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放送終了後、私の心に一番残っていたことはある日の事件、メインテナンスに通っていたのに発見が遅れたカリエスの話でした。私自身も、フロスや歯間ブラシの使用について毎回伝えてはいても、しっかり伝えきれていない患者さんが居たり、2年であんなに進行してしまったり、X線撮影をするまで気付けないのはとても怖いと思いました。稀な症例かもしれませんが、今後の課題としてホームケアの伝え方やメインテナンス時の確認も再度確認しようと思います。
それと唾液検査についても多く話題になっていました。今となってはなんの躊躇いもなく患者さんに必要性を説明して実施していますが、初めは私も必要性が理解できていなかったので、半分戸惑いながら検査をしていたことを思い出しました。
私は今回の放送を家族と一緒に見ましたが、家族全員当院に通院しており、メインテナンスに通うことについては理解しているので、「フロスの大切さが良くわかった」「熊谷先生の説得力ってすごいね」など、私とはまた違った見方をしていました。
患者さんからは、レントゲン撮りますねと言うと、「放送見たよ!レントゲンのこと言ってたね!」「ホームケアが大事なんだよねぇ」など、メインテナンスに通っている方は「これからもお願いします」と言って帰っていきました。そして、患者さんに伝えるには、ブレない志が大切だと、今回の放送をみて再度感じました。
「歯医者は痛くなったら行く所」と思っている方が多いですが、少しでも多くの人に、虫歯や歯周病は予防できると言うことや、歯の大切さをもっとたくさんの方に知ってもらいたいと思うので、今回のような機会が増えて欲しいと思いました。