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“ここに通っている子どもの8割は、20歳になってもむし歯が1本もない”ということや、80代のご高齢の方がご自身の歯でおいしいご飯を食べている映像を見ると、視聴者の中には衝撃を受けた方もたくさんいると思うが、これが本来の歯科のあるべき姿であり、歯科医師や歯科衛生士の責務なのではないかと思う。
口腔内写真やレントゲンを前に現状を説明して、患者にもしっかり教育を行っているところや、それによって自分の口の中のことに興味関心をもち、セルフケアの強化につながっていることが、とてもわかりやすく説明されていたと思う。
また、熊谷先生が全国にネットワークを広げるべく、若い歯科医師の教育にも力を入れ、熱く討論している姿は本当に真剣さを感じた。
日本は予防の後進国と言われ、治療してはまた数年後に悪くなり再治療という悪循環に陥っている現状を打破するためには、私たちが行っていることを情報として広く世の中に発信していかなければならないと思う。ゆくゆくは、日本の医療保険制度も見直されて、疾病保険から予防にもっと力を入れられるように変わっていったらと思う。
私たちも、日吉歯科医院で学んだことをしっかり診療室で実践し、真の患者利益を与えられるように、これからも日々精進したい。