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日吉歯科を卒業して数年たち、自分たちも開業した立場で、外から日吉歯科や熊谷先生を客観的に見ることができる貴重な機会でした。また、今までの番組やセミナーとは一線を画し、患者さんの目線や、オーラルフィジシャン型に転換したスタッフの葛藤を見せるだけでなく、熊谷先生の人となりや、今までの歴史についても触れられていることが新鮮でした。
今でこそ軌道に乗ってきているように見える中でも、過去には様々な苦労があったことが語られていました。しかし、その後も停滞するのではなく発展していくためには、形を変えても常に何かしらの障壁があり、その時々では懸命に最善を尽くすしかないのだとも思いました。実践しているその時には、それが始まりなのか終わりなのかも分からないのですが、後から振り返るとその意味に気付くというものなのかもしれません。
色々な問題が出てきた時も、一番大切なことは、目先の欲やプライドなどに邪魔されて自分に嘘をつくことなく、自分自身に恥じなく生きていくことなのではないかと思います。そういう意味では、熊谷先生がこの医療を全うしてきて、この先もさらに発展させていく事については、先生の人格を抜きにしては語れないですし、結局は人間性に尽きるのではないかとも思えてきます。
今後も熊谷先生の含蓄のある言葉を忘れないように、繰り返し見ていくことになる番組だと思いました。