SAT 真の患者利益のため予防歯科を中心にした歯科医療へ

活動報告


オーラルフィジシャン・チームミーティング2012

開催内容


■開会のあいさつ

佐々木英夫(山形県山形市:佐々木歯科医院) 

2011年は、東日本大震災の影響で、このチームミーティングもやむなく中止という事になりました。そのかわりに2011年10月にはチャリティーセミナーを開催させていただきました。その中で、私たちが知る事ができない被災地の状況を佐藤先生に報告していただきました。現在まだ復興が進んでいない地域もあると聞いておりますが、1日も早い復興を願い、みんなで協力していければと思います。日程の都合で昨年のチャリティーセミナーに参加できなかったという方もたくさんいらっしゃったと聞いております。今回2年ぶりにこのチームミーティングを開催できる事を、本当にうれしく思います。


主にオーラルフィジシャン診療所が対象のチームミーティングですが、回を重ねるたびに参加希望者の数も増え、今回も参加申し込みを開始してすぐに満席という事で、参加したくてもお断りをさせていただいた方が大勢いらっしゃいます。大変ご迷惑をおかけした事を、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
また、会場の収容人員目一杯の参加者を受け入れましたので、空席がない状況です。
多少きつい所もあるかもしれませんが、こういう事情ですので、お許しいただければと思います。


今回のチームミーティングですが、昨年、熊谷先生がチャリティーセミナーやファイナルセミナーで提示された20年〜30年先の歯科医療のあり方を、具現化するための研修会の始まりになります。


今までは、いかにしてオーラルフィジシャン診療所を作っていくのか、また増やしていくのかということが我々の目標になっていましたが、もうMTMモデルの診療を実践する事は当たり前、常識というところまで来たように思います。今後は健康観の高い患者さんから、より質の高い診療の要望に応えられるためにどのようにしていけば良いのかという次のステップに入りました。


では、本当に質の高い歯科医療とはどういうことでしょうか?
日本の現在の状況では、すべての診療行為を GPである私たちがすべてをカバーしなければいけません。みなさんならわかっていらっしゃると思いますが、すべての診療項目をすべてに合格点の診療を提供することは簡単ではありません。しかし健康観の高い患者さんは、「より健康になるために」、また「より健康を維持することができる」という治療の選択ができるのであれば、それを望んでいるのです。


あまり問題の大きくない症例をきちんと管理するGPと、より専門性の高い治療が必要な症例を任せるられる専門医との連携が質の高い歯科医療を提供できる方法である事を、今まで海外研修を通じて学びました。


そんな診療を提供するには、さまざまな専門医に診療所に入ってもらう、デンタルセンターという形か、専門医と手を組むデンタルネットワークという形しかないことを熊谷先生から昨年提言していただきました。
しかし、日本では、専門医の認定は各学会がそれぞれ自由に行っているため、ケースを出せば通るという、とてもハードルが低いのが現状です。専門性の高い診療を提供できる専門医の質の確保ができている状況ではありません。


そこで、今回のチームミーティングでは、質の高い歯科医療を提供するために必要な事を、4つのパーツに分けて進めていきます。


今日の午前中は、聖路加国際病院の病院長である福井先生に「医療の質を測定し改善する」という取り組みを学ぶとともに、山形県山形市の太田先生、宮城県仙台市の伊藤先生とともに歯科医療の質の測定とその活用についてディスカッションしていただこうと思います。


午後はスウェーデンのカロリンスカ研究所のリスクアセスメントの第一人者であるHans C.H.Sanberg先生に、いろんな角度から今後進む方向性についてご講演いただきます。


明日の午前中は、UCLA臨床教授であり、世界的に有名な歯周病専門医であるHenry takei先生に「患者中心の歯科医療:歯周治療とインプラント治療の現状」と題してご講演を頂きます。ここでは、治療の予後の評価について学びたいと考えています。


二日目の午後は、「デンタルセンター、デンタルネットワークを実現するために:専門医からGPに期待する事」と題し、熊谷先生にコーディネーターとなっていただき、「専門医とチームを組むGPとして必要な要件」という演題で、クレイトン大学歯周病科教授宮本貴成先生、福岡県福岡市開業の歯周病専門医築山鉄平先生、日吉歯科診療所の補綴専門医熊谷直大先生に提言していただきます。専門医を診療室に入れる事は難しいですが、専門医が力を発揮できる診療室を作る準備はすぐにでもできます。専門医の意見も良く聞きたいと思います。


このように二日間の講演は、盛りだくさんな内容となっております。


また、今回は初めての取り組みとして、チャリティーパーティーも企画されております。
熊谷先生のファイナルセミナーの時にも出演していただいた歌手の八神純子さんに今回もライブもお願いしております。昔と変わらない素晴らしい歌声も堪能していただきたいと思います。また、セミナーの演者の皆さんやオーラルフィジシャンの講師のみなさんと意見交換などもどんどんやっていただければと思っております。


本セミナーならびにパーティーにおける、収入から経費を差し引いた全額を、今回も東日本大震災被災者支援を目的に「山形放送 愛の事業団」に寄付させていただく事になっております。ご協力いただく平田牧場さんにも感謝申し上げます。


最後に、このセミナーの準備をしていただいた日吉歯科のスタッフの皆さん、ならびにSAT事務局の皆さんに感謝を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
二日間よろしくおねがいします。


■日程表

日程表

■プログラム概要

本年のオーラルフィジシャンチームミーティングは四つのパートから構成されます。

土曜日午前中の第一のパートでは、聖路加国際病院院長である福井次矢先生をお招きし聖路加国際病院における「医療の質を測定し改善する」取り組みを学ぶとともに、山形市開業の太田貴志先生、仙台市開業の伊藤智恵先生とともに歯科医療における医療の質の測定とその活用について、ディスカスを行います。

講演:「医療の質を測定し改善する:聖路加国際病院の試み」
  福井 次矢先生(聖路加国際病院院長)
発表:「オーラルフィジシャン診療室で測る医療の質」
  太田 貴志先生(太田歯科医院)
討論:「Oral physician Quality Indicator、その確立に向けて」
  コーディネーター 伊藤 智恵先生(伊藤矯正歯科クリニック)

 患者の立場からだけでなく、医療提供者の立場からも、質の高い医療を望むのは当然です。では、どうすれば質の高い医療を提供できるのでしょうか? その前に、そもそも医療の質とは何なのでしょうか? そして、何をもって医療の質を表すことができるのでしょうか? 
 一昨年のチームミーティングでは、「オーラルフィジシャン診療所の評価〜データを中心に〜」と題して、日吉歯科診療所の加藤大明先生、高山奈穂子さんが治療の質に関する結果を開示する大切さを述べました。その中で、Quality Indicator(QI)について紹介し、オーラルフィジシャン teamにQIを取り入れる可能性について示唆しました。可能性があるのなら、一刻も早く取り入れましょう!そこで、今年のプログラムでは、実際に取り組み始めます。
 それには、QIを生み出し、実践されて成果を上げている福井次矢先生に学ぶのが最適です。福井先生は、そのご著書『Quality Indicator「医療の質」を測る 聖路加国際病院の先端的試み』や『なぜ聖路加に人が集まるのか 医療の質、医者の資質』等の中で、医療の質を可視化することで改善した実践について、以下のように述べられています。

『質の高い医療を提供するためには、訓練された医療スタッフと最低限の建物・医療器機は必要ですが、絢爛たる施設と多数の高額な最新器機を揃えたりアメニティを充実させたり接遇を好感度にすれば、質の高い医療が保証されると一概には言えないことは明らかです。医療の質は、①施設の構造(ストラクチャー)、②診療の過程(プロセス)、③診療の結果(アウトカム)という3つの側面から評価されます。最も重要なのはアウトカム(余命の延長、QOLの改善など)であることはもちろんですが、アウトカムのみでは医療の質を知ることができない場面も少なくありません。
 そこで、現在のところ医療の質を知るためには、プロセスの評価が最も望ましいと考えられています。米国では、「個人や集団を対象に行われる医療が、望ましい健康状態をもたらす可能性の高さ、その時々の専門知識に合致している度合い」が医療の質と定義されています。つまり、医療の質とは、根拠に基づいた医療(EBM)に則った医療をどのくらい行っているかを問うているのです。
 そして、EBMに則った医療とは、「診療上のテーマごとに、最も高いレベルのエビデンスを知った上で、患者に特有の病状・意向(個別性)や医療現場の状況に配慮しつつ行う診療」です。1990年代以降、医療先進諸国ではEBMの考え方が普及し、さまざまなテーマについて“標準医療”のガイドラインが作成され、エビデンスに基づいた具体的な診療行ためが推奨されるようになってきました。ところが、“標準医療”がどの程度実際に行われているのかを調べると、必ずしも推奨に則った診療が行われているとはいいがたい場面も少なくないことが明らかとなって、Evidence-practice Gap(エビデンスに基づいた望ましい診療と実際に行われている診療の格差)という考え方が提唱されるに至りました。
 Evidence-practice Gapを知らなければ、そもそもどれくらい“標準医療”に近い診療をしているのかさえ知ることができません。また、Evidence-practice Gapを知ることが、EBM実践の強い動機付けになります。そのために、“標準医療”が実践されている度合いを数値で表す必要があります。これをQuality Indicator(QI:質指標)といいます。
 聖路加国際病院では、電子カルテ・システムの導入後、2004年以降の診療データを用いてQIを算出・公開してきました。その効果は、1)ホーソン効果:他人に見られる観察されることによるパフォーマンスの向上、2)比較されることによる向上(エビデンスとの比較、他の医師との比較、他施設との比較)、3)組織としての介入の余地:個人の問題だけではないとのパラダイムシフト、という3つがあるものと理解しています。
 結果として、驚くほど多くの医師や看護師が勉強会に出席し、全職種を対象とした臨床研究(エビデンス発信)の支援部門整備と相まって、当院のEBM文化の情勢に大きく貢献しつつあることを実感しています。
 医療事故や医療過誤については、過誤を起こした当事者個人の問題というよりも組織の問題であり、組織的な取り組みが不可欠であるとのパラダイムシフトが起こりました。しかし、質の高い医療(標準的な医療の保証)の実践は、いまだに個々の医師の問題とみなされ、組織としての取り組みには消極的な医療施設が多いように思われます。質の高い医療の確保についても、個人から組織へのパラダイムシフトが必要であり、そのためにはEvidence-practice Gapを知るためのQIの算出・公開が大変効果的であり、医療者から自発的、自律的にパラダイムシフトを起こすことが求められているのです。』
 
 本プログラムでは、福井先生にQIを詳しく解説頂きながら、導入の手法や指標設定にあたっての注意点などを具体的にご教示頂きます。
 その後、太田歯科医院(山形市)の太田貴志先生に、オーラルフィジシャン診療所で抽出されているデータから、可能な限り具体的な指標を算出していただきます。そして、現時点でのオーラルフィジシャン診療所の医療の質がどのような位置にあり、何を改善すべきかを考察していただきます。また、QI設定に際しての難しさや、QI設定のために不足しているエビデンスを整理していただきます。
 さらに討論では、福井先生にご助言いただきながら、私たちが用いるQIの現在と近未来を明確にし、すべてのオーラルフィジシャン診療所がQIを公表するシステムを具体化したいと目論んでいます。


Hans Sandberg土曜日午後の第二のパートでは、ノーベル賞生理学医学賞の選考委員会があるスウェーデンのKarolinska(カロリンスカ)研究所より、歯科医療におけるリスクアセスメント研究の第一人者であるHans C.H. Sandberg先生をお招きし「患者さんを満足させるだけにとどまらず、献身的な歯科医院の一員(スタッフ)に育成・進化させるための方法論」と題し、ご講演いただきます。



「患者さんを満足させるだけにとどまらず、献身的な歯科医院の一員(スタッフ)に
 育成・進化させるための方法論」

 Hans C.H. Sandberg先生(Karolinska(カロリンスカ)研究所)

本講演の目的は、予防歯科がもたらす可能性について考えてもらうおうとするものである。これは、現在のスタッフの能力を使い、彼女や彼らの受け身であった視点をより積極的な方向にシフトすることである。
疾患にフォーカスするのではなく、良好な口腔状態の獲得と維持のためのミッションを持ちながら、健康にフォーカスすることである。

講演の中で紹介するいくつかの考え方やアイデアは、明日の診療にすぐに活用できる。

◆プロローグ(イントロダクション)
 1. リーダーシップ、ビジョン、ゴール、戦略、計測、フィードバックの必要性
 2. コミュニケーション
 3. 情報社会を経過し知識社会に移行しつつある現在、リーダーシップによりどのように知識のギャップを埋められるのか。
 4. リレーションマーケティング
 顧客(患者)を歯科医院の一員として捉えることができるだろうか。

◆デンタルヘルスケア
 日本とスウェーデンの口腔衛生状態の実状と歯科医療チームの構成について

 [患者]
 1. 我々と患者は、何を共有しているのか
 2. 良好な口腔の健康、そして幸福。
 歯を削ることのために支払いたいのか。それとも、削らなくてもすむようにするために支払いたいと願っているのか。
 3. 患者さんを顧客としてではなく、仲間(歯科医院の一員)としてみることができれば、どのような新しい可能性を我々にもたらしてくれるのか。

 [デンタルヘルスに基づいた歯科医療]
 1. 歯科医療チーム内での意思疎通をどうとるか。
 2. ビジョンの共有をどのように確立するか。
 3. どのような目標を設定するか。
 4. どのような測定方法が必要か。
 5. どのような戦略、構造、ルーティンが必要か。
 6. どのようなフィードバック(院内および院外マーケティング)を提供できるか。

 [デンタルヘルスクリニックを実現するための歯科医院の運営]
 新患、満足した患者を献身的な歯科医院の一員(スタッフ)のように育成・進化させることができるのか。また、初来院の前、治療継続期間内、治療終了後にどうするか。
 =患者さんとの効果的なコミュニケーション
 =実践しやすくするためのアプローチの構造化
 ①目的の共有
 ②歯科医療チーム内のコミュニケーション
 ③治療後の評価
 ④“Just in time”のコンセプトに基づいたリコールシステムの利点
 
 [マーケティング]
 ①歯科医療チーム内に対して
 ②患者ごとに対して
 ③治療中の患者ごとに対して 
 ④まだ診療所の一員に育成・進化していない患者に対して
 
◆結論(Conclude)
 1. 成長・進化を後追いすることによるデメリット
 2. 成長・進化を引き起こすことのメリット
 3. 今日の歯科大学教育はどうなっているのか。それを変えることは可能か。
 4. 歯科医師会はどのような側面で成長・進化できるのか。

Outlines of the Lectures.
Purpose is to be an eye-opener concerning the possibilities Preventive dentistry offers. This could be achieved by using the competence of their existing staff, just by shifting their view from a retroactive to a more proactive approach. To have a focus on health with a mission to obtain/maintain good oral health instead of a focus upon disease. Some thoughts that are presented will be possible to start to use directly on their first day in their practices after my lecture.

TTitle
"Just a satisfied Customer or a devoted Co-worker - A question of bridging gaps"

Introduction
- Leadership, The necessity of Visions, Goals, Strategies, Measures and Feedback.
- COMMUNICATION
- Society of today, We are leaving the Information Society entering the Knowledge Society. How bridge the knowledge gaps- - By using Leadership.
- Relationmarketing, is it possible to see the Customer as a Co-worker.
I will give clear and easy understandable examples. I´ll try to be both funny as well as serious

Dental health Care
- Some examples, figures and facts concerning Dental health care situation in Japan and Sweden as well as structure of dental health care team.
I will present this in a way that the audience will realize that they have all the tools to change their way towards a more prosperous future for themselves and their patients. It is just a question of mind set.
- The Dental Team. Based on the same matters that I have described above concerning Leadership I will give clear examples from an effective Dental Team treating patients in a preventive way.
§ The Patient
What does we and our patient has in common- Good oral Health and well-being!
"Do you want to pay for being drilled or pay for not being drilled". If we can see the patient as a Co-worker instead of Customer, what new possibilities will that give us-
§ The Dental Health based Dentistry
· How to communicate within the Dental Team. How create a view in common a vision-
· What goals can be set-
- Dental health
- Economy
- Well-being
- Number of Patients, Co-workers
· What measures do we need
· What strategies, structures and routines are necessary
· What feed-back (Internal/External marketing) can we give-
§ The Dental Health based Team. Clinical examples of how to run a Dental Health Clinic
· The new Patient, How to change the Patient from a Satisfied Customer to a devoted Co-worker. What to do, before the first visit, under and thereafter-
· Effective patient communication
· To have a structured approach to facilitate
- Have a view in common
- Communication within the Dental Team.
- Evaluate treatment performed
- The advantages of a re-call system based on the concept of "Just-in-Time"
- Meetings, feed-back, bonus systems, Involvement

Marketing
- Within the dental Health Team
- Towards the individual patient
- Towards patients within the dental practice
- Towards those that are not yet "Co-workers"

To conclude
- The disadvantages of adopting, to follow development
- The advantage to lead the development
- How is education of dental health care providers performed today- How could it be changed-
- In what aspects could Dental Associations contribute to take the lead of development


Henry H.Takei日曜日午前の第三のパートでは、UCLA臨床教授であり世界的に著名なPeriodontistであるHenry H.Takei先生をお招きし、「患者中心の歯科医療:歯周治療とインプラント治療の現状」と題しご講演いただきます。







「Patient Orientated Dentistry: Current Status of Periodontal and Implant Therapy 」
「患者中心の歯科医療:歯周治療とインプラント治療の現状」

 Henry H.Takei先生(UCLA歯周病科名誉教授)

ABSTRACT: The last decade has witnessed enormous advancement and changes in the way we treat our patients in dentistry. Research, clinical expericnec, evidenced based knowledge and “good common sense”will enable the clinician to deliver the best therapy possible to our patients. One cannot practice dentistry in “segment” for every aspect of dentistry is inter-related with the other. The clinician must understand periodontics to restorative dentistry to endodontics to orthodontics to implant therapy. This presentation will address incorporating these areas of dentistry to properly treatment plan a case. The correct treatment techniques must be correlated with the correct diagnosis. A thorough understanding of periodontics and the concept of prevention must be understood to decide “when to save a tooth and when to remove a tooth and replace it with an implant”.

抄録:この10年で歯科医療は著しく進歩し変化した。臨床家は、研究・臨床経験・エビデンスに基づく知識・「良識」により患者に最善の治療を提供できる。歯科医療は、そのあらゆる側面が相互に関連し合っているので細分化して行うことはできない。このため、臨床家は歯周治療から保存修復、歯内療法、矯正治療、インプラント治療まですべてを把握していなければならない。本講演は、症例毎に適切な治療計画を立てるためにこれらの分野をいかに組込むかについて論ずる。正しい治療テクニックは正しい診断と関連付けられたものでなければならない。歯周治療と予防の概念を完全に理解しなければ、どのような場合に歯を保存し、どのような場合に抜歯してインプラント補綴を行うべきか判断することはできない。

OUTLINE: (1) Current Status of Periodontics. (2) Current Status of Implant Therapy. (3) The concept of Prevention. (4) Treatment Planning of the Complex Case Utilizing Our Understanding of DENTISTRY. (5) My Thoughts Regarding the Future of the Private Practice of Dentistry in the U.S.
講演内容:(1) 歯周治療の現状 (2) インプラント治療の現状 (3) 予防の概念 (4) 歯科学の理解に基づく複雑な症例の治療計画 (5) 米国の個人開業医(private practice) の将来に関する私見


日曜日午後の第四のパートは「デンタルセンター、デンタルネットワークを実現するために: 専門医からGPに期待すること。」と題し、熊谷 崇がコーディネーターとなり、プログラムを進行します。昨年末のファイナル講演会において、これからの日本の歯科医療が進むべき形として、「地域住民の口腔の健康を守り育てる役割のGP(オーラルフィジシャン)と専門医がネットワークを組むデンタルネットワーク」、「オーラルフィジシャン型診療室に各科の専門医が揃うデンタルセンター」という二つの形を提案しました。
専門医とチームを組むGPとして必要な要件を、ネットワークの発達した米国にて専門医資格を取得したクレイトン大学歯学部歯周病科教授宮本 貴成先生(米国歯周専門医)、福岡市開業の築山 鉄平先生(米国歯周専門医)、日吉歯科診療所の熊谷 直大(米国補綴専門医)の三人に提言していただきます。


■写真(写真をクリックすると写真が拡大されます)


■開会
オーラルフィジシャン・チームミーティング2012
■Program1
オーラルフィジシャン・チームミーティング2012 オーラルフィジシャン・チームミーティング2012 オーラルフィジシャン・チームミーティング2012 オーラルフィジシャン・チームミーティング2012
■Program2
オーラルフィジシャン・チームミーティング2012 オーラルフィジシャン・チームミーティング2012
■Program3
オーラルフィジシャン・チームミーティング2012 オーラルフィジシャン・チームミーティング2012 オーラルフィジシャン・チームミーティング2012
■Program4
オーラルフィジシャン・チームミーティング2012 オーラルフィジシャン・チームミーティング2012 オーラルフィジシャン・チームミーティング2012 オーラルフィジシャン・チームミーティング2012 オーラルフィジシャン・チームミーティング2012
■閉会
オーラルフィジシャン・チームミーティング2012
■チャリティーパーティー
オーラルフィジシャン・チームミーティング2012 オーラルフィジシャン・チームミーティング2012
■企業展示
オーラルフィジシャン・チームミーティング2012 オーラルフィジシャン・チームミーティング2012

■感想(クリックすると内容が表示されます)

歯科医師

福井先生のお話は普段聞きなれない単語が多く自分に理解できるものかと不安に思いながら聴かせていただきました。共通する思いは常に医療を受ける人々の利益を第一主義に、自らパラダイムシフトを起こしていくということでした。確かに雲泥の差がある熊谷先生の診療所の形やシステムをできる限り模倣してもアウトカムは同じにはなっていない(なれるわけではありませんが)ですし、自分に熱意、情熱というものが欠けていることも再確認しました。PDCAcycleもきちんと作用していません。自分はGPなのでEBMを常に知る努力をおしむことなく、福井先生も一番大切だと話された予防医療がきちんと実践できるような診療所になりたいです。「ホーソン効果」ということも教えていただきました。
QI改善のため診療所としてとり組まないといけないことが、私のところには残念ながら山のように課題があると感じました。またSandberg先生のお話は魅力的なお人柄が滲み出ており、第一印象は話された内容そのものでした。患者さんを顧客からパートナーへ変えるための臨床のヒントを沢山いただきました。肯定的な言葉で話を始めるPositiveであることが大切である。Henry先生のお話は、歯科の歴史は修復の歴史であり、このcycleを止めるために予防がまず大切だということから始まりました。インプラントは設備、なによりも技術がないためしないと決めているため知識がなく、講義の内容は新鮮なものでした。インプラントを極めた先生が歯科医療は1つでなく、歯を削ったりEXTしたりをいかに回避するかがゴールであると言われました。すべての講義は「予防」がいかに大切であるかに通じてます。なんとなくやってきたMTMだったとスタッフとの話し合いで、もう一度初心にかえってやっていこうと思います。これからの日本の歯科界を背負っていくであろう若い先生方の話には情熱が感じられました。私はGPですからGPとしてまた頑張ろうと思いました。貴重なチームミーティングありがとうございました。


大学5年生で若い歯科医師のためのオーラルフィジシャン育成セミナーに参加し、そこで自分の目指す歯科医療に出会い、何度もチームミーティングに参加したいと思っていましたが、なかなかチャンスがなく、今回初めての参加となりました。初めての参加で運営側という、とてもプレッシャーの大きな2日間でしたが、今では学術的な内容以外にも得た事は大きかったと実感しております。
何よりも勉強になったのは、熊谷先生がこういった形で今の僕のような年齢の時から、海外から講師を呼んで勉強してきたという、その行動力でした。実際に今回は裏舞台を見て参りましたが、本来であれば海外講師とのコンタクトや事務的な事、当日の運営から事後処理まで全て自分でやらなくてはならず、その仕事量は想像できません。しかし、いつか僕も同じように自分の手でこういった機会を作らなくてはならない時が来ると思うと、まだまだ勉強しなくてはならない事があり、やはり目標としては来年にはポスト加藤先生のように、講師陣の担当やステージに上がれるよう、オーラルフィジシャン育成セミナーを含めトレーニングしていこうと決意しました。
また、多くの人が影響を受けたとは思いますが、宮本先生を含め若手専門医の話を聞き、ともてワクワクしたと同時に、自分はこのままでいいのかと、焦る想いを抱きました。世界を見るには、自分が世界に足を踏み入れなければならないと言う事は分かっており、日吉歯科にはそのチャンスが沢山あります。そして、自分自身にも海外に飛び出したいという気持ちは以前からあったものの、これほど心から行きたいと思ったのは初めてでした。あとは、何とか目の前にあるチャンスをつかむために、今できる事を精一杯やり、いつか僕も同じステージに立ちたいと強く思っております。
そして、今振り返り本当に良かったなと思う事は、ヘンリー先生の論文を毎日読んできたという事です。論文を読むスピードがあがりましたし、前よりも内容が読めるようになりました。全ては直大先生のおかげで、このトレーニングから得られた事は大きかったと思います。本当に直大先生には感謝してもしきれないばかりか、もっとレクチャーをして欲しく、落ち着いたらぜひジア先生のレクチャーも受けたいと強く思いました。
何よりも、こういった機会に出会えた事も、全ては日吉歯科に勤務できている事で、熊谷先生との出会いのお陰だと思います。本当にありがとうございました。
生涯にわたり口腔内の健康を維持するためにオーラルフィジシャンが存在し、メディカルトリートメントモデル+メインテナンスの実践をしていかなければならない。今回のチームミーティングで専門医との連携の重要性と日本での連携の困難さが実感できたが、だからこそオーラルフィジシャンとしてより成長していって、それを補っていかなければならないことを痛切に感じた。専門医を育てることもオーラルフィジシャンの重要な役割ではないでしょうか。


今回のチームミーティングは今後の日本の歯科医療のあり方について非常に参考になるものでした。チームミーティングを含めDR熊谷の講演でも以前から話されていた事ではあるのですが、すでに着手していかないと手遅れになると言うことが実感できました。その中で医療の質の評価、その過程の評価、する事の大切さ、それを行うためのスタッフを含めたチームの力、情熱を持つこと、そして患者の口腔を通して生涯に渡り健康を維持していく事のたいせつさ、その価値をあらためて考えさせられました。日本の現在の歯科医療の中では、常に情報を入手、向上心を持ち勉強し続けなければ未来はないと痛感しました。


福井先生、太田先生の医療の質に関してのご講演では、客観評価ができる指標管理の重要性がよく分かりました。患者をCo-Worker/パートナーと捉えるサンドバーグ先生の到達点を実現するため、この客観的な的な評価結果、患者を含めた歯科医療のリレーションのなかで共有することが重要です。もちろんこの評価結果はエビデンスに基づいており、他医院やその統計と比較できることで患者を医療のパートナーとする強力なツールとなるでしょう。
ヘンリータケイ先生が述べられている患者中心の歯科の中で修復を繰り返しながら歯を喪失していくサイクルを症例を通して具体的に感じることができました。修復、補綴、インプラントは予防を主体とした診療体系のなかで、止むを得ず行われる行ためであり介入するべきか、どうかの鑑別に集中すべきこと、宮本先生らが話されている、デンタルネットワーク/デンタルセンターとしてのGPと専門医の連携これらの柱が達成されて、患者中心の医療が多くの歯科医院で構築されることが、医療者としての私たちの未来にも繋がって行くと予感されるチームミーティングでした。斉藤先生の言われたように4つのパートがすべて関連していました。


今回初めてチームミーティングに参加させていただきました。4つのセクションでそれぞれ大変勉強になりました。
まず、福井先生から、クオリティ・インディケーターを用い、現状を把握し、問題を解決するためにどのようなことを行っているか、ということをいくつかの具体例を用いてお話いただきました。日本の歯科界のリーダーという立場といえる、日吉歯科は今の状態をよしとはしないで、これから更なる変化を求められます。私も歯科医療を向上させていくために、日吉歯科の一員としてどういう視点をもっていなければならないかということを考えさせられました。また、高いエビデンスを求めようとすると何もできなくなってしまう、という言葉も印象的でした。「つじつまの合わないことのつみかさね」「倫理的にデータが取れないこともある」…これらのことばは、患者さんによってさまざまな条件が異なるU20における、一筋縄ではいかない診療の現場において、少しだけほっとするような気がしました。とはいっても、どのような記録が必要で、得られたデータをどうまとめ、どう生かすか?を考えるために、福井先生がおっしゃっていたように統計学などを少しでも学んでみたいとも思いました。同じ結果が出ないにしても、エビデンスが確立されたことについてはそれに基づいて行うことが大切、とも述べられていて基礎の勉強をまずしっかり行いたいと思います。
Sandberg先生は、さまざまなギャップを埋めること、患者さんに前向きな言葉で語りかけること、人々を巻き込むために熱意を引き出していくこと、などお話されました。誰もが認められたい・褒めてもらいたい、というのは当たり前のようでいてしっかり意識しないと、先生もおっしゃっていたように、ついつい磨けていないことを強調してしまいがちです。U20では、自然な流れで患児には声掛けをしますが、忘れてはならないのが患児のお母さんたち・ご家族の方たちで、先生からがんばっていますね、という言葉を聞くと表情がゆるみ嬉しそうな表情になります。連れてくるだけでも大変なことなので、もっと意識して言葉を選んでいきたいと思いました。健康ノートのコメント欄に「今日はお母さんと元気に来院してくれました…」などとふじ子先生たちは書かれるのですが、こういうことをきちんと文字にして残すことも認めることなのだな、とこの講演のあとにやっと気づきました。
Takei先生は、必要な治療(機能・疾患Madontory・Need)、必要に応じて行う治療(審美Elective・Want)にDental Life Cycle of a Patientなどについてお話されました。また、インプラント治療に至ったことは、歯科医師としては失敗であるとの言葉も、そのとおりだと思うと同時に、「Denta lLife Cycle of a Patient」を回さないためにも、U20でまず口腔の健康を身につけることの重要性を再認識しました。Takei先生は、記録の大切さについてもふれており(日吉歯科ではすでに行われていますが)、きちんとした記録が後の反省と発展にとって重要であるとあらためて確認できました。インプラントや補綴物についての内容はこの2か月あまり、英語論文を直大先生に教えてもらっていたおかげで、わかりやすくなったところも多く、本当に直大先生に感謝しております。(この論文にほぼ毎日触れるという経験はいままでなく、英語力と歯科の知識が不足している私にとっては大変でしたが、この経験もまたとてもよい経験になりました。)
最後に3人の米国専門医の先生達のお話でした。3人とも専門医とGPとの関わりかたについてお話されましたが、このように専門医の先生達がしっかりとした治療を行うには、しっかりとしたGPの存在が必要であり、アメリカや日吉歯科のように、きっちりと線引き・連携しているところは、日本ではほとんどないと思いました。参加していた開業医の先生達のほとんどは自分一人で、GPがやるような治療から、専門医がやる治療まで行っているでしょうから、とても大変だし、各分野の知識にもムラがあったり、さまざまな問題・悩みを抱えていると思います。まわりに各分野の専門医がいない場合、ついつい自分一人ですべての分野をやらなくては…となってしまいますが私は日吉歯科にいる限りは、U20の範囲内をきっちりできるように努力する、と明確に示されている分、集中して深く学ぶことができるので恵まれていると思います。この3人の先生達のお話をきいて、会場の若い先生達で専門医をめざしたり、海外に留学する方が増えるのではないかと感じました。そのような先生達がどんどん増えることで、日本の歯科のスタイルの変化が期待されます。私も一度留学してみたいです。


総じて感じたことは、日吉歯科にきてまだたった4か月ですが、その中で教えていただいたり、感じたことと、今回の先生たちのお話はほとんどつながっており、そんなこと全く知らなかった!ということはあまりなく、日吉歯科での考え方・実際に行われていることは、世界基準である、という確認ができたということです。そして、そのような診療所においていただいていることに感謝しつつ、この診療所にふさわしい歯科医師になれるように私なりに短期・中期・長期での目標を考えていく必要性を感じました。最後の加藤先生の、夏→TM→夏…とならないように、具体的な行動をおこしていきたいです。
私の目標設定については、先生方から御指導いただければと思います。
どうもありがとうございました。


いつもお世話になっています。オーラルフィジシャン・チームミーティング2012に参加させて頂きありがとうございました。我が診療室の進むべき方向を見直すため、毎回参加させて頂いています。お蔭様で去年10月のチャリティーで見直し、診療室をリニューアルし、スタッフ8人で受講させていただきました。
当医院への課題として、診療情報管理(まだまだすべき事がある、分析ソフトがあったらと思いました。)さらに、「患者さんを満足させるだけにとどまらず、献身的な――」では、大変興味深い内容で即実践可能な内容でした。2日目セミナーは、Takei先生の40年の臨床を拝見し、熱意・成果が明瞭でした。これからの目標ができ、たいへん有意義でした。ありがとうございます。


初めてチームにミーティング参加致しました。医院にて短い期間ではありますが、MTMのシステムの元で、診療を行っております。その中で、提供している医療の質がどの程度のものであるかという事を評価していかなければならないと感じました。また、患者中心の医療を熱意を持って行う事で、私たちの仕事であると認識する事ができたと思います。
新しい視点として患者さんもデンタルスタッフの1人として教育またはGapを無くしていく事が理想であるという事も学ばせて頂きました。また明日から初診を忘れずに診療に取り組めればと思います。このような素晴らしいミーティングに参加でき嬉しく思います。ありがとうございました。


は入社し3か月なのですが、このようなすばらしいミーティングに出席することができ本当に幸せ者だなとあらためて思いました。特に自分がこれから成長していく上で福井次矢先生のお話の中であった①ホーソン効果…他人に見られる監視されるとパフォーマンスが向上する。②比較する事によるパフォーマンスの向上…エビデンスの比較、他の医師、他の医療施設の比較③個人による改善への努力。というのがとても大切であると感じました。いまの私には足りないものだらけで、こういったお話をこれからも様々なところで聞き、自分の成長に繋げる事ができるようにしたいと思いました。
また世界の歯科を知らない私にとってハンズサンドバーグ先生のお話はとても新鮮でした。講演の仕方も独特でとても楽しかったです。やはり日本人とはまた違った観点で物事を考えているのだなと思ったし、とても情熱的で心に響くものがありました。当院でもウエルカムレターに似たものをやっているので、もう少し内容をかんがえなおしたいと思った。それで患者さんがどういう反応をしてくれるのかをみて、次にハンズサンドバーグ先生に会えた時に伝える事ができたら良いなと思いました。


パート1での「医療の質を測定し改善する」という講演ではQIの改善を実践され、成果をあげている福井先生のお話を聞き、導入の方法を聞くことができ、よかったです。
パート2ではサンドバーグ先生により、患者さんをパートナーにするためスタッフ側と患者さん側との間で知識をうめることが大切と知り、ウェルカムレター、ポジティブに指導など参考になりました。
パート3では歯周治療とインプラント治療の現状について現代歯科では予防が大切ということで永久歯が完成する前に処置を行わないと、その後の治療確立が低くなるということ、また高齢者に対してもNEEDとWANTをしっかりと区別するということなどをきき、治療には患者さんのものなので、患者さんもいっしょに参加しなければいけないと思いました。今回のセミナーでのことをまた明日からの治療に役立てていきたいと思います。


福井先生やHans先生、Henny先生にお講演して頂き、とても貴重な体験をさせて頂きました。聖路加国際病院における医療の質について知る事ができ、歯科医院でも質の高い医療を提供できるように取り組んでいかなければならないと感じました。
宮本先生や直大先生、築山先生の講演では、日本の現状や米国の制度を知る事ができました。専門医としての役割が明確にわかり、日頃患者さんに伝えきれてない事が学べました。1人でも多くの患者さんに専門医とGPがチームを組む歯科医療について理解してもらえるように伝えていきたいと思います。もちろん、歯科衛生士の役割を理解してメインテナンスを継続してもらえるように患者さんへ伝えていかなければならないと思います。
最後になりましたが、昨年は開催できず残念でしたが、今年たくさんの方々が集まって開催できて本当に嬉しく思います。参加できた事を感謝します。ありがとうございました。


大変興味深い話でした。医療の質について患者が来院された時から診療を終えるまでの全てに患者に対するホスピタリティーをそそぐべきであり、快適に感じていただけるような雰囲気づくりが必要だと思いました。
また、科学的根拠に基づく医療に関して、あらゆるデータを長期にわたり収集しつづけ、目標値を持って診療に望んでゆく大切さが伝わりました。
歯科医療の2面性については健康維持支援と崩壊部機能回復&再構築のこの二つのバランスをどの方向に持ってゆくべきかを考えさせられました。
Hans Sandbeng氏の予防に対する説明は大変理解しやすく楽しく聴く事ができました。
また、患者に対し口腔内の管理ができていない部分を伝えるのではなく良い所を持ち上げてほめるというのはいろんな場面に応用でき、ぜひ取り入れていきたいと思います。
熊谷先生の専門医の必要性については大いなる説得力があり、それについての現在の歯科医療関係者の認知度のギャップにおどろかせられました。
今回の研修を見習って、当院の総合力をもって日本の歯科医療を変えていきたいと感じました。


今回はKarolinska研究所のHans.C.Sandberg先生やUCLA歯周病科名誉教授でありますHenry.H.Takei先生などの海外でも著明な先生方のご講演やオーラルフィジシャン診療室で診療の質について、聖路加国際病院病院長であります福井次矢先生、太田貴志先生、伊藤智恵先生のお話、専門医としてこれからの歯科診療所の目指すべき方向性を考えさせてくれた、宮本貴成先生、熊谷直大先生、築山鉄平先生など内容の非常につまったミーティングでした。すべては患者利益を目指し、私たちは何のために存在し、何のために生きていくのか、そして歯科医療の本当に患者に求められる医療の方向が理解できたと思います。主催していただいた熊谷崇先生、SAT事務局、日吉歯科診療所のスタッフに感謝したいと思います。


医療に質を求める上で、治療の成果だけでなく、総合的に3本の柱で診療室作りをしていかなければならない、という事がよくわかった講演だった。そして、その柱がしっかりしているのか、自院を振り返る時に、データを見て判断が必要という事もよく理解できた。医院を作りあげる上でのデータ、患者の口腔健康を作りあげる上でのデータ、多くのデータが必要であり、やっと現在データ入力を始めたところではあるが、これをしっかり活用していかなければならないと思ったところである。
デンタルチームが患者さんと一緒に、という事は驚いたことであり、納得できる事であった。一方的なメインテナンスが現在の自院であり、患者さんの意識もそうなっている。しかし患者さんのやるべき事、をこれからいかに伝え、実践してもらうか、が課題だと思った。
Dental Life Cycle of Patientをいかに早い所止めるか、そしてDT、Brでなくインプラントがなぜ良いのか、必要なのか、を理解した上で、いかにこれらを自院に取り込めるのか患者教育から始めていかなければならない問題だと感じた。
専門医との連携に関して、これからの患者さんを考えてもとても魅力的なことだと思った。周囲に専門医がいない中で、とても難しい問題だがすくなくとも、矯正医、インプラント専門医とはコミニュケーションをとり、日々の診療をおこなって行きたい。


昨年は東日本大震災のためチームミーティングも中止となり、2年ぶりの酒田でしたが、朝早くから多くのDR、DHが集まり熱気にあふれていました。チームミーティングに参加することによりモチベーションを更にアップするとともに今後の方向性の確認ができました。パート1.2~せっかくのスライドがきれいに写らなかったのが残念です。
プロセス評価のためのQIの重要性をあらためて感じました。各医院で考えた指標を用いて評価していくことだけでなく、オーラルフィジシャン診療室間でのデータ比較ができるようになると、プロセス改善や目標設定に役立つと思う。オーラルフィジシャン診療所を全国に広める段階からそれぞれのレベルアップにより結果が出せる診療所作りの段階に入った。日本の歯科医療を変える主役になります。浜松でがんばります。


今回のチームミーティングは30年先の歯科医療のあり方を具現化するための研修の始まりに位置すると案内がありましたが、年先、私は歯科臨床を行っていないと思いますが、医院は存続させなければならないと考えていますので、今回のテーマ、これからの研修は非常に重要なものと思います。
医療の質を上げるためにQuolity Indicatorを測定すること、改善することが必要であることがよく理解できました。太田先生からオーラルフィジシャン歯科医院におけるQuolity Indicatorを示していただきましたので、これを基に私たち医院でも考えてみたいと思います。しかし、その中で、医療の質を論じるにはオーラルフィジシャン歯科医院としては、その構造が十分にされていることが基本であるとのことですが、当院ではどこまでオーラルフィジシャンとしての医院の基礎ができており次のステップとして医療の質を考えるべき時点まで達しているのか少し不安なところもあります。また、医院の構築と同時に進めるべきものかもしれないとも思います。
ヘンリータケイ先生の講義ははじめて聞きましたが、歯周、インプラント専門医とのことですが、デンタルライフサイクルを示していただき、予防・口腔衛生の基礎のもとに歯周治療が成り立っていることがよく理解できました。
専門医との連携としてデンタルセンター、デンタルネットワークも興味深く聞きました。特に宮本先生の講演からDDS/MBAジョイントプログラム、GPと専門医との連携の中にStrtegie Thinkingが重要なことには驚きました。日本の教育との大きな違いもあらためて感じました。


今回のミーティングでオーラルフィジシャンの進んでいる道があらためて正しいと証明された思いです。福井先生が話された医療の質の評価は、データの重要性をあらためて考えさせられる内容でした。評価するためには、そのもとになるデータが不可欠であり、しかも規格性が重要で、そういったデータを自院だけでなく他院、日本、世界と比較することで医院の真の姿が見えてくると思いました。
サンバーグ先生からは患者さんのマネジメント、教育の重要性を学ばせていただきました。Passion Mission Actionをもって患者さんをPossitiveに健康に導いていけなければ、すなわちMTMのシステムをいかに充実させるかが今後の課題と思いました。
タケイ先生は熊谷先生が常に話されていたことの裏づけを話されました。専門医の先生方には今後の日本の歯科医療の方向性、問題点についてわかりやすく話していただきました。今回のミーティングは懇親会も含めあらためてオーラルフィジシャンとしての決意を強くしました。


大学の人間から見て、非常に「目からうろこ」の内容が多く、今後の歯科教育の病院のあり方について参考すべき点が多くあると感じました。
同世代の先生方(築山先生、直大先生)の話を聞き、大変刺激を受けました。ありがとうございました。
大学人として、教育からのMTMの実践、EBMの普及、専門医のあり方を変えるために貢献したいと思います。また、スタッフの方々、運営お疲れ様でした。


今回は3回目の参加でしたが、自分たちが毎日行っている診療が間違っていないことを実感しました。熊谷先生が築いてきた日本の新しい歯科医療の体系を自分たちの代でより広く深く発展させていく必要性を認識しました。
明日からの臨床、勉強をもう一度見つめなおし、意識を高く持っていきたいと思います。


600名を超える参加者を数え、熱いミーティングであったと思います。一日目の前半にプロジェクターの不調で、ドキュメインテナンスーションがうまくいかなかった点、残念に思いました。患者中心の医療を実践する際に、Mission、Passion、Actionが大切、非常に印象深いフレーズでした。確保たる使命感とともに情熱を持って行動にうつす。心に刻んで今後も臨床に取り組んでいこうと思います。


今日も大きな収穫を得られ感謝致します。専門医との関わりという部分で整理しきれてない部分がありましたが、熊谷先生ご自身の体験と合わせて考えた時、その重要性が口腔においてもとても重要であることを実感しました。専門医を日本で根付かせるために、RPやDHそしてMTMの責任が大きいという事を胸に刻んで明日からの臨床を頑張りたいと思います。


日吉歯科で治療することに多幸感を覚えているのは専門医としての本来の仕事ができるからです。一方、自分の診療室では専門医兼オーラルフィジシャンの仕事をするのですからいろいろなジレンマもあります。私の専門医教育過程は日本の大学ですからいわゆる「なんちゃって」専門医かもしれませんが、当時日本では唯一イリノイ大学方式とコネティカット大学方式を統合したアメリカの矯正歯科専門医教育を受けることができたので気持ちの上ではアメリカと同様の本来の専門医の仕事がしたかった。でも周囲のGPにはオーラルフィジシャンの役割を担ってくれるDrはいません。必然的に「矯正歯科専門医が口腔の健康を守り育てる司令室としてネットワークを構築しなければならない」と考えるに至り、現在に至っています。
今回のチームミーティングでオーラルフィジシャンは総合医いう専門医でもあるという可能性を福井先生から示して頂き、かつネットワーク構築の将来像を熊谷直大先生に明快に提示して頂いたことで、いろいろなジレンマが解消していく可能性を感じています。とても有意義なミーティングになりました。
多くの困難の中、準備運営に力を尽くしてくださった皆様に御礼を申し上げます。
また新たに大切なことを学ばせて頂きました。明日からまた結果を出すため行動を起こしていこうと思います。ありがとうございました。

スタッフ

1日目の福井先生のお話しでは、医療の質を正しく評価するためにPDCAサイクルをうまく使い、患者に最良のアウトカムを提供することが大切であること、また、根拠に基づいた医療をどのくらい行っているかが大切であることなどを理解することができました。実例を具体的に挙げての講演でしたので、とてもわかりやすいと思いました。やるべき事をきちんとやれば結果がでる。という言葉が印象に残りました。
午後のハンス・サンドバーグ先生の講演では、目標達成のためには、構造が大切であること、誰がなにをするのかを明確にし、共通の目的に向かっているか、熱意と情熱をもっているかなど、日吉歯科とまったく同じだと思いました。また、患者とよいパートナーになるために一人一人をかけがえのない人という気持ちで接し、いいところが一つでもあればポジティブに患者を見ることが大切であることを、あらためて感じました。スタッフの一員として、向上心を持ち続けたいと思います。
2日目のヘンリー・タケイ先生のお話は、歯科の歴史を通して、いつも院長の話で聞いてきた事ですが、修復の歴史の中で、歯を削った事で、生涯何か問題が起き続けるため、予防によってサイクルを止めることが大切であることを再確認しました。また、インプラントは必要な治療ではあるが、インプラントに至ったのは歯科の失敗であること、正確にすべての記録を取ること、何をやってもそれを反省し、振り返ることが大切ある。といった言葉が印象に残りました。年齢を感じさせないパワフルな講演で、感銘を受けました。
最後のパートでの3人の若いDrのお話は、これからの歯科界を変えていくであろうエネルギーを感じました。日本でもあのような専門医が育っていける土壌があればいいと思いました。直大先生のお話で、タイミングの良い紹介が大切であること、スタッフ全員が同じ基準を持って仕事をする必要があることなど、日頃の仕事に直結したことを、再確認できました。
全体を通して学んだことや、再確認したことを、今後に活かせるようにしていきたいと思います。


聖路加国際病院院長のの福井先生のお話は、医療の質を計ることによって、さらに個人・組織がプロ意識を持って向上することの大切さを示して下さいました。施設の構造、診療の過程、治療の結果、が医療の質を測定、評価することだということが、よく理解できました。QIを測定し、公表することのメカニズムも具体的で、本当に解り易く、自分の中に入って来ました。
また、ヘンリー・タケイ先生、サンドバーグ先生のお話も、まさに医療の質の向上、評価、医療サービスの根本的な部分に触れられていました。
宮本先生、築山先生、熊谷直大先生のお話も、今後の歯科界を担って行かれる若い先生方の前向きな姿勢や積極性が感じ取られ、さわやかで、とても興味深く聴くことができました。特に、宮本先生が具体的な例を示して下さったおかげで、信頼できる専門医と連携できる安心感、役割がさらによく理解でき幸福を感じることができました。予防があって、専門医治療が生きるという言葉が印象的でした。もっと多くの患者にそのことを説明し示していかなければと思いました。
全体的に、革新的なお話であったり、目新しい話題というより、日吉歯科の取り組みや姿勢、方向性が正しく、世界基準であるということを再確認できたというのが二日間を通しての感想になります。
この二日間で得られたことを、日々の診療に、さらに自信を持って活かしていきたいと思いました。


今回のチームミーティングでたくさんの事を学ぶことができました。
「お金を支払ってまで肉体労働をしたい」(=ジムに通って身体を鍛える)。それと同様にお金ではなく、自分の健康を得るために予防をする事を奨める、その知識を与える、考えや認識のギャップを無くす。デンタルスタッフはその情熱が感じられる治療を心がけ、同じヴィジョンを共有できるような良いコミュニケーションをとっていく事に努めなければならない。歯科における治療と予防、その価値観をポジティブでOPEN MINDに伝え、そうする事によって患者さん自らの努力につながり、良いパートナーになれる・・・患者さんは顧客としてではなく、パートナーである!このことを常に念頭におき、患者さんひとりひとりが大切なひとである、という気持ちを感じてもらえるよう、日々の治療に向き合っていかなくては、とあらためて感じました。
これからの歯科診療は予防がメインの健康維持支援に最も重点をおくべきである事はゆるぎない事実です。メインテナンスの重要性、存在意義をしっかり伝えられる、また国際基準の情報をクリアーに伝えられる、患者を理解し健康観が高いパートナーへ教育する事ができるようなレベルの高い歯科医療人になれるように頑張りたいです。MTMを核とした治療と専門的治療、その良い架け橋となり、患者さんとCo-workerとなってひとつの目標に向かって共に頑張っていけるような手助けができるように努めていきたいと思っています。


今回のチームミーティングでは、私たちが患者さんに提供している医療の質について、また、患者さんとの関係・関わりについて学ぶことができました。
医療の質は、ストラクチャー・プロセス・アウトカムによって測定し、客観的情報が医療の質であり、QI測定をすることにより、様々な面からの見直しを行い、改善することができる。
また、測定・公表することで各々パフォーマンス向上や努力、効果などもあり、測定に有効な項目を抽出し、きちんと測定・見直し・改善していくことは不可欠であると思った。
そのような医療の質の測定・改善が聖路加国際病院のような大きな病院でもきちんとPDCAとして行われていて、それにより良い医療を提供できる病院となっている。
歯科医院でも、規模は違うけれども「医療を提供する」という同じ医療機関としての自覚と責任をもって、医療を提供していかなければならないと、あらためて思った。それを踏まえ、さらにこちらが施すというだけでなく、患者さんにも努力してもらい、共通の目標を達成するパートナーとなるために、知識のギャップを埋めなければならない。そうすることで、医療機関側(医療従事者)の責任と、患者さんの権利に加えて、責任を患者さん自らが理解し、自発的に継続して行ってもらえることで、健康の増進と維持・予防によりつながるのだと思いました。


今回の講演では医療の質の評価の重要性にあらためて気づかされました。我々の行っている医療が果たして患者さんに対して満足されているのか?見落としている部分はないのか?それを分析するためにも各種のデータ収集は必須であり、長期にわたっての貴重な財産になっていくのだと思います。
Hans Sandbreg先生の「患者さんは顧客ではなく、チームの一員、パートナーである」というお話はとても衝撃的でした。良好な口腔の健康という共通の目標を達成する、そのために患者さんとのギャップを埋めていくという考え方は思いもつきませんでした。
GPと専門医との連携に関しましては患者さんに対してさらに質の高い医療の提供に繋がり、とても魅力的でした。当院ではほとんど院長一人での診療ですので、そのスタイルが当たり前くらいに感じていました。GPのDr.のもとで施術する一人のDHとしてできること、これからの課題をもう一度見つめ直して、全ては患者さんの生涯にわたり口腔の健康を維持できるように努めていきたいと思っております。


チームミーティング2012、はどの講演もとても興味深いものでした。
特に評判や口コミは、医療の質ではないという事。医療の質を測るためには、構造~過程~結果という3つの側面から評価される。そしてアウトカムのデータは10年以上は必要であり、そこでプロセスの評価が最も望ましいという事でした。
また、私たちは世界水準の歯科医療を常に意識し続け、自己評価を繰り返し力量のギャップを縮める努力が必要です。日吉歯科が構築してきた事、そのものだと感じました。
これからのオーラルフィジシャン診療室は専門医との連携を密にし真のエンドポイント、真の患者利益をより充実させて行く必要があると思います。
日吉歯科は、専門医が揃いめぐまれた環境にあります。
担当DHである私たちは、専門医治療の質の高い医療の情報を患者に提供し、患者が一番ベストな状況で治療が受けられるように、適切な時期をみのがさない事が大事であり、患者利益になる治療方法を提供していかなければと思います。


今回のチームミーティングに参加するにあたって、私自身今の課題である、『患者さんと共にお口を守り育てる』ための大切なポイントを1つでも多く学び臨床に活かしたいという思いを持って参加させていただきました。
私の中でとても学びになった講演がDr.Sandbergの「患者さんを満足させるだけにとどまらず、献身的な歯科医院の一員に育成、進化させるための方法論」です。
OP歯科医院のDHとして、患者さんと共に生涯お口の健康を守る使命があり、それを実現させるために知識・技術を持つことに意識を持っていましたが、一番大切なPtを動かす伝える力が不足し、一人よがりになってしまていました。Ptに伝えようとする時、まず熱意を持つこと。あなたをどうしたいか、これから一緒にどうやっていくか個々のリスクに応じた目標を立てPtと共有すること。その目標も魅力的で達成可能なものであること。この2つのポイントをしっかりおさえたいと思いました。そして、Ptをパートナーとして共通の目標を達成していくために、知識のギャップを少しでも埋める方法として分かりやすい媒体を使いながらPtを教育することが大切だと感じました。そこで、はじめて役割分担、仕事の委任を行い、必ずフィードバックをしていく。このサイクルのどこか1つでも欠けてしまうとDHとPtのパートナーとしての関係は築けないんだということを学ぶことができ、私にとって今後オーラルフィジシャンDHとして担当Ptを診るうえでのとても大切な心得になりました。
問題をきちんと見つけ、なぜこうなったのか考え、解決に目を向けられるPtにとって魅力あるビジョンを立てていけるDHになろう!と強く思いました。1日半しか参加できなかったことが大変残念ですが、今回とても学びの多い時間をありがとうございました。


熊谷先生、毎年すばらしいチームミーティングの開催ありがとうございます。スタッフの皆さん、運営準備等本当にありがとうございます。ご苦労さまです。
〈患者満足、口コミ、評判≠医療の質〉
客観的データ=医療の質というお話があり、はっとさせられました。今まで自分は患者さんが満足していること、求められるものに応えることで自分達を評価してきました。しかし、そうではなく、きちんとしたデータ管理がされて初めて医療の質を評価できるんだと痛感しました。
〈患者は顧客か、パートナーか〉
今まで発想もなかったパートナーとしての捉え方にすごく共感できた。
顧客となれば、やはり満足度を重要視してしまうが、パートナーとして捉えることで、一つの目標に一緒に進んでいけると感じた。
パートナーである以上、指導するにあたっても、こちら側だけの提示ではなく、相手にもどうしたらもっと口腔内が良くなるかを一緒に考えてもらうことが、自然にできそうだと思った。
「相手の立場になってみる」ということを忙しい中でも絶対忘れたくないと思う。どんな場面においても成功するには熱意が大切、透明性があり、ポジティブであることを常に意識していきたい。自分の居る環境が良い意味でもっともっと変化できるように1人のDHとして行動していかなければとあらためて思うことができました。
自分が産まれる前から予防歯科は発展してきてはいるが、それでもまだこのレベルだと思うと、日本の歯科医療が大きく変化するためには、すごく大変なことだと思う。将来の日本の歯科会を明るくするために、もっと若手のDr、DHの考えが変わらなければいけないと感じます。
そのために、まずは日々の診療でしっかり患者さんに伝えなければいけないことは伝えていく。知識を増やさなければいけない。オーラルフィジシャンの診療所として、メインテナンスも治療も高い質を提供していこうと思う。1人のDHとしてもっともっと知識・EBMについて勉強していきたいと思いました。チームとして(医院全体)レベルアップしたいと強く思います。


今年のチームミーティングでは、第一線で活躍されている先生方の貴重な講演を聞くことができ、とても充実した2日間を過ごすことができました。
「毎年自分達の医療の質を改善したいから見える形で出そうと思った」という聖路加国際病院院長の福井先生。患者満足度の高い病院と評価を受けていながらも、それにおごらず、毎年更なるレベルアップを目指す姿勢に感銘を受けました。医院で働くスタッフのレベルが向上し、医療の質が上がるということは、突き詰めると何よりも患者さんの利益につながるのだな、とあらためて考えさせられました。
サンバーグ先生、ヘンリータケイ先生、院長先生、宮本先生、築山先生、直大先生のお話を通して、現在、私が所属する日吉歯科診療所の専門医診療室で行っている診療は世界に通ずるものであると再認識することができました。サンバーク先生のお話に出てきた「リーダーシップ」を持つことの大切さは直大先生から専門医診療室ができた当時から教えていただいていることですし、ウエルカムレターも、郵送こそしていませんが、専門医診療室を受診した患者さんにお渡ししています。また、ヘンリータケイ先生がおっしゃっていた口腔衛生指導の重要性は、ジア先生が日々診療で患者さんに伝えていることです。
また、宮本先生の家づくりに例えた専門医とGPとの関わりはとても理解しやすく合点のいくものでした。
専門医診療室に患者さんを送ってくれたGPやDHの方に、送ってよかったと思われるように、また、何よりも患者さんに感謝して頂けるように、受付として日々成長していきたいという思いを新たにしました。冒頭の福井先生の話に戻りますが、「すべては患者さんのために」私も昨日よりも今日、今日よりも明日、と自分の業務を見直し、改善を続けていきたいと思います。
2日間、大変お疲れ様でした。


私は、メインテナンス部のDHとして患者教育をしていく上で、重要なポジションを任されていますが、最近になって本当に患者さんに満足させるようなメインテナンスをできているのか、患者さん自身がメインテナンスを受けてきてどういう目的で、どのように考えているのか、MTMを通してのメインテナンスを理解しているのかをあらためて考えました。
今、私たちが患者さんに一番提供しなければいけないことを伝えているところです。今回のチームミーティングは、私たちの医院で直面している問題の解決につながるような内容でした。
これから患者さんを再教育していく上で、患者さんをただ患者ではなく、パートナーとして、それぞれが責任を持ち、一緒に口腔の健康をつくっていこうと思います。
Hans Sandberg先生の言葉で頭に残っているのが、「削ることに対してお金を払いたいか」「削らないことに対してお金を払いたいか」というのを問いかけてみるということです。医院に戻ったら、このことをまず患者さんに聞いてみようと思います。
このチームミーティングに参加させていただくようになって、今回が4回目になりました。そしてメインテナンス部としても3年目になります。自分がメインテナンスをしていて、成功したと感じたり、いくつもの問題を抱えるようになって、今回のチームミーティングは自分がやってきたことが間違ってはいなかったと再確認することができましたし、これからメインテナンスしていく上で、自信にもつながりました。来年はもっと成長したいです。


当院はオーラルフィジシャン育成セミナーを受講し、MTMの診療をはじめて6年目になります。今回はコーディネーターの先生方がおっしゃっていたようにMTMの流れは定着しているが結果がなかなか出ないという悩みをかかえて参加しました。1日目の発表を聞いて今後の改善点を見つけました。結果を出すということは、患者さんの口腔内が健康に保たれて私達の生活が豊かになり、みんなが幸せになることだと考えます。そのためには、構造、過程、結果全てを意識し行動することが大事だと分かりました。今までMTMをまわすことに一生懸命になると、せまく浅い考えになっていたので、今回の話を意識し続けていきたいです。また、患者さんは顧客ではなくパートナーであり私達と患者さんの知識の溝を埋めることという考え方に強く心を動かされました。私は今まで情報提供をというように考えてきましたが、私と同じくらいまで伝えようとまでは考えていなかったように思います。帰ってすぐに、知識の溝を埋めていこうと思います。
2日目はインプラントをするにあたっての知識なども学べましたが、エビデンスとなる文献を自分でもしっかり学び診療したいと思いました。
そして患者さんの口腔の健康を守るにはメインテナンスが基盤となりますが治療するにあたってはGPの診療室だけでなく専門医の先生と協力することがどれだけ患者さんのためになるかということが分かりました。現状ではまだ理想かもしれませんが、数年後のビジョンにはそうなることを入れて私達衛生士もGPと専門医について理解していたいと思いました。
明日の診療から衛生士として始めたいことは、やはり患者さんへもっと知識を与え私達との溝を埋めていくということです。そして結果が出せる衛生士になり、患者さんも医院も幸せにしていきたいと思いました。ありがとうございました。


また今年も2日間にわたるチームミーティングに参加できたことを嬉しく思います。ありがとうございます。聖路加病院院長、福井先生の講演では医療の質をテーマに様々なお話を聞くことができました。結果はすぐに出るものではなく、何年、何十年という単位で将来を見据えて行う必要性を実際のデーターを基に教えて頂きました。各病院のDr毎のデーターを具体的に数値を出し、発表されたことに驚きましたが、それがあったからこそ患者利益に繋がりDrの役割を論されたのだと思います。Karolinska研究所、Sandberg先生の講演ではジョークをまじえながら楽しく勉強させて頂きました。患者をco-workerとして、共通の目標をもって達成することは、すぐにでも実行すべき考え方だと思います。
スタッフ全員のビジョンを設定する意味の大きさをあらためて思いました。
またUCLA歯周病科名誉教授Henry H.Takei先生の講演Creighton大学歯周病科教授、宮本貴成先生の講演と世界的に活躍されている方々のお話を生で聞くことができ、ここでは書き尽くせないことばかりです。歯科衛生士として医療のチームの一員として、患者さんに健康で笑って話せる口腔内を維持してもらえるように努めていきたいです。ありがとうごさいました。


今年もチームミーティングに参加でき、嬉しく思います。熊谷先生、日吉歯科診療所のスタッフのみなさんをはじめ、SAT事務局の方々、関係者の方々に感謝申し上げます。
日々の診療の中で息詰まった時、このままで良いのだろうかと悩むことも多々ありますが、チームミーティングで沢山の先生のプレゼンを聞いたり、他の医院の話を聞くとモチベーションが上がりまた頑張ろうという意欲がわいてきます。
今回は太田先生からオーラルフィジシャンの基本、QIその確立に向けてお話をいただきました。日々の診療をこなすだけになってしまっていたので、初心にかえれた気がします。そしてこれからの在り方を教えていただきました。当院は開業してまだ半年ですが、1つ1つの症例のデータの蓄積、分析を行い、10年、20年後へつなげていきたいです。
Hans Sandberg先生はユーモラスな方で、聞いていてとても楽しかったです。患者を“お客様”ではなく“顧客”でもなく“パートナー”として考える。そこからMTM成功へ繋がっていくことが良く分かりました。
新しい試みであるチャリティーパーティーでは知り合いの方々と時間を気にせず、お互いの医院の話や悩みなどを話し合うことができ、楽しい一時を過ごすことができました。周りにオーラルフィジシャン医院がいない分、期とうな時間を過ごすことができたので、ぜひまた開催していただければ幸いです。
今回のチームミーティングで学んだことを、明日からの診療に生かし、1歩でも日吉歯科診療所に近づけるよう努めていきたいです。


今回のチームミーティングでは海外の先生もお招きしていただき国際基準の視点にたってこれからの歯科の在り方を学ぶことができました。
また専門医の先生の講演も聞くことができ、チーム医療の必要性も学ぶことができました。そこで特に感じたのがどれだけ日本の歯科が送れているかということです。日本の歯科教育、専門医制度の遅れからD.D.Sが普通という考えや、年をとれば歯は失われるという患者さんの考え方がうまれてしまうことを感じました。
今日学んだことをいかせるよう、健康な口腔を生涯を通じて維持できるよう明日の診療からまた患者さんに国際基準の情報提供を行い患者教育に努めていきたいと思いました。
それから、MTMの実践、エビデンスに基づいた診療、データの収集、リスクに基づいたメインテナンスが国際基準の歯科医療を目指す上で根底にあることを再認識できました。それと同時にこれからは専門医との連携も必要という新しい情報も知ることができ大変充実した2日間を過ごすことができました。


オーラルフィジシャンとして、チームミーティングに参加させていただき、ありがとうございました。現在当院でも、各部門、新しいスタッフも加わり、質を高めるためには、という話し合いを行っており、私自身後輩を育てる立場になったこともあり、今回のチームミーティングをとても楽しみにしておりました。
私は小児歯科部門を担当していますが、自分たちの行っているMTMを、どのように評価するかで悩んでおりました。そこで、クオリティインジケーターの話は、とても参考になりました。結果をどう示すか、ばかり考えていたので、「プロセスの評価」に関して、あらためて、日々蓄積しているデータの重要性やその活かし方、本当の意味での患者さんへの利益を考えさせられました。今、当院に来院している5歳以下の子どもたちをいかにカリエスフリーに導くか、EBMに基づく診療の元。子どもたちの口腔健康のために最善を尽くしていきたいと感じました。また、デンタルチームとして、DR、DA、DHそこに患者さんが加わることの話もとても興味深かったです。キーワードの一つであるGAPのお話、どのようにして、患者さんとの知識のギャップを埋めていくか、ネガティブに導くのではなく、ポジティブに、チームの一員にしていけるような関わり方をしていきたいと感じました。それは、すごく難しいわけではなく、明日の診療からできること、(ウェルカムレターも含めて)ぜひ他のスタッフにも伝えていきたいと思います。
これから健康観の高い患者さんを育てていくために、熱意を持って患者さんに伝え続け、家族単位での患者教育を行う最前線にいると思っていますので、日々自分を高める努力をしていきたいと感じました。毎日の診療の中で、流されてしまいそうな時もありましたが、信念を持ってがんばっていきたいです。


今回に限らずセミナーに参加して思うことは、この日吉歯科は、何て素晴らしい診療室なんだろう!ということです。
「患者は同じ目標を持つパートナーでなければいけない」とか「マネージメントを効果的に行うためにはビジョンが必要であり、戦略なしの現状維持では後退する」とか「ヘルスケアプロフェッショナルとして、生涯にわたって勉強する。学ぶ意欲を持ち続ける」とか、デンタルライフサイクルのことにしてもそうですが、院長が以前からずっと言ってきたことで、その確認ができたチームミーティングだったように思います。
30年前に現在の状況、例えばメインテナンス率とかカリエスフリー率などを想像することは、とてもとても困難なことだったけれど、若いリーダー達も着実に育ってきていますし、今から30年後には日本の大学にも専門医を養成する正式課程のプログラムができていて、オーラルフィジシャン、専門医、それぞれが十分に能力を発揮し、活躍できる歯科界になっているだろうと思い描くことは容易にできます。
とても前向きになれた2日間でした。


2〜30年後の先をみすえた歯科医療。
私が現在身を置いている環境が、MTMを中心とした環境ではないこともあるのでしょうが、すぐに講演内容を理解するのは難しかったです。
きっとMTMが中心になっている歯科の環境であれば、すぐに結果だけを求めずに、そこへ行きつくまでの過程を検証していくことの重要性がもっと理解できたのだと思いました。どうしてもすぐに“結果”を求められる社会だと思うのですが、日々きちんとこなしていくことこそが、いずれ良い結果を生むことになるということを忘れずに、臨床データをつみかさねて、患者さんに提供できるように努力しようと思いました。
歯科医療チームに、DR、DH、DT、DA以外に患者さんが加わるという発想は新鮮でした。もちろん患者さん中心の医療では当たり前な発想だと思います。Sandburg先生が明確に示してくださったことにで、患者さんの利益を一番に考えるオーラルフィジシャン診療室にはすぐに導入できる考え方だと思いました。
また、ヘンリー・タケイ先生のお示しになったDental Lifecycleでは、まずカリエスをくいとめるということの重要性を強調していただき、私が大学院の研究でテーマにしているところは、意味のないことではなくて、そこそこの価値がありそうだというあとおしをいただきました。
大学にいるとどうしてもDDSのDrill,fillの世界ですが、その雑音に惑わされるのではなく、歯科医療のあるべき姿をみつめて精進していきたいと思いました。


1日目で学んだことは、医療の質とは①構造②過程③結果の三つから成り立ち、それは三位一体である。特に今、私たちが取り組むことは②過程であり、Evidence Based Medicine:科学的根拠に基づく医療でなければ良いアウトカムは得られないということであった。
福井先生の講義ではQI:質指標を掲げることで医療の質を測り、改善していくことは医科のみならず、歯科でも有効な介入方法であることを知った。
太田先生の講義では歯科医療の2面性のうちの一つである健康維持支援を大きなベースとした医療を質の高いものにするために、指標を定め、そのデータで良いアウトカムを得られているか検証していくということであった。特に私は小児部担当の衛生士なので、5歳.12歳のDMFT指導や5歳以前と6歳以降の初診来院状況比率等を正確にデータ化し、PDCAを回しながら進めていく必要があると感じた。
Hanns Sanndberg先生の講義では患者をパートナー、チームの一員として共通の目標を持ち、役割分担を行うことや個別化された患者のレシピを作成していくことが大切であることを学んだ。
今回のチームミーティングは私にとって2回目でしたが、日本の医科を代表する福井次矢先生を始め、世界的に有名なSandberg先生、Henry先生とお会いすることができてとても良かったです。
また立食パーティーでは八神純子さんのライブがとても楽しかったですし、なんといっても熊谷先生と初めて写真を撮らせていただき胸がいっぱいになりました。ありがとうございました。機会がありましたら小児に関しての講義もぜひ受けさせて頂きたいと思います


聖路加病院院長も、サンバーグDr.も患者の気持ちを考える、患者の立場に立った目線を持っているなと思いました。医療に携わる人間として、やはりそこの根本の部分は自分も持ち続けていたいといつも思っています。
また聖路加ではデータがすごくとられていて、まずは今の現状と弱点を冷静に見ることで、次のステップにつながり、質の高い医療になっていることが素晴らしいと思います。
QI委員会、QI事業があると聞きました。一つの病院だけで、このようなことをするのではなく、他の病院と一緒にやっていくことで、地域の医療の質が高まっていくのだとあらためて思いました。それが患者さんのためになるのであれば、これは、他の地域でも広めていくべきと思います。現状を知ること、問題点を見つけることは次につながるステップであり、PDCAの重要さを再確認しました。
この二日間を通して、日吉歯科の現在提供している医療が世界(スウェーデンやアメリカ)と同じである事や、日吉歯科が目指している医療を再確認することができました。また、どの講義も充実した内容で、多くのことを学ぶことができました。
今回特に印象に残ったことは、まず、医療はストラクチャー、プロセス、アウトカムで評価され、これが医療の質に繋がるということです。それを評価するために、客観的データが必要であり、あらためて日々のデータ入力の重要性とそれを用いた評価の大切さを感じました。
次に、患者さんをパートナーとして、チームとして共通の目標を持って一緒に達成していくことが大切というハンス先生の言葉です。この言葉を聞いたとき、日吉歯科では日々の診療で「命の寿命と歯の寿命を逆転させる」という目標を医療従事者も患者さんも持っていると感じました。今後も、全ての患者さんが、この目標を持って来院してもらえるように、常に伝えていくことが重要だと思いました。
3つ目に、若いときの予防と教育が大切というヘンリー・タケイ先生の言葉です。これに勝る治療は無いと理解することができました。そして、U20の重要性を強く感じました。成人の患者さんにもこのことを伝えることにより、子供や孫の歯に関心を持ち、教育することに繋げていく必要があると思いました。
最後に、専門医が加わってチームアプローチをすることにより、治療方法の選択肢が増え、患者満足度をあげることにつながると感じました。そして、専門医の役割をあらためて理解することができました。これからの歯科医療には、専門医との連携が欠かせないと強く感じました。
今回のチームミーティングを通して、日吉歯科で働かせてもらえることについて、今まで以上に幸せだと感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。今回学んだことを日々の診療で生かし、チームの一員としてしっかり役割(仕事)が果たせる歯科衛生士になりたいと思います。


医科においてもデータによってQIを評価していることがとても興味深かった。臨床においては、どうしても患者さんの少数の声にまどわされて、質を測ろうとしてしまうが、データ収集して評価し行動していくことが、重要であることを再認識しました。患者さんとのコミュニケーションのあり方をポジティブにパートナーとして考え方を変えていきたい。
新しい時代の幕開けを感じた。熊谷直大先生の発表には鳥肌が立ちました。MTMを実践していくと患者さんの意識が高くなり、医療に対しても質の高いものが要求される、専門医の先生が身近にいたら、その要求に答えられるのにと思いました。


今回、チームミーティングに参加した目的の1つに医院で取り組んでいることをどのように評価すればよいのか、QIの考え方を知ることでそのヒントや方法を知ることでした。①構造②過程③結果の3つの側面から測定していくこと、そして指標や目標の設定、EBMやフィードバックの実施etc、PQCAサイクルを用いながら評価していくなど医院にとりいれることを具体的に知ることができました。さらに、当院が抱えている課題も明確にすることができました。早速医院に戻ったら、やれることから少しずつでも確実に取り組んでいこうと思いました。
またSandberg先生の講演も気づかされることがたくさんありました。いつも、患者さんのモチベーションを維持し共に口腔の健康を守っていきたいと感じていてもどこか患者さんがついてこない、うまく関われないというジレンマがありました。その原因の根本には患者さん=customerと考えていたことがあったのかもしれません。患者さんをpartner/co-workerとして共に目標に向かっていけるデンタルチームが作れるようにPositiveに動いていきたいと思います。パートごとに貴重なお話が聴くことができたのと、今抱えているギャップやジレンマをどう解決していくかを考えるきっかけを得られたことはこのチームミーティングに参加した大きな成果でした。ありがとうございました。


今回初めてチームミーティングに参加しました。
上手、安い、近い、評判の良い4つの事が求められていた時代は変わり、知識を集約患者さんに伝えていた時代、ただ知識を持つだけでなくエビデンスに基づいて行っていかなければならない。ただメインテナンスするのでなく、エビデンスに基づき、仕組みを決め、現状維持するために、医療の質を測り直す必要があると感じました。患者さんもチームの一員として、同じビジョンを持ちマネージメントし支え合うことが新しい予防とビジネス。価値をどうゆう手段を持って作り上げそれを評価し検証することがモチベーションにつながり、結果に結びつく。歯科衛生士としてスキル、コミュニケーションの能力、知識を増やす、少しずつ前進していきたいと思いました。


とても充実した2日間でした。ありがとうございました。質の高い医療を提供するためにはMTMの実践、GP+専門医によるチーム医療がカギとなることが分かりました。Visonがなければものごとはすすまないという言葉がとても印象的でした。予防が1番の軸としてより患者さんに満足してもらうために価値ある医療を提供できるように日々の診療でいかしていきたいと思いました。
また、1日目のセミナー後に日吉歯科を見学させていただきました。5Sも整っていて、素晴らしい診療室でした。わくだ歯科も7月に増設することになり、成人部と小児部をつくることになりました。新しい診療室はもちろんすべてにおいて5Sの重要性を感じました。歯科衛生士としてもっともっと勉強しなければ!と感じました。生涯熱意をもちつづけ、自分の仕事に誇りをもって勉強にはげみたいと思います!講演者の先生方、熊谷先生、ありがとうございました!!


今回、初めてのチームミーテイングに参加して、様々な事を学び、考える事ができました。まず、<医療の質>についてです。医療の質とはEBMにそった医療をどのくらい行っているかを問うていて、施設の構造、診療の過程、診療の結果によって評価されます。
私は今年の春から歯科衛生士として働きはじめました。技術がないのはもちろんの事、知識においても不十分な部分が多くあります。今の自分の知識ではEBMにそった医療を行う事はできません。今後は症例毎に適したエビデンスを知り、患者に対する情報を適切に集められるよう、先輩達を見習い勉強していきたいと思います。
また、オーラルフィジシャンや専門医についても初めて知る事ばかりで、なぜ、専門医が必要で、チームの中でどのように機能していくか、今の歯科医療や専門医のの制度の問題点についても知る事ができました。必要な患者に専門医の必要性、知識などが伝えられていない現状を知り、まず歯科医療従事者である自分が学ばなくてはいけないと思いました。


1日目は、福井先生の講演に始まり、とても興味のあるQIについて詳しくお聞きすることができ、疑問に思っていた点を解決することができました。医科と歯科で、多少異なることはありますが、基本的な根底にあるもの、思いは同じだと感じ、これからは歯科以外の医療チームとの意識が共有できるのかなと感じました。HansSandberg先生のお話では、患者さんをチームの一員にする、という考えがとても興味深く、明日からさっそく取り入れたいと思う内容ばかりでした。Hans先生のユーモア溢れるプレゼンも、とても自分でも、そんな雰囲気を出せるようになれたら良いなと感じました。
Henry先生のお話では、歯周病科の先生ならではの観点からの歯を守る考え方を聞き、今までは思わなかったような、顎堤を守る、という意識など、あらためて考えることができました。第4パートでのお三方のお話を聞いて、今まで特に気にもしていなかった「専門医」について深く考えることができ、本当の意味での専門医について考えることができました。
この2日間、様々な分野のいろいろな角度からの歯科医療とは、というお話を聞きましたが、やはり、根本にあるものはどれも同じで、患者さんの利益のために、患者さんの歯を守りたいという単純なことなんだと感じています。最後になりますが、今年もこのような素晴らしい、チームミーティングの場に参加できたことを嬉しく思います。
ここに集まる人々は皆、意識も知識も、レベルが高く、奮起されられます。私自身も、今の気持ちをモチベーションに、更に上を目指して、成長できるよう、毎日を過ごし、来年もこの場に参加したいと思います。ありがとうございました。


7月7日(土)
Hans C.H.Sandberg先生のMTMの必要性をKrへ伝える。Krに気づかせる方法は、とても勉強になりました。MTMのシステムを行うことで、日々の診療が終わってしまい、なぜ予防やリスク診断が必要なのかを伝える方法に欠けていたと思い知らされました。
7月8日(日)
インプラントについて、あまり良いイメージを持っていませんでした。でも、ベースがしっかりしている、チームワークが良いとすばらしいKr利益が得られることがわかった。
MTMのシステム、GPとの専門医すべてチームワーク。コミュニケーションがうまくいかなければ、チームは成り立たない。Dr、DH、受付など専門職が、より良い仕事ができるように自分自身も勉強がまだまだ必要の毎日の診療に流されて終わってしまわないように気をつけたい。このセミナーに参加させてもらった院長に感謝です。


「医療の質を測定し改善する」について、データの管理に注目をし、そこからが始まりだと思いました。またそのデータは何に必要なのか、構造となる土台をしっかり持ち、患者さんが利益となるような1人1人にあった医療の質を持っていくことが大事だと思いました。また患者さんをパートナーという考えにする事で一緒に知識の穴ギャップを埋めて一緒に歯を守るというやり方をする事は患者さんのモチベーションも変わると思いました。
受付の立場で見ると伝えたい事、教えたい事が沢山あり、なげかける事が多いと思う事がありました。患者さんに投げかけ、かえってくることに対して一緒にして正しい予防を導いてあげることで患者さんへの責任も出てきて、キャンセルにもつながるし、何より予防続く事ができると思いました。
ウエルカムレターを聞き、そのような案も院内でやってみたいしつだと思いました。患者さんと目標をきめ、その目標にむかってデーターを作成し予防の方向性も分かりやすく患者さんが納得できる歯科治療で口腔内の清掃そして家族で予防を浸透させ虫歯は削って治すのでなく虫歯を作らない社会全体で取り組む制度になれば良いと思いました。


Quality Indicator(医療の質)を可視化することの意義や目的について考えたことがなかったので、大変勉強になりました。
アウトカムの評価は、10年単位という時間がかかるという事なので、臨床に携わる私たちは常にプロセスの評価を行うことで、日々の仕事にたいして進むべき方向が明示されるのだと感じました。
今年3月、衛生士学校を出たばかりで、福井先生、太田先生の長きにわたる取り組みの価値を全く分からない状態での聴講だったと自分でも思います。それでも医療の質を数値化する作業を通すことで初めて見てくる事柄があるのだと分かりました。MTMに関しては、日吉歯科のデータが示している結果で、患者さんに良い事、患者利益になっている項目を日々の診療で行っていけばいいのだと思います。(幼少期から健康手帳を持ってもらうetc)Dr.Sandbergのお話で一番印象に残っていることは、患者さんの「なぜ?」を引き出すことが、proapectからco-workerまでの階段の一段目だということです。Knowledgeのgapsを埋めていく働きかけを大切にしたいです。
また、TRANSPARENCY透明性というキーワードを知り、ウエルカムグリーティングをお出しするという実践的なお話を聞けたことが大きかったです。
デンタルサイクルのお話を伺って、各自が生まれもつ生来の歯を大切にしていく予防がいかに大切か分かりました。インプラント専門医の先生も予防の大切さをこれだけ説いて下さるということ、衛生士の仕事は様々な口腔状態に対応できるように日々、勉強なのだと思いました。
本当の患者さんの健康、口腔内の健康に続く日々の充実感(食べる話す)を患者さんにお伝えしていくことが大切で、DHの仕事について考えるよいミーティングに参加させて頂き感謝しています。ありがとうございました。


「一生自分の歯で食事をし、おしゃべりし、微笑むことができる人生のために」この言葉が私の頭にしっかりと残りました。本当にこの2日間よりいっそう今後の診療に力を入れていこうと感じ、あらためて衛生士としての自覚と誇りを持って患者さんと接していかなくては失礼だと思いました。一人ひとりの人生の中で笑ったり食事したり、会話したりしていかなくてはならない大切な口腔衛生をいかにして、守っていかなくてはいけないか責任を感じました。院長の大変さが良くわかり、チーム医療を確立させ誰かが誰かを常に助けていくそんな歯科医院を目指していきたいと感じました。実践していきたいと思います。ありがとうございました。


今回のチームミーティングは例年のものよりも、先に進んだ内容の濃いものでした。医療の質を測る上で、医科のようにアウトカムにおける計測は歯科の場合だと長期間費やすため、非常に困難ではあるが、日吉歯科にというひとつの指標があることで私たちはそれを目標に後についていける。そういう意味で、データの蓄積のもたらすものは素晴らしいと感じることができました。
ハンス・サンバーグ先生は、ユーモアたっぷりで、御自分の経験を交えながらの講演で楽しく聞くことができました。患者をパートナーとしてとらえ一緒に同じ目標に向かってやっていくことは、まさに今、私たちの医院でも取り組んでいることだったので、とても参考になりました。世界トップレベルの方々が考えて取り組んでいることを日本の自分たちも同じことに取り組んでいることはとても素晴らしいことです。そんなオーラルフィジシャン医院に勤務していることを誇りに思います。
また、ヘンリー先生はデンタルライフサイクルと症例を紹介してくださり、わかりやすかったです。文献やEBMもあり、今後に生かしていきたいです。
日本の専門医制度の問題については正直、よくわかっていなかったので、宮本先生、直大先生の話を聞いて驚きました。専門医というのも、医療の質として欠かせないものであり、まずはオーラルフィジシャン医院である私たちから行動し、日本を変えていけたらと思います。
素晴らしい講演をありがとうございました。熊谷先生はじめ日吉歯科のスタッフの方々にも御礼申し上げます。
八神純子さんのライブもとっても楽しかったです。


今回初めて酒田に来させていただきました。私は歯科助手として働いていまして、先生方や衛生士の方々に比べ知識も乏しいですが、歯科界の中でより良い知識や考え方、あり方を学び続けようという姿勢が本当にすごいことだと思いました。日吉歯科さんの中を見学することができたのもとても光栄でした。限られた時間でしたが、実際に診療所の中を見せていただき、5Sの取り組みに力を入れ始めた私たちに生かせることがたくさんあったと思います。本当にありがとうございました。ただ、日吉歯科さんのようにきれいにする、もしくはMTMをとりいれる、技術を磨くことがゴールになってしまっているのではないかと気づきました。何のためにMTMを取り入れるのか、5Sを維持するのかをもう一度考えなければならないですし、日吉歯科をモデルにして私たちのクリニックはどうしたいのか、何を目標にするのかを考えて、スタッフ全員が明確なビジョンとして共有しなければならないと反省しました。
今回講師をしていただいた先生方のお話はどれも明日からの自分たちに活かせる素晴らしい内容でした。これからの何を学んで何を取り入れ、その結果どうなりたいのか、どうしたいのかをしっかり考えて自院に持ち帰って価値のあるものにしたいと思います。今回大変な準備をしてくださった日吉歯科の皆様、本当にありがとうございました。


とても素晴らしい講演会に参加させていただき、本当にありがとうございました。
グローバルスタンダードを知ることで、日吉歯科の取り組みや、直大先生が勉強会でお話してくださることが、グローバルスタンダードに基づいていて、とても素晴らし歯科医療が確立されていることをあらためて知ることができ、全体を通して素晴らしい講演会に参加できて、とても感動しました。
始めに講演録を見た時は、題材がバラバラな様に思えましだが、「人々が生涯にわたって口腔の健康を維持し、健全な機能を全うする」という大きな共通の目標に向かって、患者をパートナーとして、エビデンスに基づいてMTMを実行し、医療の質を測り、RPで対応しきれない専門的な分野は、専門医と連携することで、より良い口腔の健康を確保することができること。そのためには、私達が、生涯にわたってエビデンスに基づいた勉強をし、教育に基づいた常識を共通認識として持つことで、専門医に送るタイミングを間違わず、患者さんが最善の治療を受けられる事を、全体を通して学ぶ事ができました。
最後のパートでは、日本の歯科教育が根本から変わることも重要だが、現実は今すぐ変わることが難しいので、「先ずは自分が見本をみせることで、大きなムーヴメントを起こしたい」と、大阪の橋本市長の言葉を置き換えて宣言された直大先生のスピーチも、大変感動しました。
日吉歯科にいると、当たり前のように思えてしまう、メインテナンスに来る患者さんも、院長やふじ子先生、先輩DHの皆さんが、物凄い情熱で築き上げたもので、常にグローバルスタンダードな視点に立ち、データを残し、医療の質を測り、改善し、そのデータや情報を歯科界や患者さんに発信し続けてきた成果なのだと、スウェーデンやアメリカの先生の話を聞くことで、あらためて実感しました。サンバーグ先生もヘンリー・タケイ先生も、患者をパートナーとして共に歩むために、ウエルカムレターを作成したり、初診の患者さんに2時間も話すなど、患者の歯科医療に対する価値観が高く、共通の目標として歩んでいかなければ、いかに良い治療でも、その価値は理解されないこと。また、最大の治療は、やはり、歯を削るのではなく、生涯にわたり、天然歯を守り抜くことなのだということを、ヘンリー先生のデンタルサイクルの話で納得しました。また、直大先生から歯の骨の再生の話なども聞いていましたが、ヘンリー先生のスライドがすごく分かりやすくて、イメージしやすかったです。また、デンタルサイクルの話から、1歯欠損の時は、インプラントが一番良い選択であると聞き、インプラントに対する認識が新たなものとなりました。
これから益々発展していく日吉歯科において、常にエビデンスに基づいて、グローバルな視点から、私達を指導してくださる院長やふじ子先生、直大先生と共に、デンタルパートナーとして、日々努力、研鑽をして、一緒に歩めるように頑張りたいと思いました。素晴らしい講演ありがとうございました。


歯科の新しい時代に幕開け!この日にこの場に立ち会えた事を感謝とともに誇りに思います。1998年、熊谷先生と多田富雄先生のお話を伺ってから今日のこの日まで、いつも青色吐息ですが、患者さんとのやり取りの中で大切な何かが生まれ、人々の中にかくじつに予防の意識が芽生え育っている事を確認しています。立ち止まる事無くガイドで見ている熊谷先生のおかげです。
随分前におっしゃった“公益性”という事が、今日この場ででようやく合点がいっております。
「寿命とは、自分の時間を医科に人のために使えるかです。」と101歳にならんとする日野原先生はいっておられます。
目覚ましい若いリーダーの先生方の言葉に耳を傾け、年長者はこれまでに中で有用な事を若いかたがたに伝え、本日の学びをオーラルフィジシャン全員のこころの軸として前に進む事を心に決めました。
宮本先生が1人でできる事とチームでできる事は「力」も「楽しみ」も違うとおっしゃった事が、何ともステキで頼もしく未来を感じました。
Good Commonsenseの言葉も心に残りました。本日のお話を聞いて、歯科界はなんと魅力的!!と思った事です。希望と明るい未来ともっと胸を張ってやろうよ!!とオリンピックの宣誓の様にも聞こえました。ありがとうございました。熊谷先生おからだ専一に。
追伸
予め、SAT事務局より、講演中の撮影は禁止とあったにも関わらず、多くの方が開始と同時にデジカメ撮影がありビックリしました。中でも今期よりリーダーをお勤めになる先生方の中にも随分撮影しておられ、とても残念でした。
また、後方の席におりましたので、周辺の若い先生方、DHさんがiPodで発表の先生方のスライドを逐一憶面も無く撮影しており、海外の先生方のサマリーも然りでしたので大丈夫かと大変心配ななり、心苦しくもありました。良識に任せたい事ではありますが、トラブルをさけるために、何らかの対応が必要かもと思いました。耳障りな事ですみません。


7月7日(土)
聖路加国際病院院長福井先生の講演は、オーラルフィジシャン診療室として本当に機能している医院になっているかを測る方法のヒントが沢山あるお話で、大変勉強になりました。私達も、エビデンスと実際に行われている診療との間に格差が生まれない様なシステム作りを医院で構築し、患者さんから選ばれる医院に成長していきたいと思いました。太田先生のお話は、さらに具体的に何をしていったら良いかという指標を示して頂き、有難かったです。
Hans.C.SandBerg先生の講演は、私自身が今問題に思っている事の解決への糸口になるお話で大変勉強になりました。患者さんを、医院のスタッフの一員であるパートナーにすることは、私達の役割である事をあらためて認識しました。
7月8日(日)
Henry先生の講演は、衛生士が患者さんを担当し、メインテナンス管理していく上で、歯周病に対する科学的根拠に基づいた診断と治療が不可欠であることを再認識しました。バックに大きな支えがあると衛生士も安心してメインテナンス業務を行うことができます。
専門医の宮本先生、熊谷先生、築山先生のお話から、未来の歯科医療に対する期待を持つことができました。


医療提供者として、自分が患者さんに提供している医療とは何だろうと考えさせられました。自分が行っているのは自己満足による医療なのでは…と思いました。診療のプロセスを評価しデータとして、開示すること、自分が行っていることの客観的な指標を知ることは少し怖いことではありますが、本当の意味での医療提供者になるために考えていかなければと思いました。自分は核になる基本理念=MTMを本当に理解できているのか、患者さんの口腔内の健康に責任をもっていけるのか、もう一度原点に戻って見直して行きたいと思います。


今年もチームミーティングに無事に参加できました事、感謝致します。
私は勤務医であり全国の異動があり、3月末に防衛省市ヶ谷から京都府舞鶴へ転勤をしました。人間関係も設備も全て再構築です。以前自分も若い隊員への口腔内の健康維持を内部やIADRなどで発表した経由もあり、新しい勤務地ではこれまでと違う課題がありました。自衛隊に入隊してすぐの新隊員に口腔内の衛生思想の普及という取り組みが導入され始めています。ところが、医療従事者側にも大きな課題があり、早期発見・早期治療!何と、旧式の介入の体制が整えられようとしているのです。歯ブラシを1日4回(3回?)を3分間やらせる視診のみの検診でカリエスを見つけられたら削る、というものでした。X-Ray、ダイアグノデント、唾液検査、・・・・・・・MTM、MTM、MTMへ。1本でも健康な歯を残す基礎を作る。それは、何となく、今は、間違ったボタンの穴にあるボタンをかけ直していく様な感触です。これを伝えるために、今年まず、私に感じる必要性は、コミュニケーション能力ではないかと感じていました。正に、今回の講義も神様が私に力を与えて下さる、知恵を注いで下さっているようです。来年も、みんなで笑顔でチームミーティングに参加できますように。スタッフの皆様、今年も大変な準備を有難うございました。


2日間のプログラムは、とても充実しており、大変刺激を受けました。
過去をふまえて、現状をしっかり把握し、最善の方向へ向かっていくとき、何よりも大切なことは、人との共有であることをあらためて感じました。クリニックのスタッフとのコミュニケーションは、もちろんですが、患者さんと思いを共有するために、更なる努力が必要であることを痛感しました。ありがとうございました。


1日目
HansC.H.Sandberg先生の話を聞いて、口腔衛生指導についてどのようにしたら患者が実行できるか、とても考えさせられました。今まで、自分のある知識を患者にそのまま教えているだけで、それが本当に実行されているのか、自分が行っている指導は患者に響いているのか不安でした。しかし、今回の講義を聞いて、患者に「なぜ?」と思わせること、考えさせることの重要性がとても大事なことが分かりました。今一度、自分のTBIについて考え直し、患者と一緒になってケアできるようになりたいと思いました。
2日目
熊谷直大先生のメインテナンスの重要性について、今後予防がとても大事であることが写真やデンタルを通じて分かりました。今はまだ未熟な私ですが患者のために確実にケアを行えるDHになりたいと思いました。また、歯科医院での予防だけではなく、ホームケアも実施して頂けるような指導ができるようになりたいです。
10年、20年、30年後患者の口腔内が良好な状態であることを目標にスタッフで協力を図りながら行うことができるといいです。


7月7日~8日と2日間に渡り、貴重な講演を拝聴することができたことを心から嬉しく思います。チームミーティングに初めて参加致しましたが、チームミーティングに集まった先生方、診療スタッフの皆さん全てが患者さんの最大限の利益のために、同じ方向を向いていることに、とても深い感銘を受けました。
「医療の質~デンタルセンター、デンタルネットワークにおける専門医からRPへ求めること」と様々な分野のお話を日本で拝聴できたことも、今回、私の中で自分でも論文(英語)に挑戦してみたいと思いました。Oralphysicianのセミナーにも興味が非常にあります。この2日間で拝聴した内容を、今後の歯科人生に役立てていきたいと思います。


今年もスタッフそろって、また、金曜日のオーラルフィジシャン歯科衛生士ミーティングから参加させていただき、充実した3日間となりました。得るもの、気づき、実りのある時間でした。ここの空気は、みなさん同じ方向を向いて、高い所へ行こうとする気持ちであふれていて、気持ちいいです。そういった中、「質」についての話、歯科と医科について。歯科は、すぐに、結果と出せるものではないのが、患者さん達に伝えられないが、日吉の出してきた、これまでの結果に1日も近付けるようになりたいです。また、それを出すことが、医師の意欲をあげ、患者へ反映されているのが、はっきりと見えていたのは、「質を測る」ことでおこすことができると思ってはいない部分だったので、その力(質を測る力)を知ることができました。当院では、まだ正しくデータをとっていないので、今後、だしていきたいなと、話し合っているところなので、とてもよいタイミングできく事ができ、よかったです。
Sandberg先生とHenry H Takei先生のお話では共通した部分もあり患者さんは、チームの一員、治療に参加するというところで、患者との関係も確認できました。「質」、チーム、専門医、教育EBM。
2日間で4つに分けてのプログラムでしたが、どれにも組みこまれていて、印象的でした。これまで、何度も日本国外へ目を向けることを言われてきたのにも関わらず、知らないことは多くあり、また、日本の問題を知ることも多くあり、教育のシステム(DHの問題も、金曜のオーラルフィジシャン歯科衛生士ミーティングでお聞きしました)において、ショックでした。ですが、今の院長、また、その場を通じて、熊谷先生に出会えて、歯科衛生士が予防のプロだということをほこりに思い、ますます、努力していきたいと思いました。
最後の3人の先生のお話ですが、こんな軽い表現では不適切かも知れませんが、とても、ワクワクしました。これからの日本の歯科に関わる者として、努力していきたいです。加藤先生が最後にお話していた事ですが…。必ず、行動にうつして行きます。


今年は二年ぶりのチームミーティングの開催で、新しい情報を吸収する機会に恵まれたことをありがたいと思います。医療の質=顧客満足度ではなく、アウトカムのデータを得ることが大切だということを知りました。当医院でもアンケートを定期的に行いますが、顧客満足度を測る内容に近いのではないかと感じました。福井先生のお話の中に、医療の質を測り改善することが必要なことだとわかりました。やるべき事をすれば結果が見えてくる、この言葉を聞いて、うちの医院でも今後行う必要があると思いました。
ハンス・サンバーグ先生のお話は、私の中にある患者さんとスタッフの関係性の考え方をあらためさせてくれる内容でした。こちらの力だけでなく、患者さん自身もチームの一員としてとらえるという事で、ともに頑張って口腔内を健康に保っていこうというモチベーションが上がることがわかりました。先生の患者さんに対する熱意がとても感じられる講演でした。ウエルカムカードを初診の患者さんへ送るということは、医院の考えやシステムを来院する前にわかって頂ける事はとても良いことだと思いました。
ヘンリー・タケイ先生の講演を聞いて、インプラントを上手に使うと天然歯を守ることができ、口腔の環境を整える大切さがわかりました。今必要なことを先に行うことが大切、食べられるようにする事が大切だということがとても伝わりました。
専門医の先生方とうまく連携し、患者さんが生涯に渡って自分の歯で噛むことができるよう、今後も医院で努力したいと思いました。


歯科医院の受付業務に従事して3年弱、一昨年、そして、今年の2回のチームミーティングを経験しました。前回は圧倒されるばかりでしたが、今回多少なりとも日々の業務に活かしてゆけるのではないかと思います。
福井先生の講演では、目標数値の達成率や入院中の骨折者等、極めて直接的な内容で医療の質を測定・可視化し、すぐに改善策を講ずる聖路加国際病院の取り組みを見習いたいと思いました。歯科医院において同様に、より直接的な内容で質を測定するとしたら、どのようなものが考えられるか、検討したいと思います。
また、サンバーク先生の講演では患者さん自身が自分の口腔内を守るスタッフの一員であると認識し、ホームケアに責任をもって取り組んでいただくためにどのように働きかけたらよいか、その方法論を興味深く伺いました。
ホームケア用品を自分で選択させ、その後に結果を踏まえて、再度選択させることなどを一例としてあげられていましたが、これによって、一方的に指示され、やらされているという感覚から、自ら選び自発的に行っているのだという意識に変わっていくことでしょう。
色々な場面で参考にすべきことだと思いました。ありがとうございました。


聖路加国際病院の院長福井先生の講演ではQIの評価について勉強になりました。自分の医療の質を評価し向上させるためであって、他と比較するためではないことが分かりました。口コミや満足度が必ずしも質とイコールにはなっていないということは日々診療していてとても感じる部分です。福井先生はとても行動が早いと思いました。しかし患者にとってはその改善までの間は迷惑をかけることになると思えば、一刻も早く対策を立てる必要があり、そのためにはまずデータを解析するということは当たり前だとも思いました。
サンドバーグ先生の講演では、今までの観点とは違った見方を教えてもらいました。「あなたは削ることに治療費を払いますか?削らないことに治療費を払いますか?」というメッセージはとても良い表現で医院でも実践したいです。また今後の歯科医療は専門性の高い治療への患者ニーズも高くなると思うので、そういう点の改善、発展は必須とあらためて分かりました。その検証までして患者の口腔は守られるのだと思います。


初日の福井先生の医療の質を評価する事については考えさせられる事が多かった。それは、オーラルフィジシャン育成セミナーを受講した先生の多くは、セミナー終了のサティフィケートを以てOralPhysicianと認められたと考えているようで、釈然としない思いを持っていたからである。歯科衛生士見学セミナーの受講者と話をする機会が多くあるが、サリバ結果説明もSRPもままならない状態では、MTMの流れを単にこなしているだけで、真の患者利益を提要できるのか疑問に感じていた。やはりその質を評価する方法を考えなければならないのではないかと感じた。
SATの中にQI委員会を立ち上げ、構造とプロセスの評価をすることが、ネットワークを組むための第一歩となるのではないかと思う。
そのためには、今求めている結果(残存歯数)ではなく、その結果を導きだすための構造とプロセスの評価が重要なのだと福井先生のお話から感じた。そうすることで結果はおのずとついてくるものなのではないかと思った。
評価の基準が決まれば、オーラルフィジシャン診療所としての目標ができ、質の標準化ができるのではないだろうか?また全国的なネットワークを組むことができれば、日本中どこでも、生涯自分の歯で過ごしたいと願えば、それが可能になる。そのような歯科界に変わるためには、全国のOralPhysician診療所が一丸となって、本気で取り組まなければならないと思った。
Hans Sandberg先生のお話では、患者もチームの一員という考えはとても納得のいくもので、私たちが考えていたことを一言ですっきりと言い表して下さった気がした。
医療者と患者のGapを埋めるというということは、日吉歯科で行っている患者教育であり、同じ価値観で医療を行っていると感じた。参加した医院が、MTMこそ、患者とのGapを埋め、患者をチームの一員に育てるための方法として重要であるという事を理解し、そのためには歯科衛生士が教育者として重要な役割を担っていることを理解できたのではないかと思う。
HenryHTakei先生のお話も、オーラルフィジシャンとして、熊谷先生が常々言っている事と全く同じ考え方だと思った。会場の誰もがOralPhysicianとしての誇りや目指すべき方向がはっきり見えたのではないかと感じた。
う蝕→充填→拡大→エンド→歯周病発症→歯を失う→隣在歯削る→ブリッジ→ブリッジ喪失→二次う蝕→PD→PD拡大→FD→顎堤の吸収→インプラント
世界は今インプラントクレイジーです!
予防の概念はこのサイクルをストップさせること。インプラントまでいったら、歯科医師の失敗なんだ!!!というHenry H Takei先生の想いが全ての参加者の心に響いていることを願っています。
専門医との連携では、宮本先生の「専門医は配管工なんです」というたとえで、GPと専門医の役割の違いや、GPの素晴らしさが理解でき、これから目指すべき頂がはっきりと理解できた。患者利益のためにはGPの存在が非常に重要である事、優秀な専門医との連携のためには、GPも多くの知識が必要であること、また私達歯科衛生士も、専門医の役割を真に理解し、適切な時期に適切な治療を受けるチャンスを患者さんに提供できるように学ばなければならないと思った。

この2日間を通して、講師の先生方のお話は、示唆に冨む素晴らしいのもであったが、ふと考えてみると、すでに日吉歯科診療所では、当たり前に行われていることが多く、世界の最先端を走ってきたことが理解できた。そのような日吉歯科診療所のスタッフとしての自覚と誇りをあらためて強く感じた2日間であった。


今年も違う視点からの講義が4つもあり頭の中がパンクしそうでした。
私が一番心に残っているのは、聖路加病院の福井先生のお話です。その中で、専門医でなく総合医であるのがオーラルフィジシャンだということが分かったとお言葉をいただいて、これから必要とされるニーズを再確認できたように思います。
私もDHとして、真のエンドポイントをみつめて治療計画をたてたり、それをその通り進めるために技術を磨いていけたらと思います。
患者のために、その人のエンドポイントにたどり着けるようにサポートできる寄り添えるDHの仕事を再度、誇りに思いました。


熱意や情熱をもつことが成功につながるということを感じました。医療の質について、結果、過程、構造は三位一体ということでまず、今できることとしてデータをしっかりとりつづけていこことが大切だと思いました。また、しっかりと自院や自分の評価をしていくことで何をするべきかが明確にみえてくると学びました。
DHとして私たちにできること提供していけるように今後の目標をもって仕事をしていきたいと思います。
また、チームアプローチで質を高めることの価値を感じました。専門医の必要性を感じ、患者さんたちにも質の高い医療を求められてくることで、歯の大切さを日本全体が感じるようになれば、健康な口腔内が守っていけると思います。予防がすすんでいる世界へ視野を広げて日本も進歩していくことが理想だと思います。
今回はじめて山形に来て、チームミーティングに参加できてとても勉強になりました。DH見学セミナーにも参加するので、いろんなことを吸収して、政調していけるようにがんばろうと思います。


私にとってチームミーティングに参加することは、新しい情報を吸収するのはもちろん、初心にかえる場でもあります。
ただ、MTMの流れに乗って診療を行っているのではなく、パートナーである患者さんと共通の目標に向かっていることを一緒に確認しながら予防を続けていくことが大切だと、あらためて感じました。そのためには、お互いのギャップを埋めることが必要だということも・・。
また、医院の質を測るためにも、EBMを実現させるためにも、データによる明確な情報が必要だということも・・。
医院に帰ってからの課題が増えましたが、一つずつクリアしていこうと思います。参加させていただき、ありがとうございました。


4つのパートに分かれて行われた今回のTM、全ての講演を通して感じたことは、オーラルフィジシャンであるGPと、その診療室で働く私達のスタンダードと、グローバルスタンダードとのGAP、EBMに則った診療と実際に行われている診療とのGAP、患者さんと医療者側とのGAPを今後どう埋めていけるかが、専門医が加入した日吉歯科にとって、キーになっていくということです。デンタルライフサイクルに沿って進められたタケイ先生の講演は、長い臨床経験、エビデンスに基づく知識と、医療人としての良識を照らし合わせており、すごくわかりやすく、日吉の将来像を少し垣間見ることができ、様々なGAPを埋めていくヒントになったように思いました。一番に「食べれる環境を保つ、作る」ために歯科医療が行われるべきで、患者さんの様々な状況(経済面、健康面etc)に対応しながら、患者さんにとって、必須の治療か、選択の治療か、NeedかWantかを常に考えて、最良の策を見出していくことの大切さをあらためて感じ、専門医の加入により治療の視野が広がった今、歯科医療に、患者さんに携わらないといけないと痛感しました。各分野のスタッフが自分のすべきことをしっかりと行い、自分の仕事の範囲を見極める目が大切・必要であること、GPの患者さんに伝える力がすごく重要であること、GPと専門医の密なコンタクトが、患者さんを安心させながら更なる健康に導くキーであることを感じました。また、オーラルフィジシャン診療室で働く私達スタッフは、患者さんの口腔の健康への価値観が上がるように日々接し続け、サポートしていくことが大切であるとあらためて感じました。2日間に渡ってとても濃い充実した時間を過ごすことができました。2日間お疲れ様でした。


オーラルフィジシャンチームミーティングに参加させて頂き、私の体の中にひめている、予防に対する意識を回を重ねるごとに震い立たせてくれます。
「医療の質を測定して改善する」ということで聖路加国際病院の福井先生の講演は医療の質を明確にするには、プロセスの評価をするしかないということで具体的に、医療の質を測定して改善するということ。きちんとPDCAサイクルが回っているんだなあと再確認いたしました。
太田貴志先生の「オーラルフィジシャン診療室で測る医療の質」オーラルフィジシャン診療室と専門医とデンタルラボは密な連携があるということ、医療の質において重要なのは治療や継続率なんだなあとわかっていても継続率をアップさせる今の私にとっての課題です。
常にそれぞれの指標できちんとチェックしこれもPDCAを回すということ、患者さんを満足させるにとどまらず患者さんをデンタルチームの一員(パートナー)にしてあげる。お客様は神様時代は終わり、患者様にも参加してもらう患者が求めている物はなにか?RPが求めているものは何か、専門医が求めているものはなにか、常に戦略を考えながら患者満足度をあげていかなければならない、デンタルチームを確立していくことが必要なんだなあと今日のチームミーティングに参加して学んだことでした。これからの歯科医療はデンタルネットワークの連携がより求められる時代になってきたということがわかりました。これからもMTMをきちんと回して、デンタルチームの一員としてメインテナンスをし、より患者様の満足度をアップさせていきたいと思いました。このような機会を与えて下さった院長、熊谷先生、日吉歯科のスタッフの皆様本当にありがとうございました。


今回チームミ一ングに初めて参加しました。全て明日からの診療に活用できる考え方ばかりで大変勉強になりました。
歯科医療従事者からの一方的な情報や治療を患者さんに提供するのではなく、歯科医院のスタッフと患者さんはパートナーであり、一人一人の患者さんに合った情報や技術を提供し共に十年後二十年後から生涯にわたっての目標を持ち一緒に考え、お互いの役割を果たしていくということ。そのために必要なことは何なのか、というところで、MTM,PDCAの重要性をあらためて感じました。具体的なデータを集めてその結果を目で見ることにより歯科医療従事者と患者さん共に明確な目標を持てるだけでなくその状態を末永く維持しようとする意欲が持て、結果的にそれが患者さんへの満足度につながっていくものではないかと感じました。
明日から今回のセミナーを活かし患者さんを満足させるための力量を身に付け、少しでも質の高い歯科医療を提供できるスタッフの一員として進化していきたいと思いました。ありがとうございました。


<1日目>病院の院長先生のお話を聞く機会はめったにないので、とても貴重でした。医療の質を良くする。QIについて、オーラルフィジシャンに共通する点が多く、太田先生の話もいつも感動します。オーラルフィジシャン診療所として、太田先生の15個をしっかりとできるように(サリバ率など)月曜日からまた、熱意をもってしていきたいです。
Hans Sandberg先生の話もすごく面白く、ウエルカムレター考えてみたいと思います。患者さんをパートナーとして、今までの対応にプラスして、もっとコミュニケーションがとれるようにしていきたいです。
<2日目>ヘンリー先生の「口腔衛生が一番大切」という言葉が大変感動しました。先生が自ら初診の患者さんへ、口腔衛生について説明しているということで、2時間以上も…私もそのくらいの時間は取れないかもしれませんが、情熱をもってやっていきたいなと思いました。
PMの3名の先生方のお話面白かったです。専門医の必要性分かりました。チームで行っていくこと、私達DHの役割本当に重要だと思います。今回はチームの半分で参加させていただきました。明日チーム力の大切さを、他の人に伝えたいです。明日からオーラルフィジシャン診療所として、MTMに基づき情熱をもって頑張りたいです。
毎回チームミーティングに参加させていただくと、意識がUPしてやる気がでます。ありがとうございました。


7日、8日とオーラルフィジシャンチームミーティングに参加させていただき、とても充実した2日間になりました。福井先生の「医療の質を測定し改善する」の講演では質の高い医療とは何なのかを学ばせていただきました。
QIという診療の質指標を使い、評価を行うことによってデータをとり客観的情報で医療の質を測るということを知り、驚きました。歯科という比較的閉鎖的な分野で、QIを取り入れて確立されたエビデンスを患者さんに提供できればもっと歯科が発展していくんだろうなとおもいました。
太田先生の「オーラルフィジシャン診療室で測る医療の質」の講演では、MTMでそれぞれの役割を決め、健康維持支援が主体の歯科医療でなければならないということがよくわかりました。オーラルフィジシャンはKrの最初の窓口で審査診断を行い、必要があれば専門医に紹介するとし、連携が大切というのが分かりました。何事も試みることが大事なんだと感じました。サンドバーグ先生の講演では、患者さんをパートナーと考え、共通の目標を達成するという考え方に、すごいなあと感じました。明日からでも実践できることを学び、活かしていきたいと思いました。本当に様々な話をきくことができて、勉強になった2日間でした。


2年振りの参加でした。やはり、いいですね。このミーティング。
職場の関係上、思うようには行きませんが、現在置かれている国際情勢を考えると、私がふれあっている患者さんにとって、満足な医療の提供を受けられない環境にさらされていることを良く認識していただく必要があることをよくよく伝え、患者さん自身には自分の身を守るのは自分であることを理解していただきながら日々の診療をしております。
それは「歯」に限ったことではなく、心と体の健康も考えながらまずは「お口」から健康を守り、それが全身につながるものととらえ患者さんたちと歩いていきたいと、今までもこれからも強く思える2日間でした。どの内容もおもしろく、次の日からの実践に役に立つ話ばかりでした。
サンドバーグ先生(タケイ先生の時もです)のユーモアにしっかり合わせながら通訳して下さった岩上さんに感謝です。とてもききやすく(同時通訳は疲れるので)ありがたかったです。ありがとうございました。
パート④では、あまりよく理解していなかった専門医制度、よくわかりました。また、話も上手で楽しく、そして、ためになる話に、最後のシメにふさわしい内容だったと思いました。
また来年もお世話になります。これからもよろしくお願いします。本当に今回もスッキリしました!


今回でチームミーティングの参加は4回目でした。毎回とても勉強になります。医療の質を測定して改善するでは聖路加国際病院でどのような取り組みをしているのかを学ぶことができました。当院でもDHごとに継続率を出したりしていますが、有効なことなんだとあらためて知ることができました。日々出しているデータもしっかり分析し、PDCAサイクルで回していけば、よりよい診療にすることができると聖路加国際病院の例をみて思いました。
Hans C.H.Sandberg先生のお話では患者さんは顧客ではなくパートナーだと聞き、正直驚きました。患者さんの知識のギャップをうめるというのは私の担当の方でもだんだん知識が増えている(伝えられている)方がいらっしゃるのでひき続き少しずつ新しい知識を伝えていきたいと思いました。
HenryH.Takei先生の話では①動揺がない②3壁性③ルートプレーニングできているがそろえば骨が再生するというのを聞き、私は今まで3つのことがそろわないとしっかり知らなかったのでもっと歯周治療について学び直さないといけないと思いました。また、健康な状態を保つことが1番大切だとあらためて思ったので患者さんにしっかり伝えていきたいと思います。
当院でも専門医にまかせるようになってきているのですが今日の話を聞き、必要なことなんだとより理解することができました。ありがとうございました。


初めてこのような勉強会に参加しました。この二日間で、すごく印象に残った言葉があります。
・Dr、DA、DT、DHでのチーム
・患者さんは神様ではなく、パートナー
・イノベーション、生涯自分の歯で食べれることでした。
私は、DHになって新人で数カ月なのですが歯科と言えば治療型のイメージをDHになる前はずっと思っていました。学生の頃、予防をすること、予防とは授業でやった通り、歯科予防処置、保健指導で、ただハブラシ指導をして、定期的に予防(クリーニング)をしましょうでした。
DHの仕事もそれをやるだけと思っていましたが、今の歯科医院に出会って、歯科は、予防型・治療型があると知りました。予防型でもMTM、この流れがあることも知りました。MTMの流れを知っていれば生涯自分の歯を残すことができる!ただクリーニングをしただけでは不可能のことをMTMの力でできるなんて。
私の祖父は、40代でパーシャルデンチャー。今は、70代なのですが、もっと前からMTMをやっている歯科があればイノベーションでいることがあったのかなと、思いました。MTM、DHがこの仕事をできること、これで歯が残せることができるなんて、DHこの職業は天職です!!!


今回チームミーティングに初めて参加させていただきました。歯科衛生士として働きだして1年目の新人ですが、このような場で勉強し学べることにまず感謝したいと感じました。
2日間、講演、発表、を聞き、本当の多くのことを学ぶことができました。医療の質について、どのように測定し改善につなげるか、歯科においての医療の質はどのように測るとよいか、患者さんを顧客からパートナーに育成、進化させる意味、またどのように顧客からパートナーとするのか、歯周治療、インプラント治療の現状など、日々疑問に思っていたことの答えや、新たな気づき、考え方、沢山のものを得ることができました。
また、みなさまの歯科医療に対する取り組む姿勢を見て、私も、もっともっと勉強したいという思いが強くなりました。向上心を忘れずに勉強し続けること、熱意をもって患者さんと向き合うこと、意識的な面でもとても刺激をうけました。
たくさんの気づきや学びを与えてくれるチームミーティングに参加できたこと、そしてこのような素晴らしい場を開いてくださったみなさまに感謝しています。本当にありがとうございました。


2日間チームミーティングに参加させて頂き、あらためて歯科医療について考えることができました。私が特に印象に残っていることは、HansSandbarg先生が講演された「患者さんも歯科医院の一員に進化育成させる」でした。今までは患者さんのためにもっと良い治療をしたいと考えることがありませんでした。これを実践するには、まずは自分自身の知識の向上と共に、常に熱意をもって患者さんに指導しできるだけ知識のギャップをなくし、より良い口腔内の状態を維持してもらえるようになることが大切だと感じました。
これからも患者さんの口腔内の健康を維持するために、医院として何ができるのか、その中での自分の役割というものを常に考えながら日々頑張っていきたいと思います。


この二日間のチームミーティングは私にとって大きな影響を与えてくれたと思います。今回学んだことをただ紙にメモしたりして終わるのではなく、いつも胸に刻んだ上で、これからも歯科衛生士として努めていきたいと思います。私は今は治療の基本を覚えているためメインテナンスにはあまり関わったことがありませんが、将来的には当院にいる先輩たちのようになりたいです。そしていつか日吉歯科の熊谷先生に認められるようなすばらしい歯科衛生士になって人々に歯の重要性を伝える事ができるようにがんばりたいです。


7月7日(土)
2日間に渡り、オーラルフィジシャン・チームミーティングに参加させていただき有難うございました。
私は普段は、受付業務をしているので、難しい内容ではありましたが、1日目の講演の中で、カロリンスカ研究所のハンス・サンバーグ先生の話は、心に残り、良い関係を作るために、ウエルカムレターを作るとお話されていました。1つ1つ新しいことを取り入れて患者さんと良い関係を作れるように日々前進して行きたいと思います。
7月8日(日)
午後の3人の方の先生の話の中に、宮本先生がお話をされていたチームワークについて、全員でチームを作って、チーム全員で最高の治療をしたい。常にお互いを考えてチームを作っていく。それをすることによってサービスの仕上がりが変わる。とお話しされていました。その中の一人としてお手伝いさせていただきたいと思います。


ウェルカムレターの存在をはじめてききました。アポイントメントをとった後、手紙(メール)で唾液検査や抜歯しないなど記入しておけば患者様が事前にわかるので試してみたいを思いました。初めに記入してもらう問診表も一緒に送って家でじっくり書いてもらうとの事でしたが送るのもいいですが「紹介したい人がいる」という患者様に渡してみたいと考えました。
何度もポジティブという言葉がでました。患者様にもそうですがスタッフにも明るく相手をほめる、感謝の気持ちを伝えたいと思います。
現状維持では死んだ魚のようになると話してありました。常に向上心をもっていきたいと思います。
また、教育指導では知っている事を教えていただけでした。学習する側が何がしりたいのかなど全く考えたことがありませんでした。指導の考えかたをみなおしたいと思います。ありがとうございました。


初めて参加させて頂き、驚きと感動、興奮の2日間でした。スウェーデンの歯科も日本の歯科もつながっているんだなぁと驚き、予防の大切さ重要さ、患者に欠かせない物に私たちがかかわっている事に感動しました。
2日間とてもハードで正直辛かったけれど有意義な時間が過ごせて熊谷先生院長に感謝しております。
八神純子さんのライブもとてもなつかしく大興奮してしまいました。本当にありがとうございました。


今回もチームミーティングに参加できてよかったです。外国の先生からの話がとても勉強になりました。患者への取り組み、専門医の必要性など、自分の意識が変わるような内容でした。明日から取り組みができるような内容だったので、スタッフで話し合いを進めていかなければならないと思いました。
衛生士のプロといえるように、もっと自覚をもって、仕事に取り組んでいかなければと思いました。患者さんと生涯に渡って、付き合っていけるように勉強もしっかりがんばろうと思いました。

専門医について、よく役割をわかっていませんでした。専門医の数はとても少なく、日本ではまだほとんど確立されていないということで、もっと日本全体で必要性を高めていくのが大事なのだなと思いました。とても貴重なお話を聞くことができて、また新しい知識を増やすことができました。
DHの行うメインテナンスが、土台となってすべてが行われていることも理解でき、もっと患者さんにもメインテナンスの重要性を伝えていきたいと思いました。ありがとうございました。


■オーラルフィジシャン歯科衛生士ミーティング

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■新聞掲載記事(クリックすると拡大されます)

・庄内日報 2012年7月8日掲載

オーラルフィジシャン・チームミーティング2012

■寄付金を寄付しました

オーラルフィジシャン・チームミーティング2012は、多数のご参加をいただき、成功裡に終了しました。
収益から経費を差し引いた金額として200万円を、東日本大震災義援金として、東北公益文科大学様と連名で「山新放送 愛の事業団」に寄付しました。
これまでの寄付金額は、「熊谷崇ファイナル講演会」と「オーラルフィジシャン被災者支援チャリティイベント」を合わせまして、約450万円です。


ご参加いただきました皆様と、準備から当日まで、さまざまな方々のボランティア協力に感謝いたします。ありがとうございました。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2012

・庄内日報掲載記事

オーラルフィジシャン・チームミーティング2012