>活動報告
日吉歯科診療所 熊谷 崇
未曾有の震災からおよそ二ヶ月が経とうとしています。全国的には落ち着きを取り戻してきたようにも思えますが、福島、宮城、岩手にまたがる被災地の住民の方々は依然として苦難の日々を過ごされています。
このような状況の中、我々オーラルフィジシャングループとしても、復興の一助となればと10/9(日)に東北公益文科大学公益ホールにて被災者支援チャリティーイベントを行うこととなりました。
併せて、9日夜には開業を目指す若い歯科医師向けのディスカッションセミナー、翌10日はチャリティーゴルフコンペを企画しています。
中止となったチームミーティングで発表予定だった先生方の発表を中心に、全国のオーラルフィジシャン診療所が連帯感を強めることのできる会となるようプログラムを企画しています。
皆様のご参加をお待ちしています。
日時 | 2011/10/09(日) 9:00〜16:30 |
会場 | 東北公益文科大学 公益ホール 〒998-8580 酒田市飯森山3-5-1 東北公益文科大学 酒田キャンパス内 >東北公益文科大学のへアクセス |
定員 | 500名 |
参加資格 | ありません |
参加費 | 31,500円(税込) ※1医院あたりの参加費です。スタッフは何名でも参加できます。 |
弁当 | 1,000円(1個) |
共催 | 東北公益文科大学 |
日時 | 2011/10/09(日) 9:00〜15:00 |
会場 | 東北公益文科大学 公益ホール 〒998-8580 酒田市飯森山3-5-1 東北公益文科大学 酒田キャンパス内 >東北公益文科大学のへアクセス |
参加費 | 31,500円(税込) ※1ブースあたりの参加費です。 |
日時 | 2011/10/09(日) 18:00〜19:00 |
会場 | 日吉歯科診療所 〒998-0037 山形県酒田市日吉町2-1-16 TEL.0234-22-1837 >日吉歯科診療所へのアクセス |
定員 | 100名 |
参加資格 | チャリティセミナー参加者 |
参加費 | 無料 |
日時 | 2011/10/09(日) 18:00〜20:00 |
会場 | 日吉歯科診療所 研修室 〒998-0037 山形県酒田市日吉町2-1-16 TEL.0234-22-1837 >日吉歯科診療所へのアクセス |
定員 | 50名 |
参加資格 | 開業5年目以内までの院長、および未開業の歯科医師 |
参加費 | 5,250円(1名) ※税込みです。 |
日時 | 2011/10/09(日) 20:30〜 |
会場 | 兵六玉 〒998-0044 山形県酒田市中町2-1-9 TEL.0120-46-5688 >兵六玉へのアクセス |
定員 | 50名 |
参加資格 | 「開業を目指す若い歯科医師向けのディスカッションセミナー」参加者 |
参加費 | 5,250円(1名) ※税込みです。 |
日時 | 2011/10/10(月・祝) |
会場 | 庄内ゴルフ倶楽部 〒999-6601 山形県東田川郡庄内町狩川字小堤8-21 TEL.0234-56-3322 FAX.0234-56-3323 >庄内ゴルフ倶楽部へのアクセス |
定員 | 40名 |
参加資格 | ありません。ゴルフコンペのみの参加も可能です。 |
参加費 | 10,000円(1名) ※セルフプレー。 ※ラウンド、パーティーフィー込み。昼食代別 。 |
・確認のご返信までに数日かかることがあります。
>お申し込みフォーム
>東北地方太平洋沖地震被害調査
>お問い合わせフォーム
>企業展示お申し込みフォーム
お振り込み先は、参加費、交通費ともにトップツアーとなります。
交通宿泊手配をトップツアーに依頼しない方は、お知らせいたしました費用をトップツアーあてにお振り込みください。交通手配をトップツアーに依頼する方は、トップツアーよりのご請求額と、お知らせしました費用をあわせてトップツアーにお振り込みください。
お振り込み先、交通手配などの詳細につきましては、下記のページをごらんください。
09:00〜09:30 | 開会にあたり 黒田 昌裕氏(東北公益文科大学学長)、熊谷 崇(日吉歯科診療所) |
オーラルフィジシャン診療室の取り組み | |
09:30〜10:00 | 一オーラルフィジシャン診療室の被災体験 〜東日本大震災を経て〜 佐藤歯科クリニック(宮城県南三陸町) |
10:00〜10:30 | オーラルフィジシャン育成セミナー受講後、たった一年でここまでできた! おおくぼ歯科クリニック(京都) |
10:30〜11:00 | 予防型総合歯科医院を目指して
関根歯科医院(埼玉) |
11:00〜11:20 | (休憩、企業展示見学) |
11:20〜11:50 | こばやし歯科クリニックの成長発展の軌跡 こばやし歯科クリニック(東京) |
11:50〜12:20 | 理想のオーラルフィジシャン診療所をめざして 柴田歯科医院(秋田) |
12:20〜12:50 | 開業から半年経過して 延徳歯科医院(長野) |
12:50〜14:00 | (休憩、企業展示見学) |
オーラルフィジシャン診療室における歯科衛生士の取り組み | |
14:00〜15:00 | 日吉歯科診療所における歯科衛生士の取り組み 日吉歯科診療所 |
15:00〜16:00 | 緑町斎藤歯科医院における歯科衛生士の取り組み 〜中山先生との歩みを通して〜 緑町斎藤歯科医院(山形) |
16:00〜16:30 | 閉会にあたり 熊谷 崇(日吉歯科診療所) |
18:00〜18:10 | 趣旨説明、演者紹介 加藤 大明(日吉歯科診療所) |
医院プレゼンテーション | |
18:10〜18:30 | さつき歯科医院(長野)小口 道生 |
18:30〜18:50 | 伊藤デンタルクリニック(神奈川)伊藤 直人 |
18:50〜19:10 | 理想は一日にしてならず 芳賀歯科・矯正歯科クリニック(福岡)芳賀 剛 |
19:10〜20:00 | ディスカッション、質疑応答 小口 道生、伊藤 直人、芳賀 剛、関根 聡(関根歯科医院)、仲川 隆之(延徳歯科医院)、加藤 大明(日吉歯科診療所) |
一オーラルフィジシャン診療室の被災体験 〜東日本大震災を経て〜
佐藤歯科クリニック(宮城県南三陸町)佐藤長幸
私は第一回セミナー受講翌日から「そこだけ治療を致しません」と待合室に掲示してMTMの実践を始めた宮城県南三陸町のオーラルフィジシャン診療室です。MTMの実践開始当初は、多くの患者にお叱りを頂戴しながらもこの取組みを受け入れて頂き、2011年2月には全町民の6%以上がメインテナンス者となり、目標の地域メインテナンス率8%達成に近付きつつあるところでした。
そして3月11日、東日本大震災による津波で医院を流失致しました。
困った事は医院ばかりではなく、地域そのものが被害のあまりの大きさに様相を変えてしまったことです。移動歯科診療車で地域の歯科診療所4軒が始めた救急歯科医療の現場は衛生環境一つをとってもさながら野戦病院でした。また、医院スタッフも全員解雇せざるを得ませんでした。医院の建築も、取組みも、組織も、そして目標を掲げた地域も喪失した被災体験とその後の機会について、被災した一オーラルフィジシャン診療室の経過をお話しさせて頂きフィードバックを得たいと考えています。
オーラルフィジシャン育成セミナー受講後、たった1年でここまでできた!
おおくぼ歯科クリニック(京都)大久保 恵子
2004年に初めて熊谷崇先生の予防歯科の講演を聴いてから、一度は志高く予防を謳って来た当院であったが、いつの間にか当初の志はどこかへ行ってしまい、メインテナンスする事が目的の、名ばかりの予防にかたむいてしまった。
うまくいかないメインテナンスのストレスと焦りが、「もう一度本当の予防を学び直そう」と、2010年、私たちをオーラルフィジシャン育成セミナーへ向かわせた。
日々診療が続く中、どのタイミングで、どこから改革に着手するかは難しい。すべてのスタッフに、今、予防を突き詰める重要性を伝える事も。
そんな中すべてをゼロベースで考え、「結果の出せる予防」を目指したシステムを構築する事に集中し、1年間でMTMの流れを作った当院の取り組みを紹介する。
その大きな流れを作ったのが毎週のカンファレンスと院内外のミーティングの活用である。
毎週のカンファレンスで、新患の情報を院内で共有するとともに、MTMに沿った資料取りができているか、口腔内写真やデンタル10枚法のクオリティーは維持されているかチェックを行う。
毎月のミーティングでは予防の意義や現在の取り組み、進行状況、チェック、改善を行った。ここで口腔内写真やレントゲン10枚法のクオリティーを上げるための実習も行う。
また、年に2回(6月、12月)に院外の会議室を使用し、1日かけての大ミーティングを行った。
すべてのスタッフが、この大ミーティングで担当分野について発表を行う。その発表のために各自がより深く予防について学ぶことを目的とした。プラスとして、このミーティングで皆がクオリティーを競い合う事により、予防に対する一体化が高まった。
そのような努力の中、予防の意味を伝え、ブレずにひたむきに患者と向き合う事で、すべての治療が終わる事には患者の意識と口腔内の環境は大きく変わっている事にスタッフ皆が気づき始めた。今後も「患者利益」「結果の出せる予防」を追求するクリニックでありたい。
予防型総合歯科医院を目指して
医療法人惠仁会関根歯科医院(埼玉)関根 聡
私たちの医院が新規開院してからもうすぐ1年が経過しようとしています(2011年2月現在)。新医院の開院に合わせて、医院に予防管理という概念を導入すべく2008年から準備を行ってきました。2008年にオーラルフィジシャンセミナーを受講してからの経緯は以下のようになっています。
2008年11月 オーラルフィジシャンセミナー終了
2010年04月 新医院開院
2010年05月 ISO9001 認証取得
当院は都心から1時間程の埼玉県郊外に位置しており、以前はユニット4台の治療中心の歯科医院でした。新規開院後の現在はユニット10台となり治療部門、予防部門、小児部門がそれぞれ独立したフロアーに分かれ、各担当者によって運営されています。
私たちは【地域に根ざした医療活動を通じ、北本市および周辺地域の人々の一生涯にわたって寄り添う医院であること。 その存在により、関わるすべての人に安心を与え それらの人々の生活・人生の向上 に寄与する。】を理念に掲げました。この理念に従って地域の皆さんの、それぞれのライフステージにおけるあらゆるニーズに応えられるような予防型総合歯科医院を目指しています。小児、成人への予防管理をベースに、各部門が連携して一人の患者さんの一生涯の口腔のサポートをしていくことが本当の安心感につながるのではないかと考えています。各部門は医院の理念に基づきそれぞれの部門目標や行動指針を持ち、より品質の高い医療サービスを提供できるよう現在も改善を続けています。
セミナー受講からISO認証取得、そして現在までスタッフ一同夢中で走ってきましたが、1年たったこの機会に、当院が予防という考え方を導入するに至った経緯、オーラルフィジシャンセミナーを受講してから新医院開院までの取り組み、またISO認証取得までの仕組みづくり、さらに現在の問題点と今後の展望等を整理してみたいと考えています。本発表を通じて当院の経験を供覧していただきご意見、ご指導いただければと思います。
こばやし歯科クリニックの成長発展の軌跡
こばやし歯科クリニック(東京)
東京都江戸川区にてチェアー4台で6年前に駅から徒歩14分のビルの4階でクリニックを開業いたしました。
試行錯誤を繰り返し、成人部5台、小児部3台、メインテナンス部3台と合わせてチェアー11台となりました。またフランスやドイツの歯科医院を参考にして付随するノンメタル技工施設や図書館+オープンキッチン、事務室などを充実させました。今春、新しいコンセプトスペースを設立することとなり予防専用スペースを増設しました。成人部治療台だけでなく、予防スペースにも全台マイクロを配備し、治療からメインテナンスの流れを一貫して精度の高い医療を提供できるように配慮しております。拡張工事が実施されることによりクリニックは成人、小児、メインテナンスの3つのZONEに分けられそれぞれ違うコンセプトで運用されるようになります。
オーラルフィジシャンになって2年程経ちますが組織の安定度が増し、患者さんにも信頼されと順調に成長しております。これからは設備機材の面だけでなく臨床、研究、教育の視点からクリニックを構築していきたいと思っております。臨床では、専門分野の歯科医師を充実させ、チームアプローチをさらに強化させていこうと思います。研究では年2回の各種学会発表を目標にし、達成しております。教育では外部講師を招聘し、勉強会を開催したり、複数の外部組織と協力し、母親教室を開催し、食育にも力を入れています。
これからのトピックとしては内視鏡を使用した摂食嚥下、DICOM DATAを基に三次元顎顔面模型を作製、チタンエイジングに対する紫外線クリーニング、予約システムをベースにしたソフトの開発と充実、ドラッグストアーに負けない物販、SNSを利用したスタッフ間の情報伝達、マイクロを使用したメインテナンス、組織が継続するための生産性の向上と分析、異種業とのコラボレーション、収集したDATAの効果的な活用、など積極的に新しいことに取り組みオーラルフィジシャンをベースにしたしっかりとした組織を作っていきたいと思います。
理想のオーラルフィジシャン診療所をめざして
柴田歯科医院(秋田)柴田貞彦
当院は2006年にオーラルフィジシャン(以下オーラルフィジシャン)コースを終了し、これを契機に真の患者利益を提供する理想の歯科医院をめざし努力してきました。その間、MTMに基づく歯科医療の実践、ISOによる医院システムの構築、医院の移転による診療環境の整備、様々な研修への参加によるスキルアップなど積極的に色々な取り組みを行ってきました。そして、これらの取り組みとそれによる成果について過去のチームミーティングを通じ報告してきました。
そのような中、「口腔の健康を生涯にわたり維持する」という目標をめざし診療を行っていると以前にもまして専門性の高い治療の必要性を感じるようになりました。そのようなことから、2009年から矯正専門医に常勤として勤務してもらうとともに、自らの専門領域でもあるインプラントのレベルアップのためにオーラルフィジシャン海外研修にも参加しました。そして、2人の連携による症例も経験しました。一方で多くの治療困難な症例に接するたびに低年齢からの定期管理の必要性を強く感じるようにもなりました。
このようなことを踏まえ、当院では低年齢児からの定期管理の重要性について積極的に地域啓蒙活動を行うとともに、昨年11月に小児専門の診療スペースを増築しました。このように以前の発表以降も様々な取り組みをして理想のオーラルフィジシャン診療所をめざしてきました。今回、症例をまじえながらこのような取り組みを紹介させていただくとともに理想のオーラルフィジシャン診療所について考えてみたいと思います。
開業から半年経過して
延徳歯科医院(長野)
オーラルフィジシャンとして開業するに当たって、特に意識した事は、医院の特徴を前面に押し出すことです。そのために、開業前後に様々な試みを実践しました。
開業準備期間の約2年間、開業後の半年間、この2年半で実践した試みと、その経過、結果について考察します。
緑町斎藤歯科医院における診療室づくりと歯科衛生士の取り組み〜中山先生との歩みを通して〜
緑町斎藤歯科医院(山形)
患者利益、診療室のミッション、メインテナンス、メディカルトリートメントモデル、専門医との関わり、歯科衛生士の役割、オーラルフィジシャンとしての歯科医師の役割... いろんなものが私たちの日常の臨床のなかで繋がっています。そして、それぞれがとても重要です。
患者さんとともに、診療室のメンバー全員とともにこれらを共有していくためには、シンプルな形で理解し、実践していくことが大切だと考えます。今回のプレゼンテーションでは、私たちの診療室で、今たどり着いたひとつの形を提示したいと思います。何も新しいことはありません。しかし、この形にたどり着いたことにより、毎日の臨床の中で実践している私たちの取り組みが繋がったように感じます。
ある形にたどりつくことができても、実践し結果を出すことができなければ意味がありません。現在、確かな結果を出そうと奮闘中です。
日本の歯科医療を元気にすること。私たちのできるところから健康の輪を広げていくこと。考えが前向きになる歯科医療の提案。健康な歯が残ることで見える明るい未来。
私たちオーラルフィジシャンの取り組みは、日本の歯科医療を魅力的にし、世界基準にし、ひいては世界一にすることができる取り組みであると信じています。今回いただいた時間が、そのための確かな一歩にできればと願っています。
さつき歯科医院(長野)小口 道生
早いもので開業して6年が経過した。ある程度予想してはいたものの、今日に至るまでは(あるいはこの先もずっとかもしれないが)試行錯誤の繰り返しであった。
一番大切なことはぶれない診療哲学であると感じている。これから開業を目指す若い先生とともにその診療哲学について討議し、熊谷先生や日吉歯科診療所から何を学ぶ必要があるかを考察したい。
伊藤デンタルクリニック(神奈川)伊藤 直人
歯科医師となり修復治療を突き詰めていくにつれて、生体組織の尊さを感じると共に対処療法としての歯科医療に限界を感じるようになった。勤務医として予防治療のシステム構築に挑んだが、結果的に予防治療という原因療法を目的としたオーラルフィジシャン型診療室の開業を決起した。
歯科医療のニーズは様々でその数だけ歯科医療の形というものがあるのだと思う。もちろん正解などどこにも無い。しかし、予防治療という原因除去の歯科医療が目指すべき形であると考えていながらも、惜しくも何かに理由をつけて踏み出せない方も多く目にする。理想とすべき歯科医療を思い描いているのであれば、まずその一歩を踏み出す事が最も重要なことだと感じる。その一歩は容易く踏み出せるものではない。自分も勤務医時代にオーラルフィジシャン型診療室のシステムを構築しようと努力をしたが、やはり病院は院長のコンセプトで決まってしまうところがあった。その点、開業時にシステムを構築するというのは非常に効率的であったと思う。
そして、その大きな一歩を踏み出した暁には、理想の歯科医療としてのシステムを構築する旅が始まる。「ローマは一日にして成らず」とはよく言ったもので、立派な診療室というのは改善の積み重ねがあって始めて構築されていくのだと思う。良質な歯科医療というのは他医院との競争の中にあるのではなく、歯科医療の本質だけを求め追求して行ったその先にある物だと思う。競争の中に医療はない。そしてオーラルフィジシャン型診療室の構築には様々な壁が出現する。小さい壁から大きな壁まで様々な壁がある。そう言った壁が出現したときに、最もたよりになるのが同じ志を抱いて歯科医療を行っている先生方やメンターである。
今回のセミナーでは、これから開業を志す先生方に自分が開業に至った経緯、オーラルフィジシャン型診療室に対する姿勢、そして開業前から現在に至る経緯と起こったでき事をふまえ、これからの展望をお話させて頂きたい。それとともに諸先生方とディスカッションをさせて頂き皆様とこれからの歯科医療に役立つ会にできたらと心から楽しみにしている。
理想は一日にしてならず
芳賀歯科・矯正歯科クリニック(福岡)芳賀 剛
歯科医師としての醍醐味とは何でしょうか? 意図した通りの治療結果を得ることでしょうか? 審美的で適合の良い補綴物を装着することでしょうか? 経済的に裕福になることでしょうか? たくさんの人と触れ合うことができることでしょうか? 自分の技術が他人に認められることでしょうか? 患者の健康に関われることでしょうか? 患者に感謝されることでしょうか?
歯科医療は醍醐味で溢れたやりがいのある仕事だと思います。1つの醍醐味だけにとらわれず、自分自身の医療理念を見失わずに、さまざまな試行錯誤を繰り返し、真の患者利益を追求することが、本当の醍醐味なのかもしれません。
DDSとしての歯科医療だけにとらわれずに、カリエスフリーを量産し、歯牙の喪失を最小限にすることにこそ重きを置かなければなりません。メインテナンスを中心とした歯科診療所作りを目指し、患者の口腔の健康を守ることが、真の患者利益に他ならない事はもはや言うまでもありません。日々の診療で、虫歯や歯周病が予防できる病気であることを知っている人は、ほとんどいないと感じます。この状況で、真の患者利益を提供するためにしなければならない事とはいったい何でしょうか?
我々歯科に携わる者達が目指す、歯科医療の真のエンドポイントを達成するためには、歯科医師としての技術向上はもちろん、経営者としての能力、スタッフマネージメント能力などの総合力が問われると思います。
開業3年が経過しました。まだまだ志半ばですが、これまでの3年間の取り組みと今後の課題や展望をご紹介し、みなさんと意見を交換できればと思います。
(順不同)
※ラウンド終了後にパーティを行います。
※パーティも含め、庄内空港発羽田空港行き第4便(16:05)に乗れるよう終了します。
※競技方法:18ホールストロークプレー(ダブルペリア方式)
※お申し込み後にハンデまたは平均スコアを申告してください。
※スタート時間、組み合わせ等については参加者決定後にご連絡します。
※キャディバックを宅配便等で送付するときは、開催の前日までに到着するようご手配ください。
※送迎について
バス送迎は中止となりました。自家用車等での現地集合・解散も可能です。
日吉歯科診療所 小児科正門前
(6:00集合、6:10出発)
↓
庄内ゴルフ倶楽部
↓
庄内空港、酒田駅
(パーティ終了後)
領収書は当日に、参加費用と弁当代を合算してお渡しします。宛先はお申し込みフォームに記入いただいた組織名(医院名/会社名)です。但し書きは「(イベント名):参加費用として」です。