ご存知の方も多いと思いますが、昨年オーラルフィジシャン海外研修として、Perio Health Institute Japan (PHIJ) Courseが開催されました。その中のOmaha Programにおいて、特に受講者の反響が大きかったのが、Neil S. Norton先生による歯科解剖学の講義と実習でした。
解剖学というと、臨床系学問ではなく、基礎系学問と思われている方が少なくないと思います。実際、歯学部2年次もしくは3年次での履修項目となっている大学がほとんどで、歯学部を卒業し、いったん臨床現場に出てしまうと、解剖学を学び直すチャンスはほとんどないのが実情です。しかしながら、歯科臨床において、麻酔、歯周外科手術、インプラント治療など、解剖学が関与しない歯科治療はないと言っても過言ではありません。
Norton先生は、米国における歯科解剖学のベストセラー「Netter's HEAD NECK ANATOMY FOR DENTISTRY」を執筆され、高い評価を得ております。今回、Norton先生には、解剖学、CT画像の歯科臨床への応用方法を中心にご講演いただく予定です。インプラント治療のみならず、歯科医療全般に必要な頭頚部解剖に関する講演となります。学生時代以来、長く解剖学から離れている方にとって、解剖学を学び直すまたとない機会ですので、ぜひ多くの先生方の参加をお待ちしております。
セミナーの詳細は、下記をごらんください。
> 基礎から始める CTイメージングと解剖学(シロナデンタルシステムズ株式会社)
お問い合わせは、シロナデンタルシステムズ株式会社までお願いします。
2012年には、オーラルフィジシャン 海外研修として、第2回 Perio Health Institute Japan Course の開催を予定しております。その中のOmaha Programにおいては、Creighton大学歯学部の全面協力を得て、Norton先生による講義と無歯顎の献体を使用しての解剖実習を予定しております。日本では決して受講することのできない解剖実習です。こちらも併せてご検討ください。
昨年のPHIJ Course開催概要に関しては以下のウェブサイトをご覧ください。
2012年のオーラルフィジシャン 海外研修の募集につきましては、募集を開始いたしましたら、別途お知らせします。