんにも感じてもらいながらの歯石の探知、痛くない、痛いの見極め、声がけなど大変勉強になった。診療ですぐに実行していきたい気持ちになった。
C歯科衛生士(一回目)
今回のセミナーでは、実践的で今すぐにでも役立つ内容だったのでとても勉強になりました。フロスの使い方も、音が大事な事。患者さんと接するときは、声がけをして患者さんの反応をみる。エキスプローラーで歯石を探知しただけでも患者さんにもそれが伝わり、わざわざこちら側が動機付けしなくとも患者さんは分かってくれるとお聞きして「なるほど!!」と思った。これから、みんなで話し合って、患者さんの歯の健康を守るために取り組んでいきたい。
C歯科衛生士(二回目)
今回も実践的なセミナーだったので、学ぶ事がたくさんあった。中山先生は、患者さんに対し、必ず言葉をかけながら接していた。コミュニケーションをとることで、患者さんのこともわかるし、患者さんに気づきというきっかけを与えることもできるので、見習いたいと思う。SRPや歯石の探知のときは、いつも余計な力が入ってしまうので普段の生活でも、力を入れずに!!ということを忘れず気をつけていきたいと思った。次回中山先生がいらっしゃる時に「かわったね!!」と言われるよう取り組んでいき、成長したい。
D歯科衛生士(一回目)
今回のセミナーは、実習が多く充実した一日であった。これまで講習会に参加したり、本を読んで得た知識や技術と全く違うことも多く、戸惑いもある。院内で復習したり、方向性や処置内容の見直しすることも必要であると感じた。
歯石探知はすぐに始めることができることなので行っていきたい。根面の滑沢具合がこれまでの自分の感覚と違い、かなりつるつるしていたので、あの感覚を忘れずに取り組んでいきたい。
D歯科衛生士(二回目)
歯周治療において、医院として今後どのように取り組んでいくかを考えるとてもいい機会になった。将来的に健康な口腔内でいるためにどうするのかを初診から考え、治療計画をたて、患者さんにも伝え、長く患者さんと接していくことの重要性を感じた。
インスツルメントを持つ手を柔らかくする体操をお聞きするのを忘れてしまったのがとても残念である。
SAT WITH ISOを取得しその頂に立つことは、
オーラルフィジシャンを志す全ての歯科医師にとっての夢であり、また究極の到達点であろう。
歯科医学を探求するものにとって、この登頂への道のりには様々なルートがあるはずと考えている。
しかし、一方でエベレスト登山成功には数多くのベースキャプがあるように、
オーラルフィジシャンとして基本的要素を十分身に付けてからSAT WITH ISO登頂へのアタックをかけることが成功への鍵と考えられる。
基本的要素とは何かというとオーラルフィジシャンの定義、
「メディカルトリートメントモデルを実践する一般歯科医師」そのものであることはご承知のとおりである。
しかしながら、メディカルトリートメントモデルを自由自在に操ることができるだけがオーラルフィジシャンではなく、
さらにいくつかの要素が必要である。その中で最も難しいことは、World Standardでなければならないということである。
また、World Standardであり続けることほど難しいことはないと思っていた。
日吉歯科診療所にて行われたアドバンスコースの様子
そんなある日、日吉歯科診療所のアドバンスコースに米国の歯周病専門医が来ることになった。
しかも私と同じ開業医であり、また、日本人ということで、当たり前のように出席した。
内容は、基本に基づいた歯周処置でありご自身の診療内容、理念などもメディカルトリートメントモデルとおおむね一致しており
ご講演は非常に興味深いものであった。
終了後に中山先生自身が直接各診療所にて出張セミナーを行って頂けるとの説明があった。
もちろんすぐに予約をして本年6月22日に待望の「実践歯周病セミナー」を開催した。
開催目的は、World Standardな診療所つくりを目指すためである。
結果は、極めて実り多い1日であり今後メディカルトリートメントモデルをすすめていく上で極めて手ごたえ十分の内容であった。
具体的には、メディカルトリートメントモデルの流れを利用して説明する。
■患者の訴えを把握し必要ならば検査を行う
20名のメンテナンス中の患者さんの診断を行って頂いたが検査には持参頂いた器具、器材を利用し歯石の取り残しを指摘して頂いた。
残存歯石は20名中全員にありその取り残しは70%ぐらいであった。つまり当医院の検査方法は根本的に見直しが必要であることが分かった。また、患者さんとの会話では、緊張感を和らげるように年齢に合せたアメリカンジョークを聞くことができた。
探針での探知が巧みな手さばきという言い方が当てはまると思うがそのためか痛みがないので患者さん皆さんが安心していた。中には楽しそうに返答している方もいた。
出張セミナーの様子
■疾患の原因を取り除き、症状を軽減させる
残存歯石を持参のスケーラーでていねいに取る方法を習った。
持ち方、肩でのストローク方法、歯石が取れていく音、取れた後の音、
その音と取れていく感覚を患者自身に実感して頂く方法など極めて基本的なことだが極めて難しいことばかりであった。
基本がいかに重要であるかあらためてわかった。
■治療結果をモニターし再発予防処置を講ずること
「木を見て森を見ず」にならないようにエンド・ペリオについて、無理な保存処置による予後の問題などについては、
一人一人の患者さんの今後の治療計画を立て直して頂いた。
この20名の診断を利用してその他の患者さんに摘要することができると思った。
以上の内容の手技に関しては、衛生士全員に行って頂いた。
衛生士はセミナーが始まると中山先生の指導の上手さと誠意あふれる姿勢とに1時間もしないうちに目の色が変わって行くのが手に取るように分かった。その集中力は先生ともども途切れることなく続くので私の手術予定を急遽取りやめて衛生士指導を続けて頂くことに変更したほどだった。
また、歯肉弁移動術1例、再生治療症例の診断方法、手術に関して器材消毒方法、補充すべき器具などの助言、特にスケーラーのシャープニングはシアトル開院26年の臨床経験による独自の方法を伝授いただいた。また、メールによる画像を利用して遠隔診断の了承も頂くことができ、セミナー開催目的であるWorld Standardな診療所に少し近づくことができそうである。
謝辞
歯周病実践セミナー開催にあたって申し込み当初より惜しみないご教示を頂いた中山吉成先生に心よりお礼申し上げます。
さらにこのような機会を与えて頂きました熊谷 崇先生に深謝申し上げます。
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