>開催内容
『アメリカの歯科医療における教育・経済・技術革新の融合』
本パートでは、下記3名から以下の内容でご講演いただく予定となっております。
・ 米国での最新の歯科医療について
・ 大学、ADA、歯科医師の関係性
・ 歯学部への入学
・ 即戦力になる歯科医師を育成するためのプログラム
・ 専門医教育の役割(GPと専門医でのチーム作り)
・ 新人歯科医師の収入と選択
Latta先生は現在クレイトン大学歯学部の学部長に就任されています。クレイトン大学就任前はデンツプライにて研究開発のディレクターをされていました。20以上の新しい歯科製品の導入や多数の特許の開発に携わり、IADRの歯科材料グループのトップでもあります。講演者としても国際的に著名で、今まで80以上の文献と200以上のアブストラクトを発表し、世界中の様々な国際的な歯科大会などで講演を行っています。
アイオワウェスタンコミュニティカレッジ歯科衛生学部で教授をされています。 ノースカロライナ大学にて歯科衛生学の学位取得し、コロンブス州立大学にて首席で修士を取得。米国の5つの州でライセンスを取得しており、過去には西ジョージア歯科衛生士会で会長を務めていました。現在は歯科衛生士の教育に尽力されています。
米国歯周病学会ボード認定専門医であり、クレイトン大学歯学部歯周病科の主任教授をされています。開業医として治療や医院のマネジメントを行いながら、学生・歯科医師の教育にも精力的に活動されています。またMBA(Master of Business Administration)も取得されており、経済にも精通されている先生です。
『オーラルフィジシャン診療所の成長と発展』
本パートでは、オーラルフィジシャン育成セミナー受講後にブレない診療哲学を持ち、MTMを実践し、基本に忠実にコツコツと地域住民の口腔の健康に寄与し、診療所・スタッフ・患者とともに成長・発展をとげている先生方にご講演いただきます。 セミナー受講後から現在に至るまで様々な困難を乗り越え、これからの歯科医療の価値の向上を含めどのように今後の将来を予測しているのかを皆さんと共有できる時間となればと考えています。
アップルデンタルセンター 院長
2012年OPセミナー受講
延徳歯科医院 院長
2006年~2011年日吉歯科診療所勤務
あすなろ・デンタルケア 院長
2004年OPセミナー受講
芳賀歯科・矯正歯科クリニック 院長
2008年OPセミナー受講
日本橋すこやか歯科 院長
2014年OPセミナー受講
『専門医としてのU20の重要性』
本パートでは、日吉歯科診療所におけるU20(小児歯科)部署に焦点を当てます。 U20の歯科医療は「むし歯もなく、歯肉に炎症もない、審美的で健全な機能を持つ永久歯列を有する子供たちをできるだけ多く育てる」を目標に日々の診療を行っています。生涯自分の歯で食事ができ、話し、笑顔でいられるためには、U20という分野が基盤にないことには達成することが難しいのが現状です。成長に伴い、口腔内・心身ともに様々な変化をおこす子どもを適切な方向へナビゲートする役割を担っているU20の歯科医療は非常に専門性が高い職種で、その哲学・診療の一端を皆さんと共有できればと考えています。
日吉歯科診療所
伊藤矯正歯科クリニック 院長
『口腔と全身の健康』
本パートでは、現在鶴見大学歯学部探索歯学講座で教授をされている花田信弘先生からご講演いただきます。花田先生は歯原性菌血症および内毒素血症の予防を中心に「微生物と健康の関係」について基礎研究・臨床研究に携わっており、数々の書籍も執筆されています。近年特に歯周疾患と全身疾患との関連が注目されていることもあり、最新のトピックも含めてご講演いただく予定となっております。
『医療業界と航空業界に共通する安全への取り組み』
本パートでは、元JALのパイロットで15年間機長を務められていた岡田修一氏からご講演いただきます。機長昇格後、CRM(Crew Resource Management)という安全運航に必要な教育システムの教官を務め、安全運航の推進に携わりました。私たち医療業界のスタッフと航空業界のスタッフに共通する①高い知的レベル、②高い教育レベル、③高いモチベーションに焦点を当て、「人間がなぜエラーを起こすのか」など安全情報についてご講演いただく予定となっております。
『歯科医師・歯科衛生士間のコミュニケーションの在り方』
本パートでは、九州女子大学家政学部栄養学科で教授をされている濱嵜朋子先生からご講演いただきます。以下、濱嵜先生からいただいた抄録となります。 医療の場には医療者―患者間の他にも医療者同士、医療者と家族など様々な種類のコミュニケーションが存在する。このうち、医療者間の関係は医療の質に影響をすることが指摘されておりその影響は大きいと考えられる。我々は、歯科医院における歯科医師―歯科衛生士間コミュニケーションの患者への影響を明らかにすることを目的として、歯科医師と患者および歯科衛生士をペアとして、調査を行った。その結果、歯科医師―歯科衛生士コミュニケーションが患者アウトカムに影響を与えていること、歯科医師と歯科衛生士の評価がお互いに一致している場合、最も患者満足度が高くなることを明らかにした。コミュニケーションについては説明程度、相手の意思の反映、説明行動 3つの項目で評価したが、歯科医師―歯科衛生士コミュニケーションでは、特に説明態度に注意するべきであることが示唆された。講演では、本研究結果の紹介とともに、医療コミュニケーションの科学についてもお話していきたい。
『OP診療所で歯科衛生士として働くことの魅力と責任(案)』
本パートでは、OP診療所を代表して日吉歯科診療所の歯科衛生士が講演する予定となっております。 従来型の診療体制から真の患者利益を提供できる診療体制へ医院を変換していく中で、一番変化の大きな職種は歯科衛生士だと考えられます。患者が口腔の健康を生涯守っていけるようにサポートする職業として、日々来院する患者の口腔内をチェックし適切な施術を行うためにその責任は今までより重くなりますが、ライセンスの役割を十分に発揮できるため改めて歯科衛生士という職業が非常に魅力的だと感じることでしょう。 実際に日吉歯科診療所の歯科衛生士がどのようなことを考えながら日々の診療に取り組んでいるかを聞き、歯科衛生士という職業がこれからどのようにあるべきか再考する機会となればと考えています。
日吉歯科診療所 DH村岡文
日吉歯科診療所 DH前田奈美
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